2017.2.9 発表 (一社)日本ショッピングセンター協会 2016-17年年末年始販売統計調査報告 <全体概要> 2016-2017年年末年始SC販売額は前年同期比で102.9%と前年を上回った。また、レジ客数(前年同期比101.0%)、客単価(同 102.0%)ともに前年を上回った。 ①年末(12/28~31)の売上高は全ての日で前年を上回り、年末トータルで前年比104.7%のプラスとなった。28日はレジ客数が 98.6%と期間中で唯一前年を下回ったが、客単価が111%と大きく上回り、売上高の対前年比が期間中で最も大きい109.4%と なった。今年は昨年と比較して年末にバーゲンを開始したSCが多かった影響もあり、年末の売上増加につながったとみられ る。 ②年始(1/1~1/3)の売上高前年比は101.0%と微増となった。1日(売上高前年比99.5%)と2日(同99.7%)の2日間は前年を僅か に下回ったものの、3日は前年比で104.2%となり、年始トータルでプラスとなった。 ③客単価平均は、全期間で2,761円となった。年始は福袋の購入などの影響もあり、年末と比較して577円多い3,085円となっ た。また、客単価の分布をみると、全体の約80%が3,500円以内に収まる一方で、4,000円以上のSCも10.3%と約1割を占めた。 ④バーゲン開始日は、1月2日が37.4%と最も多く、2番目に多かった1月1日の24.7%と合わせると、62.1%を占めた。一方で、12 月中にバーゲンを開始するSCも24%あった。年始にバーゲンを開始したSCも、年始のバーゲンが年末の買い控えにつながっ たといった回答がみられ、周辺の商業施設の動向をみながら、いつバーゲンを開始するかの判断に苦慮した様子が見受けられ た。 ⑤好調業種は、飲食が最も多く、以下、生鮮食品、雑貨と続いた。一方で不振業種として婦人衣料が最も多く、次点の靴・鞄の2 倍以上の回答があった。 ⑥福袋については、参加店舗・販売個数の減少傾向は今年もみられた。内訳をみると、衣料品の福袋に苦戦した一方で、食品 関連・コスメ関連が好調との回答がみられた。 ※当協会のSC販売統計調査報告は、政府統計に合わせて消費税を含めて算出しております。 ■売上高前年対比 前年対比(%) (%) 120.0 109.4 102.9 104.7 101.0 前年対比(%) 107.3 101.0 101.7 99.7 99.5 104.2 100.0 80.0 60.0 40.0 20.0 0.0 全期間 年末 年始 28~31日 1~3日 28日 29日 30日 31日 1月1日 1月2日 1月3日 ■レジ客数 レジ客数 (人) レジ客数平均(人) 前年対比(%) (%) 30,000.0 120 25,000.0 115 20,000.0 110 15,000.0 101.0 101.0 102.3 101.0 98.6 10,000.0 102.9 100.1 102.7 99.9 105 100.0 100 5,000.0 95 0.0 90 全期間 年末 年始 28日 29日 30日 31日 1月1日 1月2日 1月3日 レジ客数平均(人) 2016-17年 2015-16年 全期間 年末 年始 23,401 23,167 22,056 21,828 25,378 25,136 12月28日 12月29日 12月30日 12月31日 19,732 20,007 22,108 22,083 23,858 23,320 22,527 21,892 1月1日 1月1日 1月1日 24,117 24,141 26,886 26,873 24,792 24,136 1 ■客単価平均 客単価平均(円) 客単価平均 (円) (% 前年対比(%) 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 120 115 111.0 102.0 110 105 104.3 103.7 100.9 100.3 99.7 99.6 99.4 101.4 100 95 90 全期間 年末 年始 28日 29日 30日 31日 1月1日 1月2日 1月3日 客単価平均(円) 2016-17年 2015-16年 全期間 年末 年始 2,761 2,707 2,508 2,419 3,085 3,075 12月28日 12月29日 12月30日 12月31日 2,378 2,143 2,378 2,357 2,442 2,456 2,961 2,839 1月1日 1月2日 1月3日 3,574 3,587 3,177 3,188 2,765 2,726 #### 0 0 ■客単価の分布 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1499円以下 1500~1999円 全期間 14.6% 23.5% 16.9% 19.2% 11.3% 4.2% 10.3% 2000~2499円 2500~2999円 3000~3499円 2016年末 17.5% 27.5% 19.0% 14.2% 3500~3999円 8.5% 5.2% 8.1% 4000円以上 2017年始 15.6% 18.0% 19.0% 19.4% 11.4% 4.7% 11.8% 1499円以下 1500~1999円 2000~2499円 2500~2999円 3000~3499円 3500~3999円 4000円以上 全期間 2016年末 2017年始 14.6% 17.5% 15.6% 23.5% 27.5% 18.0% 16.9% 19.0% 19.0% 19.2% 14.2% 19.4% 11.3% 8.5% 11.4% 4.2% 5.2% 4.7% 10.3% 8.1% 11.8% 2 ■好調業種(複数回答) ■不調業種(複数回答) 件数 好調業種 0 20 40 不振業種 0 60 靴・鞄 47 生鮮食品 サービス 件数 200 108 婦人衣料・用品 55 飲食 100 45 39 39 雑貨 紳士衣料・用品 サービス 27 医薬・化粧品 27 31 雑貨 25 飲食 25 上位5項目 上位5項目 ■バーゲン開始日 12月1日 6.3% その他 31.0% その他 17.2% (30SC) 1月2日 37.4% 1月2日 37.4% 12月26日 12月26日 4.0% 6.9% 12月23日 6.9% 1月1日 24.7% 12月23日 7.5% 1月1日 24.7% ■バーゲン実施期間 バーゲン実施期間 40.0% 33.7% 30.0% 28.5% 20.0% 10.0% 0.0% 6.4% 4.1% 1~5日間 6~10日間 11~15日間 16~20日間 11.0% 14.0% 2.3% 21~25日間 26~30日間 31日以上 (一社)日本ショッピングセンター協会 調べ 調査期間:2017年1月13日~2月2日 調査対象数:232sc 3
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