Press Release - グラクソ・スミスクライン

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RELEASE
この資料は、英国グラクソ・スミスクラインplcが2017年2月8日に発表したプレスリリースの日本語抄訳であり、報道関係
者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については
英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。
<報道参考資料>
2017 年 2 月 15 日
グラクソ・スミスクライン株式会社
2017年2月8日英国ロンドン発
グラクソ・スミスクライン 2016 年度業績発表
2016 年も勢いが継続
幅広い売上の成長、キャッシュフローの向上、開発パイプラインがさらに前進
グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は2月8日(ロンドン現地時間)、2016年度の業績を発表しました。概
要は以下の通りです。
コア・ビジネスの業績結果*
売上
コア・ビジネスの営業利益
コア・ビジネスの一株当り利益
2016
£m
27,889
7,771
102.4p
成長率
CER%
£%
6
17
14
36
12
35
Q4 2016
£m
7,586
2,062
26.1p
成長率
CER%
£%
3
21
16
52
11
45
2016
£m
27,889
2,598
18.8p
成長率
CER%
£%
6
17
(86)
(75)
(99)
(89)
Q4 2016
£m
7,586
595
5.3p
成長率
CER%
£%
3
21
>100 >100
>100 >100
業績結果
売上
営業利益
一株当り利益
単位:£mは百万英ポンド、pは英ペンスを表す
CERベース:グループの業績は、CERベース(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと仮
定した場合の伸び率を表わす)で表示されます。業績の解説は特別に明示されていない限り、CERベースにより示されて
います。
*コア・ビジネスの業績報告:コア・ビジネスの業績は、以下を除きます-無形資産(ソフトウェアを除く)および営業権の償
却・減損、重要な買収に伴うコストを含む主要構造改革費用、訴訟案件および政府調査の和解に関する訴訟関連費用
(保険金の払い戻しを差し引いた額)、ロイヤリティー収入を除くその他の営業利益、関連会社・製品・事業の売却、およ
び主要な買収に対する税効果会計の適用を含む取引に関する会計の調整。 これらを除いているのは、影響度合いと金
額のぶれ幅が大きくなりえることや、報告方法の統一性を保ち、他社との比較を容易にするためです。
コア・ビジネスの業績報告は、業績結果、キャッシュフロー創出や他の指標と共に社内業績報告の一つの基準として用い
ています。GSK は、コア・ビジネスの業績報告はグループの事業業績をより忠実に表し、業績をけん引する主なトレンド
や要因を株主が把握しやすくなると考えています。また、コア・ビジネスの上記の定義は、多くの同業他社でも採用してお
り、GSK グループの業績もこれに合わせた形になります。
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2016 年度業績概要

グループ全体の売上は 279 億ポンド、CER ベースで 6%増、CER プロフォーマベースで 5%
増。
医療用医薬品は 3%増の 161 億ポンド(プロフォーマベースで 4%増)、ワクチンは 14%増
の 46 億ポンド(プロフォーマベースで 12%増)、コンシューマーヘルスケアは 9%増の 72
億ポンド(プロフォーマベースで 5%増)。

新製品の売上は 2 倍以上の 45 億ポンド、2016 年第 4 四半期は CER ベースで 71%増の 14
億ポンド。HIV(「テビケイ」、「トリーメク」)、呼吸器(「レルベア」、「アノーロ」、「エンクラッセ」、「ヌ
ーカラ」)および髄膜炎ワクチン(Bexsero、 Menveo )がけん引。
医療用医薬品の新製品の売上は、医療用医薬品の 2016 年の総売上の 24%を占める
(2016 年第 4 四半期は 27%)。

3 事業全てにわたりコア・ビジネスの営業レバレッジが向上
-
グループ全体のコア・ビジネスの営業利益率は 27.9%、医療用医薬品は 34.1%、ワクチン
-
は 31.7%、コンシューマーヘルスケアは 15.5%。
2016 年は、14 億ポンド追加でコスト削減。2 億ポンドの為替のプラス影響を含め年間で 30
億ポンドを削減。

2016 年のコア・ビジネスの一株当たり利益は 102.4 ペンス、CER ベースで 12%増。

2016 年の一株当たり利益は 18.8 ペンス、CER ベースで 99%減。これは主に、販売していたオ
ンコロジー製品の売却に伴い 2015 年に得た 92 億ポンドの利益との比較を反映しています。

2016 年の営業活動からのネットキャッシュフローは 65 億ポンド(2015 年は 26 億ポンド)で、業
績が向上したことと為替変動の好影響を反映。

GSK と塩野義製薬は、ヴィーブヘルスケアに関する塩野義製薬の売付選択権および GSK の
買付選択権の最初の 2 つの権利行使期間を削除することに合意。これに伴い、12 億ポンドの
売付選択権の負債を資本として認識。

2016 年第 4 四半期の配当は 23 ペンスで、2016 年の年間配当は 80 ペンス。2017 年の年間
配当は引き続き 80 ペンスの見込み。

2017 年はグループ全体として引き続き前進していく見込みですが、コア・ビジネスの一株当たり
利益の成長率は、米国における「アドエア」の後発医薬品との競合のタイミングと影響が不確実
なため、その影響を受けるかもしれません。
-
米国における「アドエア」の後発医薬品との競合がない場合、2017 年のコア・ビジネスの一
株当たり利益の成長率は CER ベースで 5-7%の見込み。
-
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米国における「アドエア」の後発医薬品が今年の中ごろに参入した場合、米国における「アド
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エア」の 2017 年の年間売上は CER ベース(米ドル 1.36/1 ポンド)で~10 億ポンドの見込
みで、コア・ビジネスの一株当たり利益の成長率は CER ベースで横ばいから若干の減少
の見込み。
-
為替相場が 2017 年 1 月の平均レベルを年間を通して維持された場合、ポンドベースの売
上とコア・ビジネスの一株当たり利益への影響は、それぞれ約 6%増と約 9%増の見込み。

開発パイプラインは、引き続き前進しており、2017 年/2018 年に複数のマイルストーン達成の
見込み。
-
2016 年下半期は、4 製品を承認申請( Shingrix、3 剤配合吸入剤、 Benlysta 皮下注用製
剤、 sirukumab)、2017 年の年末までに当局による判断が行われる見込み。
-
HIV、呼吸器、貧血の品目に関して 4 つの主要な第 III 相臨床試験を 2016 年第 4 四半期
に開始。
-
HIV、呼吸器、免疫・炎症性疾患、がん、ワクチンを含む 20-30 の有望な品目に関する主要
データが 2018 年の年末までに入手予定。
GSKのCEOであるアンドリュー・ウィティー卿は次のように述べています。
2016年は、3事業全てで売上が良好に伸び、新製品の勢いも素晴らしく、コスト管理に取り組み、開発
パイプラインも前進するなど高い業績が見られました。2016年のコア・ビジネスの一株当たり利益は
12%増の102.4ペンスで、第4四半期の配当は23ペンス、2016年の年間配当は80ペンスと発表しまし
た。
GSKの業績は、グループの新たな規模の拡大と持続性の拡充や新製品開発への投資を反映していま
す。新製品の売上の勢いは継続すると見込んでおり、Shingrixや3剤配合吸入剤など他の主要製品に
関する当局の判断も予定されているなか、投資家に対して以前に示した業績の見通しについて
引き続き達成できると確認しています。
今年は、米国で「アドエア」の後発医薬品が参入する可能性があることから一株当たり利益の見通しに
ついて不確実な状況に直面することは明らかで、本日発表した見通しにはこれが反映されています。
「アドエア」の後発医薬品の参入の可能性については予想しており、準備をしてきました。業績への影響
は避けられないものの、新製品や革新的なパイプラインを有していることからこの領域におけるリーダー
シップを維持できると考えています。
GSK の開発パイプラインですが、今後の 24 カ月は非常に重要な期間になります。HIV、呼吸器、免疫・
炎症性疾患、がん、ワクチンで 20-30 の品目に関する主要データを入手する予定で、研究開発に引き
続き集中して取り組んで行くことになります。
社員として30年以上、CEOとして10年近く業務に従事してきましたが、当四半期が株主に対する最後の
報告となります。GSKは、世界各国の人々の生活に影響を与えることができる特別な会社であり、この
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ような会社を率いることができたことを大変光栄に思っています。高い業績を達成し、社会に意義のある
貢献を行う会社を構築できたのも、全てのGSK社員、パートナーと株主のサポートのおかげです。心よ
り感謝申し上げます。
生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、
人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使
命としています。
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