千葉都市計画地区計画の決定

千 葉 銀 座 地 区
地区計画の手引き
千
葉
市
建築確認を申請する場合は、
地区計画の届け出は不要です。
目
は
じ
め
に
《
地区計画について
《
地区計画の運用基準
1
建築物に関する制限について
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
》
》
・・・・・・・・・・・・・・・・
2
・・・・・・・・・・・・・・・
5
・・・・・・・・・・・・・
(1)建築物の用途の制限について
2
届出の手続き
5
・・・・・・・・・・・
5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
(1)届出の必要な行為
(2)届出先
1
・・・・・・・・・・・・・・・・
8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
は
じ
め
に
千葉銀座地区は、JR千葉駅東口から南東へ約700mの距離に位置する商業・業務地区
であり、千葉市の代表的な商業集積地の一つとなっています。また、JR千葉駅から本地区
にかけては、商業・サービス機能等が連続しており、賑わいのある都市環境が形成されてい
ます。
しかしながら、本地区を含むJR千葉駅周辺は、JR千葉駅のリニューアルやその周辺の
再開発など、本地区を取り巻く商業環境が大きく変化しており、既存の都市環境を活かした
賑わいのある良好な街並みを維持・誘導することが大変重要になっています。
そこで、地区計画制度により本地区にふさわしいまちづくりのルールを定め、既存の都市
環境を活かした賑わいのある良好な街並みの維持を図ることとなりました。
こ の 冊 子 は 、千 葉 銀 座 地 区 の 地 区 計 画 の 内 容 を 説 明 し た も の で す 。今 後 、建 築 物 を
建築される場合等は、この冊子をご活用いただければ幸いです。
こ の 制 度 の 趣 旨 を 十 分 ご 理 解 の う え 、賑 わ い の あ る 良 好 な 都 市 環 境 の 形 成 の た め に
ご協力をお願いいたします。
1
≪地区計画について≫
平成29年2月7日決定
千葉市告示第74号
千葉銀座地区
名
称
千葉銀座地区地区計画
位
置
千葉市中央区中央2丁目及び中央3丁目の各一部
面
積
約 3.4ha
画
標
本地区は、JR千葉駅東口から南東へ約700mの距離に位置する商業・
業務地区であり、千葉市の代表的な商業地の一つである。JR千葉駅から本
地区にかけては、商業・サービス機能が連続していることから、人の流れに
定着がみられ、賑わいのある都市環境が形成されている。
このため、地区計画を導入することにより、既存の都市環境を活かした賑
わいのある良好な街並みの維持を図ることを目標とする。
用
針
本地区においては、既存の商業集積地としての立地を活かし、商業・業務
を中心としつつ、文化、サービス、居住等の各機能が複合された、多世代が
集まり賑わいのある市街地の形成を図る。
建築物等の
整備方針
商業・業務及び居住等の良好な都市環境を形成し、賑わいのある街並みを
維持・誘導するため、建築物等に関する事項を次のとおり定める。
(1)建築物等の用途の制限
地区計
区 の 目
域
の
整
備
・
開
発
及 土地利
び の 方
保
全
の
方
針
2
地
区
の
区
分
区分の
名 称
区分の
面 積
建
地 築
物
区
等
整 に
備 関
す
計
る
画 事
項
建築物等
の用途の
制
限
A地区
約
2.7
B地区
ha
次の各号に掲げる建築物は建築し
てはならない。
(1)2階以下の部分を住宅(兼用住
宅の住宅に供する部分を含
む。)、共同住宅、寄宿舎又は
下宿の用途に供するもの(2階
以下の部分のこれらの用途に
供する部分が出入口、出入口ホ
ール、階段、管理人室その他こ
れらに類するもののみである
ものを除く。)
(2)神社、寺院、教会その他これら
に類するもの
(3)集会場(葬儀を行うものに限
る。)
(4)墓地、埋葬等に関する法律第2
条第6項に規定する納骨堂
(5)風俗営業等の規制及び業務の適
正化等に関する法律第2条第
6項から第10項までに規定
する営業の用に供するもの
約
ha
次の各号に掲げる建築物は建築し
てはならない。
(1)1階以下の部分を住宅(兼用住
宅の住宅に供する部分を含
む。)、共同住宅、寄宿舎又は
下宿の用途に供するもの(1階
以下の部分のこれらの用途に
供する部分が出入口、出入口ホ
ール、階段、管理人室その他こ
れらに類するもののみである
ものを除く。)
(2)神社、寺院、教会その他これら
に類するもの
(3)集会場(葬儀を行うものに限
る。)
(4)墓地、埋葬等に関する法律第2
条第6項に規定する納骨堂
(5)風俗営業等の規制及び業務の適
正化等に関する法律第2条第
6項から第10項までに規定
する営業の用に供するもの
「区域、地区整備計画区域及び地区の区分は計画図表示のとおり。」
3
0.7
4
≪地区 計画 の運 用基 準≫
1
建築物に関する制限について
本 地 区 で は 、 商 業 ・ 業務 及 び 居 住 等 の 良 好 な都 市 環 境 を 形 成 し 、 賑わ い の あ る 街 並 み の
維持・誘導 を図る ため、地区整備計 画によ り次 のように建 築物 の 制限 が定められ ていま す。
(1)
建築 物の用 途の制 限について
本 地 区 内 は 、 用 途 地 域に 対 応 し て 建 築 で き る建 築 物 の 用 途 が 定 め られ て い ま す が 、 さ ら
に 、既 存 の 商業 集 積 地 と して の 立 地を 活 か し 、 商業 ・ 業 務及 び 居 住 等 の各 機 能 が複 合 され
た 、多 世 代 が集 ま り 賑 わ いの あ る 市街 地 の 形 成 を図 る た め、 地 区 計 画 によ り 、 次の よ うな
建築物の用 途の制 限を しています 。
【A地区】
次の各号に 掲げる 建築 物は建築し てはな らな い。
(1)2階 以下の 部分 を住宅(兼 用住宅 の住 宅に供する 部分を 含む 。)、共同
住宅、寄宿 舎又は 下宿 の用途に供 するも の ( 2 階 以 下の 部分 の これら の
用 途 に 供す る部 分 が出入 口 、出 入 口ホ ール 、階 段 、管 理 人室 その 他こ れ
建 築 物 の
ら に 類 する もの の みであ る も のを 除く 。 )
用 途 の 制 限 (2)神社 、寺院 、教 会その他こ れらに 類す るもの
(3)集会 場(葬 儀を 行うものに 限る。)
(4)墓地 、埋葬 等に 関する法律 第2条 第6 項に規定す る納骨 堂
(5) 風俗営 業等 の規 制及び 業務の 適正 化等 に関す る法律 第2 条第 6項か ら第
10項まで に規定 する 営業の用に 供する もの
【B地区】
次の各号に 掲げる 建築 物は建築し てはな らな い。
(1)1階 以下の 部分 を住宅(兼 用住宅 の住 宅に供する 部分を 含む 。)、共同
住宅、寄宿 舎又は 下宿 の用途に供 するも の ( 1 階 以 下の 部分 の これら の
用 途 に 供す る部 分 が出入 口 、出 入 口ホ ール 、階 段 、管 理 人室 その 他こ れ
建 築 物 の
ら に 類 する もの の みであ る も のを 除く 。 )
用 途 の 制 限 (2)神社 、寺院 、教 会その他こ れらに 類す るもの
(3)集会 場(葬 儀を 行うものに 限る。 )
(4)墓地 、埋葬 等に 関する法律 第2条 第6 項に規定す る納骨 堂
(5) 風俗営 業等 の規 制及び 業務の 適正 化等 に関す る法律 第2 条第 6項か ら第
10項まで に規定 する 営業の用に 供する もの
5
1)
「2階 以下の部 分( B地区にお いては 1階 以下の部分 )のこ れら の用途に供 する部 分が
出 入口 、 出 入 口ホ ー ル 、 階段 、 管 理 人室 そ の 他 これ ら に 類す る も の の みで あ る もの を
除く。」に ついて
2階 以 下 の部 分 ( B 地 区に お い ては 1 階 以 下 の部 分 ) につ い て は 、 住宅 ( 兼 用住 宅 の住
宅 に供 す る 部分 を 含 む 。 )、 共 同 住宅 、 寄 宿 舎 又は 下 宿 (以 下 、 「 住 宅等 」 と いう 。 )の
用途に供す るもの は配 置できませ ん。
た だし 、 3 階以 上 ( B 地 区に お い ては 2 階 以 上 )を 住 宅 等と す る 場 合 で、 住 宅 等に 行き
来するため の出入 口、出入口ホー ル等に つい ては、2階 以下( B地 区において は 1階 以下)
に配置する ことが でき ます。
な お、 ( ) 内に 記 載 の あ る 「 そ の 他こ れ ら に 類 する も の 」の 用 途 の 考 え方 は 下 表の とお
りです。
表-1
2 階以下 (B 地区におい ては1 階以 下)の部分 に配置 する ことができ る用途
用
2階以下の 部分へ の立 地可否
(B地区に おいて は1 階以下)
途
出入口、出 入口ホ ール
可
階段
可
管理人室
可
ごみ集積場
可
郵便及び宅 配ロッ カー
可
共用施設関 係
・集会室( 所)
・ゲストル ーム
不可
・パーティ ールー ム
・キッズル ーム
・ライブラ リー( 図書 室)
○賑わいの ある街 並み への配慮に ついて
本地 区 は 、賑 わ い の あ る良 好 な 街並 み の 維 持 ・誘 導 を 図る た め 地 区 計画 を 定 めて お りま
す 。2 階 以 下( B 地 区 に おい て は 1階 以 下 ) の 部分 に 表 ―1 で 「 可 」 とさ れ る 用途 や 駐車
場 、駐 輪 場 を配 置 で き ま すが 、 2 階以 下 ( B 地 区に お い ては 1 階 以 下 )の 部 分 の用 途 が駐
車場等のみ になら ない よう、賑わ いへの 配慮 に努めてく ださい 。
< 配慮 の 例 >・ 千 葉 銀 座 通り 等 の 賑わ い を 創 出 する 道 路 沿い に 店 舗 等 を配 置 し 、 駐 車 場や
駐輪場等は 賑わい に配 慮した配置 とする 。
6
2)
「風俗 営業等の 規制 及び業務の 適正化 等に 関する法律 第2条 第6 項から第1 0項ま でに
規定する営 業の用 に供 するもの」 につい て
風俗営業 等の規 制及 び業務の適 正化等 に関 する法律第 2条第 6項 から第10 項まで に規
定する営業 とは、 次の とおりです 。
表―2
風 俗営業 等の 規制及び業 務の適 正化 等に関する 法律第 2条 第6項から 第10 項
第2条第
6項
第1号
個室付浴場 (ソー プラ ンド)
第2号
店舗型ファ ッショ ンヘ ルス、個室 マッサ ージ 営業等
第3号
個室ビデオ 、スト リッ プ劇場等
第4号
ラブホテル 、モー テル 等
第5号
アダルトシ ョップ 等
第6号
出会い系喫 茶等
第2条第
7項
無店舗型性 風俗特 殊営 業
第2条第
8項
映像送信型 性風俗 特殊 営業
第2条第
9項
店舗型電話 異性紹 介営 業
第2条第1 0項
無店舗型電 話異性 紹介 営業
7
2
届出の手続き
(1)届出 の必要な行為
本 地 区 は 制 限 項 目の全 て が 建 築 条 例 化 さ れて い ま す 。 そ の た め 、建 築 確 認 を 要 す る 行 為
に つい て は 、地 区 計 画 の 届出 は 必 要あ り ま せ ん (民 間 の 審査 機 関 に 建 築確 認 を 申請 す る場
合も同様で す)。
た だし 、 次 の行 為 を 行 う 場合 で 建 築確 認 を 要 し ない も の につ い て は 、 工事 着 手 の3 0日
前までに地 区計画 の届 出が必要に なりま す。
・土地の 区画形 質の 変更
…
切土 、盛土、道 路・宅 地の 造成等
・建築物 の建築 、工 作物の建設
…
新築 、増改築、 移転、 修繕 等
・建 築 物 等の 用 途 の 変 更
…
地 区 整 備計 画 に 定め ら れ た 用 途の 制 限 に適 合 しな
い場合
・変更の 届出
…
届出 の内容に変 更があ った 場合
(2)届出先
届出書(定め られた 様 式)に必要事 項を記 載 の上、関係図 書を添 付 し、正本・副本 の 2 部
を千葉市長 (窓口 は千 葉市役所 都市計 画課) へ提出して 下さい 。
※ご不明な 点があ りま したら下記 へお問 い合 わせ下さい 。
千葉市役所 都市局 都市 部都市計画 課土地 利用 班
〒260-8722 千葉 市中 央区千葉港 2番1 号
TEL 043 (24 5) 5305
8