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CLUSTERPRO X
製品ご紹介資料
2017年4月
日本電気株式会社
クラウドプラットフォーム事業部
CLUSTERPROグループ
(グローバル・プロモーションチーム)
目次
製品紹介
1. 市場動向
2. CLUSTERPRO X シリーズ
3. 特⻑
4. クラスター構成
5. 多彩な運用形態
6. 機能
7. オプション製品
8. 導入事例
9. 製品体系
10. ライセンス体系
11. 構成例/概算⾒積り
12. 動作環境
13. 注意事項
14. パートナー制度「CLUSTERPRO WORKS」
15. 保守/サービス関連情報
16. 製品ご紹介サイト/お問い合わせ先
17. 参考
1.市場動向
•
•
高信頼性・高可用性のニーズ
クラスターシステムの位置づけ
1. 市場動向
高信頼性・高可用性のニーズ
Windows・Linux で高信頼のニーズが、大きくなっている
HAクラスタリングソフトウェアのOS領域別シェア
Mainframe
Downsizing
Mainframe
computers
UNIX
UNIX
Windows/Linux
Windows
& Linux
適用例:
- 医療電⼦カルテ・医療事務オーダリングシステム
- 電⼦メールサーバー
- 工場生産ライン制御システム
- 企業の購買システム
- リアルタイム性が求められるカード決済サーバー
- 大小さまざまな規模のデータベースサーバー など
5
© NEC Corporation 2017
2014〜
Windows・Linuxの領域で高可用性を
求めるニーズが高まり、UNIXを逆転
する傾向が出始めている
1. 市場動向
HAクラスターシステムの位置づけ
HAクラスターなら、データ+アプリケーションの引継ぎが可能
HAクラスターシステムは、広範な障害に対応しつつ、高い業務継続性を実現します。
災害対策・テロ対策
障害対策
サイト
アプリケーション
データ
障害発生の規模と対応策
© NEC Corporation 2017
HAクラスタリングソフトウェア
バックアップソフト
予備機
(コールド
スタンバイ)
ハードウェア
6
BCP、ストレージミラーリング、
遠隔クラスタリング
2. CLUSTERPRO X シリーズ
•
•
「X」とは
ブランド体系
2. CLUSTERPRO X シリーズ
「X」とは
さらに機能強化し、機能統一を図った新バージョン
エックス
なぜ「X」?
「クロス」プラットフォーム(PFによる差異を無くし共通化)
リリース10周年の⾰新を象徴 (ギリシャ文字)
何が変わった?
異なるOS間で機能を統一
統合ビューワで複数のOSのクラスタ一括管理
遠隔クラスター対応により、災害対策
ブランド統合
HP-UX版HAシリーズがCLUSTERPRO Xに仲間入り
1. ローエンドサーバーを用いたミラーディスク型クラスターが可能となり、適用領域を拡大
2. 遠隔クラスターが可能となり、災害対策に適用可能
3. Windows版、Linux版で機能統合し、SEのノウハウを有効活用可能
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© NEC Corporation 2017
2. CLUSTERPRO X シリーズ
HAクラスター
機能
・M+Nスタンバイ構築機能
・NIC障害検知機能
・プロセス消滅検知機能
・システムログ出⼒機能
・データミラーリング機能
・通報拡張機能
・予兆監視機能
クラウド/遠隔
HAクラスター
機能
・ディスク障害検知機能
・OSハングアップ検知機能
・フローティングIPアドレス付替機能
・ストレージ排他制御機能
・状態監視機能
・クラスター災害対策機能
・主要アプリケーション向けサービス
・スナップショット
・インテリジェントミラーリング
・マルチステージ構成
・オブジェクトストレージ構成
・Chef連携機能
ブランド体系
HAクラスタリングソフトウェア
HAクラスター製品
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
•CLUSTERPRO X
本資料の説明範囲
for VM
Startup Kit
CD
Replicator
Replicator DR
Database Agent
Internet Server Agent
File Server Agent
Application Server Agent
Anti Virus Agent
System Resource Agent
Java Resource Agent
for SAP NetWeaver
for FileMaker Server
クラウド・遠隔向けHAクラスター製品
OS標準
クラスター
連携機能
・操作性向上機能
・運用統合化機能
・Oracle詳細監視機能
・OSディスク監視機能
・プロセス詳細監視機能
・共有ディスク監視機能
・OS監視、クラスター制御機能
•CLUSTERPRO D
•CLUSTERPRO D
•CLUSTERPRO D
•CLUSTERPRO D
•CLUSTERPRO D
Standard
Standard for VM
DR Option
Media Kit
HAアドバンストツール
OS標準クラスター連携製品
単体サーバー
可用性
向上機能
・ディスク障害検知機能
・OSハングアップ検知機能
・システムログ出⼒機能
・NIC障害検知機能
・プロセス消滅検知機能
•CLUSTERPRO X OperationHelper for WSFC
•CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor
•CLUSTERPRO MC ProcessSaver 等
サーバー可用性向上ソフト
単体サーバー可用性向上製品
•CLUSTERPRO X SingleServerSafe
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© NEC Corporation 2017
2. CLUSTERPRO X シリーズ
国内シェアNo.1
市場シェア
無断転載禁止
V15達成!前年⽐113%UP
2015年 OS別売上
2015年
総合売上No.1
←UNIX+Linux+Windowsの総合
ライセンス売上+メンテナンス
売上が調査対象。
NO.1
G 4.5%
E 5.5%
売上
10,420
百万円
B 8.1%
7,219百万円 (単年)
I 1.6%
H 3.4%
G 3.5%
その他
8.4%
売上
I 5.0%
B 8.2%
売上
5,178
百万円
47.4
%
D 29.4%
A 13.1%
C 13.5%
F 3.6%
21,300
E 6.5%
41.7
%
NO.1
C 1.9%
Windows
Linux
33.9%
百万円
D 7.2%
B
8.7%
A
15.5%
市場調査が開始された2001年よりの推移
C 7.7%
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
出典:IDC Japan、2016年5月 「国内システムソフトウェア市場シェア、2015年:強まるオープンソース戦略」 (JPJ40607316)
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© NEC Corporation 2017
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
NO.1
3. 特⻑
①
②
③
④
⑤
障害発生時にも業務継続
計画メンテナンスでも、業務継続
遠隔クラスターで、災害対策
仮想化環境・クラウド環境でも、障害対策
リソース異常の予兆を検知し、業務継続
3. 特⻑
障害対策から災害対策、計画メンテナンスでも効⼒を発揮
▌システムの障害を監視し、障害発生時には健全なサーバーに業務を引継
ぎ、高可用性システムを実現するHAクラスタリングソフトウェア
②
①
③
④
⑤
計画
メンテナンス
沖縄
お客様の課題
仮想化ソフト
ゲスト
業務
再開
ゲスト
ゲスト
障害発生
業務実⾏
業務停止
の予兆検出
仮想化ソフト
障害発生
リソース消費
下降傾向
リソース消費
上昇傾向
CLUSTERPRO X の特⻑
① 障害発生時にも業務を止めたくない
① システム異常を確実に検出し、業務を継続
② 業務時間を拡大してサービス向上を
図りたい
② 計画メンテナンスでも業務を継続
③ 災害発生時にもデータを保護したい
業務も継続したい
業務
業務
再開
CLUSTERPRO X
なら
③ 遠隔クラスターで災害対策
④ 仮想化環境・クラウド環境の
可用性を向上したい
④ 仮想化環境・クラウド環境でもクラスタリングで可用性向上
⑤ 障害が起きる前に業務を切り替えたい
⑤ システムリソース異常の予兆を検知し、安全なサーバーへ⾃動切替
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© NEC Corporation 2017
3. 特⻑
①障害発生時にも業務継続
システム異常を確実に検知し、業務をフェールオーバー
シングルサーバーの場合
HAクラスターの場合
フェールオーバー
業務継続
障害発生
業務停止
アクセスする宛先
はそのままでよい
・ 保守担当が駆けつけるまで業務停止
・ 別のサーバーが⾃動的に業務継続
・ ビジネス機会損失
・ ビジネス機会の損失を最小限に抑える
・ 企業としての「信用」失墜
・ 導入した企業は安⼼してビジネスに臨める
※ 検出可能な障害については、「6.機能 検出可能な障害」を参照
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3. 特⻑
②計画メンテナンスでも、業務継続
待機系からメンテナンスすることで、業務を止めない*
メンテナンス実施
業務
システム停止要因
障害発生による停止
(内訳)
9%:OS/ドライバのパニック発生
6%:アプリケーションエラー発生
5%:ハードウェア障害発生
4%:その他の障害
計画保守停止
(内訳)
アクティブ
・セキュリティパッチ適用
・サービスパック適用など
76%
24%
業務
業務
アクティブ
アクティブ
単体
サーバー
37%:OSアップグレード/サービスパック・
ホットフィクス適用によるOS再起動
13%:アプリケーションインストール/
アプリケーション保守
12%:OS設定変更を反映するためのOS再起動
7%:新しいハードウェアの接続と設定を有効にするためのOS再起動
7%:その他によるOS再起動
(出典元:マイクロソフト社調べ2005/6、「Windows Server 2003, EEの信頼性」資料
サーバー切替
業務
サーバー切替
アクティブ
メンテナンス実施
・セキュリティパッチ適用
・サービスパック適用など
*:クラスター化で、保守による業務停止時間は業務移⾏時間だけでOK!
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3. 特⻑
③遠隔クラスターで、災害対策
地震、火災、停電、・・・、あらゆる災害時にも業務継続を支援
▌ 業務停止の原因は、ハードウェア/ソフトウェア
の障害だけではありません。
▌ 災害時の業務継続のために、業務の引継ぎが⾃
動で⾏える、遠隔クラスターをお薦めします。
火災
地震
業務
①
WAN・VPN
ウイルス
バックアップサイト
停電
②
でも冗⻑性を確保
メインサイト
バックアップサイト
業務
① ハードウェア/ソフトウェア障害は、メインサイト
内でフェールオーバー
② 災害時はバックアップサイトへフェールオーバー
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ミラーデータ
3. 特⻑
④仮想化環境・クラウド環境で、障害対策
仮想化環境・クラウド環境のクラスタリングで可用性向上
非クラスタリング構成の場合
A部門
DBサーバー
C部門
ファイルサーバー
B部門
プリンタサーバー
クラスタリング構成の場合
仮想化環境型
(ゲストクラスター構成)
D部門
Webサーバー
ロードバランサ
サーバー集約
Webサーバー
ファイルサーバー
プリンタサーバー
仮想化基盤
DBサーバー
障害発生
DBサーバー
プリンタサーバー
ファイルサーバー
DBサーバー
仮想化基盤
Webサーバー
プリンタサーバー
ファイルサーバー
Webサーバー
障害発生
仮想化基盤
障害発生
業務停止
・ゲストOSやアプリケーションの障害で業務停止
・仮想化基盤の障害により、集約したすべての
仮想マシンが業務停止
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仮想化基盤のマイグレーション機能
・仮想化基盤と仮想マシン、それぞれの可用性を
向上させる
・クラウド環境にあるインスタンスの可用性を
向上させる。
3. 特⻑
⑤リソース異常の予兆を検知し、業務継続
システムリソース状況を収集・分析することで、障害を予兆し業務継続に最適なサーバーを⾃動で判断
▐ システムリソースの異常の予兆検知によってフェールオーバー
し、障害が発生する前にフェールオーバー
スマート
フェールオーバー
システムリソースの利用状況を
収集・分析
・CPU
・メモリ
・etc.
リソース消費は「下降」傾向
業務
利用状況
System Resource Agent
業務停止の予兆
近い将来リソース不⾜に
なりそう
業務
スタンバイサーバーA
リソース消費は「上昇」傾向
利用状況
利用状況
System Resource Agent
現在
未来
System Resource Agent
アクティブサーバー
※System Resource AgentはCLUSTERPRO X のオプション製品です。
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スタンバイサーバーB
スマートフェールオーバーは、数学
的モデルによる回帰式から未来のリ
ソース使用量を予測し、最適な
フェールオーバー先を決定します。
4. クラスター構成
① 共有ディスク型
② ミラーディスク型
③ ハイブリッドディスク型
④ 仮想化環境型
⑤ 混成型(共有ディスク+ミラーディスク)
⑥ ディスクレス型
⑦ NAS接続共有ディスク型
4. クラスター構成
①共有ディスク型
拡張性に富み、大規模構成が可能な共有ディスク型構成
▌共有ディスクの特⻑である高性能/高信頼/大容量を生かしたシステムが構築可能
▌共有ディスクへのアクセス制御はSCSIリザーブなどのハードウェアに依存した機
能を利用せず、HWとの親和性が高い
▌ サーバー台数 最大32台での共有ディスク
構成が可能
業務AP
障害発生
▌ M:N構成が可能でミッションクリティカル
の要求に応じて待機系をN台用意
障害発生時は、
スタンバイサーバー
で起動
アクティブ
アクティブ
アクティブ
スタンバイ
アクティブ
:
共有ディスク
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© NEC Corporation 2017
スタンバイ
:
4. クラスター構成
②ミラーディスク型
ハイ・コストパフォーマンスのミラーディスク型構成
▌サーバーの内蔵ディスクを業務データ引継ぎに利用したクラスター
▌内蔵ディスクを専用インターコネクトでネットワークミラーリングすることで、
低コストかつ省スペースで、高可用性なシステムが構築可能
業務AP
障害発生
業務AP
障害発生時は、
スタンバイサーバーで起動
▐
▐
サーバー台数 最大9台でのN:1ミラー
構成が可能(MAX: 8:1)
待機系を1台で集約
アクティブ
スタンバイ
更新処理は両サーバーの
ディスクに書き込み
内蔵ディスク
内蔵ディスク
アクティブ
スタンバイ
アクティブ
アクティブ
(※ミラーの書き出し頻度の多い業務は不向き)
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© NEC Corporation 2017
4. クラスター構成
③ハイブリッドディスク型
遠隔クラスターに最適なハイブリッドディスク型構成
▌共有ディスク型のパフォーマンスと、ミラーディスク型の柔軟性をあわせた、
遠隔クラスターに最適な構成
▌ミラーリング先を内蔵ディスクにすることで、低コスト構成も可能
ハイブリッドディスク型
(共有ディスク間ミラーリング)
ハイブリッドディスク型
(共有ディスク-内蔵ディスク間ミラーリング)
G
G
G
G
内蔵ディスク
共有ディスク
ミラーリング
共有ディスク
共有ディスク
ハートビート経路
G
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フェールオーバーグループ
© NEC Corporation 2017
* フェールオーバーグループの詳細は、
「6.機能 迅速にフェールオーバーし業務継続」参照
4. クラスター構成
④仮想化環境型
仮想化環境の可用性を向上する、仮想化環境型構成
▌ゲストOS間クラスター構成
l 物理サーバーのクラスター化と同じように、仮想マシンのクラスター化が可能
l 仮想マシンの中から幅広くシステムを監視
<障害検知範囲>
▐ ハードウェア(仮想マシン)観点
① システムディスクのI/O障害
② 業務データ格納用ディスクのI/O障害
③ ネットワークのI/O障害
業務を
フェールオーバー
障害
G
VM1
仮想化基盤
G
22
G
▐ ソフトウェア観点
④ ゲストOSのハングアップ
⑤ アプリケーションの停止、
またはハングアップ
VM2
仮想化基盤
vSphere
IBM
PowerVM
フェールオーバーグループ
© NEC Corporation 2017
<対応仮想化基盤>
KVM
Hyper-V
XenServer
Solaris
コンテナ(ゾーン)
4. クラスター構成
④仮想化環境型
仮想化環境の可用性を向上する、仮想化環境型構成
▌ ホストOS間クラスター / 管理用OS間クラスター構成
l ハードウェア、ネットワーク、仮想化基盤の障害から、仮想マシンを保護
VMware 5 の場合
VMware 4, Hyper-V, KVM, XenServer の場合
仮想マシンを
フェールオーバー
VM1
VM2
VM3
障害
仮想化基盤
VM1
仮想マシンを
フェールオーバー
VM2
VM3
仮想化基盤
VM1
VM2
vMA1※
(管理用OS)
vMA2※
(管理用OS)
障害
仮想化基盤
Fibre Channel
vSphere
※vMA=VMware vSphere Management Assistant
▐ ハードウェア(物理)観点
① システムディスクのI/O障害
② 共有ディスクのI/O障害
③ ネットワークのI/O障害
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© NEC Corporation 2017
▐ ソフトウェア観点
① 仮想化基盤のハングアップ
② 仮想マシンの停止
VM2
仮想化基盤
Fibre Channel
<障害検知範囲>
VM1
Hyper-V
<対応仮想化基盤>
XenServer
KVM
Solaris
コンテナ(ゾーン)
4. クラスター構成
⑤⑥⑦その他のクラスター構成
業務データ容量、お客様の環境に応じたディスク構成が選択頂けます
⑤ ディスクレス型
⑥ 混成型
パブリックLAN
パブリックLAN
G
⑦ NAS型
パブリックLAN
G
G
NASサーバー
ハートビート経路
G
フェールオーバーグループ *
l 引継ぎが必要な業務データを持た
ないクラスター
l HW、OS、APが最もシンプルに冗
⻑化されたシステム構築が可能
l 共有ディスクと内蔵ディスクを業務
データ引継ぎに利用したクラスター
l 一部の非常に大切なデータをミラー
リングで2重化しておきたい場合や
、ミラーディスク型で運用開始した
後で、業務データの増大に応じて共
有ディスクを導入したい場合に適用
可能
l サーバー間での業務データの引継
ぎ場所として、SANストレージ代
わりにNAS上のパーティションを
利用したクラスター
l 業務システムの開発環境などに使
え、利便性が向上
* フェールオーバーグループの詳細は、「6.機能 迅速にフェールオーバーし業務継続」参照
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5. 多彩な運用形態
①
②
③
④
基本運用
スケールアウト運用
遠隔クラスター運用
仮想化環境・クラウド環境のクラスター運用
5. 多彩な運用形態
①基本運用
待機系サーバーのリソースも有効に活用できます !
アクティブースタンバイ
(片方向スタンバイ)
G
▐ 最も典型的なクラスター形態
▐ 大抵の業務サービスはこの形態でクラスタリン
グ可能
▐ 現用系に異常が発生した場合、待機系へフェー
ルオーバーする
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アクティブーアクティブ
(双方向スタンバイ)
G1
G2
▐ 待機系のCPUを有効活用したい場合のクラスター形態
▐ 異なる業務サービスでこの形態がとれる。多重実⾏に対応し
ていれば同種の業務サービスでも可能。
▐ 業務ごとに業務データを引き継ぐためのディスクを分けて構
成する
▐ フェールオーバーした場合は1台のサーバーで2台分の業務
を実⾏することになる点に注意が必要
5. 多彩な運用形態
②スケールアウト運用
共有ディスク型、ミラーディスク型ともにスケールアウトが可能です !
M:Nスタンバイ
N:1スタンバイ
M台
G
G
▐ 双方向スタンバイ型の留意点を回避したい場合
のクラスター体系
▐ 1台の現用系異常が発生してフェールオーバー
しても、もう1台の現用系のパフォーマンスに
影響が及ばない
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© NEC Corporation 2017
G
N台
G
▐ N:1を発展させたクラスター形態
▐ 高価な共有ディスクに多数のサーバーを接続することでコストパフォー
マンスが得られる構成
▐ 待機系を複数台用意しておくことで、万が一、複数台の現用系に異常が
発生した場合でも、1台の待機系に負荷が集中するのを回避できる
▐ 多重実⾏(起動)ができない業務サービスの場合でも、待機系を複数台用
意しておくことで可用性が得られる
5. 多彩な運用形態
③遠隔クラスター運用
遠隔クラスターで災害対策も可能です !
遠隔クラスター
N:1遠隔ミラーディスク型クラスター
サーバーグループ1
1:1遠隔ミラーディスク型クラスター
サーバーグループ2
G
G
ミラーリング
ミラーリング
下段:X2.0より実装
(要 Replicator DR)
▐ 1:1ミラー型クラスター、N:1ミラー型クラスター、あらゆるクラスター形態で遠隔クラスター構成が可能
▐ サーバーグループを設定することで、サーバー障害はサーバーグループ内でフェールオーバーし、
サイト災害が発生した場合は、遠く離れたサーバーグループへフェールオーバーを⾏うことができる。
▐ 業務データを遠隔クラスターで遠く離れた場所へバックアップしておくことができる。
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© NEC Corporation 2017
5. 多彩な運用形態
④仮想化環境・クラウド環境のクラスター運用
仮想化環境でも、クラスター構成にすることで可用性を向上します !
ホストクラスター型
ゲストクラスター型
アプリケーションを
切り替え
仮想マシンを
切り替え
仮想マシン
仮想マシン
仮想マシン
仮想マシン
仮想マシン
仮想マシン
ゲストOS
仮想マシン
仮想化基盤
仮想化基盤
仮想化基盤
▐ メリット
▐ メリット
▐ デメリット
▐ デメリット
l 大切な仮想化基盤をHAクラスタリングソフト
ウェアの技術で幅広く監視できる
l 仮想マシンの中は監視できない
l アプリケーション(業務)のダウンタイムがゲ
ストOS搭載型に⽐べて⻑い
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アプリケーション
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ゲストOS
仮想マシン
仮想化基盤
l 仮想マシンの中から幅広く監視できる
l アプリケーション(業務)のダウンタイムが短い
l ハードウェアの監視は仮想マシンの中から仮想
化基盤を経由しての間接的な監視になる
6. 機能
•
•
•
•
迅速にフェールオーバーし業務継続
検出可能な障害
切り替え可能な障害
検出可能な特定アプリケーション障害
6. 機能
迅速にフェールオーバーし業務継続
だいたい1分前後でサーバーは切り替わる
①障害検出
②アプリ停止
①障害検出
③切替ディスク
非活性
④フローティング
IP非活性
アクティブ
⑤フローティング ⑥切替ディスク
IP活性
活性
⑦アプリ開始
スタンバイ
フェールオーバーグループ非活性
フェールオーバーグループ活性
②アプリケーション停止
⑦アプリケーション開始
③共有ディスク(ミラーディスク)非活性
⑥共有ディスク(ミラーディスク)活性
④仮想(フローティング)IPアドレス非活性
⑤仮想(フローティング)IPアドレス活性
OSシステムログに記録、AlertServiceによる通報
31
ここまでの目安1分前後
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●フェールオーバーグループ
業務を構成するリソースの集まりです。
フェールオーバーグループに属するリ
ソースは必ず一緒にノード間を移動しま
す。
6. 機能
検出可能な障害
OS障害、DB障害など様々な障害を検出し、フェールオーバー
※番号は次ページの項目に対応
フェールオーバー
(8)ユーザカスタ
マイズ監視
業務継続
(4)(5)アプリケーション
サービス監視
(7)CLUSTERPRO X
自体の障害
★待機系でも常に監視!
(1)電源異常
(2)OS異常
NIC
(3)ディスク異常
電源
InterConnect
NIC
(6)NIC異常
NIC
(6)パブリックLAN異常
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・(7)CLUSTERPRO X自体
・(2)OS
・(3)ディスク
・(6)NIC
・(6)パブリックLAN
・(8)ユーザカスタマイズ監視
6. 機能
切り替え可能な障害
業務継続可能な障害と切り替えても業務継続できない障害があります
以下の障害時には、フェールオーバーが発生し、業務の継続運用が可能です。
また、アラートサービスによる通報で*1、迅速な障害対応が可能です。
(1) サーバーのシャットダウン/電源ダウン
*1
アラートサービス製品が
必要になります。
(7.オプション製品 参照)
*2
エージェント製品が
必要になります。
(7.オプション製品 参照)
(2) OSのパニック/完全ハングアップ
(3) OSの部分的な障害(ディスクI/Oのハングアップ)
(4) アプリケーションあるいはサービスの停止
(5) アプリケーションあるいはサービスのハングアップ
*2
(6) NIC や Public LANの異常
(7) CLUSTERPRO Xサーバーモジュール⾃体の異常
(8) ユーザーがカスタマイズ(作成)した監視機構で検出した異常
・データベース
・インターネットサーバー
・ファイルサーバー
・アプリケーションサーバー
の各エージェントを提供
以下の障害時には、フェールオーバーしても業務の継続運用ができません。
不正データ混在など、待機系に切り替えても同じ障害が発生する場合
性能不⾜で、待機系に切り替えても性能不⾜が発生する場合
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6. 機能
検出可能な特定アプリケーション障害
監視Agent(オプション)の導入によりハングアップ・異常応答状態まで
きっちり監視できる !
▌ 単なるアプリケーションの存在監視だけでなく、正常応答が返るか確認します。
▌ ハングアップや異常応答を検知した場合、フェールオーバーして業務継続できます。
Agent(オプション)ありの場合
Agent(オプション)なしの場合
プロセスが消滅すると
異常と判定するが
ハング
アップ
ハング
アップ
アプリケーションの
ハングアップは
異常と判定しない
アプリケーションの
ハングアップを
検出できる。
Agent
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アプリケー
ション起動
Agentが対象の
アプリケーションの
応答をチェック
Agent
× アプリケーションのハングアップ検出
○
アプリケーションのハングアップ検出
× アプリケーションからのレスポンス異常検出
○
アプリケーションからのレスポンス異常検出
○
○
アプリケーションの異常終了 (要:存在監視設定)
アプリケーションの異常終了(要:存在監視設定)
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7. オプション製品
•
•
•
•
•
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
X
X
X
X
X
Replicator
Replicator DR
監視Agent
Alert Service
Startup kit
7. オプション製品
CLUSTERPRO X Replicator
アプリケーションからは共有ディスクがあるように⾒える、仮想のストレージを実現
業務
書き込み
現用系
ディスク
書き込み
待機系
l サーバー2台の内蔵/外付ディスクを使いミ
ラーセットを作成し、ネットワーク越しにミ
待機系
ラーリングする
l ミラーリング経路はLANだけでなくWANも
利用できるため、サーバーの距離を離し災害
対策にも利用可能
ディスク
ミラー
l パーティション形式はMBRだけでなくGPT
ミラーセット
も利用できるため、大容量なファイルサー
バーのディスク冗⻑化にも利用可能
業務
l ミラーセットは共有ディスクと同じようにア
プリケーションからアクセスできるため、
現用系
ファイルの種類を問わず利用可能
ディスク
ミラー
ディスク
ミラーセット
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• 現用系サーバーからディスクにアクセスでき、
データの一元性が保たれる
• 業務の実⾏場所が切り替わったら、ミラーリ
ング方向が⾃動的に切り替わる
7. オプション製品
CLUSTERPRO X Replicator
ダウンしたサーバーをより速くクラスターに復帰させるFastSync®技術を採用
FastSyncとは・・・差分ブロックのみを同期することでデータの高速再同期を実現する機能です
正常運転
縮退運転
業務
ディスク
ディスク
古い
ディスク
業務
差分のブロック
のみコピーで最新化
(数秒でOK!)
ディスク
© NEC Corporation 2017
ブ
レ
イ
ク
最新
ディスク データ
同期できていない
ブロックの位置を記憶
復旧時
37
業務
サーバーダウン
ディスク
最新
データ
7. オプション製品
CLUSTERPRO X Replicator DR
重要システムの災害対策に、可用性とパフォーマンスを両⽴
▌従来のミラーディスク型遠隔クラスター
1ノードの障害で、バックアップサイトへ切り替わる
l
l
災害時には、シングル構成となり可用性低下
部分障害でもバックアップサイトへフェールオーバーするた
め、パフォーマンスが悪化(バックアップサイトの設備・回線
に依存)
ミラーリング
ストレージ間のミラーリング機能を提供
▌Replicator DRによるハイブリッドディスク型遠隔クラスター
災害時はクラスタシステムが
まるごとフェールオーバー
サイト内の部分障害は、サイト内でフェールオーバー
l
l
l
バックアップサイトでもクラスター構成で可用性を確保
サイト内の障害は、サイト内でフェールオーバーするた
め、パフォーマンスに影響なし
バックアップサイトは、1ノードのみでローカルディスク
へミラーリングする低コスト構成も可能
障害時はサイト内で
フェールオーバー
こちらも障害時はサイト内で
フェールオーバー
ミラーリング
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7. オプション製品
CLUSTERPRO X 監視Agent
アプリケーションのハングアップや異常状態まで詳細に監視します !
▌利用ケースの多い、6つのカテゴリーに対応
データベース
(Database Agent)
Windows
Oracle, SQL Server, DB2, ODBC, PowerGresなど
Linux
Oracle, MySQL, PostgreSQL, PowerGresPlus,
DB2, Sybase
Solaris
Oracle, MySQL, PostgreSQL
ファイルサーバー
IIS, SMTP/POP/IMAP4, HTTP,HTTPSなど
Linux
apache, httpd, sendmail, postfix, popdなど
アプリケーションサーバー
(Anti-Virus Agent)
Windows
ウイルスバスター コーポレートエディション
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(Application Server Agent)
Windows
Linux
WebLogic, WebSphere, WebOTX, Tuxedo, Oracle AS
など
Samba, NFS
アンチウイルスソフト
(Internet Server Agent)
Windows
(File Server Agent)
Linux
Solaris
39
インターネットサーバー
JavaVM、OSのリソース監視
(System Resource Agent / Java Resource Agent)
Windows
Linux
・Java Resource Agent
Java実⾏環境のリソース監視(Heap領域など)
・System Resource Agent
CPU使用率、メモリー使用率、ファイルハンドル数
7. オプション製品
CLUSTERPRO X Alert Service
サーバーダウンなどの重要なイベントを電⼦メールで通知
▌ システムにシステム運用者が張り付かなくても、電⼦メールで通報 !
▌ データセンターなどサーバーが多数並んでいる環境ではネットワーク警告灯で視覚的に通報 !
連絡の
メール
障害発生
サーバーダウン
AlertService
AlertService
*対応警告は、製品サイト参照
http://jpn.nec.com/clusterpro/
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→動作環境
7. オプション製品
CLUSTERPRO X Startup kit
構築に便利な『クラスタシステム生成仕様書※1』や『システムチェックリスト』を収録
1.クラスタシステム生成仕様書
※1
n クラスタシステム納品時の設定の記録を文書として
作成可能。SEのドキュメント作成工数を大幅に削減
2. システムチェックリスト
n クラスター構成(共有型/ミラーディスク型)毎にチェッ
クすべき項目が記載されたチェックシートを収録
n クラスター状態遷移表(Windows/Linux)も収録
※1 略称で『SG仕様書』と記述されている場合がございますが、同一の資料です。
3. 機能解説資料
4. スクリプトテンプレート
n 各グループリソースの詳細
な仕組み
n 各監視オプションや各モニ
タリソースの詳細な仕組み
n ネットワークパーティショ
ン解決補⾜資料
n サポート窓口からの回答内
容をより深く理解できる
n ウィザード形式によりスクリプ
トテンプレートを収録
n システム固有の情報を修正する
だけで、個別システムに最適な
スクリプトを作成することが可
能
SAP HANA on AWS連携 のホワイトペーパー&連携スクリプトは 4. スクリプトテンプレートに収録されています。
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8. 導入事例
1.
松田薬品株式会社様
2.
全日本食品株式会社様
3.
株式会社富士薬品様
4.
株式会社プラザクリエイト様
5.
株式会社ライドオン・エクスプレス様
6.
AV Global様(海外事例)
7.
広⻄南寧夢之島商業管理有限公司様(海外事例)
8.
アメリカ連邦政府機関(遠隔クラスター/海外事例)
9.
その他遠隔クラスター事例
6.導入事例
事例1. 松田医薬品株式会社様
医療、ヘルスケア
共通業務
南海トラフ地震に備え遠隔クラスターを導入
災害時にも全拠点で事業を継続できる環境を実現
導入の背景
l 高知本部が被災すると10拠点すべての業務が
停止するリスクがあった
l システムは高知本部で集中管理されており他拠点
でバックアップが取られていなかった
l システム障害を常時監視する仕組みが導入されて
いなかった
導入の効果
l 高地本部にメインの第1サーバーを設置し、香川県
高松市に第2サーバーを設置して遠隔クラスターを
構成し事業継続性を確保
l 本部の第1サーバーと高松の第2サーバー間で最新の
データをミラーリングすることにより、万一の
障害発生時にもわずかなダウンタイムでシステム
を⾃動切り替えし、業務の継続を実現
l システムの稼働状況をリモートで常時監視すること
により、電算室メンバーによる保守メンテナンスの
運用負荷を軽減
※事例詳細はこちらから→ http://jpn.nec.com/case/matsudaiyaku
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8. 導入事例
事例2. 全日本食品株式会社様
卸売,小売業,飲食店
営業,販売
日本最大ボランタリーチェーンのIT基盤をHAクラスターで可用性向上
導入の背景
l 全国に個人商店や小型スーパーなど約1,800店が加盟
するボランタリーチェーンの確実な業務継続を支える
HAクラスタリングソフトウェアを探していた
l 従来活用していたコマンド・ライン・インターフェース
のHAクラスタリングソフトウェアは障害発生時に
スタッフが⾃⼰解決できず復旧に⻑時間かかった
選定の理由
l 複数のサーバーOSが混在するクロスプラットフォーム
に適用できるHAクラスタリングソフトウェアを探して
いた
l 多様なアプリケーション製品について検証・評価済み
であり、豊富な導入実績がある
l WebブラウザベースのGUI操作ができる
導入の効果
l 直感的に分かるGUI操作によって、運用管理スタッフが的確に作業を⾏い時間短縮と負荷軽減できた
l 多様なアプリケーションが混在し、クロスプラットフォームでのクラスター環境の構築が可能となり、
基幹系システムに、高可用性と運用性をサポートできる仕組みが実現できた
※事例詳細はこちらから→
44
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http://jpn.nec.com/case/zchain/
8. 導入事例
事例3. 株式会社富士薬品様
小売業,医療
販売,その他業務
CLUSTERPRO XとスケーラブルHAサーバーで卓越した性能と可用性を
両⽴ドラッグストア事業の躍進を支える全社のデータベース基盤を刷新
導入の背景
l ミッションクリティカルな既存DBサーバーの能⼒が上限に近づいた
l 事業拡張に伴う円滑な経営統合などに適した運用管理
l 約1200店舗の発注業務の効率化
選定の理由
l 既存システムの処理性能を⾶躍的に上回るDB基盤の提案
l 筐体障害を考慮したクラスター設定や
仮想マシン上のDBサーバーの障害対策まで施した可用性
l 高速DB製品(InterSystems Caché®)提供のベンダーと
NEC本社での実機合同評価による、スケーラビリティへの安⼼感
l ftサーバーをはじめ多数の業務サーバーの稼働実績や
SI⼒、10年以上にわたるサポート⼒からの安⼼感
導入の効果
l 本社分だけでも20時間かかっていた販売管理データのバッチ処理が2時間程度で終了など、
全社の月次会計処理のスピード短縮化に大きく貢献し、経営判断も迅速化
l 仮想化環境でグループ会社用の新規業務システムが⽴ち上げ可能となり、M&Aで重要となるシステム統合が迅速化
l DBの高い処理性能により、これまでやりたかった発注業務の⾃動化などが推進可能
※事例詳細はこちらから→
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http://jpn.nec.com/case/fujiyakuhin/
8. 導入事例
事例4. 株式会社プラザクリエイト様
繁盛期の負荷集中に対応するため、高可用性クラスタリングソフトウェア
「CLUSTERPRO」を採用。停止や遅延のない堅牢なシステムを実現しました。
導入の目的
運営するショップとオンラインプリンタサー
ビスは年賀状の時期になると注文が集中し、
負荷集中によるシステム停止を避けるため、
システム強化を検討されていた。
導入によるメリット/システム構成
バックエンドシステムにNECの高可用性クラスタ
リングソフトウェア「CLUSTERPRO」を採用し、
データベース「MySQL」を組み合わせた堅牢なシ
ステムに更新。停止や遅延なくサービスを提供で
きる環境を実現しました。
事例詳細
http://www.nec.co.jp/library/jirei/plazacreate/
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株式会社レストラン・エクスプレス様
8. 導入事例 事例5.
(2013年4月、社名を株式会社ライドオン・エクスプレスに変更されました)
クラウド上にOSSを用いて基幹システムを構築。
事業成⻑や事業の追加へ柔軟に対応できる高可用性でスケーラブルな仕組みを実現。
導入の目的
従来のシステムでは、新しい業態が増えたと
きのシステム追加・拡張に大きなコストが掛
かった。事業の成⻑に合わせてスケーラブル
に拡張できるシステムが必要だった。
導入によるメリット/システム構成
既存のシステムをクラウド化し、柔軟性と拡張性
仮想OSは CentOS
を確保。さらにクラウド環境の動作をサポートし
ているCLUSTERPROを用いて基幹システムに求め
られる可用性を確保した。
従来のシステムを拡張するのに⽐べ10分の1のコ
ストで同機能を実現できた。以下コメント抜粋
『操作性がよく、まるで空気のような存在。』
『全てのサーバーを一度で設定変更できて、管理
(IDCフロンティア社のNOAHプラットフォームサービスを利用)
者が本来の運用管理業務に集中できる。」
事例詳細
http://www.nec.co.jp/library/jirei/restaurantexpress/
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8. 導入事例
事例6. AV Global様(海外事例)
貨物トラッキングや通貨予約管理など、物流に関わる重要なサービスに対
する可用性向上のため、EXPRESSCLUSTERを活用
導入の目的
AV Global社が提供する各種物流関連サービ
スは通関予約管理や貨物トラッキングなど多
方面にわたり、サービスレベルの維持のため
には、高度な可用性が要求された。しかしな
がら、今までのシステムでは障害復旧に約3
時間もの時間がかかり、大きな課題となって
いた。
導入によるメリット/システム構成
EXPRESSCLUSTERの導入により、障害発生
時でも即座に⾃動フェールオーバーが可能と
なり、ダウンタイムは数分単位まで短縮する
ことが可能となった。また、計画保守の際の
ダウンタイムの最小化のほか、将来的なDR
(災害対策)へのシステム拡張も可能となり、
今後にわたるサービスレベル向上のための効
果的なソリューションとなった。
“NECは先進的な技術により我々の期待を大幅に上回
るソリューションを提供し、AV GlobalのITシステム
の強化に大きな貢献をした。また、⼒強いサポートに
⾮常に頼もしく感じている
Mr.Vijay Mehta, Managing Director / AV Global India.
48
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8. 導入事例
事例7.広⻄南寧夢之島商業管理有限公司様(海外事例)
POSシステムに掛かる負担が増大することで発生するレジサーバーのダウンを、既存の資産を
活用して解消すべく、高可用性なシステムを構築するためNECのCLUSTERPROを導入
導入の目的
レジ用のサーバーがダウンした場合、システ
ム復帰に3時間以上の時間がかかり、1時間あ
たり100万元相当(日本円にして約1,400万
円)の売上げを損失していた。
導入によるメリット/システム構成
CLUSTERPROを提案(海外では、
EXPRESSCLUSTERブランドで販売)。サー
バー間のクラスター構成(ミラーディスク型、
共有ディスク型)で基幹システムの可用性を
高め、社の核⼼業務に関わるPOSシステムの
運用安定とTCO削減を同時に実現。
ある支店で開催された設⽴2周年の記念式典
の日に、POSシステム内のデータベースに障
害が発生したが、2分という短い間に、業務
は待機系サーバーに切り替わり、大きな損失
を回避できた。
49
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事例詳細
http://www.nec.co.jp/library/jirei/mzdol/
8. 導入事例
事例8. アメリカ連邦政府機関(遠隔クラスター/海外事例)
Lenel社のOnGuardを使用したアメリカ連邦政府機関のゲート認証システムにおいて、
FTサーバーとCLUSTERPROを使用した遠隔クラスタリングで、災害対策を実現。
導入の目的
ゲート認証システムにおいて、万一の災害
によるサイトダウンに備え、バックアップ
サイトでの業務継続を可能とする災害対策
が求められていた。
導入によるメリット/システム構成
CLUSTERPROによる遠隔クラスタリングに
より、災害によるサイトダウンが発生しても
「最小限のダウンタイムで」、「データは完
全保障したまま」バックアップサイトでの業
務継続を可能とするDR(災害対策)ソリュー
ションを構築。
さらに、メインサイトのサーバーにはFTサー
バーを採用することにより更なる高可用性シ
ステムを実現。
50
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NEC Corporation of America
EXPRESSCLUSTER製品ページ(英語)
http://www.necam.com/ExpressCluster/
(※1)CLUSTERPROは、海外ではEXPRESSCLUSTERの名称で販売しています。
(※2)上記Webページに関するお問い合わせは<[email protected]>まで
お願いいたします。
8. 導入事例
事例9. その他遠隔クラスター事例
BCP(事業継続計画)の普及により、遠隔クラスター案件が増加中。
実績リスト
業種
区間
部材管理
千葉⇔神奈川
財務会計
東京⇔名古屋
⾦融A
事例1
距離
業務用途
形態
50km
データベース
1対1ミラー
260km
データベース
1対1ミラー
東京⇔江ノ島間相当
50km
データベース
ハイブリッド
⾦融B
千葉⇔神奈川
80km
データベース
ハイブリッド
インフラ
大阪⇔東京
390km
データベース
ハイブリッド
製造A
敷地内
100m
データベース
1対1ミラー
製造B
工場間
5km
データベース
3対1ミラー
⾃治体
敷地内
500m
データベース
1対1ミラー
事例2
・HAクラスタリングソフトウェアによるストレージ・ミ
ラーを低価格で実現
・通常はメインサイトで運用、災害時にバックアップサイト
に⼿動切替
メインサイト
バックアップサイト
建物B(バックアップサイト)
データベース
建物A
ミラーリング
(メインサイト)
データベース
・火災対策として工場間でクラスター化
51
距離 50km
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9. 製品体系
9. 製品体系
本体製品
オプション製品
製品名
概要
CLUSTERPRO X 3.3
本体製品。共有ディスクへのアクセス機能を含む。
CLUSTERPRO X 3.3 for VM
本体製品。仮想マシン専用ライセンス。
CLUSTERPRO X Replicator 3.3
ミラーリング機能を使用する場合の必須オプション。高速再同
期機能(FastSync®技術)を包含。複数の現用系から成るマルチ
ノード構成に対応。遠隔クラスターに対応。Replicatorから
Replicator DRへのアップグレードライセンスも提供。
CLUSTERPRO X Replicator DR 3.3
共有ディスク間のミラーリング機能を使用する場合の必須オプ
ション。遠隔クラスターに対応。Replicator 上位互換品。
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
Database Agent 3.3
Internet Server Agent 3.3 *1
File Server Agent 3.3 *2
Application Server Agent 3.3
Anti-Virus Agent 3.3 *3
主要アプリケーションに定期的にアクセスし、異常応答やハン
グアップを検出する機能。
*1
CLUSTERPRO X Java Resource Agent 3.3 *1
CLUSTERPRO X System Resource Agent 3.3
製品CD
専用製品
53
*1: Windows, Linux,版のみ
*2: Linux, Solaris版のみ
*3: Windows版のみ
*1
JavaVMやJavaアプリケーションのリソース、システムリソー
スの利用状況を監視し、リソース不⾜などを検出する機能。
*1: Windows, Linux,版のみ
CLUSTERPRO X Alert Service 3.3
障害発生時にメールで通知可能。
サーバー状態をネットワーク警告灯で通知可能。
Windows版はタスクトレイでアラートをバルーン表示可能。
CLUSTERPRO X Startup Kit 3.3
ドキュメント(編集可能の電⼦データ含む)、サンプルスクリプ
ト、SG仕様書、クラスターチェックリスト等
CLUSTERPRO X CD 3.3
プログラムバイナリを収録したインストールCD。
Windows/Linux共通。日本語版/英語版共通。
CLUSTERPRO X 3.3 for SAP NetWeaver
SAP NetWeaverのクラスタリング専用製品。
CLUSTERPRO X 3.3 for FileMaker Server
FileMaker Server のクラスタリング専用製品。
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10. ライセンス体系
10. ライセンス体系
A)
CPUカウント方式
対象製品
CLUSTERPRO X 3.3
B)
説明
本体製品。別途CD3.3が必須。
ライセンス数量は各サーバーの実装CPU数の総和に等しいか、それ以上が必
要。※待機系側もカウント対象に含む。
CPUの空きスロット数をカウントしない。
※コア(デュアルコア等)/ハイパースレッドについては2重カウントしない
※ftサーバーおよび仮想マシン(VMware等)の場合、OSが認識するCPU数で
カウントするが、コアやスレッドではカウントしない
サーバー台数カウント方式
対象製品
説明
CLUSTERPRO X 3.3 for VM
本体製品。仮想マシン専用ライセンス。別途CD3.3が必須。
CLUSTERPRO X 3.3 for SAP NetWeaver
SAP NetWeaverのクラスタリング専用製品。
CLUSTERPRO X 3.3 for FileMaker Server
FileMaker Server のクラスタリング専用製品。
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
C)
Replicator 3.3
Replicator DR 3.3
Database Agent 3.3
Internet Server Agent 3.3
File Server Agent 3.3
Application Server Agent 3.3
Anti-Virus Agent 3.3
Java Resource Agent 3.3
System Resource Agent 3.3
Alert Service 3.3
オプション製品。
サーバー台数分必要(待機系側のライセンスも必要)。
※ミラーディスク型を構成する場合、「Replicator」の購入が必須。
※ハイブリッド型を構成する場合、「Replicator DR」の購入が必須。
クラスタ カウント方式
対象製品
CLUSTERPRO X CD 3.3
CLUSTERPRO X Startup Kit 3.3
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説明
媒体。1クラスタ毎に1個が必要。
11. 構成例/概算⾒積り
(例1)
(例2)
(例3)
(例4)
(例5)
2ノード・共有ディスク型データベース
2ノード・ミラーディスク型データベース
4ノード・共有ディスク型遠隔ハイブリッドディスク構成
仮想化構成
物理/仮想混在構成
11. 構成例/概算⾒積り
データベース
4CPU
(例1) 2ノード・共有ディスク型データベース
(ご参考)
アプリケーションのライセンスカウントは、アプリケーション側に依存
します。クラスター構成を考慮したライセンス定義のアプリケーション
は、必ずしもクラスター内の全サーバーにライセンスが必要ではない場
合があります。
例) Oracle Database の場合
・待機サーバーのインスタンス稼働時間が年10日まで
であれば、待機サーバー分のライセンスは不要。
共有ディスク
必須
型番(( )内はLinux)
◎
◎
○
UL1276-922 (UL4276-922 )
UL1276-901 (同左)
UL1276-916 (UL4276-916)
UL1276-91B (UL4276-91B)
UL1276-915 (UL4276-915)
UL1276-904 (同左)
(詳細はOracle社の定めるデータリカバリポリシーをご確認ください)
製品名
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
X
X
X
X
X
X
3.3 (4CPUライセンス)
CD 3.3
Database Agent 3.3 (2ノードライセンス)
System Resource Agent 3.3(2ノードライセンス)
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
希望小売価格
数量
120万円
1万円
30万円
30万円
20万円
10万円
1
1
1
1
1
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:151万円
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11. 構成例/概算⾒積り (例2) 2ノード・ミラーディスク型データベース
データベース
2CPU
(ご参考)
アプリケーションのライセンスカウントは、アプリケーション側に依
存します。クラスター構成を考慮したライセンス定義のアプリケー
ションは、必ずしもクラスター内の全サーバーにライセンスが必要で
はない場合があります。
例)
SQL Server 2014 の場合
・全サーバーにライセンスが必要。
・ソフトウェア アシュアランス (SA) 契約の場合、
待機系分のライセンスは不要。
(詳細はSQL Server の製品使用権説明書またはEULAをご確認ください)
必須
◎
◎
◎
○
型番(( )内はLinux)
UL1276-912
UL1276-901
UL1276-913
UL1276-916
UL1276-91B
UL1276-915
UL1276-904
(UL4276-912)
(同左)
(UL4276-913)
(UL4276-916)
(UL4276-91B)
(UL4276-915)
(同左)
製品名
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
X
X
X
X
X
X
X
希望小売価格
3.3 (2CPUライセンス)
CD 3.3
Replicator 3.3 (2ノードライセンス)
Database Agent 3.3 (2ノードライセンス)
System Resource Agent 3.3(2ノードライセンス)
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
60万円
1万円
40万円
30万円
30万円
20万円
10万円
数量
1
1
1
1
1
1
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:131万円
58
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11. 構成例/概算⾒積り (例3) 4ノード共有型遠隔ハイブリッドディスク構成
サイトA
データベース
データベース
サイトB
データベース
現用系サイトの全てのサーバーがダ
ウンしたときにバックアップサイト
にフェールオーバー。
8CPU
必須
型番(( )内はLinux)
◎
◎
◎
○
UL1276-932 (UL4276-932)
UL1276-901 (同左)
UL1276-933 (UL4276-933)
UL1276-916 (UL4276-916)
UL1276-91B (UL4276-91B)
UL1276-915 (UL4276-915)
UL1276-904 (同左)
共有ディスクをミラーリングするハ
イブリッドディスク構成は遠隔クラ
スター構成に効果的。
製品名
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
希望小売価格
3.3 (8CPUライセンス)
CD 3.3
Replicator DR 3.3 (2ノードライセンス)
Database Agent 3.3 (2ノードライセンス)
System Resource Agent 3.3(2ノードライセンス)
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
216万円
1万円
160万円
30万円
30万円
20万円
10万円
数量
1
1
2
2
2
2
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:597万円
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© NEC Corporation 2017
11. 構成例/概算⾒積り
(例4) 2ノード共有型仮想化構成
1. ゲストOSにインストールした場合
業務引継
ゲストOS
ゲストOS
2. ホストOSにインストールした場合
クラスタリング対象の、
仮想マシンの台数分の
ノードライセンスが必要
CLUSTERPRO X 3.3
for VM
(2ノードライセンス)
ゲストOS
通常の構成と同じく、
クラスタリング対象の、
物理CPU総和分が必要
4CPU
CLUSTERPRO X 3.3
(4CPU)ライセンス
×1本
ゲストOS
VMware ESX
×1本
ゲストOS
VMware ESX
SAN
ゲストOSにインストールした場合
必須
◎
◎
型番(( )内はLinux)
UL1276-972(UL4276-972)
UL1276-901 (同左)
UL1276-91B (UL4276-91B)
UL1276-915 (UL4276-915)
UL1276-904 (同左)
製品名
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
3.3 for VM (2ノードライセンス)
CD 3.3
System Resource Agent 3.3(2ノードライセンス)
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
◎
◎
型番(( )内はLinux)
UL1276-922 (UL4276-922)
UL1276-901 (同左)
UL1276-915 (UL4276-915)
UL1276-904 (同左)
数量
60万円
1万円
30万円
20万円
10万円
1
1
1
1
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:61万円
ホストOSにインストールした場合
必須
希望小売価格
製品名
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO X
3.3 (4CPUライセンス)
CD 3.3
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
希望小売価格
120万円
1万円
20万円
10万円
数量
1
1
1
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:121万円
60
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11. 構成例/概算⾒積り (例5) 物理サーバーと仮想マシンの混在構成
物理サーバー1台と仮想マシン1台でクラスターしている場合
データベース
仮想マシン
必須
型番(( )内はLinux)
◎
◎
◎
◎
○
UL1276-912(UL4276-912)
UL1276-962(UL4276-962)
UL1276-901 (同左)
UL1276-913 (UL4276-913)
UL1276-916 (UL4276-916)
UL1276-91B (UL4276-91B)
UL1276-915 (UL4276-915)
UL1276-904 (同左)
製品名
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
CLUSTERPRO
X
X
X
X
X
X
X
X
希望小売価格
3.3 (2CPUライセンス)
3.3 for VM (1ノードライセンス)
CD 3.3
Replicator 3.3 (2ノードライセンス)
Database Agent 3.3(2ノードライセンス)
System Resource Agent 3.3(2ノードライセンス)
Alert Service 3.3 (2ノードライセンス)
Startup Kit 3.3
60万円
30万円
1万円
40万円
30万円
30万円
20万円
10万円
数量
1
1
1
1
1
1
1
1
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:161万円
61
© NEC Corporation 2017
12. 動作環境
CLUSTERPROはサーバーモジュールと、構築・管理用モジュール(Java)があります
クラスターサーバー
管理端末
Builder
業務アプリケー
ション/サービス
WebManager
CLUSTERPRO
Server
CLUSTERPRO
Server
Windows、Linux、
Solaris
Windows、Linux、
Solaris
Java実⾏環境
Webブラウザ
Windows、Linux、
Solaris
CLUSTERPRO X を構成するモジュールと動作環境
ØCLUSTERPRO Server
ØWindows Server 2016, 2012 R2, 2012, 2008 R2, 2008, 2003 R2 ,2003
ØLinux (Red Hat, MIRACLE, Turbolinux, SUSE, CentOS , Ubuntu )
ØSolaris x86 (Solaris 11, 10)
Linuxは常に新しいkernelへ追従!
ØCLUSTERPRO WebManager (WebManager)
詳しくは「スタートアップガイド」参照
ØJava 対応ブラウザ、Java実⾏環境
Builder、WebManagerは Webブラウザと
ØCLUSTERPRO Builder (Builder)
Java実⾏環境があれば、サーバーでもどこ
ØJava 対応ブラウザ 、Java実⾏環境
でも動作可能!
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12. 動作環境
CLUSTERPRO X サーバーモジュール
Windows
Linux
Solaris
対象機種
x86サーバー、x86_64サーバー
x86サーバー、 x86_64サーバー、
POWER サーバー(Replicator,Agent,Alert Serviceを除く)
x86サーバー、x86_64サー
バー
(Replicatorを除く)
対応OS
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2 SP1
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 SP1/SP2
Windows Server 2008
Windows Server 2008 without Hyper-V
Windows Server 2003 SP2以降
Windows Server 2003 R2 SP2以降
Red Hat Enterprise Linux 7.3〜7.0/6.8〜6.0/5.11〜5.4
Asianux Server7(SP1、SP無し)
Asianux Server4(SP6〜1、SP無し)
Asianux Server3(SP4〜2)
Novell SUSE LINUX Enterprise Server 12(*2)
Novell SUSE LINUX Enterprise Server 11 SP1以降
Novell SUSE LINUX Enterprise Server 10 SP2以降
Turbolinux Appliance Server 3.0 (SP1)
Turbolinux 11 Server(SP1)
CentOS (*1)
VMware ESX Server 4.0/4.1/4.1 u1(x86_64のみ)
XenServer 6.0/5.6(SP2)/5.5 u2(IA32のみ)
Oracle Linux 6.6/6.4/6.2 (x86_64のみ)
Ubuntu 14.04 LTS
Solaris11 11/11
Solaris10 10/09
Solaris10 10/08
Solaris10 9/10
Solaris10 8/11
Solaris10 1/13
必要メモリ容量
x86
ユーザモード: 192MB以上
カーネルモード: 32MB +
4MB×ミラーリソース数
x86/x86_64
ユーザモード 96MB以上
カーネルモード:
同期モード:(リクエストキュー数×I/Oサイズ)+(2MB×
(ミラーディスクリソース、ハイブリッドディスクリソース
数)) )
非同期モード:(リクエストキュー数×I/Oサイズ)+
((2MB+(非同期キュー数×I/Oサイズ))×(ミラーディ
スクリソース、ハイブリッドディスクリソース数))
IBM POWER
ユーザモード: 64MB以上
x86/x86_64
ユーザモード: 64MB以上
x86
140MB以上
x86_64 140MB以上
IBM POWER 24MB以上
x86/x86_64 20MB以上
x86_64
ユーザモード: 256MB以上
カーネルモード: 32MB +
4MB×ミラーリソース数
必要ディスク領
域
x86
34MB以上
x86_64 41MB以上
詳細は製品サイト参照 http://jpn.nec.com/clusterpro/clp/environment.html
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(*1) CLUSTERPROの対応する CentOS のkernelバージョンは、
Red Hat Enterprise Linux の対応kernelバージョンをご確認ください
(*2) Replicator, Replicator DRは未サポート
12. 動作環境
対応アプリケーション
▐ CLUSTERPROで動作確認済みのアプリケーションの代表例
詳細は、下記の製品Webを参照してください。
http://jpn.nec.com/clusterpro/clp/environment.html
▐ CLUSTERPRO対応条件の代表例
l 動的データを共有ディスク(またはミラーディスク)に配置
l CLUSTERPRO制御下での共有ディスクへのアクセス開始・アクセス停止
具体的には
• クラスタスクリプトがAPを開始する以前に共有ディスクへアクセスしないこと
• クラスタスクリプトがAPを停止した以降は共有ディスクをアクセスしないこと
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13. 注意事項
▐
ミラーディスク型クラスターの注意事項
以下のパーティションはミラーリングできません。
l
l
OSのシステムファイルが入ったパーティション
ページングファイルが存在するパーティション
▐
ディスク交換後のミラー再構築は、データ量に応
じた時間が必要です。
(30秒〜1分/1GB)
▐
ミラー運用時、ミラーパーティションに対するAP
のwrite性能は、ローカルディスクに⽐べて約20%
ほど性能が低下します。
▐
ミラー用のパーティ
ションを作り、HAク
ラスタリングソフト
ウェアでミラーリング
RAID1、RAID5等
RAIDコン
トローラ
OS用のパーティショ
ンはミラーリング対象
にできない
RAIDコン
トローラ
障害などでミラー再同期が必要になった場合、ミ
ラー再構築が実⾏されると、さらに約15%ほど
write性能が低下します。(APと併せて計35%の
性能低下)(目安)
nHostRAID(オンボード・ミラー)使用可能で、
ブレードサーバーでもCPUブレード同士の
ミラーディスク型クラスターが組める
*--Linuxの場合、一部HostRAIDで使えないコントローラがあります
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13. 注意事項
ライセンス購入時の注意事項
l カウント数の大きいCPUライセンスを購入し、複数のクラスターへ分割
させて使用することはできません。
l CPUライセンスが不⾜している場合、クラスター起動時に警告が表示さ
れます。
l 運用開始後にCPUを増設する場合、追加するCPU数分の本製品のライセ
ンスを追加登録してください。
l 上位アプリケーションのライセンス定義は、各アプリケーション側の定
義に従います。
l CLUSTERPROでは、CPUライセンスにおいて、コア(デュアルコア)や
ハイパースレッドでは重複カウントしません。
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14. パートナー制度「CLUSTERPRO WORKS」
2002年より、SIer/ISV/IHV/クラウド事業各社様と協業しております
共同ソリューション
共同マーケティング
パートナー様製品などと
CLUSTERPROの連携検証
や新ソリューション創出
展示会出展、
セミナー開催など
CLUSTERPRO
WORKS
技術認定セミナーへ優先案内
個別勉強会など
トレーニング
専用WEBサイト
WORKSメルマガ
情報提供
株式会社アイエスエイ
株式会社アイ・ティ・フロンティア
株式会社アイビス
アイレット株式会社
株式会社アークシステム
株式会社ACCESS
株式会社アシスト
株式会社アスカクリエイト
アステック株式会社
株式会社アテネコンピュータシステム
株式会社アプレッソ
イアス株式会社
株式会社イエス ウィ キャン
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社インフォース
株式会社ウィズダム
ウイングアーク株式会社
有限会社 エコーシステムクリエイター
SRA OSS,Inc. 日本支社
株式会社エスエーティー
SAPジャパン株式会社
株式会社NSD
NTTコミュニケーションズ株式会社
F5ネットワークスジャパン株式会社
エムワイ・ワークステーション株式会社
株式会社大塚商会
オープンソース・ソリューション・
テクノロジ株式会社
キーウェアソリューションズ株式会社
株式会社キーゴール
京セラ丸善システムインテグレーション
株式会社
有限会社 空間考房 ギャルスリー
株式会社クラスキャット
クラスメソッド株式会社
株式会社クロスパワー
クワンティ株式会社
株式会社ケネス
国際ソフトウェア株式会社
株式会社 コサット
コネクト株式会社
株式会社コムスクエア
コムチュアネットワーク株式会社
株式会社サーバーワークス
株式会社 サムテック
株式会社サンブリッジソリューションズ
株式会社ジェネコム
シスコシステムズ合同会社
株式会社システナ
株式会社システムズ
株式会社シマンテック
株式会社ジュッポーワークス
株式会社スプラッシュ
株式会社スマートスタイル
株式会社 セゾン情報システムズ
センコー情報システム株式会社
株式会社ソフトクオリティ
ソフトバンクコマース&サービス株式会社
ダイワボウ情報システム株式会社
ターボリナックス株式会社
株式会社中電シーティーアイ
株式会社データ・アプリケーション
テクノバン株式会社
デル株式会社
デル・ソフトウェア株式会社
東京エレクトロン デバイス株式会社
ドットヒルシステムズ株式会社
トレンドマイクロ株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本オラクル株式会社
CA Technologies
日本ストラタステクノロジー株式会社
日本ビジネスシステムズ株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本プロセス株式会社
日本ユニシス株式会社
ニューコン株式会社
株式会社ニューシステムテクノロジー
株式会社ニューテック
ネクスアローズ株式会社
株式会社ネットジャパン
ノベル株式会社
株式会社野村総合研究所
パシフィック・コンピュータ・
エクスチェンジ株式会社
パットシステムソリューションズ有限会社
株式会社パトライト
有限会社バンザイクリエイティブ
株式会社 日⽴製作所
株式会社日⽴ソリューションズ
株式会社日⽴ソリューションズ東日本
株式会社ヒューマンシステム
株式会社PFU
ファイルメーカー株式会社
ファルコンシステムコンサルティング株式会社
株式会社pnop
株式会社ブレーントラスト
株式会社プレオン
日本マイクロソフト株式会社
マイクロフォーカス株式会社
マカフィー株式会社
三井情報株式会社
三菱スペース・ソフトウエア株式会社
三菱電機インフォメーションネットワーク
株式会社
株式会社Minoriソリューションズ
ミラクル・リナックス株式会社
株式会社メディア・トラスト
メディアマート株式会社
ユニアデックス株式会社
株式会社菱友システムズ
菱洋エレクトロ株式会社
レッドハット株式会社
レノボ・エンタープライズ・
ソリューションズ株式会社
株式会社ワン
現在加入社数
127社
※2016年12月現在
CLUSTERPRO WORKS
http://jpn.nec.com/clusterpro/works.html
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15. 保守/サービス関連情報
PP・サポートサービス
▌PP・サポートサービスとは
l お客様がご購入されたソフトウェア製品 [ PP (プログラム・プロダクト) ]について、技術
サポートを有償にて提供するサポートサービスです
• ソフトウェア製品開発部門との連携により、導入と運用をサポートします
▌3つの標準サービス
lレスポンスサービス
• インストール設定・運用に関するQ&A
lライセンスサービス
• リビジョンアップモジュールの提供、バージョンアップ製品ライセンスの提供
lインフォメーションサービス
• ソフトウェア製品に関する最新の技術情報を専用Webサイトや/電⼦メールにてお知らせ
▌PP・サポートサービスURL
l http://jpn.nec.com/service/support/pp/
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15. 保守/サービス関連情報
マネジメントサポート
製品個々の枠に留まらない「システム視点」の
マネジメントサポートでお客様システムを守ります
システム視点の一元窓口提供で
お客様の負担を軽減
お客様システム
お客様
調査・対応依頼
一元窓口
24時間
365日体制
システム
視点
マネジメントサポート
構成
情報
束ね
▌マネジメントサポートの特⻑
l 予めお客様システムの構成情報を把握する
ことで調査対応を迅速に⾏います。
l 担当サポートチームがCLUSTERPROを含め、
システムを構成する製品サポートを束ねます。
l 他社の製品窓口も活用することで、
マルチベンダの製品をサポートします。
l24時間365日の対応を提供します。
l サポート対象システムで発生、検知した事象を
一元的に受け付け適切な切り分けを⾏います。
HW保守
69
PP・サポート
サービス
© NEC Corporation 2017
他社製品窓口
l ご要件に合わせて、サービスをカスタマイズ。
詳細は、弊社担当営業もしくは以下までお問合せ下さい。
NEC サポートサービス統括本部 <[email protected]>
15. 保守/サービス関連情報
CLUSTERPRO技術認定制度
2012年2月開始
合格者1889名
実機研修を全国で無償開催 !
CLUSTERPRO初⼼者から、構築未経験者までお気軽に参加ください
▐ SIGMABLADEやVirtualPCCenterでおなじみの技術認定制度が
CLUSTERPROでもスタート !
全国各地で開催中 !
STEP 1 技術研修を受講する
製品説明と実機研修をあわせた半日研修を
受講いただきます。
受講者には受験IDを配布(3ヶ月有効)
STEP 2 認定試験を受験する
STEP1修了後、Web試験を受験いただきます。
70点以上で合格!
⾃宅からで
も受講OK !
開催実績
l 東京 l ⻑野
l 大阪 l 大宮
l 北海道 l 福岡
l 名古屋
l 静岡
l 愛媛
l 高知
l 石川
l 新潟
STEP 3 技術認定資格の授与
合格者には認定証、受講者ID、認定バッジを進呈。
詳しくはこちら→ https://fcc.express.nec.co.jp/salesmaster/
※東京以外の開催日程、および個別開催についてはお問合せください。
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15. 保守/サービス関連情報
導入/SI/構築支援サービス
CLUSTERPRO X では、導入/SI/構築支援サービスを提供しています。
CLUSTERPRO導入支援サービス
CLUSTERPROの開発部隊が実施する導入支援サービスです。
CLUSTERPROの導入、PPのクラスター設定などを⾏います。また
CLUSTERPROの講習も実施します。
設定ミスなど未然に防ぐことにより、システムのTCO削減が図れます。
クラスターSI支援サービス
NECソリューションイノベーターのクラスターSI支援サービスです。
※⾒積もりは、担当営業にお問い合わせください。
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16. 製品ご紹介サイト/お問い合わせ先
http://jpn.nec.com/clusterpro/
製品ご紹介サイト
(フル機能が使える試用版をダウンロードできます!)
(ドキュメント多数公開中: (随時更新中))
お問い合わせ先
[email protected]
秋葉原でデモをご覧いただけます
サーバー/PC等、こだわりの展示品もご覧になれます
クラサバ市場秋葉原店
http://jpn.nec.com/ichiba/
・定休日
月・日・祝
・電話番号
03-5294-9802
・営業時間
11:00〜17:00
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17. 参考
① 単体サーバーの可用性を向上させる
CLUSTERPRO X SingleServerSafe
② 海外展開
17. 参考
①単体サーバーの可用性を向上させるCLUSTERPRO X SingleServerSafe
CLUSTERPROで培った障害検出機能を単体サーバー用に切り出しました
▌ GUIで簡単設定 !
▌ クラスターのスクリプトを書く必要はありません !
▌ CLUSTERPRO X へのアップグレードライセンスも用意 !
▌ 詳しくはこちら ! http://jpn.nec.com/clusterpro/sss/index.html
APの再起動で業務継続
アプリケーション/サービス異常
・プロセスの停止
・ハングアップ(*1)
*1
エージェント製品が必要になります。
OSの再起動で業務継続
CLUSTERPRO X
⾃体の異常
電源
OS異常
OSの再起動で業務継続
ディスク異常
NIC異常
NIC
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NIC
予備のNICに切り替えて
業務継続(Windowsのみ)
17. 参考
②海外展開
ワールドワイドでの販売・サポート、順調に拡大中 !
大⼿フィジカルセキュリティベンダGenetic
のHA/DR製品として採用!
中東を中⼼に、災害対策に活躍!
中国でEXPRESSCLUSTERパートナー数成⻑中!
全土販社パートナー様 約80社
欧州他
NECNL
中国
NECIS
日系企業のお客様を中⼼に
適用事例拡大中!
NECによるサポート
現地法人によるサポート
現地の販売/サポート拠点
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北⽶
NECAM
Asia Pacific
NECアジアパシフィック
NECインドネシア
NECタイ
NECベトナム
NEC台湾
NEC香港
NECオーストラリア
NECインド
etc...
日本電気株式会社
クラウドプラットフォーム事業部
CLUSTERPROグループ
(グローバルプロモーションチーム)
製品ウェブ http://jpn.nec.com/clusterpro/
メールアドレス [email protected]
窓口営業時間
平日 8:30〜17:00
プリセールスでの構成の⾒積もりに関するご質問、
導入支援サービスに関するご相談など、
お気軽にお問い合わせください。
※本紙に掲載された社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
※本製品(ソフトウェア含む)が、外国為替および外国貿易法の規定により、輸出規制に該当する場合は、
日本国外に持ち出す際に日本国政府の輸出許可申請等必要な⼿続きをお取りください。
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