2017年3月期 第3四半期決算説明資料 2017年2月10日 田淵電機株式会社(証券コード:6624) 2017年3月期 第3四半期 業績の概要 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 1 連結業績概要 国内太陽光発電市場の急激な悪化に伴い、 大幅な減収・減益となった 単位:百万円 2016年3月期 3Q累計 2017年3月期 3Q累計 29,910 営業利益 増減 増減率 18,366 ▲11,544 ▲38.6% 4,250 ▲2,345 ▲6,596 - 経常利益 4,255 ▲2,346 ▲6,601 - 親会社株主に帰属 する当期純利益 2,999 ▲3,261 ▲6,261 - 売上高 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 2 連結セグメント別業績概要 単位:百万円 2016年3月期 3Q累計 売上高 営業利益 23,145 変成器 2017年3月期 3Q累計 前年度比増減 売上高 営業利益 売上高 営業利益 4,301 11,320 ▲2,495 ▲11,825 ▲6,797 6,765 574 7,045 322 +280 ▲251 調整額 - ▲624 - ▲172 - +452 連結計 29,910 4,250 18,366 ▲2,345 ▲11,544 ▲6,596 電源機器 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 3 連結セグメント別売上高概要 電源機器事業 変成器事業 前年同期比 ▲51.1% 前年同期比 +4.1% アミューズメント向け電源 の新製品出荷を開始 国内太陽光発電市場の 縮小と単価下落影響が 大きく、売上大幅減 前年下期のM&Aによる 新規連結子会社による 新分野への売上増 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. エアコン用リアクタは堅調 に推移 4 連結セグメント別売上高四半期推移 単位:百万円 16,000 14,000 2015年 3月期 2017年3月期 2016年3月期 2,253 12,000 10,000 2,344 1,995 8,000 2,392 2,425 6,000 13,127 2,627 8,242 4,000 2,216 8,754 2,201 6,148 6,799 2,000 3,702 4,437 3,180 0 14-4Q 15-1Q 15-2Q 15-3Q 電源機器事業 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 15-4Q 16-1Q 16-2Q 16-3Q 変成器事業 5 連結業績四半期推移 単位:百万円 4,000 営 業 利 益 3,000 ・ 経 常 利 益 2,000 ・ 親 会 社 1,000 株 主 に 帰 0 属 す る 当 期 (1,000) 純 利 益 ( 棒 (2,000) グ ラ フ ) (3,000) 2015年 3月期 2017年3月期 2016年3月期 18,000 12,000 6,000 14-4Q 15-1Q 15-2Q 15-3Q 15-4Q 16-1Q 16-2Q 16-3Q 売 上 高 ( 折 線 グ ラ フ ) 0 (6,000) 営業利益 経常利益 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 親会社株主に帰属する当期純利益 売上高 6 連結貸借対照表概要 単位:百万円 2016年3月末 2016年12月末 2016年3月末 2016年12月末 現預金 5,737 2,458 仕入債務 7,425 4,344 売上債権 6,882 4,938 短期有利子負債 2,938 6,015 棚卸資産 9,659 10,166 その他(流動) 4,010 2,999 その他(流動) 2,408 1,061 長期有利子負債 1,475 1,150 12,133 13,018 その他(固定) 4,610 4,689 1 0 純資産 16,363 12,444 36,823 31,644 負債・純資産計 36,823 31,644 固定資産合計 繰延資産 資産計 自己資本比率 50.0% 46.0% 42.0% 1,323 120.0% 104.6% 100.0% 44.4% 80.0% 39.3% 30.0% ‘16年3月末 ‘16年12月末 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 1,000 0 ▲ 1,000 60.0% ▲ 2,000 40.0% ▲ 3,000 20.0% ▲ 4,000 0.0% 単位:百万円 74.1% 38.0% 34.0% ネットキャッシュ 固定比率 ‘16年3月末 ‘16年12月末 ▲ 5,000 ▲ 4,707 ‘16年3月末 ‘16年12月末 7 今後の取り組みと見通し Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 8 今期業績について 通期業績下方修正 アミューズメント向け電源は順調に出荷開始 しかしながら、太陽光発電の国内市場の縮小と単価 下落、北米市場における立上げ遅れによる影響が 大きく、売上の減少を予想 売上減少の予想に伴い、利益の減少を予想 加えて、収益の悪化に伴い繰延税金資産を取崩し Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 9 今期業績について 単位:百万円 上期 実績 売上高 下期 3Q実績 12,984 5,381 営業利益 ▲1,096 ▲1,248 営業利益率 ▲8.4% ▲23.2% 経常利益 ▲1,364 4Q予想 8,633 通期 予想 14,015 修正予想 前回予想 27,000 33,000 ▲254 ▲1,503 ▲2,600 0 ▲9.6% 0.0% ▲353 ▲1,335 ▲2,700 ▲300 親会社株主に帰属 する当期純利益 ▲912 ▲2,349 ▲1,038 ▲3,387 ▲4,300 ▲400 配当 中間 8円 ▲982 ー ▲2.9% ▲10.7% ー 期末 0円 年間計 8円 年間計 16円 注)予想の前提となる為替レートは上期1ドル105円、下期1ドル110円です。 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 10 次年度に向けた対策について -現状認識- 当社現状 収益の柱であった国内太陽光発電市場における、想定以上の 縮小と価格競争 次代の収益の柱となるべき北米太陽光発電市場への進出の遅れ 変成器事業における成長の鈍化 収益性の大幅な低下が起こっている 今後の 方針 固定費削減による収益性の改善 意思決定の迅速化、収益責任の明確化のための事業組織改革 市場で勝ち抜ける強力な製品ラインナップの拡充 徹底した固定費削減に加え、事業組織改革と 戦略商品の投入による巻き返しの実現 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 11 固定費削減について 下記対策の実施により、固定費を徹底して削減 生産体制の最適化 規模の適正化と生産体制の見直し 労務費等の適正化 役員報酬カット、労務構成の見直しなど徹底したコストダウンの実現 経費削減の徹底 物流コストの見直し、管理可能経費の削減 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 12 事業組織改革 事業部制組織の導入により、①迅速な意思決定、②事業別収益責 任の明確化、③製・技・販一体化によるグローバル販売体制の強化 を実現する 現状(機能別組織) 製 造 製造拠点 新組織(事業部制) 製 造 技 術 技術部門 技 術 営 業 営業部門 営 業 管 理 他 管理部門、支援部門、 品質部門 等 管 理 他 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 事業部 (エネルギー 部門) 事業部 (変成器・ カスタム 電源部門) 製・技・販一体運営による お客様目線での迅速な 製品開発を推進 管理部門、支援部門、 品質部門 等 13 大規模発電所向けグローバル太陽光発電市場と製品の変化 パラダイムシフトが起きている • • • • • リスク分散を目的として、 大規模発電所において も分散型パワコンを 採用するケースが増加 大規模発電対応、 コスト効率向上のため、 海外メーカ製分散型 パワコンの大容量化が 昨年から進展 分散型 パワコンの 大容量化 成長中の新興国では政府主導のエネルギー不足 解決の大規模太陽光発電システム案件が中心 現在最大市場の中国や北米においても投資効果の 最大化を狙うため大規模案件が中心となっている 大規模案件では投資効率の観点から非常にシビア なコストが求められる ユーティリティ (大規模発電所) 案件の増加 システム導入 コストの劇的な 低下 • • • Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. グローバル市場の急速な成長や入札 制度の導入等により、太陽光発電 システム導入コストが急激低下 日本市場においても海外メーカの 参入により価格が顕著に下落 大規模案件の増加も大きな要因 14 大規模発電所向けパワーコンディショナ製品戦略 高コスト競争力・大容量化製品のラインアップ投入による国内市場の 巻き返しとグローバル展開の加速 現状 課題 フルMPPTラインアップの ハイスペックモデルが売りで あり、数メガ規模までの 案件では有利だが、より コスト重視の大規模発電 所向け製品がなかった • • 発電効率の高いフル MPPTモデルのみで展開 25kw及び33kwモデル Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 主戦場が大規模案件に 移行しているため、ハイ スペックモデルだけでは対応 が困難 今後 従来のハイスペックモデルに加 え、普及モデルを展開すること で提案力の強化と コスト競争力強化を実現 • 機能を絞ったコスト競争力 の高い製品の投入 • 大規模発電所の使用にも 耐えうる大容量モデルの 順次投入(50kW以上) • 従来のハイスペック製品と のラインアップ充実による 提案力の強化 • グローバルで主流となりつ つある1500V入力 システムへの対応も進める 15 その他のパワーコンディショナ市場へのセグメント別製品戦略 大規模発電所向けの普及モデル展開に加え、家庭用、産業用には 蓄電ハイブリッドシステム及びマルチMPPTの三相パワコンを展開 市場動向・特徴 発電規模 小 家庭用 国内においては蓄電池付 太陽光発電の普及が徐々 に拡大 北米を含む海外において も蓄電池への関心は高 まっている 重点製品 蓄電ハイブリッドシステム (EIBS)の拡販推進 一台のパワコンで太陽光と 蓄電を制御、無駄の少ない 蓄エネを実現 三相25kW/33kWパワコン 産業用 大 北米を中心とした海外に おいては工場や物流倉庫 等の屋根に太陽光を設置 するケースが多い マルチMPPT制御で 高い実発電量を実現 大規模 発電所 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 16 <予想>連結セグメント別売上高推移 単位:百万円 35,000 2015年3月期 30,000 2016年3月期 2017年3月期(予想) 27,468 25,830 4,442 25,000 4,706 21,336 20,000 4,339 4,818 15,000 10,000 17,767 12,984 21,124 14,015 4,500 23,026 4,844 16,996 12,948 5,000 8,139 9,515 0 14上期 14下期 15上期 電源事業 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 15下期 16上期 16下期 変成器事業 17 <予想>連結設備投資金額・減価償却費 単位:百万円 設備投資金額 3,500 減価償却費 4,000 3,278 3,500 3,000 3,000 2,500 2,146 2,000 予想 2,500 予想 2,000 1,800 1,700 1,747 1,587 1,500 1,500 1,284 1,081 1,000 1,000 500 500 0 0 2013年度 2014年度 2015年度 Copyright(C) Tabuchi Electric Co., Ltd. All rights reserved. 2016年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 18 当資料に記載されている、当社又はグループに 関する見通し、方針、戦略等は、現時点での 入手可能な情報に基づき、合理的と判断した 前提のもと予測したものです。実際の業績は 今後起こりうる様々な要因によって異なることが あるということをご理解ください。
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