I.景気の現状に対する判断理由等 景気の現状に対する判断の理由及びそれに対する追加説明等について、その主だったもの 及び特徴的と考えられるものを取りまとめると以下のとおりであった。 1.北海道(地域別調査機関:株式会社北海道二十一世紀総合研究所) 分野 家計 動向 関連 (北海道) 景気の現状判断 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − − 一般小売店[土 来客数の動き ・前月から円安が続いている関係で、国際線の店舗で 産](経営者) は外国人観光客の来客数、購入量、購入金額が増えて おり、前年比115%ほどの売上となっている。ただ、 国内線の店舗では前年と比べて横ばい又は若干少なめ で推移している。 百貨店(販売促 来客数の動き ・来客数の動きをみると、悪天候で前年を下回る日も 進担当) あるものの、全体としては前年を上回って推移してい る。市内からの来店に加えて、外国人観光客の増加が 目立っている。 百貨店(営業販 単価の動き ・来客数が前年並みに戻ってきていることに加えて、 促担当) 雑貨、衣料品の客単価が婦人物、紳士物ともに上がっ てきている。定価品の動きはまだ回復していないが、 値引きした商材の動きが全体の売上をけん引してい る。また、初売りの福袋も伸びたほか、アクセサ リー、バッグなどの高額商材が例年にないほど売れて いる。 スーパー(店 お客様の様子 ・春物を中心に衣料品の動向が上向いてきた。 長) 乗用車販売店 来客数の動き ・新型車の発表が相次いであり、前評判も良いことか (経営者) ら、来客数が増え、受注につながってきた。他社の新 型車発表もあり、相乗効果で景気が良くなってきてい る。 乗用車販売店 販売量の動き ・北海道の場合、冬を迎えると買い控えが始まり、暖 (従業員) かくなる3∼4月に納車できるような今くらいの時期 から販売量が上向いてくる傾向がある。今年も例年と 同様の動きがみられており、3か月前と比べると景気 はやや良くなっている。 その他専門店 お客様の様子 ・1月の北海道の景気は天候などの自然環境にも左右 [医薬品](経 される傾向があるが、今年は安定して推移しているた 営者) め、景気はやや良くなっている。 観光型ホテル 来客数の動き ・スポーツイベントやコンサートによる需要もあり、 (スタッフ) 宿泊客数、売上は前年を上回って推移した。個人客、 団体客とも、観光目的の客が堅調であった。 旅行代理店(従 来客数の動き ・1月も荒天の日が多く、航空便の欠航がみられてい 業員) るため、月全体の入込客数が前年を下回る可能性もあ るが、流氷の接岸が例年よりも早いと見込まれている こと、周辺観光地での新イベントが行われることなど の効果から、月末にかけて観光客の増加が期待でき る。 旅行代理店(従 来客数の動き ・微増ではあるが、年明け以降、来客数が増えてい 業員) る。主催旅行の販売状況も悪くない。 タクシー運転手 販売量の動き ・今年は降雪量が多いこともあり、販売量、利用客数 とも順調に推移している。 通信会社(企画 お客様の様子 ・法人の大口での通信サービスへの加入が想定よりも 担当) 増えており、道内の中規模企業の景気回復が進んでい ることを実感している。 その他サービス 来客数の動き ・例年と比較して欠航回数が少ないため、輸送量が若 の動向を把握で 干ではあるが増加している。 きる者[フェ リー](従業 員) 商店街(代表 単価の動き ・高額商材の動きが良くなく、全体の客単価を押し下 者) げている。 商店街(代表 お客様の様子 ・様子見をしている客が多い。 者) 56 分野 景気の現状判断 業種・職種 商店街(代表 者) 判断の理由 来客数の動き 商店街(代表 者) 販売量の動き □ □ 一般小売店[土 来客数の動き 産](経営者) □ □ 一般小売店 [酒](経営 者) 単価の動き 百貨店(売場主 お客様の様子 任) □ □ □ 百貨店(担当 者) 来客数の動き スーパー(店 長) 来客数の動き スーパー(役 員) 販売量の動き □ □ コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) コンビニ(エリ 販売量の動き ア担当) □ □ □ □ □ □ □ 衣料品専門店 (店長) 家電量販店(店 員) 乗用車販売店 (従業員) 乗用車販売店 (従業員) その他専門店 [ガソリンスタ ンド](経営 者) 高級レストラン (経営者) 来客数の動き お客様の様子 販売量の動き お客様の様子 販売量の動き お客様の様子 57 追加説明及び具体的状況の説明 ・正月という時期的な要因を除けば、引き続きやや悪 い状態で推移している。地域住民については、ビニー ル袋や持参の袋を持ち歩いている人の様子から、最寄 品などの日々の買物の動向にはあまり変わりがないと みられるが、紙袋で買回り品を持ち歩いているような 人はほとんどみられなかった。道外観光客及び外国人 観光客については、当商店街で目立つほど土産品など を買う姿がみられなかった。 ・今シーズンの北海道は12月の年末商戦時期に50年ぶ りの大雪に見舞われ、交通機関がまひしたため、クリ スマスなどの特需を含めて商売に大打撃を受けた。1 月に入っても売上の大きな時期の落ち込みを取り返す こともできず、混迷が続いている。 ・例年、今の時期に天候不順の日がみられることも影 響しているのか、日本人観光客の利用が依然として増 えてこない。一方で、外国人観光客の利用が好調であ る。特に中国からの観光客は、以前のような爆買いは あまりみられなくなったものの、いまだに客単価が高 く、とても助けられている。 ・得意先での売れ筋の商材をみると、飲料水が大きく 伸びている一方で、アルコール類が依然として苦境を 呈しており、できるだけ仕入れを押さえようという動 きが顕著に表れている。 ・初売りが1月3日となり、1月の営業日数が1日 減ったものの、リモデル効果もあり、売上は前年を 4%上回った。セールの売上も好調に推移している。 ただ、外国人観光客による売上が40%の増加となった のに対して、地元客による売上は微増にとどまってい るため、状況が大きく好転しているとまでは感じられ ない。また、来客数は前年割れとなっており、売上の 増加は客単価のアップによるものとなっている。 ・セール開催を心待ちにする顧客は年々減少してお り、欲しいものを欲しい時に購入することが増えてい る。こうした最近の傾向が来客数減少の一端となって いる。 ・12月の大雪の影響もあり、初売りの来客数は前年を 下回った。1月下旬に入っても来客数の前年割れが継 続している。 ・生鮮食品の相場高、一般ナショナルブランドの値上 げが前年から続いており、商品単価が上昇しているこ とが影響しているのか、販売量が減少している部門、 カテゴリーが多い。現状は単価調整をしていることも あり、客1人当たりの買上点数の落ち込みがそれほど みられず、前年並みの売上を維持できているが、あま り良い状況ではない。 ・前月までと比較して、来客数が若干回復傾向にあ る。当地及び近郊の積雪が多く、気温が低いことか ら、近場で買物を済ませている客が多いのか、青果や 生鮮品の販売量が増加している。 ・売上、来客数ともに前年割れが継続している。12月 のセール時期はやや持ち直しの動きがみられたが、 セールが終了し、1月に入るとまた以前の状態に戻っ てきている。競合店では閉鎖する店舗も出てきてお り、地区全体の景況感が落ち込んでいる。 ・前年と比べて来客数が増えてこない。 ・初売りセールでは、前年ほどのにぎわいがみられな かった。来客数も前年を下回った。 ・新型車が出た割に思ったほどの伸びがみられていな い。 ・年明けからの来客数が思っていたほど増えていな い。前年並みにとどまっている。 ・原油価格が安定しているため、変化があまりみられ ない。 ・米国の新大統領就任後、米国がTPPから離脱する ことが決まるなど、日本と米国の関係がどう変わって いくのか見通しが立たなくなっているため、経済的に 好転していくかが不透明な状況となっている。 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 高級レストラン 販売量の動き (スタッフ) □ タクシー運転手 来客数の動き □ タクシー運転手 来客数の動き □ □ タクシー運転手 販売量の動き タクシー運転手 来客数の動き □ □ 通信会社(社 員) 販売量の動き □ 観光名所(従業 来客数の動き 員) □ パチンコ店(役 単価の動き 員) 美容室(経営 者) 美容室(経営 者) 住宅販売会社 (経営者) 来客数の動き 来客数の動き ▲ 商店街(代表 者) スーパー(店 長) スーパー(役 員) それ以外 ▲ □ □ □ ▲ ▲ 来客数の動き お客様の様子 販売量の動き コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) 自動車備品販売 来客数の動き 店(店長) ▲ 高級レストラン 来客数の動き (スタッフ) ▲ ▲ 高級レストラン 来客数の動き (スタッフ) 観光型ホテル 来客数の動き (役員) ▲ 旅行代理店(従 来客数の動き 業員) ▲ 美容室(経営 者) ▲ ▲ × 来客数の動き 住宅販売会社 お客様の様子 (経営者) タクシー運転手 販売量の動き 58 追加説明及び具体的状況の説明 ・12月までの年間売上は目標を達成できなかったが、 1月はどうにか前年並みの売上を確保できた。予約客 の中には新規客も少なからずみられた。ただ、全体的 に客単価が上がってきておらず、テレビなどで野菜が 高いと報道されると、客入りに影響しそうで不安が募 る。 ・1月は例年よりも雪が多く、除雪が行き届いていな いため、道路が渋滞し、タクシーの運行に支障をきた している。タクシー1台当たりの売上は前年並みであ るが、乗務員不足で稼働が落ち込んでいるため、会社 の売上は引き続き前年を大きく下回った。 ・外国人観光客がわずかに減少傾向にあるが、イベン ト関係での利用やスキー場利用客がやや増加してお り、全体としてはあまり変わらない。 ・各種指標がほぼ例年どおりの数値で推移しており、 あまり景気の良さを感じられない。 ・3か月前と比べると、売上が10∼15%落ち込んでい る。例年、この時期は落ち込みがみられるが、今年に 限っては落ち込み幅が大きく、懸念している。 ・販売量、来客数とも大きな伸びはみられない。総務 省などからの法律遵守指導もあり、業界的にあまり活 発な動きがみられない。 ・2016年は利用乗降客数がほぼすべての月で前年を上 回ったが、今年1月の利用乗降客数は25日時点で前年 比96.6%にとどまっている。 ・原油価格の高騰により加工業者などの経営環境が厳 しくなっている一方で、冬のイベントなどを控えて観 光業界は好調に推移している。 ・来客数、売上とも堅調に推移しており、あまり上下 のぶれがみられない状況が継続している。 ・来客数が3か月前とほとんど変わっていない。 ・株式市場が低迷し、この先の見通しが立たない状況 にあるため、住宅関連の動きは厳しいまま変わらな い。 ・寒さが影響しているのか、年末年始を過ぎてから客 足が鈍っている。 ・来客数、売上ともに前年比92%弱となっている。年 が明けて初売りのにぎわいもあまりみられず、年末と 同様に、正月も特別な月ではなくなってきている。 ・スルメイカの記録的な不漁による水産加工業者への 影響が深刻である。関連取引先も多く、地域経済全体 にマイナスの影響が出ている。 ・来客数が前月と比べて大幅に減少している。 ・新車の販売台数が前年並みとなっている一方で、中 古車が前年割れとなるなど、車離れが進んでいるとい われる中、当地でもその影響が出てきている。2014年 以降、オイル交換などの自動車のメンテナンス件数が 減ってきており、1月は前年の95%台となっている。 ・この時期になると、団体客、個人客とも、観光客の 利用が激減し、地元客中心の利用となるが、地元客は 個人客を中心に年々減少傾向にある。全体売上は前年 を18%下回っており、繁忙期と比べて落ち込みの大き さが目立っている。 ・前年と比べて外国人観光客の入込に減少傾向がみら れる。 ・円高の進行により外国人観光客の団体利用が減少し ている。また、原油高の影響でガソリン価格が上昇し ていることで道内客の動きも鈍くなっている。 ・台風の影響で8月末から運休していた札幌までの鉄 道が12月後半に復旧したが、鉄道利用の旅行申込が運 休以前の水準まで戻ってきていない。 ・本来であれば1月に来店する予定の客が、前倒しで 12月に来店するケースが多くみられたため、1月の状 況はやや悪くなっている。 ・モデルルームを訪れる客の分譲マンション購入にか かる商談の時間が長くなってきている。 ・売上が減少しているが、季節要因に加えて、景気が 下向いていることも影響している。 分野 企業 動向 関連 景気の現状判断 ◎ ○ (北海道) ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ 雇用 関連 × ◎ (北海道) ○ ○ □ □ □ 業種・職種 − 食料品製造業 (従業員) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − 受注量や販売量 ・3か月前の10月の販売量が前年比プラス2.0%だっ の動き たのに対して、1月の販売量は前年比プラス7.9%と なっており、景気がやや良くなっている。 ・台風被害で寸断されていた主要輸送路も復旧し、道 建設業(従業 それ以外 内の建築工事現場では年度内竣工を目指して、設備や 員) 仕上工事が最盛期にある。 その他サービス 受注量や販売量 ・前年の台風災害の復旧工事に関連した引き合いが増 業[建設機械 の動き 加している。 リース](支店 長) 家具製造業(経 受注量や販売量 ・地元百貨店が閉店して以来、街の活力が低迷してい 営者) の動き る。一方で首都圏などではマンション需要に底堅いも のがある。ただ、世界規模で広まる政治的な枠組みの 変化が地方都市にも影響を及ぼすことを懸念している のか、消費者が様子見をしている状況もうかがえる。 建設業(従業 受注量や販売量 ・公共工事の受注が堅調に推移しており、民間建築も 員) の動き 大型物件の受注が確保できている。 金融業(従業 取引先の様子 ・公共工事の増加により建設関連業種が改善してい 員) る。また、昨今の円安を追い風に外国人観光客の入込 も増勢を強めており、観光関連業種も好調を維持して いる。大雪が個人消費の足かせになったものの、景気 は底堅く推移しており、3か月前と同様の水準にあ る。 司法書士 取引先の様子 ・不動産取引や建物の建築関連の動きが、前年と比較 して若干回復傾向にある。 司法書士 取引先の様子 ・依然として景気回復の兆しがみられない。冬期間の ため、不動産取引も減少しており、景気回復にはまだ 時間がかかる。 コピーサービス 取引先の様子 ・客先の業績が特に悪いわけでもないが、購買に対し 業(従業員) て慎重な姿勢は変わらない。 その他サービス 受注量や販売量 ・今年度の売上は、引き続き前年を10%程度上回って 業[建設機械レ の動き 推移している。ただ、4月以降については、前年も売 ンタル](総務 上が好調に推移していたことから、大きな上乗せはな 担当) いとみられる。 食料品製造業 受注量や販売量 ・3か月前と比べると、売上が徐々に減っている傾向 (従業員) の動き がみられる。 輸送業(支店 受注量や販売量 ・オーダーの数や電話の数などが一時よりも少なく 長) の動き なっている。冬場の閑散期の一服感が漂っている。 輸送業(営業担 受注量や販売量 ・北海道内の物流網は鉄道も含めてほぼ回復したが、 不作による農産品の減少が年明けから顕著になってお 当) の動き り、倉庫保管量が極端に減少している。 その他非製造業 受注量や販売量 ・1月は稼動日数が少なく、客先の仕事量も少ないた [鋼材卸売] の動き め、受注、販売量ともに落ち込んだ。 (役員) − − − − − − 人材派遣会社 求人数の動き ・人材派遣、人材紹介部門への求人依頼が増加してい (社員) る。また、札幌市内及び道内各地で開催している求職 者と求人企業が直接面談できる合同企業面説会におい て、最近は求人企業の参加が飛躍的に増加している。 景気が悪かった数年前は、企業の参加費用が無料で あったにもかかわらず参加企業集めに苦戦していたこ とから、企業の景況感の回復に伴い人材不足が顕著と なっていることがうかがえる。 新聞社[求人広 周辺企業の様子 ・取引先企業から自動車関連や通信機関連の動向が活 告](担当者) 発化してきているとの話がみられる。 求人情報誌製作 それ以外 ・正規社員では業種、職種によるミスマッチが、非正 会社(編集者) 規職員では勤務時間や休日などの募集要項によるミス マッチがみられるが、全体的な求職者数に大きな変化 はない。 求人情報誌製作 求人数の動き ・当地の求人件数は前年と比較して少なく、景況感の 会社(編集者) 影響がうかがえる。 職業安定所(職 求人数の動き ・有効求人倍率が6年10か月連続で前年を上回る中 員) で、新規求人数が前年から2.9%増加し、月間有効求 人数が前年から0.5%減少した。ただ、前月とはそれ ぞれ増減が逆転しており、目立った傾向はみられな い。一方、新規求職者数は前年から12.6%減少し、月 間有効求職者数は前年から4.8%減少しており、減少 傾向が続いている。 59 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ ▲ ▲ × 業種・職種 判断の理由 職業安定所(職 求人数の動き 員) 追加説明及び具体的状況の説明 ・月間有効求人数が5か月連続で前年を下回った。一 方、有効求人倍率は4か月連続で前年を下回ったもの の、1.05倍と引き続き1倍を超えていることから、雇 用情勢は改善が続いている。 職業安定所(職 求人数の動き ・一部のサービス業で新規求人数の減少傾向がうかが えるものの、新規求職者数の減少により、これまでと 員) 同様の水準の新規求人倍率が維持できている。 職業安定所(職 周辺企業の様子 ・漁業の不振が製造業に悪影響を与えている。また、 員) 小売業の不振も継続している。 学校[大学] 求人数の動き ・各企業の新卒採用活動は一旦終了するケースが多い (就職担当) が、多くの企業が予定人数を採りきれておらず、2月 までは良い学生がいればピンポイントで紹介してほし いという依頼が多くみられるため、2月末までは現状 の好調さが続く。 求人情報誌製作 求人数の動き ・今年に入り、多くの業種で求人広告件数が前年を下 会社(編集者) 回っている。 求人情報誌製作 求人数の動き ・前年と比べると1月の求人活動はやや抑え気味と 会社(編集者) なっている。人の採用が難しいため、掲載のタイミン グを吟味する企業や諦める企業も出てきている。ま た、米国の新大統領政権の先行きが不透明なことも多 少影響していそうだ。 − − − 2.東北(地域別調査機関:公益財団法人東北活性化研究センター) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ 業種・職種 − 商店街(代表 者) ○ (東北) ○ 百貨店(総務担 当) 百貨店(営業担 当) ○ 百貨店(売場担 当) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ スーパー(店 長) コンビニ(経営 者) 衣料品専門店 (店長) 乗用車販売店 (経営者) 乗用車販売店 (経営者) 乗用車販売店 (従業員) 住関連専門店 (経営者) (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − 販売量の動き ・天候に恵まれた初売りは来客数が好調で、購入単価 も若干上昇したという店舗も見受けられる。また、賛 否両論があるものの、初売りと同時もしくは引き続い てのセールでは、各店舗ともに微増ではあるものの売 上が増加しており、商店街全体に貢献をしている。 単価の動き ・店頭での客の購買行動に変化が表れている。今まで は1品購入するにも悩んでいた客が、更にもう何品か 購入する様子をみせている。そのため、今月は買上単 価も上昇している。 単価の動き ・全体的な売上は回復傾向にある。シーズン当初は売 れていたコートが全盛期に売上を落とすなど、婦人服 全体では苦戦が続いているものの、宝飾品、美術品を 中心に高額商材が動いている。正月の福袋も2年連続 で売上を伸ばしており、特に高額な福袋が売れるな ど、消費マインドはやや上向きの傾向がみられてい る。 来客数の動き ・初売りは非常に好調であったが、クリアランスセー ルは立ち上がり時の降雪の影響で振るわなかった。た だし、天候回復後は、セールスタート時に来店できな かった客の増加で、来客数及び売上は回復している。 また、現在開催中のバレンタインイベントも絶好調で あり、シャワー効果、噴水効果により、全館で売上が プラスとなっている。 販売量の動き ・今月に入り、当店の売上は前年比104.6%と数字を 伸ばしている。 販売量の動き ・年末年始をはさんだ月のため来客数が減少する傾向 にあるが、正月明け以降は客単価、買上点数共に堅調 に推移している。特に買上点数については、12月より 上回っている。 お客様の様子 ・年明け後の寒波到来で冬の防寒着へのニーズが再び 高まっており、高単価の商品が動きだしている。 販売量の動き ・新型車効果もあり、新車の販売台数は増加傾向にあ る。 販売量の動き ・例年と比べて雪が若干少ないこともあり、3月以降 に購入予定であった客からの前倒しの受注が徐々に増 えてきている。 販売量の動き ・現行車の販売ができなかった3か月前と比較すれ ば、新型車の販売もあり、良くなっている。 単価の動き ・最近は安価な商品が良く売れていたが、今月は一部 の高額商材も販売できているため、通常の月より売上 が伸びている。 60 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 業種・職種 その他専門店 [酒](経営 者) 判断の理由 販売量の動き その他専門店 販売量の動き [ガソリンスタ ンド](営業担 当) その他小売 競争相手の様子 [ショッピング センター](統 括) 高級レストラン 単価の動き (支配人) 一般レストラン 来客数の動き (経営者) 都市型ホテル 来客数の動き (スタッフ) 通信会社(営業 お客様の様子 担当) ○ ○ ○ 観光名所(職 来客数の動き 員) 競艇場(職員) 来客数の動き 商店街(代表 者) お客様の様子 商店街(代表 者) 来客数の動き 商店街(代表 者) 商店街(代表 者) 一般小売店[書 籍](経営者) 一般小売店[医 薬品](経営 者) 来客数の動き □ □ □ □ □ □ 来客数の動き 販売量の動き お客様の様子 □ 一般小売店[医 お客様の様子 薬品](経営 者) 一般小売店[カ 販売量の動き メラ](店長) □ 百貨店(営業担 お客様の様子 当) □ □ □ 百貨店(買付担 お客様の様子 当) 百貨店(経営 者) 販売量の動き 61 追加説明及び具体的状況の説明 ・年が明けて一転、降雪量が急激に増えたことによ り、雪に慣れている人々も戸惑いをみせている。雪が 降ることで、除雪など経済的に動く面は多々とある が、消費者は除雪費や暖房費に家計を圧迫されて、買 い控えや夜の外出を控える傾向にある。 ・気温の低下や降雪の影響により、販売量が伸びてい る。 ・前年駅前に新規オープンした商業施設は、それなり の集客をしている様子である。 ・レストランの来客数や客単価の動向をみると、少し ずつではあるが上向きになっており、消費に対する意 識の改善がみられている。特に高単価商材の販売数が 大きく伸びている。 ・若干ではあるが、来客数及び客単価が戻ってきてい る。 ・来客数が多く、宿泊の稼動も通年の80%前後を維持 している。また、レストランの来客数も多い。当市の 施策であるスマートシティの効果が表れてきているの か、駅周辺に人の流れができている。 ・新年になり、新規加入者は少ないものの、解約者が 12月から減少を続けているため、契約者総数に大きな 変動はない。また、豪雪地帯にありながら、これまで にない穏やかな天候も影響しているのか、消費者の財 布のひもも多少緩んでいる様子である。 ・インバウンド客が好調であり、売上、来客数共に伸 びている。 ・大きなレースがあり、来客数は増加している。しか し、前年の同月と比較するとかなり落ち込んでいる。 ・景気に多少の明るい兆しがみえてきている。ただ し、バブル期から約20年をかけて、必要な時に必要な 物を必要な量だけ買うという賢い生活を身に着けた消 費者の性向が、この先変わるとは考えにくい。成熟社 会特有の消費性向を土台とした経済対策こそ重要であ り、金利や為替に頼った政策から脱する時期にきてい る。 ・ここ3∼4か月の動きとしては、来客数の増加と客 単価の横ばいが続いている。飲食並びに物販もまずま ずであり、前年比が105∼108%で推移している。 ・個人商店は景気の変動の影響を受けないため、あま り変化はない。 ・福袋などのネット購入が年々増加しており、商店街 の初売りは頭打ち状態が続いている。 ・客単価が上昇しているため、売上は維持できている ものの、来客数、買上客数共に今一つである。 ・1月は全国的に有名な初売りや、どんと祭などが あったが、イベント後に客が繁華街に立ち寄るという ことがほとんどない。近所のバーも1月末に閉店する と聞いており、非常に低迷している状態が続いてい る。 ・1月は比較的天候に左右される月であるが、来客数 自体は変わらずに推移しており、買い控えの様子も見 受けられない。 ・販売量は横ばいで推移しており、高額商材の動きも 多少良くなってきている。しかし、売上が増加する様 子はみられない。 ・歳末及び初売りの状況は良かったものの、それ以降 は冬の天候の影響か来客数が伸びず、厳しい状況が続 いている。 ・商品を吟味して購入する客の動向に変化はなく、ク リアランスによる再値下げでも同じである。肌着や靴 など身の回り品や季節商材は比較的順調であるが、衣 料品や宝飾品は苦戦しているブランドもみられる。 ・年が明けてからの初売りやセールは好調に推移して いる。しかし、消費者の動きは瞬間的であり、購買層 が薄くなってきていることを実感している。 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 スーパー(経営 来客数の動き 者) スーパー(経営 単価の動き 者) スーパー(店 長) 販売量の動き スーパー(総務 単価の動き 担当) スーパー(営業 単価の動き 担当) スーパー(営業 来客数の動き 担当) □ □ □ □ □ □ コンビニ(経営 来客数の動き 者) コンビニ(エリ 販売量の動き ア担当) コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) 衣料品専門店 (経営者) 単価の動き □ 衣料品専門店 (店長) 単価の動き □ 衣料品専門店 (総務担当) 販売量の動き □ □ 家電量販店(店 来客数の動き 長) 家電量販店(店 来客数の動き 長) □ □ □ □ □ □ 乗用車販売店 (従業員) 住関連専門店 (経営者) その他専門店 [酒](経営 者) その他専門店 [白衣・ユニ フォーム](営 業担当) 来客数の動き 販売量の動き 販売量の動き 販売量の動き その他専門店 販売量の動き [ガソリンスタ ンド](営業担 当) 62 追加説明及び具体的状況の説明 ・既存店は来客数が減少しているものの、買上点数及 び客単価は上昇している。 ・1月の1品単価は前月よりも低下しているものの、 買上点数及び来客数は横ばいで推移している。全体的 な消費性向に変化はないが、消費者の財布のひもはや や固くなってきているようである。 ・11∼12月は前期実績を確保できない状態が続いた が、1月に入り前期実績を確保できる状態になってい る。また、大雪が続いてまとめ買いの傾向が強まって おり、客単価が増加している。 ・来客数、客単価、買上点数、1品単価、すべてがわ ずかながら前年を上回っているが、そのなかでも特に 客単価は順調に伸びている。 ・客単価、1品単価に変化がない。 ・12月の実績をみると、全店ベースでは前年比100% を維持しているが、既存店の数値が厳しくなってい る。既存店売上97%、来客数96.5%、買上点数 102%、客単価102.5%と既存店のマイナスを新店と販 促策の強化で補っている状況である。 ・売上は前年比100%を維持しているが、客単価上昇 によるものであり、来客数は前年を下回っている。 ・ファストフードやドーナツなどのカウンター商材の 販売量が、前年比でマイナス5%と大きく落ち込んで おり、客単価減少の一因となっている。 ・降雪地域における消費動向として、吹雪などによる 来客数の減少がある。そのため、一概には景気を語れ ないが、降雪前と比較しても前年比に大きな変化はな い。 ・来客数が減少傾向にあり、改善の兆しがみえない。 ・全体的には大きな変化はないが、東北では東日本大 震災復興による需要が減少している。また、積雪量が 例年より少ない状況も、除雪業者の経営にはマイナス となっている。 ・初売りやウインタークリアランスなど催事を続けて いるが、来客数は増えていない。更に単価が低下して いる状況が続いており、売上が非常に厳しい。 ・ビジネスマンの買い控えが続いているものの、入学 式、就職などのフレッシャーズ客の単価が前年より上 昇している。 ・客単価の前年比は若干増加しているものの、来客 数、買上点数は前年比98%と前年を下回った状態が続 いている。 ・来客数が前年を下回っている。新規事業などの立ち 上げを模索している。 ・季節商材が好調であり、前年と比較して2けたの伸 びとなっている。白物家電はやや数字を落としている ものの、テレビなどの映像関連商品は前年を若干上 回っている。米国の新大統領就任による影響など不安 要素はあるものの、全体として、客の購買意欲は前年 並みで推移している。 ・土日祝日の来客数の動きが全く変わっていない。 ・受注物件の数量は増えてきているが、単価がなかな か上がらない。 ・年明けから全体的に動きが鈍く、少し苦戦してい る。 ・このところ、今までないほど問い合わせがきている が、なかなか成約にはつながらない。大手の販売店 が、大口の案件が減少した分を取り戻すためにかなり こまめに営業をしている様子である。今後の値崩れが 心配である。 ・暖房用の燃料の販売量は暖冬だった前年を上回って いるが、販売価格の転嫁が思うように進まないため、 収益面ではいまだに苦しい状況である。寒波が来てい るが、あまり状況は改善されていない。 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 一般レストラン お客様の様子 (経営者) 観光型ホテル お客様の様子 (スタッフ) 観光型旅館(経 来客数の動き 営者) 都市型ホテル (スタッフ) 都市型ホテル (スタッフ) 販売量の動き それ以外 旅行代理店(店 販売量の動き 長) 旅行代理店(従 お客様の様子 業員) タクシー運転手 販売量の動き □ □ □ 通信会社(営業 お客様の様子 担当) 通信会社(営業 お客様の様子 担当) □ 通信会社(営業 お客様の様子 担当) 通信会社(営業 お客様の様子 担当) 観光名所(職 来客数の動き 員) 遊園地(経営 者) 来客数の動き □ お客様の様子 ▲ 美容室(経営 者) その他サービス [自動車整備 業](経営者) 住宅販売会社 (経営者) その他住宅[リ フォーム](従 業員) 一般小売店[医 薬品](経営 者) ▲ 一般小売店[寝 販売量の動き 具](経営者) ▲ 百貨店(売場主 来客数の動き 任) □ □ □ □ □ □ ▲ 単価の動き 販売量の動き 販売量の動き 単価の動き スーパー(店 来客数の動き 長) コンビニ(エリ お客様の様子 ア担当) ▲ 63 追加説明及び具体的状況の説明 ・雪が思ったよりも多く降ったため、朝晩の雪かきに 人手をとられており、外出の頻度が減少している。こ こ数年は雪が少なかったため、久しぶりに雪国の大変 さが身にしみている。 ・消費単価の低い状態が続いている。 ・同業者の話や来客数の動きからは、景気が改善して きている雰囲気はない。良い状況も長くは続かないた め、平均すればあまり変わらない状況である。 ・新年会は例年どおりの売上であるが、宿泊、レスト ランは微減している。 ・数か月前より好調に推移していた予約状況に陰りが みえ始めてきている。また、フリーの来客数も減少傾 向にあるため、停滞気味の予約受注状況と合わさっ て、今まで改善してきた業績が鈍化し始めている。 ・秋の行楽シーズンと比較すると、客は出控えている 印象がある。 ・3か月前と比較して、国内旅行の店頭申込の落ち込 みに変化はないものの、インターネットでの申込は好 調である。海外旅行については、依然としてヨーロッ パなどの遠距離地域の申込状況に変化がない。 ・タクシー業界では2社ほどが経営不振のために統合 している。本業の他に多方面な経営をしていたことが 原因のようである。当社はタクシー業のみであり、あ まり影響はない様子である。 ・安売りしている小売業の売上は増加しているもの の、利益を消費者へ還元する方針のため実質賃金は現 状維持の状況である。そのため、販売量は全体的に上 向いているが生活状況に変化はない。 ・小売店や百貨店などの売上が伸びていない。一部の 企業の売上は増加しているものの、底上げにはなって いない。 ・顧客の設備投資意欲に変化がみられない。 ・客はコスト削減の話ばかりしている。 ・1月上旬まで開催していたイベントの終了後は、来 客数の落ち込みが激しい。月下旬はインバウンド客を 見込んでいたものの、思ったほどの来客数ではない。 ・正月の限定営業では、天候が温暖に推移して客単価 も上昇したが、来客数が前年を若干下回っており、今 一つ勢いがみられていない。 ・寒い時期のため客足が遠のいており、いつもよりも 来店の間隔が長くなっている。 ・石油製品の値上がりにより原価が上昇しているが、 売価に転嫁できていない。 ・戸建については計画どおりの受注はあるものの、そ こから上乗せするだけの受注残がない。 ・断熱窓と塗装工事が好調であり、前年実績を超過し ている。 ・月前半は順調であったが、寒さが厳しくなってきた 後半からは、急に来客数と客単価が悪化しており、店 頭に活気のない状態が続いている。処方せん調剤の客 からは病院が空いているという話もあり、全体的に外 出を控えている様子がうかがえる。 ・3か月前と比較して売上は減少している。しかし、 今年は例年になく商品が動いており、1月単体として は前年、一昨年よりも売上を伸ばしている。 ・寒波の影響で、来客数が大幅に減少している。天候 が回復しても来客数の減少傾向は続いており、客単価 の低下も加わって、厳しい商況が加速している。 ・今月は大雪や暴風などの影響により、来客数が前年 を下回っている。 ・年末などの降雪状況が前年と違うため、来客数が多 少は良くなっているようにもみえるが、大きな回復と いえる数値ではない。顧客も含め、提供する側の人員 も少なく、求められている、あるべきサービスが不十 分にも見受けられる。 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × × × × × × × 企業 動向 関連 ◎ ○ (東北) ○ ○ □ 業種・職種 コンビニ(店 長) コンビニ(店 長) 乗用車販売店 (経営者) 住関連専門店 (経営者) その他専門店 [食品](経営 者) その他専門店 [靴](従業 員) 高級レストラン (経営者) 一般レストラン (経営者) 判断の理由 お客様の様子 一般レストラン (経営者) 観光型ホテル (経営者) 観光型旅館(ス タッフ) 旅行代理店(経 営者) 美容室(経営 者) スーパー(経営 者) コンビニ(経営 者) 単価の動き 販売量の動き 販売量の動き 来客数の動き 来客数の動き 販売量の動き お客様の様子 来客数の動き 来客数の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・来客数、客単価はそれほど悪くないが、1月の下旬 から急に客の財布のひもが固くなってきている。 ・冬季に入ってからは、降雪などの影響が業績にも表 れている。そのため、現状維持が精一杯である。 ・新型車の発表で受注量は比較的好調であるものの、 継続は難しい。 ・天候には恵まれたが、来客数の減少から抜け出せ ず、苦戦が続いている。 ・1月中旬からの大雪で外出なども控え気味なのか、 来客数が非常に少ない。 ・積雪のため、長靴や滑り止め付きシューズの動きが 出てきているものの、最低限の量しか購入していな い。 ・得意先や仕入先など身の回りを見渡しても、景気の 良い話を聞かない。非常に沈んだ雰囲気である。 ・年末年始にお金を使った後であるため、例年1月は 暇であるが、今年は特にその傾向が強まっている。ラ ンチの客もかなり少なく、新年会ムードもあまりみら れていない。 ・販売量、来客数、売上などが前年を下回っている。 ・年末年始は例年並みの来客数であるが、中旬からは やや減少している。 単価の動き ・直前割、直前申込特典など、割引率が高いプランへ の申込やプラン変更などが、多くなってきている。 販売量の動き ・10月ごろから個人旅行が前年比90%前後で推移して いる。業界全体も同様の傾向である。 来客数の動き ・客の再来店率の前年割れが続いている。減少は新規 客に顕著にみられており、売上も減少傾向にある。 お客様の様子 ・例年以上に雪が降らずに路面が乾いているため、客 の買い回りが増えている。 来客数の動き ・建設関係の仕事がかなり減ってきていることもあ り、来客数は若干の減少ではあるが、買上点数がかな り減少している。目的買いが増えてきており、今月は かなり悪い状況である。 コンビニ(店 競争相手の様子 ・この時期は来客数が減少するため、年間で2番目に 長) 売上が少ない月であり、更に除雪費用と光熱費が経営 を大きく圧迫する。また、競合店の影響も大きく、本 当に厳しい状況である。 衣料品専門店 来客数の動き ・毎年この時期の来客数は非常に少なくなる。客は年 (経営者) 末までに冬支度を済ませており、春支度をするにはま だ早いためである。 衣料品専門店 来客数の動き ・消費者は既に冬物を必要としておらず、春物を楽し (経営者) みにしている様子である。 衣料品専門店 来客数の動き ・今年の初売りは曜日の関係で4日の集客が非常に困 (店長) 難になっている。その落ち込み分を3日までの売上で カバーしきれず、初売り商戦は大きく縮小している。 また、30∼40歳台の来客数の落ち込みも続いている。 景気は悪くなってきているのではないか。 一般レストラン 来客数の動き ・例年の1月と比べて来客数の動きがかなり鈍い。同 (経営者) 業者も同じ状況の様子であり、市場関係もかなり売上 が悪いように見受けられる。そのため、3か月前と比 べて景気は悪くなっている。 旅行代理店(店 お客様の様子 ・客からの問い合わせ件数が減っており、電話が鳴ら 長) ない時間が増えてきている。 − − − 電気機械器具製 受注価格や販売 ・半導体業界の再編も影響して、製品価格が上昇傾向 造業(企画担 価格の動き にある。 当) 金融業(広報担 受注量や販売量 ・11月の百貨店、スーパーの販売額、自動車販売台 当) の動き 数、住宅着工件数が総じて前年同月比でプラスとなっ ている。公共投資も、国が大きく減少したものの、市 町村が大幅増加し全体として前年同月比では増加して いる。 その他非製造業 受注量や販売量 ・県外向けの出荷が回復しており、10月と比較して販 [飲食料品卸売 の動き 売量は改善している。 業](経営者) 農林水産業(従 受注価格や販売 ・前年の果物全般の注文数及び販売単価は例年並みで 業者) 価格の動き ある。 64 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ × × 雇用 関連 (東北) ◎ 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 農林水産業(従 受注量や販売量 ・直売所の売上は前年より増加している。しかし、燃 業者) の動き 料などの資材費が上昇しているため、全体的には横ば いである。 食料品製造業 受注量や販売量 ・旅行客や出張者が前年より少ない様子であり、売上 (経営者) の動き の前年比も若干減少している。 食料品製造業 受注量や販売量 ・販売量が3か月前と同様に5∼10%減少しており、 (営業担当) の動き 悪い状況が継続している。 木材木製品製造 受注価格や販売 ・住宅部材の需要は活発であるが、価格競争により収 業(経営者) 価格の動き 益の改善が進んでいない。 出版・印刷・同 受注量や販売量 ・広告掲載の営業をしているが、飲食店は大分厳しく 関連産業(経営 の動き なっている。 者) 出版・印刷・同 受注価格や販売 ・Webなどの普及により、印刷業の需要が少しずつ 関連産業(経理 価格の動き 減少している。また、同業者間での受注競争があり、 担当) 受注価格が低下している。 窯業・土石製品 受注量や販売量 ・地域による需要の格差が拡大している。また、東北 製造業(役員) の動き 全体としては前年より出荷量が落ち込んでいる。 一般機械器具製 受注量や販売量 ・受注状況に大きな変動はみられない。 造業(経営者) の動き 電気機械器具製 取引先の様子 ・半導体に関連する受注が、通常の下請の枠を超えて 造業(営業担 広がっているため、順調に推移している。 当) 建設業(従業 受注量や販売量 ・新規の受注件数、受注金額共に横ばいで推移してお 員) の動き り、大きな変化はみられていない。 建設業(企画担 受注価格や販売 ・手持ち工事の繁忙度の高い状態が続いている。 当) 価格の動き 通信業(営業担 取引先の様子 ・顧客の継続契約案件において入札が定例化している 当) が、そのなかでも何とか受注量は増加傾向にある。 通信業(営業担 取引先の様子 ・設備投資よりも経費削減に重きが置かれている。 当) 金融業(営業担 取引先の様子 ・住宅ニーズは堅調であるが、米国の新大統領の動向 当) を様子見している状況も続いている。 広告代理店(経 受注量や販売量 ・全体的なボリュームが下がっており、民間企業では 営者) の動き 相変わらず全ての単価が下がって厳しい状況である。 このように民間が不調の場合は、官公庁の案件に期待 せざるを得ない。 経営コンサルタ 取引先の様子 ・復興特需が終息することに伴い、建設関連企業では ント 事業構造の転換を迫られつつある。 公認会計士 取引先の様子 ・建設関係は利益を計上しているクライアントが多い ものの、売上、利益共に前年比は減少しており、3か 月前とさほど大きな変化はない。また、小売業関係で も、12月は年末で売上、利益共に増加したクライアン トが多い。 コピーサービス 受注量や販売量 ・景気に特段大きな変化はない。 業(従業員) の動き その他非製造業 受注量や販売量 ・販売量は前年比10%の増加であるが、売上は3%の [飲食料品卸売 の動き 増加に留まっている。売れているものは、ほとんどが 業](経営者) 100円前後の低価格商材であり、高額商材が売れてい ない。 その他企業[企 取引先の様子 ・取引先である印刷会社の情報であるが、ここにきて 画業](経営 多少受注量が増えている様子である。とりわけチラシ 者) の受注量が増えてきているという話を聞いている。 建設業(経営 受注量や販売量 ・豪雪などにより工事着工ができず、営業にも影響が 者) の動き 表れている。 輸送業(経営 取引先の様子 ・取引先の生産が計画どおりに進んでいない。そのた め、物流は減少気味で推移しており、しばらくは様子 者) 見をしなくてはならない。 広告業協会(役 それ以外 ・前年12月から続いている新聞、テレビの主要メディ 員) アの受注の落ち込みは、新年に入っても回復の兆しが みえていない。また、折込広告も引き続き低迷してい る。さらに、中心部の百貨店が、駅前に新規オープン したショッピングセンターに客を取られており、大き く落ち込んでいる。 その他企業[工 受注量や販売量 ・統計データからみても、カメラ業界において世界的 場施設管理] の動き に販売量が低迷していることは明らかである。 (従業員) 人材派遣会社 求人数の動き ・年末調整業務は一段落したが、来期に向けた体制固 (社員) めのオーダーや年度末繁忙期のオーダーが例年以上に 増加している。12月の売上は前年比18%の増加であ り、3か月前と比べて改善している。 65 分野 景気の現状判断 業種・職種 人材派遣会社 (社員) 判断の理由 求人数の動き 人材派遣会社 (社員) 周辺企業の様子 人材派遣会社 (社員) 求職者数の動き 人材派遣会社 (社員) 求人数の動き 人材派遣会社 (社員) 求人数の動き □ □ 新聞社[求人広 求人数の動き 告](担当者) ○ □ □ □ □ 新聞社[求人広 周辺企業の様子 告](担当者) 職業安定所(職 それ以外 員) □ 職業安定所(職 周辺企業の様子 員) □ □ □ 職業安定所(職 求職者数の動き 員) 職業安定所(職 求人数の動き 員) 職業安定所(職 求人数の動き 員) □ □ 職業安定所(職 求人数の動き 員) □ 職業安定所(職 求人数の動き 員) 職業安定所(職 求職者数の動き 員) □ □ ▲ 学校就職担当者 求人数の動き アウトソーシン それ以外 グ企業(社員) 66 追加説明及び具体的状況の説明 ・機械系メーカーを中心に、求人数が伸びている。増 産や東北への事業移管、新部門立ち上げに伴うという ケースが多いため、今後も好況が続くことが見込まれ る。 ・新卒採用の内定を出している企業では、1月に入っ てからも内定辞退者が出ている。これは、企業がいま だに新卒の採用活動を継続しているということであ る。企業は採用意欲が旺盛であり、人手不足の状況と なっている。 ・派遣を希望する求職者が増えていない。一方で企業 からの求人は多いが、求職者の希望とのミスマッチが 多い。 ・企業は既に採用できないことを前提に企業経営して いる様子であり、成長の大きな妨げになっている。ま た、介護業界などは、東北の施設でも東南アジアなど 海外の人材に目を向け始めているところも出てきてい る。 ・売手市場による採用難から、紹介会社、派遣会社へ の期待値はいまだ高い。しかし、紹介会社や派遣会社 の供給力にも陰りがみえ始めている。 ・求人数の動き自体にはあまり変化はないが、業種に よる偏りが更に目立ってきている。運送業などの成り 手が少ない業種は、慢性的な人手不足が続いている。 ・個人消費を刺激する材料に乏しい。また、復興需要 の縮小などもあり、見通しも慎重になってきている。 ・県内の求人倍率は過去最高の数値で推移している。 一方、地元の大手のタクシー会社が破産により従業員 を解雇する動きもあるため、景気は変わらない。 ・人手不足を主な要因とした求人の増加傾向は続いて いるが、賃金上昇などの求人条件の向上がみられてい ない。 ・有効求人倍率は1.7倍を超えている。倍率だけをみ ればバブル期以来の高い数値となっているが、求人が 著しく増加しているわけではなく、求職者数の減少に より求人倍率が高くなっている。 ・新規求人数、有効求人数共に、前年同月比をわずか に上回っている。しかし、半数以上は更新求人であ り、なかなか企業は人材を充足できていない様子であ る。 ・新規求人数は前年同月比5%強減少し、月間有効求 人数も3か月連続して減少しているものの、正社員求 人の割合が上昇している。また、新規求職者数、有効 求職者数共に、前年同月と比較して微減となってい る。このため、有効求人倍率は6か月連続して1.2倍 台となっており、景況感に大きな変化はない。 ・有効求人数は前年と比較して5か月連続で増加して いるが、新規求人数は前年度比で増減を繰り返してお り、景気が良くなってきているという実感はない。 ・有効求人倍率は更に上昇傾向にあるものの、新規求 人数に大幅な増加はみられず、景気が上向いていると いう実感はない。 ・ここ9か月の間、有効求職者数は横ばいで推移して いるものの、45歳未満が減少しているが、55歳以上は 増加の幅が特に大きくなっている。年金支給開始年齢 の引上げや、人手不足による離職年齢の高齢化などが 原因であるが、除染作業を含む建設業などの雇止めの 増加も影響している。 ・今年度の求人票獲得数は、前年同時期と比較して微 増であるものの、大きな変化はない。 ・復興関連の仕事が減ったため、売上も落ちている。 分野 景気の現状判断 × 業種・職種 − 判断の理由 − 追加説明及び具体的状況の説明 − 3.北関東(地域別調査機関:株式会社日本経済研究所) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ (北関東) ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 百貨店(営業担 販売量の動き ・前年に比べ、降雪の影響はほとんどなく、順調に売 当) 上が伸びている。化粧品は引き続き好調で、婦人衣料 品がクリアランスに入って好調な動きを見せ始めたこ とが、店にとっては大きい。全体としても3か月前と 比べて良くなっている。 都市型ホテル 来客数の動き ・地元企業が好調で宴会、宿泊共に増えており、売上 (営業) 目標を達成している。 百貨店(副店 来客数の動き ・今月の来客数は前年から5%ほどプラスである。厳 長) 冬で客の出足が悪いのではないかと心配していたが、 何とか持ちこたえている。衣料品は相変わらず厳しい が、雑貨や食料品の売上は堅調なものの、雪が一度で も降ったり、あるいは降りそうだとなると、過剰な報 道により来客数、売上に大きく影響が出るので、油断 はできない。 コンビニ(経営 来客数の動き ・週末の気温が高く暖かい時には、来客数が増えてい 者) る。 住関連専門店 販売量の動き ・前年と比べると、来客数に対して買上点数の減少幅 (経営者) が少なくなってきていることに加え、単価も上昇傾向 にある。消費マインドが多少ではあるが冷え込みから 脱してきていると感じる。 スナック(経営 来客数の動き ・居酒屋部門の来客数はここ1年ぐらい上昇傾向であ 者) る。客単価はそれほど上がっていないが、来店頻度の 上がっている客が多い。ランチ部門は商店街の物販店 がどんどん減って、飲食店が増えているため、競合店 が増えて、来客数はあまり良くない。コンビニ弁当と も競合するが、景気が悪いというのとは少し違う。景 気は上向いていると感じる。 観光型旅館(経 販売量の動き ・秋は、予約の入る時期に天候不順となり、予約が伸 営者) びずにかなり苦戦したものの、今月前半までは雪が少 なく、来客も多い状況が続いている。 都市型ホテル 来客数の動き ・今月も20日を過ぎて、大きい新年会等が昼も夜も (スタッフ) 入ってきたため、必然的に来客数の動きが多くなり、 多少良くなってきている。 その他サービス 来客数の動き ・問い合わせが多い。今月から永代供養合葬墓募集の [葬祭業](経 新聞広告も出したので、そちらの問い合わせも増えて 営者) いる。 設計事務所(所 来客数の動き ・年明けのせいか、実現するかは分からないものの、 長) 何件かの問い合わせがきている。 商店街(代表 来客数の動き ・大雪のためか、客足は極端に減少している。駅周辺 者) は外国人観光客が多く、大変にぎやかだが、外国の人 はあまり土産物は買わないようである。飲食店の近隣 の店には人が入っている。 商店街(代表 販売量の動き ・当店は学校指定店で、新入生等向けの販売が多い。 者) 12∼1月にかけて今年の注文を受けたが、注文数は前 年並みで、思ったほどには注文は落ちておらず、販売 量は変わらない。 一般小売店[精 お客様の様子 ・新年になったが食品関係の我々は、おせち料理の利 肉](経営者) 用が中旬まであるという話を聞く。新年会や正月行事 にお金がかかるため、皆、引締めており、さらに、寒 波の影響で外出しない。 一般小売店[家 お客様の様子 ・相変わらず、必要がなければ購入には至らない状況 電](経営者) が続いている。業種にもよるが、安売りの広告を出し たり記念品を付けても、客の購買意欲はわかない。 一般小売店[青 来客数の動き ・とにかく来客数は少なく、買上客の1品単価もかな 果](店長) り低い。 百貨店(販売促 販売量の動き ・初売りから今月中旬ごろまでは堅調な推移であった 進担当) が、後半は失速している。婦人、紳士衣料の不振は依 然継続している。 スーパー(総務 来客数の動き ・売上、来客数共に前年の9掛けである。衣料品、住 担当) 居用品、食品、全てで厳しい。食品まで悪いため、良 くなるにはまだまだ時間がかかるのではないか。客の 買い方を見ていると、価格に対して非常にシビアで、 本当に必要な物しか買わない傾向である。 67 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 スーパー(統 括) 判断の理由 販売量の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・既存店売上は前年同期比101.8%、来客数は同 102.0%と前年を超えているものの、メモ持参の買物 客の増加で衝動買いが減るなど、肌感覚としては停滞 感が強い。 スーパー(商品 お客様の様子 ・季節的要因により客単価は上昇傾向にあるものの、 イベントや販促などの集客状況や行動を見ていると、 部担当) 今一つ盛り上がりを感じず、苦戦している。 コンビニ(経営 販売量の動き ・1月前半は前年割れ、中旬から持ち直して、前年並 者) みとなっている。1月の日商は1日当たりマイナス 24,000円、来客数は1日当たりマイナス12人で、やや 景気が悪いと感じている。 コンビニ(店 来客数の動き ・大雪で、売上はやや増えたものの、来客数は若干 長) 減っている。そのため、客単価はやや上がっている が、売上は特別変わってはいない。 乗用車販売店 販売量の動き ・車検、一般修理に関しては、目標どおりに入庫して いる。ただし、新車、中古車販売は、目標をはるかに (経営者) 下回る状況で推移している。客の購買意欲はまだまだ といった感がある。 乗用車販売店 お客様の様子 ・新車販売台数はこの数か月は比較的少なく、低位安 (経営者) 定である。故障、事故などでやむを得ないときに購入 につながる。また、整備、車検などは必要不可欠な物 なので中位安定である。 乗用車販売店 競争相手の様子 ・先日、組合の総会があり、同業社の話では、どこも (販売担当) 良くない。今までのお正月、1月とは違うという話で ある。12月は少し良かったので変わらないと思うが、 この先に良くなる傾向もなく、2月もそれほど見込め ないのではないか。 乗用車販売店 販売量の動き ・自動車販売台数は、登録車、軽自動車共に、横ばい (管理担当) で推移している。大手自動車メーカーの燃費不正問題 で販売を中止していた大手メーカーの車は10月より販 売を再開し、販売台数に多少貢献している。 自動車備品販売 単価の動き ・販売単価のやや低めの車が動いている。個社の営業 店(経営者) 方針によって安い車を扱う、高い車を扱うなどいろい ろあるだろうが、当社は両方扱っており、単価の低い 車が動いている。 住関連専門店 単価の動き ・寒さが本格化し、冬物、特に灯油を中心に商品の動 (仕入担当) きは前年を上回っている。ただし、節約志向は根強 く、利益の確保が困難な状況である。販売単価の下落 は微妙に続いている。 一般レストラン 競争相手の様子 ・同業者といろいろな機会で話をすることはあるが、 やはり飲食、外食業界は、非常に厳しい状況が続いて (経営者) いると聞く。 一般レストラン お客様の様子 ・新年会の予約件数は前年より多く、順調である。寒 (経営者) さが厳しいためか、葬儀向けの仕出しは増えている一 方で、レストランの来客数は落ち込んでいる。 都市型ホテル 販売量の動き ・1月は軒並み稼働が低迷している。当ホテルは3棟 (営業担当) あるが、地域によって状況が異なり、2棟は例年に比 べて稼働は良いものの、1棟は例年どおりである。稼 働が良いといっても、継続性があるのかと言えば、偶 発的に近隣の企業出張などが多かったというような見 方をしており、変わらない。 旅行代理店(従 来客数の動き ・燃油サーチャージの徴収が2月より復活するため、 業員) 海外旅行料金の上昇が懸念される。 旅行代理店(副 来客数の動き ・国内募集旅行などは客の動きが止まり、年末年始の 支店長) 受注が悪い。海外旅行も変わらず伸び悩みの感があ り、受注は低迷している。来店客の様子をみると、来 客数の減少や相談のみで終わり、契約まで進むケース が減少している。 タクシー運転手 販売量の動き ・例年と比べて、前月中旬から今月中旬まで雪が少な かったため、タクシーの動きは悪い。 タクシー(経営 お客様の様子 ・全体的に動きは良くなく、前年同月と比べて1%の 者) 減少である。 タクシー(役 お客様の様子 ・客の様子から、変わらない。 員) 通信会社(経営 お客様の様子 ・新規加入、解約数にほとんど変動はないものの低調 者) である。 通信会社(経営 販売量の動き ・販売量に増減なく、横ばいである。 者) 通信会社(店 販売量の動き ・販売数は前年同月と変わらない。 長) 68 分野 景気の現状判断 □ 業種・職種 判断の理由 通信会社(営業 販売量の動き 担当) 通信会社(局 長) テーマパーク (職員) 観光名所(職 員) 来客数の動き ゴルフ練習場 (経営者) ゴルフ場(経営 者) ゴルフ場(総務 部長) 競輪場(職員) 販売量の動き 美容室(経営 者) 来客数の動き その他サービス [自動車整備 業](経営者) その他サービス [立体駐車場] (従業員) その他サービス [イベント企 画](職員) 設計事務所(経 営者) 設計事務所(所 長) 住宅販売会社 (経営者) 住宅販売会社 (経営者) お客様の様子 商店街(代表 者) 来客数の動き ▲ 商店街(代表 者) お客様の様子 ▲ □ □ □ □ □ □ □ 来客数の動き 来客数の動き それ以外 来客数の動き お客様の様子 □ □ □ □ □ □ □ お客様の様子 お客様の様子 単価の動き 来客数の動き 販売量の動き お客様の様子 □ ▲ ▲ ▲ ▲ 商店街(代表 それ以外 者) 一般小売店[衣 販売量の動き 料](経営者) スーパー(経営 単価の動き 者) コンビニ(経営 販売量の動き 者) 衣料品専門店 (経営者) お客様の様子 衣料品専門店 (販売担当) 来客数の動き ▲ ▲ 69 追加説明及び具体的状況の説明 ・住宅向けの販売は、売れ残りによる在庫があるた め、2月以降は販売強化が行われると予測されるもの の、あまり期待はできない。 ・来客数の内訳をみると、大体固定の支払客が多い。 ・日並びや好天によりクリスマスや年末年始の客足は 良かったものの、来客数は全体的に伸び悩んでいる。 ・今月中旬にようやく降雪があり、近隣スキー場も全 面滑走可能となって来客数が増えてきたが、年末年始 と連休の書き入れ時に間に合わず痛手である。 ・景気は良くない。消費者も必要最低限の物のみを購 入している。 ・現在ゴルフ場は降雪クローズ期間中のため、周囲の 情報があまり入らない。 ・1月上旬から3月上旬まで冬期クローズ期間で、現 状の3月予約状況は前年並みのため、変わらない。 ・入場者数、購買単価共に、ほとんど変化がみられな い。 ・成人式の着付けは、前年に比べて2割くらい増えた が、強烈な寒さが続いているため、今月中旬以降は客 の出足が鈍ってきている。若い人はおしゃれに敏感で メイク、ネイル、エステ等に強く関心を持っているも のの、実際の売上に結び付いていない。 ・客の節約志向が続く状況に変化はない。 ・初売り等のイベントは、例年同様の来客数の動きと なっている。また、単価、販売量共に横ばいで変わら ない。 ・イベント時に景気の動向を計るのは難しいが、あま り良さは感じられない。 ・小規模な案件依頼は多く入ってきて仕事量はあるも のの、収入の増加にはつながらない。 ・3か月前と比べても今月は予算達成しているので、 変化はないが現状維持はできている。 ・売買物件の販売量は、横ばいで増加していない。こ れから良い方に改善する要因も見つけにくい。 ・大した動きはないものの、今月は年度替わりが近い せいか、貸店舗の引き合いがちらほら増えてきており 同時にアパート等の動きも少々あるような感じがして いる。ただし、実際の売買となると、なかなか進展が ない。 ・恒例の冬物バーゲンへの来客は多少あったものの、 バーゲンの前も後も、街の人出と同様に来客数はまば らで閑散とした日が続いている。 ・街なかの住民や商店主の高齢化により、最近は若い 客の来店が激減している。街に活気がなく、寂しいお 正月である。 ・米国の新大統領の政策次第で、景気に大きな影響が 出る可能性がある。 ・今月中は来春の学生服関係の販売をしているが、な かなか来客は多くならない。そう考えるとあまり良く ないのではないか。 ・広告掲載価格が低価格志向になっている。客の財布 のひもは固い。 ・今月は正月明けとともに、非常に売行きが悪い。商 材がない年であるので、ある程度覚悟はしており、想 定内ではあるが、なかなか売上が伸びない。ただし、 前年より若干は増えている。 ・制服、体育着、エプロンなど学校関係の商材を取り 扱っているが、売れなくなっている。リサイクルブー ムもあるだろうが、小学校、中学校や高校へ進学す る、春のおめでたい空気感が、年々世の中から薄れて いるように感じる。 ・この1月はお正月と思えないほどの静かさである。 客は本当に街に出てこない。天候不順も背景にあるの かもしれないが、やはり社会環境というか、先行きに 対する不安だらけという部分で精神的に圧迫感がある のではないか。とにかく悪い。 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ 業種・職種 判断の理由 家電量販店(営 販売量の動き 業担当) 乗用車販売店 販売量の動き (経営者) 乗用車販売店 来客数の動き (販売担当) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 自動車備品販売 店(経営者) その他専門店 [燃料](従業 員) 一般レストラン (経営者) 一般レストラン (経営者) 販売量の動き × × × × ・販売量は前年に比べて減少しており、受注も伸びて いない。 来客数の動き ・団体での新年会は、更に悪化している。夜の商店街 は人通りが全く感じられない。 ・夜のアルコールを伴う動きが非常に悪い。また、店 の近くに競合店の出店もある。フランチャイズの飲食 店の影響がじわじわと出てきており、飲食の形態が変 わってきている。 ・来客数の動きと回答したが、質問項目の全部が当て はまるような気がしている。本当に景気が悪い。 ・1月は最閑散月であり、梅祭り前の落ち込む時期で もある。後半はビジネス客やインバウンドで持ち直し ているものの、前半から中盤にかけてはひどい。 ・今月は好天にも恵まれ、家族連れでの来場者数が多 く、若者のプレーヤーが目立っている。また、中小企 業オーナー達は相変わらず、米国の新大統領への話題 で持ちきりである。 ・成人式で利用する客が激減している。着物販売業の 紹介客は前年の3分の1に減り、当店の客だけでみる と5分の1に減り、大変なことになっている。当日は 一般客の来店もあり、売上全体では2割減だが、来年 のことを考えると、どのようにテコ入れをするべきか 迷っている。 ・来客数が減少している。 来客数の動き スナック(経営 来客数の動き 者) 都市型ホテル 来客数の動き (副支配人) ゴルフ場(支配 お客様の様子 人) 美容室(経営 者) 来客数の動き 住宅販売会社 (従業員) 商店街(代表 者) コンビニ(経営 者) 家電量販店(店 長) お客様の様子 × × 企業 動向 関連 ◎ (北関東) ◎ ○ ○ ○ ○ 一般レストラン (経営者) タクシー運転手 ・例年は初売りから2月後半まで、受注が活発になる のだが、今年は盛り上がりが少ない。 ・毎年11∼12月は展示会等の催事で、ある程度客を呼 び込んで輸入車の新車、中古車を販売している。今月 は、ダイレクトメールも出してはいるものの、来店客 が本当に少ない。毎年、年末から1∼2月は、展示会 をしようとダイレクトメールを出しても、稼働日数が 少ないため、どうしても販売は落ち込む。これは仕方 ないことだと思う。春になれば多少は良くなる。 ・客は価格に敏感で、なかなか販売量は増加しない。 販売量の動き ▲ ▲ 追加説明及び具体的状況の説明 ・新生活の準備が前年より遅れている。 来客数の動き 来客数の動き ・年末で大河ドラマが終わり、大河ドラマ館も15日で 閉館し、月後半は冬冷えである。 ・近隣の事業所の景気悪化により、悪くなっている。 販売量の動き ・初売りセールのにぎわいは、前年と比べて来客数も 減って不発に終わっている。今月全体もこれといって 好調な商材もなく、金額も前年の95%で着地となって いる。 来客数の動き ・積雪地域の雪という天候与件も重なって、来客数は 例年並み以下である。 お客様の様子 ・今月は近年にないほど悪い。新年会等も少なく、タ クシーを利用する人がいない。 販売量の動き ・販売量は前年の2分の1である。すでに落ち込んで いた3か月前よりも更に20%下落している。 受注量や販売量 ・自動車は米国への輸出が増えている。 の動き 通信会社(経営 者) 輸送用機械器具 製造業(経営 者) その他製造業 受注量や販売量 ・当社の柱である3本の事業は、おおむね順調であ [環境機器] の動き る。 (経営者) 食料品製造業 競争相手の様子 ・酒販店からの引き合いが順調に伸びていることに加 えて、各メーカーとも、東南アジアや中国への輸出が (営業統括) 増加している。 一般機械器具製 取引先の様子 ・新規の引き合いが確実に増えてきている。また、近 造業(経営者) 隣の半導体関連企業では仕事が増加し、人の手当に苦 慮しているとの話を聞いている。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・3か月前に比べ、安定した仕事を確保できるように 造業(経営者) の動き なっている。 建設業(総務担 受注量や販売量 ・補正予算の効果なのか、例年よりも公共の発注案件 当) の動き は多いと実感している。 70 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ × 業種・職種 判断の理由 金融業(調査担 取引先の様子 当) 追加説明及び具体的状況の説明 ・地元企業の景況感調査によると、製造業は大きく改 善しており、円安に伴う業績好転が多い。一方、非製 造業は大河ドラマの観光需要効果の減少などにより、 例年並みの水準まで落ち込んだほか個人消費の弱さが 続き、全体ではやや改善程度にとどまっている。 広告代理店(営 取引先の様子 ・住宅業界の広告出稿が11月くらいから増えており、 業担当) 完成見学会などの集客も好調のようである。年度内に 広告予算を削らずに消化できる会社が全体的に多く、 業績も良さそうである。 経営コンサルタ 取引先の様子 ・街なかの商店街、商業施設などへの人出や郊外の車 ント 両通行量も増えるなど、外向きの行動が増えて、人の 移動が盛んになり、買物や飲食への個人支出が増えて いる。また、中小製造業の設備投資意欲も徐々に起き ており、首都圏市場を相手とする鉱業、土木関連業界 も生産活動が活発になっている。 司法書士 受注量や販売量 ・少し良いものの、2月、3月を過ぎてみないと分か の動き らない。大きな開発と絡むものではないので、一過性 のものではないかと感じている。 化学工業(経営 受注量や販売量 ・予想していた受注の落ち込みが少なく、順調に推移 者) の動き しているものの、上向くほどではなく変わらない。 窯業・土石製品 受注量や販売量 ・契約件数が多少増加している。 製造業(総務担 の動き 当) 輸送用機械器具 受注価格や販売 ・取引先からの受注量や販売等も若干落ちているが、 製造業(経営 価格の動き 今のところあまり変化はない。 者) 輸送業(営業担 取引先の様子 ・今月に入り、初売り等のホームセンター向けの商材 当) や冬物暖房器具等、インターネット通販向けの輸送量 が増えたものの、全体的には前年並みの輸送量となり そうである。 金融業(経営企 取引先の様子 ・観光関係業種では、インバウンド旅行者は、個人、 画担当) グループ観光客は増加しているが、中国人の団体観光 客は減少している。製造業では取引先からのコストダ ウン要請があり、厳しい交渉が行われている。土木建 設業は、来年度までの受注を確保している業者と、確 保できない業者の二極化が進んでいる。受注できてい ない業者は、同業者間の厳しい価格競争が行われてい る。 不動産業(管理 受注量や販売量 ・新規受託業務の引き合いはあったが、成約には至ら 担当) の動き ず、受注は横ばいである。何度か降雪があったもの の、業務の延期や中止等は幸いにもなく、例年どおり である。 新聞販売店[広 受注量や販売量 ・今月中旬に降雪が1週間ほど続き、道路状況の悪化 告](総務担 の動き などで、量販店やスーパーでは来客数が大きく減った 当) と聞いている。今月のチラシ出稿量は、前年比93.7% と低迷している。 社会保険労務士 取引先の様子 ・売上等に大きな変化はないが、求人募集をかけても 人手の集まらない企業も多く、時給を上げて募集しな ければならなくなってきている。 その他サービス 受注量や販売量 ・引き合い、商談件数、受注量共に増加傾向にある。 業[情報サービ の動き 客のIT関連投資は底堅いと感じている。 ス](経営者) 食料品製造業 受注量や販売量 ・販売点数が落ち込んできている。地元飲食店などの (製造担当) の動き 閉店がぽつぽつ出てきている。 窯業・土石製品 受注量や販売量 ・特注品や店頭品の受注共に、低迷状態が続いてい 製造業(経営 の動き る。 者) 電気機械器具製 受注量や販売量 ・10∼12月はずっと上り調子で来たが、今月に入った 造業(経営者) の動き 途端に、受注量が3割ぐらい落ちている。通常なら医 療機器などはあまり変動はないが、ここにきて約50% ほどの生産減となっている。ちょっと状況が失速した ようである。 その他製造業 受注量や販売量 ・今月23∼26日まで年間最大の宝飾見本市が開催され [宝石・貴金 の動き たが、来場する問屋、小売店も前年より少なく、売上 属](経営者) は低迷している。旧正月直前という日程が災いし、中 国人バイヤーの来場者が少なかったのも売上減の要因 である。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・前月と状況に変化はない。 造業(経営者) の動き 71 分野 景気の現状判断 × 雇用 関連 ◎ (北関東) ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ × 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 建設業(開発担 受注量や販売量 ・公共工事主体の建設業で、売上の95%を占めてい 当) の動き る。今期の公共工事は前年比91%と、現政権になって 順調に推移してきた公共工事に陰りが見えてきた。当 社の受注も前年比10%減と厳しい。今後の発注に期待 せざる得ない。 − − − 人材派遣会社 求人数の動き ・ガソリン価格が若干上がっているようである。物流 (経営者) は年末年始にかけての商品需要があり、稼働は多くみ られる。また、住宅関連では増改築等の建築、建設関 係や道路関係の土木が動き始めている。生鮮食料品な どの出荷量は落ち着いたようである。 人材派遣会社 求職者数の動き ・今月第3週より、徐々に問い合わせ等が増加してお (支社長) り、既存の求人に対するマッチング率が向上してきて いる。職場見学の機会も月末に向け増えている。今後 は3月に期間終了を予定している人材も2月にかけ、 動き始めるとみている。 民間職業紹介機 求人数の動き ・求人の増加が目立つものの、正社員求人に変化はな 関(経営者) い。 人材派遣会社 求人数の動き ・前月の話では、今月から忙しくなるという話だった (経営者) が、予定変更となり、今月も忙しくならなかったの で、前とあまり変わらない。 人材派遣会社 求職者数の動き ・年末と年始の求職者数に変化はなく、変わらない。 (管理担当) 求人数は少しだけ上向きである。 人材派遣会社 周辺企業の様子 ・新卒採用を控えて、中途採用も検討している企業が (営業担当) 増えている。ベースアップも期待できない様子であ る。 求人情報誌製作 求人数の動き ・求人数は増加しているものの、求人誌などで求人広 会社(経営者) 告を掲載する事業所は増えていない。特に、飲食店は 人手不足で、募集をしても応募が少なく、採用が難航 している。 職業安定所(職 求職者数の動き ・小規模企業整備が複数発生し、求職者が急増してい 員) る。 職業安定所(職 求人数の動き ・12月分の新規求人でみると、情報通信、運輸、宿 員) 泊、飲食、サービス業で前年を下回っているが、減少 理由は、求人の更新手続きのずれが主である。その他 に、前年にスーパーの新規出店や新規事業、吸収合併 などがあったためで、特段大きなマイナス要素は見受 けられない。 職業安定所(職 求人数の動き ・9か月連続で前年同月比で増加していた新規求人数 員) が、減少となっている。 学校[専門学 求人数の動き ・ここ数年と比べてもこの時期は、求人数、求人企業 校](副校長) 共に多いと感じるが、製造業などの採用試験は厳しく なっている。 * * * − − − 4.南関東(地域別調査機関:株式会社日本経済研究所) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ ○ (南関東) ○ ○ 業種・職種 一般レストラン (経営者) 一般小売店[家 電](経理担 当) 一般小売店[家 具](経営者) 百貨店(総務担 当) 百貨店(営業担 当) ○ ○ 百貨店(計画管 理担当) (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 来客数の動き ・今年は正月明けから客が途切れることなく、非常に 多く来店している。宴会の数もとても多い(東京都)。 来客数の動き ・以前は値段を聞いても買わない客がいたが、1月に 入り、買いに来る客が増えている。特に、工事が必要 な商品は以前より売れている。 来客数の動き ・1月に入り、最初は客が少ないと思ったが、徐々に 来客数が増えつつあり、やや良くなってきている(東 京都)。 販売量の動き ・化粧品を中心とする婦人雑貨、食品は回復傾向が強 い。これまで不振が継続している衣料品も、やや持ち 直しの兆しがある。福袋に関しては人気、不人気の格 差が拡大しているものの、全体としては堅調である。 それ以外 ・景況感の良さから、富裕層の買上の上方修正、また インバウンド売上の回復が挙げられるが、客の買い方 については、セール品でも定番品の2枚買いとか、良 い物が安くなれば買うというように、先々を見越した シビアな買い方が目立つ(東京都)。 販売量の動き ・年初は来客数も多く、クリアランスセールが好調に 推移した。気温が低かったお陰で重衣料の動きも良 く、順調に推移している(東京都)。 72 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 百貨店(店長) 来客数の動き スーパー(経営 販売量の動き 者) スーパー(仕入 販売量の動き 担当) 追加説明及び具体的状況の説明 ・セレクトショップを中心に、アパレルの動向が上向 いている。特に、春物展開後に伸びがみられる。 ・徐々に売上が伸びてきている。 ・年明け以降、特に年始の来客数、点数が増加した。 その後も来客数は前年並みであるが、点数アップによ る客単価の上昇により前年をクリアしている。 家電量販店(店 単価の動き ・大画面、省エネ、大容量などのニーズが高く、付加 長) 価値商品は好調である半面、低価格品を望む声も依然 として多く、消費に関しては二極化している。 家電量販店(経 販売量の動き ・精算客数が前年を安定的に上回っており、結果とし 営企画担当) て売上そのものも前年を上回っている。客単価も前年 並みとなり、一時の低価格志向に変化が出ている(東 京都)。 乗用車販売店 販売量の動き ・本決算が近付いているせいか、販売数も来客数も増 (営業担当) えてきている。 乗用車販売店 販売量の動き ・3年前の消費税増税の影響で、初回車検や代替を検 (店長) 討している客の来店が増えている。 乗用車販売店 競争相手の様子 ・各社の新車効果で、販売面では上向き傾向にある。 (総務担当) その他専門店 販売量の動き ・同業他社を見ると、企業により販売量に差が出てい [貴金属](経 るが、全体的には販売量はやや増加傾向にある(東京 営企画担当) 都)。 都市型ホテル 販売量の動き ・数か月前と比較すると、12∼1月は売上、来客数共 (総務担当) に増加している。 旅行代理店(従 販売量の動き ・予約数が緩やかに上昇している(東京都)。 業員) タクシー運転手 お客様の様子 ・会社関係の利用が多い。年始回りと新年会が重な り、朝から終電近くまでは効率よく仕事ができてい る。ただし、深夜は相変わらず利用が少なく、ロング の客もいない。 通信会社(営業 お客様の様子 ・付加価値の高いサービスを選択する客が以前より増 担当) えている。 通信会社(営業 お客様の様子 ・集合住宅のインターネットや電話の通信向け双方向 担当) 対策工事を行ったことにより、居住者の新規契約者数 が増加し、目標を達成できている(東京都)。 通信会社(管理 販売量の動き ・法人向けのソリューション案件の受注は上向いてい 担当) るものの、個人向けの携帯電話やその周辺機器の小売 は苦戦している。そのような中でも、年末年始の商戦 期であったため、総合的には良くなっている(東京 都)。 その他サービス 販売量の動き ・前年11月から1年近くなかった新型車の発表が3種 [福祉輸送] 類続いたため、これまで需要が落ち込んでいた分、大 (経営者) 分上向いている(東京都)。 設計事務所(経 それ以外 ・11∼12月は非常に成績が悪かった。そのなかで地域 営者) の仕事や細かい仕事などを拾ったり、また、入札にお いても、規模は小さいが物件は数多く出ているため、 精力的に頑張った。その結果、1月の契約内容が非常 に上向いているので、社員の増強を考えなければなら ない状況である。 設計事務所(経 お客様の様子 ・年末までにもらっていた話が実際に動き出してい 営者) る。 その他住宅[住 お客様の様子 ・前年までは全く商談はなかったが、年が明けて、改 宅管理・リ 修ではあるものの、小さな仕事の商談がようやく入っ フォーム](経 てきている。これをきっかけに好転することを期待し 営者) ている。 その他住宅[住 販売量の動き ・建築資材の注文量が当初の見込みより上向いてい 宅資材](営 る。資材価格の上昇傾向もあり、前倒しで調達に動い 業) ている様子が見られる(東京都)。 ・客の入店率はさほど悪くないが、ややバランスを欠 商店街(代表 単価の動き いており、値段が少しでも安く、納得いくような商品 者) を探し求める傾向が強い。 商店街(代表 来客数の動き ・最近は、天候が良いわりに、客の出は悪いというや 者) や変わった状況である。原因はよく分からないが、そ のために売上が伸びない(東京都)。 商店街(代表 それ以外 ・ここ数か月、当地域の景気はあまり良くない。忘年 者) 会、新年会需要が少し冷え込んでいる。店舗の閉店も いくつか目にするようになっている。新しい店も入っ てきているので大きな落ち込みではないが、全体的に 決して良いとは言い切れない(東京都)。 73 分野 景気の現状判断 業種・職種 商店街(代表 者) 判断の理由 販売量の動き □ □ □ □ □ □ □ □ □ 一般小売店[和 お客様の様子 菓子](経営 者) 一般小売店[家 販売量の動き 電](経理担 当) 一般小売店[印 来客数の動き 章](経営者) 一般小売店[米 販売量の動き 穀](経営者) 一般小売店[文 販売量の動き 房具](経営 者) 一般小売店[文 競争相手の様子 具](販売企画 担当) 一般小売店 単価の動き [茶](営業担 当) 一般小売店 販売量の動き [茶](営業担 当) 百貨店(売場主 お客様の様子 任) □ 百貨店(総務担 単価の動き 当) □ □ □ 百貨店(総務担 販売量の動き 当) 百貨店(営業担 販売量の動き 当) 百貨店(営業担 販売量の動き 当) □ 百貨店(営業担 お客様の様子 当) □ □ □ 百貨店(営業担 販売量の動き 当) 百貨店(販売促 来客数の動き 進担当) 74 追加説明及び具体的状況の説明 ・商店街では、なおも客足が伸びず、積極的な店舗改 装や新規出店などが止まったままの状態である。物販 店の閉店が続き、居酒屋など夜の飲食店が増え続けて おり、昼間の客足の低下に拍車をかけている(東京 都)。 ・今年は正月が短かったので、正月需要がかなり少な かったが、月末にきて大口の注文が入り、前年を大き く超えることができている。 ・家電製品は静かな動きをしている。事業所などの照 明LED化の提案、電話回線の見直しなど、こちらか らアクションを起こすと話に乗ってもらえる。 ・40代、50代の消費者は、ショッピングセンターへ行 けば買物かご1つで生鮮3品から必要な身の回り品ま で購入できるので、商店街で買物をすること自体がな くなってきているのではないか。 ・実際に売上が伸び悩んでいる(東京都)。 ・正月休み明けからまとめ買いが増えてきているが、 販売商品の単価が低いため、売上は大きくは変わらな い(東京都)。 ・当社は案件等が取れているので良いが、競合他社か らはやはり相当厳しいという声が聞かれる。たまたま 当社の提案案件などがうまく受け入れられているだけ で、周りからすると、さほど物流も動いていないのか なと感じている。 ・一昨年、前年と毎年売上が減少している。特に単価 が下がってきている。 ・例年同様12月の反動で出荷が伸びず、販売は低調で ある。先行きは楽観できない(東京都)。 ・気温が下がり、クリアランス前半戦は婦人コートな どを購入する客も多かったが、後半はしっかり吟味す る客が多くなり、慎重な購買傾向にある。化粧品など の必需品は好調であるものの、ブーツなどの季節商材 は苦戦している。 ・3か月前と商況は同じである。来客数は好調で前年 を超えているものの、客単価が低下しているため、結 果として売上は前年割れしている。その対策として行 うモノのセールなどには客は飛びつかないが、物産展 などのコト催事は大変好調で、高額な弁当類なども売 れている。しかしながら、定価品売上の不振は恒常的 なもので、一過性の催事では全体の売上をカバーする までには至っていない(東京都)。 ・複数点を買う客が少なく、買上率は低迷している。 客は目的の物以外買わない傾向にある。 ・気温の影響が大きいが、冬物の動きが良く、前年を 超える日が続いている。特にコート、セーターの動き が良いことが大きい(東京都)。 ・婦人アパレル関連の動きは相変わらず厳しく、セー ルの前倒し等も重なり、売上が伸び悩んでいる。防寒 として、服飾小物の動きはみられるが、重衣料のヘッ ジをすることは難しく、店舗全体の売上も厳しい。一 方、インポートブランドの一部では堅調に推移してい るショップもあることから、いわゆる中間層の客の購 買意欲が伸び悩んでいる状況が見受けられる(東京 都)。 ・今月の来客数は好調に推移しており、それに伴い売 上高も前年を上回って好調である。大きな要因は、天 候及びインバウンド需要である。特に、正月は温暖な 天候により、福袋やクリアランスセールに訪日外国人 も含め多くの来店客があった(東京都)。 ・依然として衣料品関連の動きが鈍い(東京都)。 ・初商、クリアランスは、ほぼ前年並みで推移してい る。苦戦が続いていた外国人顧客が戻りつつあり、前 年割れが続く免税売上もプラスに転じている(東京 都)。 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 百貨店(販売促 お客様の様子 進担当) □ 百貨店(店長) 販売量の動き □ □ □ □ □ □ 百貨店(副店 長) お客様の様子 百貨店(営業企 販売量の動き 画担当) スーパー(経営 お客様の様子 者) スーパー(販売 お客様の様子 担当) スーパー(経営 来客数の動き 者) スーパー(店 長) 来客数の動き スーパー(店 長) 販売量の動き □ □ スーパー(総務 来客数の動き 担当) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ スーパー(営業 販売量の動き 担当) スーパー(副店 お客様の様子 長) コンビニ(経営 販売量の動き 者) コンビニ(経営 お客様の様子 者) コンビニ(経営 販売量の動き 者) コンビニ(経営 者) コンビニ(エリ ア担当) コンビニ(商品 開発担当) 衣料品専門店 (経営者) 来客数の動き 販売量の動き 来客数の動き 単価の動き 家電量販店(店 お客様の様子 員) 乗用車販売店 販売量の動き (経営者) 75 追加説明及び具体的状況の説明 ・食料品や化粧品、肌着などの消耗品は比較的堅調な 動きをしているものの、他のアイテムはクリアランス セール期に入っても客の反応が鈍い。前年と同時期に 開催をしている物産展も、前年は政府助成によるお得 な施策があったが、今年は苦戦している。いろいろな 対策を打つものの、客がお得な内容をシビアに見極め る傾向は変わっておらず、景気も変わらない。 ・米国の新大統領就任による日本への影響が懸念され るものの、内容が不透明で読み切れないことから、心 理面での影響が出ている。 ・今月は冷え込みの厳しい日もあったが、比較的天候 にも恵まれた。実感はないが、株価の持ち直しを含 め、景気は上向いており、安定的な消費動向が続いて いる。初商も前年と同規模の売上である。 ・免税売上は好調に推移しているものの、日本人の売 上の減少が継続している(東京都)。 ・来店回数が減少している(東京都)。 ・客の様子を見ていると、広告初日の目玉商品や、曜 日ごとのお買い得日、ポイントが何倍の日など、店ご との特典、時間帯をうまく使い分けて買い回っている ことが多い(東京都)。 ・客単価は上がっているものの、それ以上に来客数が 落ちており、あまり良い状態ではない。寒さや強風と いう気候条件も影響しているとみている。 ・今月は前年と比べ、来客数が1日平均で54人、25日 現在で1,350人減少している。お金を持っていないこ とが要因と考えている。買上点数、単価にも影響して おり、いずれも前年に比べやや減少している(東京 都)。 ・単価、点数共に横ばいの状態が続いており、全体的 には物量に増加はみられない。低価格商品に集中して いる(東京都)。 ・1月の売上動向は、前年比で5%割れの状況が続い ている。衣料品、住まいの品、食料品についてもほぼ 同様である。1人当たりの買上金額や商品単価にはほ ぼ変化がないが、来客数が5%ほど落ちていることが 売上に大きく響いている。 ・このところの冷え込みにより、季節商材の稼働はみ られるが、トータルとしては横ばいである(東京都)。 ・依然として買物に慎重な印象である。衣料品の購入 なども、バーゲンや最終処分を待っている傾向が強 い。食品、日用品も付加価値の高い商品は動きが鈍 い。 ・1月前半は思わしくなかったが、後半はやや売上が 戻ってきている(東京都)。 ・近隣にスーパーなど大型店が続々オープンしてい る。セールで購入した大きな袋を持ち、帰り際に1∼ 2品買物に来る客が増えている。配達などを加算し、 ようやく前年度の売上を維持している。 ・当グループの売上は、若干の売上増がみられるた め、景気が下がっていないことは事実である。売上が 減ることはないため、景気はやや回復している。 ・何となく世界的に動乱の気配があるので、消費者心 理としてはあまり良くない。 ・前年や前月と比較しても、同程度の売上トレンドで 推移しており、景気は変わらない(東京都)。 ・来客数が減少し続けている(東京都)。 ・今月は寒暖差の大きい日が続いたため、コートを中 心にバーゲンを行なったところ、来客数はさほど伸び ないものの客単価が上がり、久々に売上が前年を上 回っている。 ・客の様子から、話題性があっても、大きな影響はな く、以前と比べ衝動が抑えられている(東京都)。 ・自動車の整備と販売をやっている。整備は順調に 入っているが、販売はあまり芳しくない。新型車が出 て、客の来店はあるが、なかなか成約に結びついてい ない。 分野 景気の現状判断 □ 業種・職種 乗用車販売店 (経営者) 乗用車販売店 (販売担当) 判断の理由 来客数の動き その他専門店 [ドラッグスト ア](経営者) その他専門店 [ドラッグスト ア](経営者) その他小売 [ショッピング センター](統 括) 高級レストラン (副支配人) 高級レストラン (仕入担当) 一般レストラン (経営者) 来客数の動き お客様の様子 □ □ □ □ □ □ □ □ 販売量の動き お客様の様子 来客数の動き 来客数の動き 来客数の動き 一般レストラン 来客数の動き (経営者) □ 一般レストラン 来客数の動き (経営者) □ 一般レストラン 販売量の動き (経営者) □ 一般レストラン 単価の動き (経営者) 一般レストラン 来客数の動き (スタッフ) □ □ □ その他飲食[居 お客様の様子 酒屋](経営 者) その他飲食[給 お客様の様子 食・レストラ ン](役員) 都市型ホテル (スタッフ) 販売量の動き □ □ □ 旅行代理店(経 お客様の様子 営者) 旅行代理店(従 お客様の様子 業員) 旅行代理店(販 販売量の動き 売促進担当) □ 76 追加説明及び具体的状況の説明 ・年明けの新車の初売りセールは活況だったが、その 後は伸び悩んでいる。 ・年が明けると忙しくなるのではないかと客先に言わ れていたが、1月下旬になっても運送関係の荷動きは さほど良くない。建築関連についても受注が出てこ ず、相変わらず停滞気味である。ただし、東京オリン ピックに対する期待感もあり、多くの客が景気は良く なるであろうと予測している(東京都)。 ・来客数は減り、客単価が上昇している。価格により シビアな客はもっと安売りをする店に流れ、当店の ファンの購買比率が増えている。 ・販売量は前月と変わらない。当店の場合、極端に販 売量が増えるなどということがないので、前月と同じ である。 ・賃金アップの対象層は限定的であり、可処分所得が 上がらず、格差が広がっている。可処分所得が上がら ない層は、必要最小限の買物にとどまっている(東京 都)。 ・法人関連の宴会予約状況の推移から判断している (東京都)。 ・来客数、販売単価、売上高共にほぼ前年並みである (東京都)。 ・1月は稼働日数が少ないので売上があまり上がらな いが、新年会などがあるため例年並みである。3か月 前と比べて特に良くなっている、もしくは悪くなって いることはない。 ・依然として外国人観光客の増加が著しい。民泊等の 地元宿泊客は少ないようだが、ネット検索で近隣大手 ホテルから大変多くの客が回遊してきている(東京 都)。 ・店内を改装したり、屋号を変えたりして、多少客が 来ているが、それは景気の良し悪しではないように思 う。景気はあまり変わっていない。 ・3か月前の10月1日∼26日までの前年比は、売上 95.6%、来客数96.7%である。1月1日∼26日までの 同比は売上98.7%、来客数100.5%である(東京都)。 ・外食企業全般でいえば、客単価の低い飲食店の業績 が前年比で伸びている。当社では、値上げ以降、減少 していた来客数が徐々に戻ってきているが、まだ回復 しているとは言い難い(東京都)。 ・徐々に上がっているため悪くなってはいないが、そ れ以上に経費がかかっている。社会保険と年金は義務 のため加入しているが、年間500万∼600万円のうち半 分は負担しなければならない。人件費や仕入もかかる ため、利益は微々たるものである。 ・町の人出や当店の来客状況を見ても、景気は前期か ら横ばいである(東京都)。 ・取引先の給食に対する引締め姿勢は依然として変わ らない。値上げ申請を行い承認されても、更新時期が 来ると高いという理由で業者替えを行われる。業界内 では相変わらず価格競争が行なわれている(東京都)。 ・宴会やレストランは、法人接待利用が減少し、個人 利用も先行き不安からか利用控えの状態が続いてい る。新年会などの定期的な利用数はさほど変わりはな いが、単価が伸びず、売上も1件当たりの客数減から 平行線をたどっており、景気は何も変わっていない。 ・客からの問い合わせはあるものの、とりあえず問い 合わせのみという客が多く、結論に達することが難し い。良い結果がなかなか出ないのが現状である。 ・米国の新大統領就任による影響での治安悪化で、客 が渡航をやめている(東京都)。 ・全体の販売量は予算に届いているが、前年比では落 ちている。具体的には、海外が103%に対して、国内 は96%であり、国内の企画旅行の数字が特に良くな い。団体旅行が少し上積みになっていることは明るい 材料かと思うが、全体的には変わらない(東京都)。 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 タクシー運転手 来客数の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・夜、特に最終電車が終わるころになると、客がいな くなる。一般企業も、接待やタクシーチケットの利用 を減らし、無くしているところもある。大手企業の残 業問題があったため、夜遅くまで社員がいることが少 なくなっている(東京都)。 タクシー(団体 来客数の動き ・明確な原因は分からないが、明らかに街中に人出や 役員) 活気がみられない。 通信会社(営業 単価の動き ・多チャンネル、インターネット、モバイルいずれも 担当) 安いプランに偏る傾向が続いている。 通信会社(管理 競争相手の様子 ・インターネット回線、携帯キャリアの客の奪い合い はし烈で、大手3社は消耗戦になっている。繁忙期と 担当) 呼ばれる新入居時期に入っても、大きな加入者数の変 化はない見込みである。 通信会社(局 販売量の動き ・CATVやインターネット契約数がこのところ横ば 長) いで、獲得増要因が季節要因を除くとあまりない(東 京都)。 通信会社(営業 お客様の様子 ・相変わらず新規加入、コース変更共に下位コースを 担当) 選択する客が多い。必要最低限にとどめ、無駄を省こ うという意識が感じられる。 通信会社(総務 単価の動き ・異常気象等の影響が生鮮食品の価格に多少影響を及 担当) ぼしているが、相対的には変化はない(東京都)。 通信会社(経営 お客様の様子 ・商談数の変化はあまりない(東京都)。 企画担当) 観光名所(職 来客数の動き ・3か月前と比べ、全体的に旅客が大分多くなってい 員) る。1月についても、初詣の客でにぎわうので、3か 月前とさほど変わらない(東京都)。 ゴルフ場(従業 それ以外 ・下町を散歩すると、シャッター街となっており、空 員) き家も多々ある。商店街は細々と営業しているもの の、景気が良いとは決して感じられない。 ゴルフ場(企画 販売量の動き ・今月から冬の閑散期料金となっているが、来客数が 担当) 若干少なかったため、収入減となっている。 ゴルフ場(支配 来客数の動き ・来客数、客単価から、平年並みは維持できているの 人) で、ほぼ変わりはない。 パチンコ店(経 競争相手の様子 ・当店の来客数や、近隣の大きな店の人数のデータを 営者) 見ても、さほど変化はない。また別の小さな店の方は この間スロット専門店になり、以前よりも客が入って いる。そのようなことから、変わらないと回答してい る(東京都)。 設計事務所(所 お客様の様子 ・年明けはほとんど動きがなく、こちらが動こうにも 長) 相手先が動かない状態である。景気動向を見ている感 もある(東京都)。 設計事務所(職 それ以外 ・年度末を迎え、案件数が若干増えたようにも感じる 員) が、施工業者営業の話なども含め、景気動向に影響を 与えたとまではいえない(東京都)。 住宅販売会社 販売量の動き ・当社は不動産デベロッパー業と総合建設業である。 (経営者) 当社が分譲している一般サラリーマン向けの3,000万 円∼5,000万円の住宅が全く売れない。40年来この仕 事をしているが、今まででこんなことはない。その理 由は、消費増税後物価が上がっているのに、中小企業 の給料が全く上がらないため、この状態が続くと将来 住宅ローンが払えなくなるという不安を持っているか らである。一方、総合建設業は、公共工事は数多くあ るが、工事原価は上昇しているにもかかわらず、発注 価格のデータが古いため安く設定され、赤字になって しまうこともある。 住宅販売会社 販売量の動き ・住宅展示場等の集客数は前年並みで落ち込んでいな (従業員) いものの、受注件数は前年比5%ほど割り込んでい る。特に注文住宅、分譲住宅が大きくなっている。賃 貸住宅は前年をやや上回っている(東京都)。 住宅販売会社 販売量の動き ・今月の販売量は目標数字の約78%となり、やや悪 (従業員) い。3か月前と比べ販売量はほぼ変わらないため、景 気は変わらない。グループ会社が扱っている分譲など の不動産業は好調なのだが、請負業、リフォームにつ いては販売量が上がっていない。 住宅販売会社 来客数の動き ・自宅リフォームの相談件数に特に変化はない(東京 (従業員) 都)。 住宅販売会社 来客数の動き ・情報数は若干増えているが、景気が上向きというほ (従業員) どではない。 住宅販売会社 お客様の様子 ・新築売りアパートの販売は、3か月前から好調のま (従業員) ま推移している。客の購買意欲もまだ落ちていない。 77 分野 景気の現状判断 □ ▲ 業種・職種 判断の理由 住宅販売会社 来客数の動き (従業員) コンビニ(経営 来客数の動き 者) コンビニ(経営 来客数の動き 者) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ コンビニ(経営 来客数の動き 者) コンビニ(経営 来客数の動き 者) コンビニ(経営 来客数の動き 者) 衣料品専門店 (経営者) 衣料品専門店 (統括) 衣料品専門店 (営業担当) 販売量の動き 来客数の動き 販売量の動き 家電量販店(統 来客数の動き 括) ▲ ▲ ▲ ▲ 住関連専門店 販売量の動き (統括) その他小売 販売量の動き [ゲーム](開 発戦略担当) その他小売 販売量の動き [ショッピング センター](統 括) 高級レストラン お客様の様子 (経営者) ▲ 一般レストラン 来客数の動き (経営者) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 都市型ホテル (スタッフ) 旅行代理店(営 業担当) 旅行代理店(営 業担当) 旅行代理店(営 業担当) タクシー運転手 来客数の動き お客様の様子 お客様の様子 販売量の動き お客様の様子 ▲ ▲ ▲ タクシー運転手 お客様の様子 通信会社(経営 販売量の動き 者) 78 追加説明及び具体的状況の説明 ・年明けから寒さが厳しくなり、現場見学会や展示場 でも来場者が減少している。 ・特にはないが、毎年1月、2月は気温の低下ととも に来客数の減少がある。 ・当店は、1年間で一番来客数が少なくなるのが1月 である。1月は、正月、成人式、受験シーズンなどが あり、お金の使い方がいつもの月とやや違うようであ る。2月も同じような状況で、子どものいる客などの 買い控え等が少しある。 ・来客数は前年比99%と、正月から来店数が少なかっ た。近隣にできたホームセンターの影響を受けてい る。 ・正月を過ぎた途端に来客数が減っている。 ・コンビニエンスストアを何店舗か営業しているが、 売上が前年同期に達していない。店舗の増加により、 1店1店の来客数は減少している。 ・正月から中旬は良かったが、20日以降は厳しくなっ ており、前年に届いていない。 ・12月からのバーゲンの前倒しが、1月の来客数低下 につながっている。 ・冬物バーゲンに入り、寒さも続き、コートなどの重 衣料が動きだしたが、最終的な売上は前年比90%で終 わっている。必要な物しか買わない客が日々増えてき ている。 ・小型家電は他のチャネルでの購入に流れており、来 客数の前年割れが止まらない。店頭での購入はテレ ビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の大型商品に特化し ているため、客数減を単価でカバーしている状態であ る。郊外店は特に苦戦している。 ・来客数の動きはあるが、それに伴う販売量が伸び悩 んでおり、買い控えが続いている。 ・国内販売の年末年始は前年比90%ほどであった。ハ イエンド機は大きく躍進しているものの、携帯機や ファミリー機の落ち込みが激しい。海外のホリデー シーズンは盛況であったようなので、国内外でのかい 離が激しい(東京都)。 ・ショッピングセンター内にはいろんな業種がある が、業種によって好不調がある。映画は前年並み、 ファッションは厳しい、その他物販、飲食はまずまず となっている。 ・一般家庭の方、特に高齢の客と話をしていると、米 国の新大統領就任による影響と思われる株価、為替 レートへの不安や、老後資金に対する不安から、消費 を控えたいと考えているとの話をよく聞く。商用接待 の客からは、設備投資額が伸び悩んでいる一方で、接 待交際費、サービス費が減らされていると聞く。 ・具体的な数字を挙げると、来客数が14%ほど減少し ている。宴会、フリー共に減っている。客単価はさほ ど変わっていないどころか、むしろやや上がっている ので、売上的には10%前後マイナスの状況である(東 京都)。 ・年末年始が終わり、オフシーズンとなり、前年より も動きが乏しい。 ・新商品の申込が少ない(東京都)。 ・海外出張、募集型海外旅行の数量、いずれも前年同 期比で減少している(東京都)。 ・販売量に顕著な伸びは見られない(東京都)。 ・例年どおり、年の初めは正月気分が長く続くよう で、間延びして暇であった。27日の金曜日だけ暮れを 思わせる忙しさであったが、1月度の景気は今一つで ある(東京都)。 ・利用客の様子をみると、昼間は変わらないが、ここ へきて肝心の深夜客が激減している(東京都)。 ・テレビ、インターネット、電話ともに新規獲得は未 達であり、解約は1割以上多くなっているため、純増 が予算の半分以下と低迷している。電力、モバイルは 堅調である(東京都)。 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × × × × 企業 動向 関連 ◎ (南関東) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 業種・職種 通信会社(経営 者) 美容室(経営 者) その他サービス [保険代理店] (経営者) その他サービス [電力](経営 者) その他サービス [学習塾](経 営者) 設計事務所(経 営者) 判断の理由 お客様の様子 追加説明及び具体的状況の説明 ・案件の中止または延期、予算縮小が目立つ。 来客数の動き ・寒いせいか、来店頻度が徐々に鈍ってきている。 販売量の動き ・今月に入り、キャンセルが多くなり、売上が低下し ている。商品単価も抑えられ、消費控えが感じられ る。 ・電力小売全面自由化以降、既設マンションからの一 括受電への変更が厳しい状況が続いている(東京都)。 お客様の様子 来客数の動き お客様の様子 ・前年末から新規の問い合わせなどが減っているほ か、既存客も減少傾向にある。 ・官庁案件があるため忙しいが、民間からの発注量は 依然として非常に厳しい。現在手持ちの仕事は年度末 までに終了するが、その後の展望が見えて来ない。 設計事務所(所 競争相手の様子 ・競争相手をみると、非常に低価格、または仕事がな 長) いというのが現状である。 一般小売店[食 来客数の動き ・競合店の出店がある。 料雑貨](経営 者) 一般小売店[祭 来客数の動き ・来街者が大幅に減少している。 用品](経営 者) その他小売[生 単価の動き ・単価が上がっており、販売量も急激に落ちている 鮮魚介卸売] (東京都)。 (営業) 一般レストラン 来客数の動き ・1月に入り、夜に町を歩いている人がいない。12月 (経営者) は忘年会で若干いたように思うが、年が明けてからは 全くいない。 タクシー(経営 来客数の動き ・年が明け、客足が明らかに悪くなっている。乗車回 者) 数もそうだが、距離も短くなっている。 * * * 食料品製造業 受注量や販売量 ・良くなっているというよりは、3か月前が非常に悪 (経営者) の動き く、それが元に戻ったということである(東京都)。 出版・印刷・同 それ以外 ・前月より受注の動きが良くなってきているが、短納 関連産業(経営 期の仕事が多くなってきている。 者) 出版・印刷・同 受注量や販売量 ・印鑑やゴム印、名刺印刷の仕事をしている。今月は 関連産業(営業 の動き 会社設立が2件のみで少なめだが、病院関係で数もの 担当) の特需が出たりして、法人関係のゴム印注文が多かっ た。ゴム印が主の問屋への支払は、通常月は15万円の ところ、1月は25万円の支払である(東京都)。 金属製品製造業 受注量や販売量 ・得意先からのアジア向けの内示量が増えている。 (経営者) の動き 一般機械器具製 受注量や販売量 ・全体的に受注量がやや増えている。 造業(経営者) の動き 精密機械器具製 受注量や販売量 ・取引先の1日当たり生産量が前月より3%ほどアッ 造業(経営者) の動き プしているため、受注が増えている。 建設業(営業担 受注量や販売量 ・昨今の客の多くは信頼と実績のある企業へ発注を求 めてきている。全体的に見積依頼が多く来ており、受 当) の動き 注量、受注額も増えてきている。 輸送業(総務担 取引先の様子 ・年末から年始に掛け、荷主の出荷量が増加傾向であ 当) る。 通信業(広報担 受注量や販売量 ・3か月前を底に回復傾向にあったが、今月は前年同 当) の動き 月比で微減となっている(東京都)。 金融業(統括) 取引先の様子 ・資金ニーズがやや増えてきている。 金融業(営業担 受注量や販売量 ・取引先の売上状況だが、不動産業では建売物件の売 当) の動き 行きが良くなっており、不動産賃貸物件も増加してい る。小売業に関しては売上が増加しつつある。製造業 も当面の受注が安定しており、景気は上向きになって いる(東京都)。 金融業(役員) 取引先の様子 ・自動車や車両、造船など輸送関連業種が好調であ る。地域の中小企業も仕事が増えてきており、なかに は人手不足で仕事を断ることもあるようである。 不動産業(総務 取引先の様子 ・数か月前から所有するビルの空室はほとんどなく、 担当) 小幅ではあるものの、賃料改定にも応じてもらえるよ うになっている(東京都)。 79 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 税理士 判断の理由 取引先の様子 追加説明及び具体的状況の説明 ・米国の新大統領就任による影響を懸念し、株の値動 き等があったが、年明け以降は米国の株価が高騰し、 経済への影響は今のところ良い方向へ動いている。 経営コンサルタ 取引先の様子 ・駅前の飲食店店主の話によると、年末は来客数が伸 ント びず困っていたが、今月に入ってやや盛り返してきて いる。また、高額メニューの注文もぽつぽつと出るよ うになってきている。客の話では、今年は、春闘、 ベースアップに期待している様子である。 経営コンサルタ 取引先の様子 ・中小製造業では、前年暮れごろは、受注がやや増加 ント 傾向にあった(東京都)。 その他サービス 受注量や販売量 ・取引先工場の稼働率が回復しつつあり、受注も若干 業[廃棄物処 の動き 回復傾向がみられる。 理](経営者) その他サービス 受注価格や販売 ・最低賃金が時給932円となり、あと数年で1,000円を 業[ビルメンテ 価格の動き 超える。また、人手不足と相まって契約単価がやや上 ナンス](経営 昇してきている(東京都)。 者) その他サービス 受注量や販売量 ・年度末が近づいてきたこともあると思うが、官公庁 業[情報サービ の動き からの仕事量が増加してきた。 ス](従業員) その他サービス 取引先の様子 ・外出の際なども、人が多いと感じる。 業[ソフト開 発](従業員) 食料品製造業 受注量や販売量 ・個人消費が悪く、同業者の集まりでも良い話は聞け (経営者) の動き ない。 食料品製造業 受注量や販売量 ・年始は好調に推移したが、月の後半にかけて鈍化し (営業統括) の動き てきている。 金属製品製造業 取引先の様子 ・見積件数は増えているが、単価が安く、受注に至っ (経営者) ていない。 その他製造業 取引先の様子 ・取引先の状況に変化はない。また、受注量も従来と [鞄](経営 同じペースである。 者) 建設業(経営 競争相手の様子 ・地域経済は小売業の様子から見ても辛い。 者) 建設業(経営 取引先の様子 ・工業系や商業系はあまり良くないとの話をよく聞 く。工業系は業種により傾いている。商業は、大型店 者) 舗や量販店ができ、商店街の小売店はかなり厳しいよ うである。 建設業(従業 受注量や販売量 ・得意先で商談中の物件が決まっている様子である。 員) の動き 建設業(経理担 受注価格や販売 ・競争物件は相変わらず希望価格に到底届かず、値引 当) 価格の動き き合戦が続いている。早く希望価格で仕事ができる環 境がくることを望んでいるが、それほど景気は戻って いない。 輸送業(経営 受注価格や販売 ・業態によって良し悪しという様相があろうかと思う ので、現状、先行きについてなかなか一概にはいえな 者) 価格の動き いが、不況から脱却し、わずかながらでも上昇する傾 向がみられる。 輸送業(経営 受注量や販売量 ・例年1∼2月は稼働日が少ないうえ、今年は前年同 者) の動き 期と比べて取扱量が減少しているため、大変厳しい年 明けとなっている(東京都)。 輸送業(総務担 受注量や販売量 ・年明け、年度末に向けて、販促関連の業務が増えて 当) の動き きている。問い合わせも多くなってきているが、既存 顧客には変化が見られず、全体的には変わらない。 金融業(支店 取引先の様子 ・米国の新大統領就任による影響で、日本国内でも株 高となっているが、期待が先行しすぎている。実態は 長) 何も変わっていない。 不動産業(経営 競争相手の様子 ・前年7月から報告している駅前13階建て101室も、 者) ようやく残り7室になっている。ただし、インター ネットへ掲載している6社のうち、残り14室と掲載し ている所もあり、ユーザーが気の毒である。真面目に やっている業者は困っており、何か規制が必要である (東京都)。 広告代理店(従 取引先の様子 ・取引先の新製品の売行きが良いので、宣伝費の予算 業員) も例年より上がっている。 広告代理店(営 受注量や販売量 ・売上はほぼ例年どおりで、あまり変化を感じられな 業担当) の動き い(東京都)。 80 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × × 雇用 関連 ◎ (南関東) ◎ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ 業種・職種 税理士 判断の理由 それ以外 追加説明及び具体的状況の説明 ・健康のため、夜に駅まで歩いている途中、商店街の 飲食店をのぞいてみると、客が入っていない。通常は 客がいるはずの夜10時過ぎでも入っていない(東京 都)。 社会保険労務士 取引先の様子 ・資金繰りの厳しい会社や、審査不要の助成金や補助 金を受給したいという会社が多く見受けられる(東京 都)。 その他サービス 取引先の様子 ・人材不足が深刻で、募集しても人の集まらない仕事 業[警備](経 は、受注できない状態である。単価や給与を上げてい 営者) かないと、これから先も厳しい。 その他サービス 受注価格や販売 ・新規の動きは若干出始めているが、受注価格は以前 業[映像制作] 価格の動き に比べ大変低く抑えられている(東京都)。 (経営者) その他サービス 受注量や販売量 ・受注量や案件の数に、特に大きな変動は見られない 業[ソフト開 の動き (東京都)。 発](経営者) 出版・印刷・同 取引先の様子 ・老舗の製本会社が業績不振から廃業した。規模的に 関連産業(営業 は大きいほうなので、3月の繁忙期に製本が追いつか 担当) なくなる可能性がある(東京都)。 プラスチック製 受注量や販売量 ・1月に入り受注が急減し、全体として動きが鈍く 品製造業(経営 の動き なっているため、先行きがやや不安である。 者) プラスチック製 受注量や販売量 ・爆買いが沈静化して以来、化粧品容器、医療品容器 品製造業(経営 の動き 共に受注の減少が続き、新企画の立ち上がりも思うよ 者) うに進まない。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・前年は秋から年末にかけて大口の受注があったが、 造業(経営者) の動き 新年になってあまり見られなくなっている。しかし、 引き合い状況は比較的順調に推移しているため、今後 に期待したい(東京都)。 経営コンサルタ 取引先の様子 ・1月に入り、客足が伸びないという飲食店がある。 ント 前年同時期より良くないようである。 出版・印刷・同 受注量や販売量 ・当社特有の繁忙期が過ぎたため、受注量が減少して 関連産業(経営 の動き いる(東京都)。 者) 出版・印刷・同 取引先の様子 ・次年度予算の見積を提出しているが、軒並みコスト 関連産業(所 ダウンの依頼が入っている。案件数量を削減するなど 長) 更に厳しい状況でスタートしている。 広告代理店(経 受注量や販売量 ・本年度当初に受注予定であった案件が、取引先の不 営者) の動き 調で中止になり、今月は200万円ほど見込み売上から 落ちている。 人材派遣会社 求人数の動き ・派遣先において、派遣スタッフの直接雇用への転換 (営業担当) 事例が増えている(東京都)。 新聞社[求人広 求人数の動き ・今月は新規が42社、そのうち都内の大口が3社あ 告](担当者) り、相当大きい。ただし、全体を見ると倒産が5社、 廃業が2社である。その倒産のうちの1社はかなりの 大口客で、打撃もあるが、全体的には良いということ である。 人材派遣会社 求人数の動き ・紹介予定派遣の求人は、わずかながら増加傾向であ (支店長) る。 求人情報誌製作 求人数の動き ・人材不足で正社員、バイトを問わず人が欲しいとい 会社(営業担 う企業が増えている。 当) 職業安定所(職 求人数の動き ・事業所の採用活動は一般、学卒共に増加している。 員) 民間職業紹介機 採用者数の動き ・新卒採用のPRが増えている。現4年生の採用も継 関(経営者) 続している企業があり、上向きにある(東京都)。 人材派遣会社 求人数の動き ・いずれの業態、業種も求人数が増えているところは (社員) ないが、求職者数は増えている。つまり、またリスト ラが始まっているということである(東京都)。 人材派遣会社 求職者数の動き ・例年であれば1月は閑散期にあたるが、今年は企業 からの求人件数も落ち込むことなく、堅調に推移して (社員) いる。 人材派遣会社 それ以外 ・自分自身を含めて、周囲の消費動向から良くなって (社員) きた実感は得られない(東京都)。 人材派遣会社 採用者数の動き ・派遣市場における採用数にさほど変化はない。企業 (営業担当) からの求人数は若干増加傾向にあるが、新規求職者数 は減少している感がある。現時点では、採用数に大き く影響するほどではないが、中心部以外のエリアでは 求職者が見つかりにくくなっており、採用数が減少傾 向にある。 81 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ × 業種・職種 人材派遣会社 (営業担当) 求人情報誌製作 会社(広報担 当) 職業安定所(職 員) 民間職業紹介機 関(経営者) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 周辺企業の様子 ・相変わらず製造業におけるエンジニア不足は継続し ている(東京都)。 採用者数の動き ・取引先や当社内で、少しでも条件の良いところに転 職していく人が増えている。景気が良い証拠ではない か(東京都)。 求人数の動き ・新規求人数は3か月前に比べ減少しているものの、 前年同月比では増加となっている(東京都)。 求人数の動き ・国内需要にはっきりとした改善が見られないため か、積極的な求人増にはつながっていない。定年退職 年齢の高齢化も求人に影響するのではないか(東京 都)。 民間職業紹介機 求人数の動き ・来期以降の計画策定に入っている企業は多いが、採 関(職員) 用意欲等に変化は見られず、引き続き全般的に旺盛で ある。特に大きな変化は感じない(東京都)。 人材派遣会社 それ以外 ・派遣登録者が減少傾向で、受注してもなかなか派遣 (支店長) できなくなってきている(東京都)。 職業安定所(職 求人数の動き ・平成27年12月∼平成28年11月の月間有効求人倍率の 員) 平均は1.27倍で、平成27年11月∼平成28年10月と比較 して0.1ポイント上昇しているもの、平成28年4月∼ 11月の月間有効求職者数は、前年比7.7%減少してい る。11月の新規求人数は2か月連続で前年比を下回 り、28年度の月間有効求人数は、4月以降、前年比で プラス推移していたが、0.8%の減少に転じている。 学校[大学] それ以外 ・米国の新大統領就任による影響で、やや悪くなって (就職担当) いる(東京都)。 − − − 5.東海(地域別調査機関:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社) 分野 家計 動向 関連 (東海) 景気の現状判断 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 業種・職種 スーパー(販売 担当) 商店街(代表 者) 一般小売店[土 産](経営者) 百貨店(販売担 当) (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 販売量の動き ・購買意欲を高めるイベントがたくさんある。 お客様の様子 ・客の表情が良く、いきいきとしている。 来客数の動き ・観光客が降雪を警戒して客足が鈍る時期もあった が、1月は全般的には良好となっている。 ・クリアランスは前年実績を下回ったが、その後の気 温低下により、衣料品が好調に推移している。バレン タイン商戦も好スタートとなっている。 ・株高の影響等もあるが、高額品の動きが顕著である と共に、バレンタイン催事も前年を上回る形でスター トしている。本当に欲しい物への需要は引き続き強 い。 ・年始から外商客を中心に美術品や宝飾品等の高額品 にも動きが出てきている。来客数は増加している。 ・これまで仕入れ原価が高騰しても価格を据置いてき たが、最近見直した。しかし、販売量は変化せず売れ ており、客単価が上昇した分、売上は増加している。 ・例年1月は厳しい時期だが、今年は来客数が若干増 えている。以前よりは少し良くなってきている。 ・売上の微増が続いている。 販売量の動き 百貨店(経営企 お客様の様子 画担当) 百貨店(計画担 お客様の様子 当) スーパー(店 単価の動き 長) スーパー(店 来客数の動き 員) スーパー(販売 販売量の動き 担当) スーパー(ブ お客様の様子 ロック長) コンビニ(エリ ア担当) 家電量販店(店 員) 乗用車販売店 (経営者) 乗用車販売店 (経営者) 単価の動き 乗用車販売店 (従業員) 販売量の動き 単価の動き 販売量の動き 販売量の動き 82 ・客単価は少しではあるが上昇している。高額な食材 の動きも良くなっている。年末商戦からは、好調に推 移している。 ・夕方、夜間対策のキャンペーン等で品ぞろえを強化 し、デザートやベーカリーの売上が改善している。 ・高額な商品でも品質が良ければ売れるようになって きた。 ・新車に買換える客が増えている。 ・年明けで心機一転という効果もあり、今年に入って から客の動きが活発になっている。買換え需要が中心 だが、購買意欲は高い。 ・新型車種の投入もあるが、1月からは売れる時期と なり、例年どおり業況は良くなっている。 分野 景気の現状判断 ○ 業種・職種 乗用車販売店 (従業員) 判断の理由 販売量の動き ○ その他専門店 お客様の様子 [貴金属](営 業担当) 高級レストラン 来客数の動き (役員) ○ 一般レストラン (従業員) ○ ○ ○ 旅行代理店(経 営者) 通信会社(営業 担当) ゴルフ場(企画 担当) ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ その他サービス [介護サービ ス](職員) 商店街(代表 者) 商店街(代表 者) 商店街(代表 者) 一般小売店[高 級精肉](企画 担当) 一般小売店[結 納品](経営 者) 一般小売店[土 産](経営者) 一般小売店[生 花](経営者) 一般小売店[薬 局](経営者) ・忘年会を中心とした宴会の来客数は前年を上回り、 懸念された客単価の低下もそれほどではなかったた め、前年並みの売上高を確保できている。 来客数の動き ・客の大半が土木、水道関係者であるが、来客数が増 えている。水道関係の客は、工事受注件数が増加して 人手が足りないと、うれしい悲鳴をあげている。 それ以外 ・ターミナル駅周辺では新規ビル開業で人の動きが増 えており、近くの金融機関等も来客数が増加してい る。モノの消費は少ないが、飲食や国内旅行等コトの 消費は徐々に増えている。 お客様の様子 ・安価な商品に流れていく客が少なくなり、むしろ品 質の高い商品を選ぶ客も出てきている。 来客数の動き ・1月中旬までは来客数、売上共に順調に推移してい たが、寒波や雪の影響で数日間の閉鎖を余儀なくされ た。来客数は予算比マイナスとなっているが、景気と してはそれほど悪いとは感じず、3か月前よりはむし ろ良くなっている。 競争相手の様子 ・定年退職者の応募が徐々に増え、不足が続いていた 人員を確保できるようになってきた。現政権の働き方 改革や年金受給額減少への備えから、定年退職後も継 続して働く人が増加している。 販売量の動き ・必要な物以外は購入しない傾向がずっと続いてい る。販売量、売上高の改善にはつながらない。 お客様の様子 ・個人消費はあまり良くない。 来客数の動き 販売量の動き □ ・年は明けたが、景気はなかなか上向かない。 販売量の動き ・伊勢志摩サミット後も引き続き参拝客でにぎわい、 売上は好調が続いている。 ・例年、花持ちがよいこの時期は売行きが鈍るが、今 月は大雪もあって、やはり動きが悪くなっている。 ・年末年始の売出しが終わると来客数は大きく減って いる。年始のバーゲンもチラシの出た日から3日ほど はまあまあ良かったが、その後はふだんより悪くなっ ている。寒い日が続き買物に出る気がしないようであ る。スーパーの食品部門は、活気があるようで横ばい の様子である。 ・客層が二極化しており、景気の良い客の売上は伸び て来客数も多いが、どちらかといえば景気の良くない 客が多く、全体では売上、来客数共に減少が続いてい る。1月は新しい動きが出る月だが、店としての状況 は変わっていない。 ・11月末に新店舗を出し、そこそこは売れているが既 存店と同じ程度で、当初予定したほどは良くない。 ・年度末に予算を消化する駆け込み受注が出始めてい るが、あまり勢いが感じられない。 販売量の動き 来客数の動き □ □ □ □ 一般小売店[贈 お客様の様子 答品](経営 者) 一般小売店[書 店](経営者) 一般小売店[書 店](営業担 当) 百貨店(経理担 当) 百貨店(経理担 当) 百貨店(販売担 当) ・年始回り用の注文は、法人客は少しだけ上向きだが 個人客は良くない。個人客に関しては、千円以上の商 品が特に厳しい状況である。 ・我が国の企業経営に、米国の新大統領就任による影 響がどのように表れるか見通せない。 販売量の動き □ □ 追加説明及び具体的状況の説明 ・新型車種の発売効果もあり、新型車種を中心として 小型車、ハイブリッド車が好調に推移している。ガソ リン価格が徐々に上昇しており、燃費の良い車種が関 心を集めている。 ・株価が上向きになっていることで、客の反応は良 い。ただし、まだ様子見という感じも見受けられる。 販売量の動き 販売量の動き 販売量の動き お客様の様子 単価の動き 83 ・食品については前年並みではあるが、その他衣料品 を中心に非常に悪い状況が続いている。 ・1月に入ってかなり冷え込んだこともあり衣料品は 好調に推移しているが、宝飾品の動きが鈍い。 ・初売りやセールで来客数は増加し購買意欲を感じる が、高額品の動きは停滞しており、低単価傾向が続い ている。 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 スーパー(経営 お客様の様子 者) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ スーパー(店 単価の動き 員) スーパー(販売 お客様の様子 促進担当) スーパー(人事 来客数の動き 担当) コンビニ(企画 お客様の様子 担当) 衣料品専門店 [紳士服洋品] (売場担当) 乗用車販売店 (営業担当) 乗用車販売店 (従業員) 乗用車販売店 (従業員) 乗用車販売店 (従業員) お客様の様子 住関連専門店 (営業担当) お客様の様子 その他専門店 [雑貨](店 員) その他専門店 [書籍](店 員) その他小売 [ショッピング センター](経 理担当) 一般レストラン [パン・カ フェ](経営 者) 一般レストラン (経営者) 一般レストラン (経営者) その他飲食[仕 出し](経営 者) その他飲食[ワ イン輸入](経 営企画担当) 観光型ホテル (経営者) 来客数の動き 観光型ホテル (販売担当) 来客数の動き 都市型ホテル (経営者) お客様の様子 販売量の動き 販売量の動き 販売量の動き 来客数の動き 販売量の動き 販売量の動き ・客は、多少の価格差なら近い店や便利な店の方を優 先するようになっており、価格以外のニーズが高まっ てきている。 ・客がとにかく物を買わなくなっている。特に衣料品 に関しては、その傾向が顕著である。購入をしても低 単価な商品ばかりである。 ・1∼3月の決算期に入ってきているが、販売台数は なかなか増えない。 ・1月の販売台数も計画を大幅に下回り、引き続き全 社で、目標台数の80%で推移している。 ・販売量の動きは良くも悪くもなってはおらず、大き な変化はない。 ・決算時期に入って販売量は例年並みであるが、新規 客の動きがさっぱりである。たまに来店があっても冷 やかしがほとんどで、受注にはつながらない。新規客 に限ってみれば、前年より2割以上落ち込んでいる。 ・新築のマンションや持家住宅は減っているが、リ フォーム工事は増加傾向にある。民間の新築ビルや公 共工事も、減少が続いているが、住宅と同じように大 規模改修工事が増えている。 ・前年同期比で来客数が減少している。 ・年明けはお年玉等で書籍を購入する学生が目につい た。例年と同様、ふだんより客単価がアップし、少し ではあるが前年を上回っている。 ・売上高は、前年同月比で2.0%マイナス、来客数は 同じく1.6%のマイナスとなっている。 来客数の動き ・年明けからの来客数は、前年同期比でみると若干少 なくなっている。 お客様の様子 ・郊外にある店のため固定客が多く、変動が少ない。 来客数の動き ・安定的に景気が良くなっているとは感じられない。 販売量の動き ・客は必要最低限の買物をする。量は少し増えている が、景気の底から回復しているというほど良くはなっ ていない。 ・消費者の節約志向は、減らすというより取捨選択し て無くすという方向に向かっている。 販売量の動き 来客数の動き □ □ □ 追加説明及び具体的状況の説明 ・全体的には景気は横ばいである。景気の指標は少々 良くなっているが、消費者には良くなっているという 実感は全くない。チェーン店や百貨店でも、食品関係 の消費はまずまずだが、衣料品等は、この冬の寒さに かかわらずあまり売れず、大幅に値引きをしても売上 につながっていないようである。 ・年が明けて、慌ただしかった客の様子も一段落にみ えるが、雪の影響も数日程度で、客足は順調である。 ・店舗全体の売上は前年同月比90%、来客数は同じく 99%と、前月から横ばいであるが、客単価、買上げ点 数はダウンしている。米国の新大統領就任による影響 等、不安材料がある。 ・前月同様の来客数の動きである。 84 ・景気の動きというより新規参入が業況に影響してい る。宿泊客は県内外から来るが、昼食・夕食は主に地 元客である。良い月と悪い月があり何ともいえない状 況がしばらく続いているが、近隣に都市型ホテルが開 業してからは、昼食・夕食の客足が流れている。 ・3か月前とは季節が異なり、宿泊・宴会・食堂等の 部門でも相違はあるものの、全社的な売上は横ばいを 維持し、共に目標まであと一歩という点では変わりな い。宿泊に関しては、一時勢いのあったインバウンド が、目にみえて減っている。 ・相変わらず直前の予約取消しがあったり、当日の予 約なしの客の動きが不安定である。 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ 業種・職種 都市型ホテル (支配人) 判断の理由 販売量の動き 旅行代理店(経 販売量の動き 営者) 旅行代理店(経 お客様の様子 営者) 旅行代理店(従 お客様の様子 業員) タクシー運転手 お客様の様子 □ タクシー運転手 来客数の動き □ タクシー運転手 来客数の動き □ □ タクシー運転手 お客様の様子 □ 通信会社(企画 販売量の動き 担当) □ 通信会社(サー 販売量の動き ビス担当) □ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ テーマパーク職 単価の動き 員(総務担当) その他レジャー お客様の様子 施設[鉄道会 社](職員) その他サービス 単価の動き [介護サービ ス](職員) 追加説明及び具体的状況の説明 ・宿泊用客室は前年並みの稼動であるが、客単価は前 年を大幅に下回る状況が続いている。春以降の予約も 非常に低迷している。 ・インターネットの発達で客個人による航空会社や宿 泊等の予約が増えており、売上の減少が続いている。 ・新年になってからは、当地域でも人気の高いハワイ や台北方面の問い合わせが多い。直行便で行ける場所 や安全な場所の人気が高い。 ・旅行申込に来店する客は減少しているが、インター ネットからの申込は増加している。旅行業界全体で も、ネット販売率は4割まで上昇している。旅行へ行 く等余暇に時間をあてる人口は、増加している。 ・1月は天気も良く、日中も初詣客等の人出がある。 仕事始めのころは年始回りの客が少なかったが、後半 には徐々に客足も平常に戻り、例年並みの売上は達成 できている。 ・人出はさほど多くないが、短い距離を歩くのもバス を待つのもつらいほど寒い日には、タクシーの利用客 が増える。 ・相変わらず、夜の飲食街の人出は少ない。1∼2年 前には、金曜日等は人出が多いと感じることがたまに あったが、最近はそういうこともない。飲みに出かけ る客がとにかく少ない。 ・客同士の会話の内容から、相変わらず景気が良くな いことがわかる。 ・年末は今期最高水準の勢いで新規契約者が増えた が、年明けからはかなり失速している。解約者がさほ ど増えているわけではないので、前月の反動である。 ・引き続き旧サービスの終了で新プランへ移行する客 が多い。同時に長期割引に加入する客も増えているの で、今後の解約数も多少は減る。 ・当園の客単価には変化がみられない。 ・企画列車への集客は、それほど良くない。 ・12月に介護保険制度改正の方向性が定まり、やや安 心感があるが、事業者としては、サービス提供価格の 上限を決められることになり原価変動に対応できない リスクもあるため、楽観はできない。 設計事務所(職 お客様の様子 ・新築・改築をする客は、以前ならついでに家具や調 員) 度品を新しくそろえることが常であったが、最近はそ ういう客は少なくなっている。 住宅販売会社 販売量の動き ・前年同期よりも販売量の増加が続いている。ボーナ (従業員) ス等の資金的な状況が良いのか、客からは意欲的な反 応が多い。 住宅販売会社 販売量の動き ・現状ではまだ横ばいだが、米国の新大統領就任の影 (従業員) 響で円安になれば、輸入資材の価格への影響が懸念さ れる。 住宅販売会社 競争相手の様子 ・同業他社の話でも、注文住宅の着工が相変わらず少 (従業員) ない。 商店街(代表 それ以外 ・取引先等からは景気の悪い話ばかりが聞こえる。こ 者) こにきて取引先の廃業や事業縮小も実際に幾つか出て いる。売上も厳しい状況である。 一般小売店[酒 来客数の動き ・1月前半は、例年ならば新年会で需要が期待できる が、今年は非常に悪かった。頼みの週末もかつてない 類](経営者) 悪さであるという声が、飲食店の経営者から多数寄せ られている。 百貨店(売場主 お客様の様子 ・テナントビルでチョコレートの催事を行っており、 任) 平日の昼間でも女性客の来店は多い。しかし、当フロ アの来客数は変わらず、セール品の購入客も少なく、 売上は厳しい。 百貨店(経理担 お客様の様子 ・消費者の低価格志向は一層強まっており、飲食や物 当) 販のみならず旅行等のサービス業にまで広がってい る。 スーパー(総務 販売量の動き ・各種イベントに投入した主力商品の売行きが良くな 担当) い。 スーパー(商品 来客数の動き ・来客数は3か月前と比べ約2%減少しており、売上 開発担当) も良くない状況である。 85 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × × × × 企業 動向 関連 ◎ ○ (東海) ○ 業種・職種 判断の理由 スーパー(企 単価の動き 画・経営担当) コンビニ(店 長) コンビニ(店 長) 来客数の動き 衣料品専門店 (経営者) 来客数の動き 来客数の動き 家電量販店(店 来客数の動き 員) 乗用車販売店 販売量の動き (従業員) スナック(経営 来客数の動き 者) 都市型ホテル お客様の様子 (営業担当) 旅行代理店(経 販売量の動き 営者) 通信会社(営業 担当) テーマパーク (職員) 観光名所(案内 係) パチンコ店(経 営者) 理美容室(経営 者) 美顔美容室(経 営者) 販売量の動き お客様の様子 追加説明及び具体的状況の説明 ・大雪の影響もあり来客数は減少している。雪の日以 外の来客数には変動はない。年末年始の出費の影響か らか、客が手にとるのは低単価な商品が増えている。 ・雪が降った1月中旬以降は気温も急に下がり、減少 した来客数がなかなか回復しない。 ・身の回りの景気は悪くなりつつある。周囲に新規あ るいは改装オープンの店があり、特にたばこを中心に 売上が落ち、来客数も前年同期比で数%減少してい る。 ・バーゲンシーズンに入っても一見客はほとんど来な い。購買するのはなじみ客だけである。なじみ客の来 店も減って販売量は減少しており、本当に厳しい状況 である。 ・米国の新大統領就任による影響なのかは不明だが、 前年末から来客数の動きがやや悪くなっている。 ・1月は動きのない月であるが、例年以上に全く売れ ない。問い合わせも少なく、今月は良くない。 ・飲み会でも、公共交通があるうちに早々に帰宅する 時代である。場所も地元で済ませ、繁華街まで足を運 んでくれる昔からの客は減少している。 ・景気回復の目途が立たないため、購買意欲が低下し ている。 ・例年ならば年明けから、夏ごろの旅行商品にも問い 合わせが入るが、今年は例年よりも引き合いが少な い。 ・売上は年度末に向けて減少傾向にある。 販売量の動き ・全国で大雪の被害があり、当地域でも交通にも支障 が出ているためキャンセルが多い。 ・長年通っている店では、客層がどんどん変わってい る。なじみ客よりも一見客が増えている。 ・来客数や単価の動きがやや悪くなっている。 来客数の動き ・例年1月は暇な月だが、例年以上に客が来ない。 お客様の様子 来客数の動き ・インフルエンザによるキャンセルや、雪が降って外 出できなくなる等で客足が鈍り、来客数が大幅に減少 している。 美容室(経営 来客数の動き ・正月に向けて来店する客が多かったため、正月を過 者) ぎてからは来客数が減少している。 住宅販売会社 競争相手の様子 ・広告を出しても来客数は少ない。立地が悪い物件だ (経営者) と、引き合いがゼロのケースも出ている。 その他住宅[住 単価の動き ・この時期は、水道管破裂や給湯器の故障等、交換工 宅管理](経営 事が多くて忙しいが、客の方が価格についてインター 者) ネット等でよく調べており、あまり利益が得られない 厳しい状況となっている。 コンビニ(企画 販売量の動き ・全般的に各店舗で、売上が前年同期比で5∼10%低 担当) 下している。 衣料品専門店 販売量の動き ・例年よりも商品の動きが悪くなっている。介護関連 (販売企画担 商品の動きも悪い。 当) 美容室(経営 それ以外 ・年明けの1∼2月は、パーマをかけて出かける用事 者) も減り、店はとても暇になる。今年は大雪が続き、客 足が更に悪かった。 美容室(経営 お客様の様子 ・当地域の景気が悪く、その影響で客も金を使わな 者) い。 理容室(経営 お客様の様子 ・相変わらず客足は安い店に流れる。客からも景気の 者) 良い話は出ない。 − − − ・人気の高いドイツ車輸入ディーラーは、どこも販売 化学工業(人事 それ以外 店を改築し、以前より広いスペースとなる予定であ 担当) る。市内ではドイツ車を多く見かけ、販売も好調なよ うである。 化学工業(総務 それ以外 ・年末年始はどこの飲食店も混雑でうんざりしたが、 秘書) 景気は上向いていると感じた。幅広い層で、外食をレ ジャーの一つに位置づけている。所得格差により、所 得の低い人はたまのぜいたくとして、高所得の人は日 常生活の底上げといった感覚である。 86 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 電気機械器具製 受注量や販売量 ・一部の地域を除いて受注は安定しており、全体的に 造業(企画担 の動き みても前年に比べて良くなっている。 当) 電気機械器具製 競争相手の様子 ・放送・通信業界では、通信高速化への対応や、テレ 造業(総務担 ビ放送の高画質化対応で設備高度化の計画が進んでお 当) り、当業界の設備投資需要は回復しつつある。同業者 のなかには事業の見直しやリストラを図る企業等もあ り、全面的に明るい状況とは言い難い。 輸送用機械器具 取引先の様子 ・取引先では、家電品を買換える人が増えている。 製造業(品質管 理担当) 輸送用機械器具 受注量や販売量 ・受注が増えて忙しくなっている。 製造業(デザイ の動き ン担当) 輸送業(経営 受注量や販売量 ・消費財系の荷量は前年並みであるが、建築資材等の 者) の動き 荷量が好調に推移している。 金融業(従業 取引先の様子 ・東京オリンピックの関係なのか、建築業界を中心に 員) 通常の月よりも活気が感じられる。 金融業(企画担 取引先の様子 ・米国の新大統領就任による影響で株高、円安がかな 当) り進んでおり、個人投資家の資産運用も堅調である。 そのため自動車の購入等に金が使われている。 その他サービス 取引先の様子 ・機器メーカーが相手の取引先では案件受注が増えて 業[ソフト開 おり、当社にもその対応で、要員の打診が増えてい 発](社員) る。 食料品製造業 受注量や販売量 ・冬物商品の販売量は比較的好調に推移しているが、 (経営企画担 の動き 上期から積み上がった商品の在庫過多による保管料が 当) 負担となっている。 パルプ・紙・紙 受注量や販売量 ・例年なら受注量、販売量共に落ち込みが大きくなる 加工品製造業 の動き 時期であるが、今月は青果物等の受注が多く、業況は (総務担当) 前月から変わらない。 窯業・土石製品 取引先の様子 ・スマートフォン関連素材は相変わらず増産傾向にあ 製造業(社員) るが、以前よりもコストに対する要求が厳しくなって いる。 鉄鋼業(経営 受注価格や販売 ・鋼材メーカーの一方的な値上げが進み、仕入れ価格 者) 価格の動き は急上昇しているが、需要が伸びているわけではない ため、販売価格の引上げは徐々にしかできない。 金属製品製造業 受注量や販売量 ・受注量の減少が続き、販売単価は低水準となってい (経営者) の動き る。 一般機械器具製 受注量や販売量 ・北米向け案件の引き合いは増えているが、特にメキ 造業(営業担 の動き シコの設備投資に対する慎重な姿勢が変わらず、受注 当) できるかどうかは不透明である。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・ここ3か月間の売上は横ばいである。受注量も業種 造業(経営者) の動き に関係なくほぼ一定で、毎月良い状況が続いている。 輸送用機械器具 受注量や販売量 ・指標としているスクラップ価格は、3∼4か月前か 製造業(総務経 の動き ら少しずつ上昇しており、景気は引き続き良い。1日 理担当) 当たりの受注量も3か月前と比べて変わっていない。 建設業(経営 受注価格や販売 ・マンション、戸建共にまずまずの売行きで、モデル 者) 価格の動き ルームへの来場者数も多い。 輸送業(エリア 受注量や販売量 ・為替の動きが不安定なので、輸出入共に活発化しな 担当) の動き い。 輸送業(エリア 受注量や販売量 ・貨物の動きは、前年同期と比べれば1.1%良いが、 担当) の動き ほぼ止まっている。 輸送業(エリア それ以外 ・飲食店主の話では、ランチの価格を期間限定で10円 担当) 下げたら客足が伸びたが、価格を元に戻すと客足も鈍 るとのことである。消費者にはデフレ体質が根強く、 良い物でも高い金は出さない。 金融業(法人営 取引先の様子 ・取引先の地元自動車部品メーカーの生産状況は、前 業担当) 年並みで堅調である。 不動産業(経営 受注価格や販売 ・売買価格は、若干ではあるが下振れしている。 者) 価格の動き 広告代理店(制 取引先の様子 ・全体の広告出稿量としてはそれほど変わっていない 作担当) が、紙媒体の出稿が減少しつつあり、厳しい状況が続 いている。 行政書士 受注量や販売量 ・貨物の動きが変わらない。 の動き 公認会計士 それ以外 ・客先の中小企業の業績は、売上は多少良いが収益性 が依然として厳しい状況である。従業員の所得も増え ていない。 87 分野 景気の現状判断 □ 業種・職種 判断の理由 会計事務所(職 取引先の様子 員) □ 会計事務所(社 取引先の様子 会保険労務士) 取引先の様子 ▲ その他非製造業 [ソフト開発] (経営者) 食料品製造業 (営業担当) 金属製品製造業 (従業員) ▲ 輸送業(従業 員) 受注量や販売量 の動き □ ▲ 受注量や販売量 の動き 取引先の様子 通信会社(法人 取引先の様子 営業担当) ▲ × 雇用 関連 ◎ ○ 電気機械器具製 取引先の様子 造業(経営者) − − 人材派遣会社 求人数の動き (社員) (東海) ○ 人材派遣会社 (営業担当) 周辺企業の様子 ○ 職業安定所(所 求職者数の動き 長) 職業安定所(職 求人数の動き 員) 職業安定所(職 求人数の動き 員) ○ 民間職業紹介機 求職者数の動き 関(営業担当) ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 人材派遣会社 (経営企画) 人材派遣会社 (営業担当) 人材派遣会社 (支店長) 周辺企業の様子 それ以外 追加説明及び具体的状況の説明 ・当地域は大企業の下請として自動車部品製造業等の 中小企業が多く、大企業の動き次第で変動する。円安 に支えられて今のところ目立った変化はない。 ・飲食店は来客数、売上共に減少傾向にあるが、製造 業、建設業は好調で、3か月前と状況は変わっていな い。 ・今月は全体的に受注が今一つで高額の案件も減少し ているため、売上は伸びていない。他社の営業マンに 話を聞いても、あまり良い話は聞かない。 ・飲料業界では、冬期製品の市場は年々右肩下がりで ある。 ・仕事量がさほどなく取り合いになって安値が横行す るなかで、金属材料の値上げが直撃するので、状況は 厳しい。 ・中旬以降は例年よりも荷動きが低調である。寒波の 影響で個人消費が停滞している。燃料価格が徐々に値 上がりし、トラック業界の経営にも響いてくる。 ・客先の自治体は、例年ならば予算消化に向かう時期 にもかかわらず、駆け込み需要がない。地元の大型 ショッピングセンターが閉店セールを始めたが、セー ル初日でも駐車場には空きが目立ち、閉店にも納得感 がある。 ・客先の業界が全体的に悪いなかで設備投資も大幅に 減少し、当社の売上も大幅に減少している。 − ・法人関係の賀詞交歓会や新年会での利用が多く、こ こ数年のなかでも良い。会合の規模も大きくなってい る。 ・この時期は大半の企業で年度末に向けて予算消化の 支出が増えるため、3か月前と比べて景気はやや良く なっている。自動車関連企業では、安全走行・先進運 転支援システムといった分野で活況が続いている。 ・業種全体で新規求職者数が前年より減少している。 特に事業主都合による離職者が減っている。 ・求人数の増加と求職者数の減少で、有効求人倍率は 2か月連続で2倍を超えている。 ・有効求人倍率は前年同月比で大幅にアップし、幅広 い業種で求人数がプラスの推移となっている。景気は やや良くなる方向にある。 ・4月1日の入社を目指して、年明けから登録は徐々 に増加している。これから3月にかけては、転職希望 者も右肩上がりとなる。 ・特に変動要因はない。 ・株価や為替に米国の新大統領就任による影響がどの ようにあるかが見通せず、漠然とした不安がある。 求人数の動き ・求人数は前年同月比20%弱の減少で、3か月前と比 べても10%強の減少となっている。長期派遣労働者の 総数は、単月では引き続き前年同月を10%強上回って いるが、求人数の減少が続くと影響が懸念される。 アウトソーシン 周辺企業の様子 ・求人募集をしても応募者は少なく採用に至らないた グ企業(エリア め、人材不足が続いており、人材派遣業は業績が上が 担当) らない。 新聞社[求人広 求人数の動き ・1月に入ってから幅広い業界、職種で求人数は増加 告](営業担 傾向にあるが、景況感としては、3か月前と変わらな 当) い。 職業安定所(職 求職者数の動き ・求人・求職の状況については、大きな変化はみられ 員) ない。無業者の減少が続いており、雇用情勢の安定で 離職期間の長い人等が減少している。 職業安定所(職 求人数の動き ・今月は、前月の新規求人数よりも少し増加してい 員) る。 民間職業紹介機 求職者数の動き ・人材派遣スタッフの求人依頼は好調であるが、相変 関(窓口担当) わらず人材不足でマッチングが難しい状況である。 民間職業紹介機 求人数の動き ・年始回りの訪問では、採用計画数を減らす企業はな 関(支社長) かった。ただし既存事業の増員というよりは、IoT やAI関連等、先々の事業変化を見据えての対応で求 人が増えている。 88 分野 景気の現状判断 ▲ × 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 新聞社[求人広 周辺企業の様子 ・新年のスタートは良くも悪くも穏やかであるが、住 告](営業担 宅展示場等の来場者数は前年比で減少傾向にある。繁 当) 華街もある程度の人出はあるが、初売りでも大きな袋 を抱えている人はまばらである。富裕層の消費による 底支えを期待する。 − − − 6.北陸(地域別調査機関:一般財団法人北陸経済研究所) 分野 家計 動向 関連 (北陸) 景気の現状判断 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − − 一般小売店[精 販売量の動き ・どの店でも売上が前年を下回らなかった。そのくら 肉](店長) いの購買力があった。 百貨店(売場主 単価の動き ・先月に続き1月度売上高についても、前年実績をぎ 任) りぎりキープする見込みである。特に富裕層によっ て、物故巨匠作家の絵画や高級輸入時計の動きが堅調 に推移し、全体をけん引している。 百貨店(営業担 お客様の様子 ・1月に入ってから今まで買い控えとなっていたが、 当) セールスタートと同時にまとめ買いが多く見られるよ うになった。地区限定のプレミアム商品券の投入によ り、月の前半は商品券を使っての購入が目立った。 乗用車販売店 来客数の動き ・月初から来客数が多くなっている。客からは、他 (経営者) メーカーの車種との比較を多く尋ねられる。 乗用車販売店 販売量の動き ・1月の販売量は、前年同月比117%の見込みであ (経理担当) る。3か月前の販売量は前年同月比で93%であったの で、上向きである。 旅行代理店(所 来客数の動き ・春休みの個人旅行を中心に問い合わせが入ってきて 長) いる。 タクシー運転手 販売量の動き ・朝方はホテルから出る人、夕方は繁華街に行く人と いった具合に、利用客はけっこう多い。 通信会社(役 販売量の動き ・例年は閑散期であるが、数か月前から継続して新規 員) 加入やサービスの増設が好調である。特に、インター ネットや電話の通信系サービスの契約が好調である。 通信会社(営業 来客数の動き ・例年に比べて、学生向けの購入が早い傾向にある。 担当) 来客数が通常より多くなった。 住宅販売会社 お客様の様子 ・住宅ローンの低金利を背景に、客の動きが活発化し (従業員) ている。 商店街(代表 来客数の動き ・天候に左右される、例年どおりの状況である。雪な 者) どによって客足が鈍る。 一般小売店[事 お客様の様子 ・客単価は相変わらず低く、客は必要最低限の購入に 務用品](店 とどまっている様子である。 員) 百貨店(営業担 来客数の動き ・月の前半は足元が良く、集客は多く堅調に推移し 当) た。後半に入りゲリラ豪雪があったが、重衣料や長 靴、暖かい肌着などの動きが増えた。久しぶりに前年 比の実績を達成することができた。 スーパー(総務 単価の動き ・競争が激化しており、相変わらず来客数は微減の状 担当) 態である。しかし、買上点数が増加しているため、客 単価はアップしている。売上は前年並みになってい る。 スーパー(総務 販売量の動き ・競合店の出店、改装等によって、また特売日によっ 担当) て来客数の上下はあるものの、既存店舗は昨年並みの 来客数、買上点数であり、販売量は変わっていない。 スーパー(店舗 来客数の動き ・来客数が前年割れのままで、上がることもないが下 管理) がることもない。 コンビニ(経営 販売量の動き ・当店はイベントに依存する立地であることから、1 者) 月に限れば週末のイベント日に雪がたくさん降ったこ とで、数字は落ち込んでいる。そのほかの面では変化 はみられない。 コンビニ(経営 販売量の動き ・以前から品数を増やす取組を続けている。しかし、 者) 客の買上点数は3∼4か月前から高止まりしており、 それ以上に伸びていない。また、1点買いや目的買い の人が多く、来客数が増えていく状態ではない。 衣料品専門店 来客数の動き ・当店では、今年の目標を前年比で何とか維持してい (経営者) るところである。良くやっている状態といえる。現状 の中では、これで良しとしなければというところであ る。 衣料品専門店 来客数の動き ・雪が降ると来客数が減少する。天候の影響をカバー (経営者) できなかった。 89 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ 業種・職種 衣料品専門店 (経営者) 判断の理由 お客様の様子 衣料品専門店 (総括) 来客数の動き 家電量販店(店 来客数の動き 長) 家電量販店(本 販売量の動き 部) 乗用車販売店 販売量の動き (役員) □ □ □ □ □ □ □ □ □ 自動車備品販売 お客様の様子 店(役員) 住関連専門店 (役員) お客様の様子 その他専門店 単価の動き [酒](経営 者) その他小売 来客数の動き [ショッピング センター] 高級レストラン 販売量の動き (スタッフ) 一般レストラン 来客数の動き (店長) 一般レストラン お客様の様子 (統括) 都市型ホテル (スタッフ) 販売量の動き タクシー運転手 来客数の動き □ □ □ □ 通信会社(役 員) 販売量の動き 通信会社(店舗 来客数の動き 統括) テーマパーク 来客数の動き (役員) 競輪場(職員) 販売量の動き □ □ □ □ その他レジャー 来客数の動き 施設(総支配 人) 住宅販売会社 販売量の動き (従業員) 住宅販売会社 来客数の動き (従業員) 90 追加説明及び具体的状況の説明 ・今年に入り、正月は好天で客足が伸びて売上も上昇 した。中旬以降は大雪もあり、また水面下に沈んでし まった。 ・昨年より客単価は下がっている。買上客数は増えて いるため、何とか昨年を超えることができている状況 である。ただし、昨年が悪すぎるという点もあるた め、楽観はできない。 ・正月の初売りは昨年より良かったが、雪の影響で来 客数は減っている。 ・天候要因を除けば、前年比は横ばいである。 ・自動車販売業界は、世間では停滞しているとみられ ているが、登録台数ベースでは前年を上回っている。 受注状況も3月に向けて、北陸では年間での最大需要 期に向かっていく。各社共に増販に向けて、展示館等 のイベント施策を展開している。 ・初売りセールは、来客数が例年以上に減少した。福 袋は高額なものの動きが悪く、安価なものに偏ってい る。降雪によって冬季用品の動きは良かったが、極力 出費を抑えようとする傾向がみられる。 ・良い商品を求める傾向にあるため、購買単価の増加 がみられる。しかし、絶対的な購買数量の伸びが今一 つ見込めない。 ・悪い状態が、いつまでも続いている。冬来たりなば 春遠からじ、という言葉があるが、冬がずっと続いて いるような状態である。 ・おせちの予約件数は前年並みだったが、単価がやや 低く、売上は前年割れの結果に終わった。初売り期間 は天候が良かったため、福袋を中心にまずまずの売上 だった。この時期としては降雪が全くなく、防寒衣料 や寝具、暖房機器が振るわない。期待したバーゲン商 戦は大苦戦となった。 ・忘年会に比べるとボリュームは少ないものの、例年 並みに新年会を受注できた。もともと1年間を通じて 最も季節指数の低い月であるため、例年の数字と比べ て大きく変わる要因はなかった。 ・地元客の動きがあまりよくない。 ・昨年12月頃からは、株高のためか景気が良くなって きたとの声が多かった。しかし、外食需要では単発的 な動きしかなく、1か月全体では大きな変化に感じら れない。 ・宿泊部門や宴会部門は、北陸新幹線開業年度の前年 を下回っている。レストラン部門は前年売上を下回り 続けていたが、団体利用が増えたため、ようやく前年 並みに推移してきた。 ・今月は例年より積雪が少なく、足元が悪い日が少な かった。新年会は週末に集中し、平日は人出が少な かった。 ・従来の同軸サービスから、光サービスへの移行を進 めている。これに合わせた追加商品の新規契約獲得が 順調で、配信世帯の月額料金は毎月、確実に増加して いる。 ・現在のところは、来客数に大幅な変化がみられな い。 ・国内の個人客の動きは、前年比でやや悪い。団体客 は前年並みで、海外からの客は増加傾向にある。全体 としては横ばいに推移している。 ・年末年始にかけて売上が伸びる傾向にあったもの の、1月半ばには既に下降線に入った。3か月前と変 わらない売上になっている。 ・見学や体験希望の客はそこそこ見られるが、入会に 結び付く件数は少ない。 ・住宅を取得するための好条件がそろっているが、ま だまだ客の購買意欲が弱い。 ・雪が降り、客の動きが少なくなった。その後は天候 が良くなったため、問い合わせやイベント来場者は増 えた。成約数は例年と変わりはない。 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 業種・職種 判断の理由 一般小売店[書 来客数の動き 籍](従業員) 一般小売店[鮮 販売量の動き 魚](役員) スーパー(店 単価の動き 長) 乗用車販売店 販売量の動き (従業員) その他小売 販売量の動き [ショッピング センター](統 括) スナック(経営 来客数の動き 者) ▲ ▲ 観光型旅館(経 来客数の動き 営者) 観光型旅館(ス 来客数の動き タッフ) ▲ ▲ × × 企業 動向 関連 ◎ (北陸) ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ 美容室(経営 者) 商店街(代表 者) 来客数の動き 来客数の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・来客数の減少幅が大きい。買い控えの様子もうかが える。 ・北陸新幹線開業効果はさすがに落ち着きだした。平 日の暇な日は、開業前に戻ったような状況である。例 年の正月明けは暇になるが、今年は例年以上だと感じ る。 ・購買単価は下落傾向で、購入点数は横ばいである。 ・天候の影響もあり、新車や中古車目当ての来客数は 少ない。 ・福袋への反応は良かったが、衣料品専門店では軒並 み福袋個数を前年より減らしていた。そのため機会ロ スが発生し、全体としての売上が伸びなかった。ま た、前年に好調だったシネマが通常期の状態となって おり、全館の来客数が減っている。さらに、それに 伴って飲食店等の売上にも影響が出ている。 ・当店は年配の客が多い。変遷はあったが、開店以来 初めて1月の売上が最悪となった。前年同月の80%の 売上で、他店同業者も状況は悪いと聞いている。客の 中小企業経営者は、米国の新大統領就任による影響で より悪くなるという予想を語っていた。 ・土日の予約は詰まっているが、平日は集客が悪い。 ・前年比で総売上87%、宿泊人数88%、宿泊単価97% と北陸新幹線開業効果は下降気味である。客室稼働率 は前年比で10%減少、個人客割合は前年を下回る。し かし、北陸新幹線開業前と比べれば総売上で121%を 維持している。 ・昨年の秋から、来客数の微減傾向が続く。 ・正月商戦では、今までにないような高所得者向けの 福袋は人気だったが、従来どおりの福袋は売れ残りが 目立った。初売りの行列は、例年になく寂しかったよ うに見える。 コンビニ(店舗 来客数の動き ・既存店の来客数が、軒並み前年割れしている。大雪 もなく、それで前年より悪いということはなかったの 管理) だが、苦しい状態である。 − − − 化学工業(総務 受注量や販売量 ・受注量は増加傾向である。 担当) の動き 一般機械器具製 取引先の様子 ・北米、欧州市場共に安定して受注がある。国内市場 造業(総務担 も若干弱いが安定している。 当) 一般機械器具製 受注量や販売量 ・海外向けを中心に3か月前と比べて受注が増えてい 造業(経理担 の動き る。しかし、材料と人材不足が足を引っ張っており、 当) 今後の課題となっている。 食料品製造業 受注量や販売量 ・一般小売向けの販売量が低調に推移する一方で、業 (経営企画) の動き 務用向けなど他のチャネルは比較的好調である。それ によって帳尻が合っている状態となっている。 繊維工業(経営 取引先の様子 ・衣料の購買力に勢いが欠けている。また、流通の段 者) 階においての在庫も増えつつある。 繊維工業(経営 受注量や販売量 ・衣料関係の受注では海外、国内共に苦戦しており、 者) の動き 受注量が十分に確保できない。 精密機械器具製 取引先の様子 ・国内の、特に高価格帯市場は依然として、全体に厳 造業(役員) しい状況が続いている。百貨店関係の話を聞くと、男 性に比べ女性の方が高額商品を買い求める傾向がある が、ここへきて出費を抑える動きがみられるように なったとのことである。 建設業(役員) 受注価格や販売 ・受注競争は地域によってばらつきがあるが、特に北 価格の動き 陸地域では価格競争が徐々に激しくなっている。受注 環境は厳しい状況にある。 輸送業(配車担 取引先の様子 ・米国の新大統領就任による影響で円安方向にあるた 当) め、輸出関係は上向き傾向がみられる。しかし、原材 料、燃料費等のコストアップにより利益が圧迫されて いる。 司法書士 取引先の様子 ・新会社設立が多かったが、一方で法人解散も多かっ た。また、営業譲渡関係の依頼が多かった。 91 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 税理士(所長) 取引先の様子 □ ▲ ▲ ▲ × 雇用 関連 ◎ 建設業(経営 者) 受注量や販売量 の動き 金融業(融資担 当) 不動産業(経営 者) − 職業安定所(職 員) 受注量や販売量 の動き 受注量や販売量 の動き − 求人数の動き (北陸) 新聞社[求人広 雇用形態の様子 告](担当者) ○ ○ ○ ○ □ □ □ ▲ ▲ × 職業安定所(職 求人数の動き 員) 職業安定所(職 求人数の動き 員) 学校[大学] 求人数の動き (就職担当) 人材派遣会社 求職者数の動き (役員) 人材派遣会社 採用者数の動き (社員) 民間職業紹介機 求人数の動き 関(経営者) 求人情報誌製作 求人数の動き 会社(編集者) 新聞社[求人広 求人数の動き 告](役員) − − 追加説明及び具体的状況の説明 ・取引先の、特に製造業の受注状況は良くなっている ようにみられる。小売業関係は消費者の家計が厳しい ため、伸びない状況にある。経営者の話を聞くと、全 体としてまだら模様の状態にある。 ・昨年までは、12月工期の工事を抱えて多忙感があっ た。しかし、年が明けて手持ち工事量は少ない状態で ある。また、小雪のため除雪作業に出動することがほ とんどなく、工事部門は人手が余っている。 ・1月に入り、公共工事が少なくなった。取引先から の公共工事保証の申込も少ない。 ・同業者の情報によると、現在は、購入者が全くいな い状況であるという意見が多かった。 − ・新規求人数は前年同月比で10%を超える増加となっ ている。新規求職者数は前年同月比で減少しており、 雇用環境は改善している。しかし、全体として各産業 で人手不足感が広がってきている。 ・求人広告枠数、金額共に昨年とほぼ変わらない。昨 年よりもパート枠が減って正社員の求人が増えた。正 社員についてはいまだに充足に至っていない中、パー トやアルバイトの募集では、時給1,000円を超えるも のが目に見えて増えている。労働者の給与にお金が回 りつつあるようにみられる。 ・一部の産業で求人数が減少したものの、全体的に求 人数は増加している。 ・新規求人数が3,523人と、前年同月比で12.6%増加 している。 ・平成30年度3月卒業者の求人票の出方が順調であ る。昨年よりも早く、多く出てきている。また、学内 実施の合同企業説明会への参加希望企業数が、昨年と 比べて多くなっている。 ・人材需要は伸びつつあるが、依然として労働者の確 保が厳しいためマッチングに苦労している。 ・働き手は多少いるものの、なかなかマッチングする 仕事が少ない。 ・人材紹介の依頼はあるが、登録者は正社員の就業希 望が多い。一方で、企業は正社員登用と言いながら、 実態は契約社員がほとんどである。応募者年齢が高齢 化していることが一因と考える。 ・3か月前と比べると、求人募集が1回の発行で20件 ほど減少している。 ・1月の求人広告売上は、前年の6割に届かなかっ た。 − 7.近畿(地域別調査機関:りそな総合研究所株式会社) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ (近畿) ◎ ◎ ○ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 一般小売店[時 販売量の動き ・長く付き合っている客が、相次いで新しい時計を購 計](経営者) 入した。中には必要に迫られてという理由もあった が、久しぶりに時計が動いた。ただし年配客が多く、 最後の購入だからという話も出てきており、今月の売 上は良かったものの、寂しさも感じられる。 百貨店(企画担 お客様の様子 ・昨年11月以降、円安傾向に変化してから、インバウ 当) ンド売上が減少から増加に転じている。今月のインバ ウンド売上は、一昨年の8月以来となる15億円を突破 し、前年比では42%の増加となっている。中国の春節 が前年よりも前倒しになった影響もあるが、12月に比 べると、消耗品だけでなく一般物品の売上も回復しつ つある。外国人売上の拡大により、業績も好転してい る。 競輪場(職員) 単価の動き ・3か月前の客単価は9,314円で、今月の客単価は 10,711円であった。一見すると回復しているようであ るが、この時期は例年高くなる傾向にあるので、回復 しているとは言い難い。また、数値的にも前年よりも 下がっている。 一般小売店 販売量の動き ・関西地区の小売売上が、京都を除いて前年比プラス [酒](社員) で推移している。 92 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 百貨店(売場主 来客数の動き 任) ○ 百貨店(売場主 お客様の様子 任) ○ ○ ○ ○ 百貨店(売場主 販売量の動き 任) 百貨店(サービ お客様の様子 ス担当) 百貨店(外商担 販売量の動き 当) 百貨店(役員) 販売量の動き ○ 百貨店(マネー 単価の動き ジャー) ○ ○ 百貨店(販売推 販売量の動き 進担当) コンビニ(経営 販売量の動き 者) ○ コンビニ(店 員) ○ ○ ○ ○ ○ 販売量の動き 家電量販店(人 単価の動き 事担当) 乗用車販売店 単価の動き (営業企画) 乗用車販売店 販売量の動き (営業担当) 住関連専門店 販売量の動き (店長) 一般レストラン 来客数の動き (企画) ○ ○ 観光型ホテル (経営者) ○ 旅行代理店(役 来客数の動き 員) ○ ○ 販売量の動き タクシー運転手 販売量の動き 通信会社(社 員) 販売量の動き 93 追加説明及び具体的状況の説明 ・当店では、1月は福袋や、ギフトの解体セール、各 種の催しが盛況であった。店頭の動きはそこまで良い わけではなく、ほぼ前年並みであったが、食料品につ いては12∼1月は堅調であった。今後はプロモーショ ンが多くなるので、期待できる。 ・今月は気温の低下もあり、防寒商材を中心に好調で ある。また、インバウンド需要の増加や、月前半の バーゲン商品の好調もあり、目標が達成できる見通し である。一部の高額品だけでなく、特に前半は、これ まで買い控え傾向がみられた実需商品の動きも良く、 中間層による消費意欲の向上が感じられる。 ・直近の売上は、目標比、前年比共に5%増で推移。 インバウンド売上や化粧品の好調に加え、気温の低下 で重衣料の動きも戻ってきている。 ・先月と同様に、前年実績を確保できる様子で、特に バレンタインフェアが好調に推移している。また、特 選洋品や食料品を中心に好調であり、来客数も増加し ているが、客単価は低下傾向である。 ・年明けから、海外の高級ブランド品や時計の売上が 好調に推移している。1月中旬以降は気温の低い日が 続いたため、婦人衣料の売上が前年比で持ち直してき ている。 ・3か月前に比べると、来客数が伸びている。また、 消耗品や化粧品を中心にした雑貨の販売量は増えてい るが、単価は伸びていない。客の間では、良い物を安 く購入する生活防衛意識が根強く、例えば福袋の売上 は前年に比べると増えたものの、単価は下がってい る。 ・直近の動きでは、特選衣料や雑貨、宝飾品、時計な どの高額品の売上が、前年比10%増で推移している。 また、今年は春節が1月末からということもあり、訪 日外国人売上も50%増で推移し、化粧品も20%増と なっている。ただし、店全体では前年比で微増にとど まっている。 ・化粧品、食料品で顕著に販売量が増加している。 ・イートインコーナーの回転率が上がっており、ファ ストフード類を中心に、フードの売上が相変わらず好 調である。 ・12月半ばから、大量購入する客が多くみられる。同 じ商品をまとめ買いする外国人旅行客も、今月に入っ てから増えている。 ・高付加価値の商品が売れている一方、単機能商品も 売れている。 ・1台当たりの粗利益が増えている。 ・新年の初売りキャンペーンにより、販売量自体は3 か月前よりも12%増加している。お買い得車や、成約 の際のプレゼントによる効果だと考えられる。 ・例年、年明けは受注が減る時期となるが、今年はほ かの月と同じくらいの受注が維持できている。 ・11月から来客数に変化がみられ、12月、1月と上向 き傾向で推移している。12月の外食全体の動向をみて も、それまでは低価格業態の一人勝ち状態であった が、価格の高い業態が健闘している。9月以降、関西 地区が来客数の前年比では最も高い水準で推移してい る。 ・1月も、昨年の12月に続いて前年を若干上回る販売 量となった。昨年の4∼11月は全ての月で前年割れと なったが、ここへきて少し流れが変わっている。 ・国内旅行は学生旅行が過去にない勢いで伸び、海外 旅行もクルーズ需要が増えている。欧州への渡航や、 ビジネスクラスの利用も増えつつある。 ・街角で接客の仕事に従事している人の乗車が増加し ている。 ・昨年と比較して、インターネット経由のサービス申 込が増加している。 分野 景気の現状判断 ○ ○ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 その他レジャー お客様の様子 施設[イベント ホール](職 員) その他住宅[情 お客様の様子 報誌](編集 者) 商店街(代表 者) お客様の様子 一般小売店[衣 お客様の様子 服](経営者) 一般小売店[精 お客様の様子 肉](管理担 当) □ 一般小売店[衣 販売量の動き 服](経営者) □ 一般小売店[野 お客様の様子 菜](店長) □ □ □ 百貨店(売場主 販売量の動き 任) 百貨店(営業担 来客数の動き 当) 百貨店(営業担 お客様の様子 当) 百貨店(服飾品 お客様の様子 担当) □ □ 百貨店(営業企 単価の動き 画) 百貨店(売場マ 販売量の動き ネージャー) □ 百貨店(商品担 販売量の動き 当) □ 百貨店(販促担 来客数の動き 当) □ 94 追加説明及び具体的状況の説明 ・来場者には、以前に比べると華やかさが目立つよう になっている。 ・新築分譲マンションの販売現場への集客状況は、年 明けから回復傾向にある。昨年からの株高の影響もあ り、高額マンションの販売増や、富裕層による複数物 件の購入検討といった動きが顕在化してきている。 ・インバウンド客はやや増えているが、買い食いなど の少額消費が多く、一部の偏った店での消費が目立 つ。一方、国内客は減少しており、客単価も厳しい。 ・各店舗への聞き取り調査では、商店街への客は各店 共に減少傾向が続くなか、それぞれの工夫によって客 単価をアップさせ、前年の売上を維持できたようであ る。 ・年末の繁忙期を終えて、1月はかなり動きが悪く なっている。正月休みや、成人の日の3連休は、関西 では十日えびすとも重なって少し盛り上がったようで あるが、消費行動にはかなり濃淡があり、イベントの 動きが集中的に活発化していると感じる。平均する と、動き自体はあまり変わらない。 ・セールになっても、販売量はそれほど伸びていな い。セールをしていない時に比べれば良いという程度 で、消費者の購買意欲が低い。 ・年が明けても大した動きはなく、飲食関係も新年会 などのイベントが少ないようで、かなり厳しい状態で ある。 ・初売りの福袋、クリアランスセール、さらにはバレ ンタインデー向けのショコラ催事など、モチベーショ ンに支えられた消費は好調である。ただし、高額品や 身の回り品の動きは活発とはいえない。 ・年始の商戦は前年よりも好調なスタートを切った が、3連休中日の雨や、中旬以降の降雪を伴う寒波の 影響で、来客数が前年に比べて減少している。 ・冬物の高級ブランド婦人服や高級化粧品は、わずか ながら好調で、家具の引き合いも増えてきている。一 方、株高によって高額品がよく売れるといった動き は、まだ感じられない。 ・1月のセール商戦は、ラグジュアリーブランドが セールの開始を早めたため、初日、2日目は当店で 久々に入場制限がかかるほど好調な出足となった。ま た、ほかの店舗でも初日の顧客の買上は多く、前年の 実績を大きく上回っている。月の初旬は気温が低下し たこともあり、ブーツやネックウェアなどの動きが良 く、重衣料もようやく売上がアップした。一方、中旬 以降は大雪によって売上を落とす形になった。来店客 の間では、節約志向とも受け取れる、再マークダウン を待つ動きや、元々セールでしか今シーズンは買わな いといった会話がよく聞かれる。クリアランスに関す る動きが、今の消費動向を表している。 ・年末年始はやや好調であったが、その後は大雪の影 響もあり、やや苦戦している。全体的に単価が上がっ ていないため、上向きとは言い難い。 ・株高が続いており、高級ブランドの売上は先月に続 き、前年比で10%以上のアップ。また、寒波の影響も あり、防寒雑貨も好調に推移である。一方、衣料品に ついては、先月のプレセール拡大の影響で数量、単価 共に悪化。店全体では前年比で微減となっている。 ・婦人、紳士衣料は厳しい反面、洋品雑貨は好調で、 化粧品も継続的に好調を維持している。また、食品は 特にバレンタイン需要の菓子が好調である。一方、都 心店はインバウンド需要の好調で潤っているが、郊外 は厳しい店舗が多く、全体的に好調とは言い難い。 ・天候条件の影響もあり、来客数は前年割れとなって いる。それに伴い、食品などの日用品も前年割れであ る。また、衣料品も継続して苦戦しており、気温が下 がっても重衣料の販売につながっていない。また、 元々多く動く時期ではないものの、高額品も低調に推 移している。 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 百貨店(マネー お客様の様子 ジャー) □ 百貨店(マネー 来客数の動き ジャー) □ スーパー(経営 単価の動き 者) □ □ □ □ □ □ □ □ □ スーパー(店 長) 販売量の動き スーパー(店 長) 来客数の動き スーパー(店 来客数の動き 員) スーパー(企画 来客数の動き 担当) スーパー(経理 販売量の動き 担当) スーパー(社 員) 来客数の動き コンビニ(経営 来客数の動き 者) コンビニ(広告 来客数の動き 担当) □ 家電量販店(経 お客様の様子 営者) □ 家電量販店(店 販売量の動き 員) □ 家電量販店(企 単価の動き 画担当) □ □ □ □ □ その他専門店 お客様の様子 [宝石](経営 者) その他専門店 販売量の動き [医薬品](経 営者) 追加説明及び具体的状況の説明 ・1月のセール商戦は、衣料品を中心にファッション 関連が苦戦している。傾向として、客は独自の感覚や 価値基準に基づいて選択しており、安いだけでは購入 しない状況が続いている。その反面、食品関連は堅調 であり、インバウンド需要にも上昇傾向が出てきてい る。 ・株高によって富裕層の消費が回復し、美術品や宝飾 品などの高額品の動きも好調である。マイナスが続い ていたインバウンド消費も、円安を背景に前年の1.5 倍にまで回復した。ただし、冬物衣料は前年の暖冬の 反動増を見込んでいたが、不調に終わっている。 ・正月の三が日は、昨年に比べて堅調に推移してい る。その後は大寒波の到来や降雪などもあり、客足は 伸び悩んだ。ただし、相場高が続く米や野菜、果物な どの販促を行い、売上は何とか前年並みの水準が確保 できている。 ・年末に厳しくなった後、年明けは少し良くなった が、またすぐに厳しい状況となっている。特に、食品 以外の動きは相変わらず悪い。 ・昨年と比較して雪が多く、週末に降ったため、売上 に大きな影響が出た。消費者の財布のひもは相変わら ず固く、チラシを入れた日などの特売日に集中する傾 向が顕著である。 ・春野菜が徐々に出てきて、売行きも良いと感じる。 ・業況は安定している。 ・年末年始は特に落ち込みなどもなく、例年並みの動 きであった。現状も極端な良し悪しはないが、改善し ているわけでもない。 ・1年を通じて売上が最大となる年末年始の合計でみ ると、8割超の店舗の来客数が前年を上回った。普段 はそれほど目立たないが、ハレの日の消費意欲は依然 として高いことを実感している。 ・季節的に一般客は平常月よりも5%ほど減少してい るが、駐車場の跡地で新たな建設工事が始まり、工事 関係者の来店が増えたため、減少の穴埋めになってい る。 ・米国の新大統領選就任による影響で株価は上下に変 動しているが、日常の買物に関しては、低めで安定し て推移している。ただし、天候要因で値上げなどが進 んでいる、生鮮品には好不調の動きがみられる。 ・家電製品の買換えサイクルが伸びており、故障しな い限り買換えない客が多い。本当に必要な物だけを購 入する傾向が強い。 ・急な寒波の影響で、暖房関連の小物の売上は好調で あったが、エアコンの需要が前年よりも少し厳しく、 家電全体では好調とはいえない。 ・光熱費、特に電気代の高騰に伴い、白物家電を中心 に、省エネ性の高い冷蔵庫やエアコンの販売単価が上 がってきている。 ・米国の新大統領就任で、日本がマイナス、プラスの どちらの影響を受けるかによって変動する。 ・季節的に風邪やインフルエンザが流行していて、感 冒薬やマスク、カイロなどが売れている。また、空気 が乾燥しているため、保湿剤や芳香剤の動きが堅調で ある。 その他専門店 競争相手の様子 ・毎年開催の大きな展示会においても、競合先とは提 [宝飾品](販 案内容や販売の勢いに差がある。 売担当) その他専門店 販売量の動き ・景気の上昇を実感できる要素がない。 [スポーツ用 品](経理担 当) その他小売[イ お客様の様子 ・厳しい商況が続いているが、ファッション商品につ ンターネット通 いては前年を上回る動きも出てきている。 販](企画担 当) 95 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 その他小売[イ 販売量の動き ンターネット通 販](オペレー ター) 高級レストラン 来客数の動き (企画) 一般レストラン 来客数の動き (経営者) 一般レストラン 単価の動き (経理担当) その他飲食 来客数の動き [コーヒー ショップ](店 長) その他飲食[自 販売量の動き 動販売機(飲 料)](管理担 当) 観光型旅館(団 単価の動き 体役員) 観光型旅館(管 お客様の様子 理担当) 都市型ホテル 販売量の動き (支配人) 都市型ホテル (スタッフ) 来客数の動き 都市型ホテル (客室担当) 単価の動き 都市型ホテル (総務担当) 来客数の動き 都市型ホテル (管理担当) 来客数の動き □ □ □ □ □ 旅行代理店(営 販売量の動き 業担当) タクシー運転手 来客数の動き □ □ □ □ □ □ タクシー運転手 お客様の様子 タクシー運転手 単価の動き 通信会社(経営 お客様の様子 者) テーマパーク 来客数の動き (職員) その他レジャー 来客数の動き 施設[飲食・物 販系滞在型施 設](企画担 当) 96 追加説明及び具体的状況の説明 ・受注量に大きな変化がなく、必要最低限での注文が 多い。 ・企業による宴会需要が1∼2月は前年比で減少し、 レストランも流動客の取り込みに苦戦している。一 方、インバウンドによる宿泊は引き続き堅調に推移し ている。 ・年末年始の繁忙期は、単価が安い物よりも、高額な 物がよく売れた。ただし、利用者が増えてきたのは十 日えびすを過ぎてからなので、平均すると3か月前と あまり景気は変わらない。 ・年末になり、来客数は徐々に上向いているが、平日 の客単価が依然として低い。また、全体として先行き 不透明感が強い。 ・1日当たりの来客数は前年からほぼ横ばいである。 朝方の来客数は増加傾向にある反面、夕方以降は減少 傾向となっている。企業が残業に対する取組を強化し た影響かもしれない。 ・大きな変動はない。入替わりもなく、既存の顧客の 変化も感じられない。 ・耐震工事によって、受入可能な客数が減少している なかで、宿泊単価や宿泊に関する売上はほぼ前年並み を維持できているが、地域への波及効果が薄くなって いる。 ・大型コテージの利用に関しては、連泊する客が少な い。 ・米国の新大統領の就任式も終わり、景気の上昇を期 待していたが、もう少し時間がかかりそうである。イ ンバウンド効果も現状は落ち着いている。 ・今月中旬から客室の改装を順次進めているので、単 純な比較はできないが、前年並みに推移している。単 価は高止まりしたままである。改装は計画よりも前倒 しで実施しており、ここ最近の利益によって設備投資 ができている。一方、宴会も前年並みで、レストラン はやや好調である。 ・春節の影響もあるのか、訪日旅行者の予約が直近で も入ってくる。個人客の予約だけをみると、前年比で 24%増である。 ・1月の客室稼働率は、ほぼ前年並みであるが、外国 人宿泊客を中心に宿泊人員が減少している。2月の予 約は、今年の中国の春節休暇がほとんど1月となった こともあり、宿泊予約が前年に比べて大きく落ち込ん でいる。3月の予約も昨年を下回っている状況であ る。 ・前年に比べると良くなっているが、今までのような 勢いはなくなってきている。外国人宿泊客のおかげ で、客室、レストランは伸びている一方、国内客は勢 いがないように感じられる。 ・世界情勢など不透明な要素が多く、個人消費も様子 見の部分があるように感じる。 ・相変わらずタクシーは必要最小限の利用となり、正 月の挨拶回りも切り詰めている雰囲気がある。ただ し、寒さが続いているため、タクシーの利用率は高 い。 ・年末年始の繁忙期は需要が多く、例年どおり営業収 入は安定している。 ・寒さの影響で、少しの距離でも乗ってくれる客が多 い。 ・客の受注状況に、特に変化はない。 ・観光シーズンとしてはオフの時期でもあり、ほぼ来 場者は例年どおりである。 ・例年どおり国内客数は減少している一方、近年の傾 向と同じく、インバウンドは堅調である。正月期間は 天候に恵まれたこともあり、堅調に推移したが、前年 比で大きく伸びたわけではない。 分野 景気の現状判断 □ 業種・職種 判断の理由 美容室(店長) 販売量の動き □ その他サービス 来客数の動き [学習塾](ス タッフ) その他サービス 販売量の動き [ビデオ・CD レンタル](エ リア担当) 住宅販売会社 販売量の動き (経営者) □ 住宅販売会社 (従業員) □ □ □ お客様の様子 その他住宅投資 それ以外 の動向を把握で きる者[不動産 仲介](経営 者) 商店街(代表 来客数の動き 者) ▲ 一般小売店[珈 お客様の様子 琲](経営者) ▲ 一般小売店[菓 販売量の動き 子](経営企画 担当) ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 一般小売店[鮮 魚](営業担 当) 一般小売店 [花](店長) 百貨店(営業担 当) スーパー(店 長) お客様の様子 追加説明及び具体的状況の説明 ・化粧品の初売りの福袋はよく売れたが、トータルの 売上はほぼ前年並みである。 ・現在は退会する生徒もないが、新たな生徒も入って きていない。 ・従来に比べて、物販や書籍、CD販売などの売上の 勢いが、更に弱まっているようである。 ・住宅ローン関係の審査が通りやすくなってきたよう に思う。顧客数は増加していないが、成約率は少し上 がっている。 ・新築マンション分譲は、都心部は投資目的の購入に よって契約率も何とか良いが、販売価格の高騰により 実需が先細っている。 ・金融機関の融資姿勢に変化はあまりみられない。 ・末端の消費者による所得不安が広がり、来店頻度が 減少している。高齢者も環境の変化のなかで、人生の 終わりに備えた身の回りの整理のため、お金を残す考 えを強く持ち始めている。消費の考え方が変わりつつ ある。 ・卸売先の飲食店やアミューズメント施設での最低賃 金の変更や、求人を出しても応募がなく、原料価格の 上昇などでコストも上がるなど、経営環境の悪化が進 んでいる。来客数の減少による売上減もあり、今後廃 業する見込みの店も出てきている。 ・今年1月現在と昨年10月の売上前年比を、各地区別 に上位5店舗の平均でみると、関西は1月が97.8% で、10月が102.4%、関東は1月が95.7%で、10月が 90.9%、中部は1月が95.9%で、10月が115.9%、中 国は1月が109.6%で、10月が138.2%となり、各地区 合計の平均は1月が98.3%で、10月が107.3%とな り、全国的には悪くないようにみえる。主な要因とし ては、中国地区のプロ野球チーム優勝の影響が大き い。 ・1月に入り、来客数が減っている。購買力が弱過ぎ る。 販売量の動き ・来客数、販売数共に減少している。 販売量の動き ・生鮮食品の不振に加え、菓子関係も悪化している。 来客数の動き ・単価はアップしているが、来客数の減少で売上不振 となっている。天候要因のほか、買い回りで購入が分 散した可能性がある。 スーパー(店 販売量の動き ・食品を中心に普段は節約し、ハレの日には支出を増 やす傾向が顕著になっている。買上点数が確実に落ち 長) てきている。 スーパー(店 来客数の動き ・年末には来客数が前年を割り込む状況であったが、 長) 年を越しても傾向は変わらない。気温の急激な低下 で、緊急に必要な防寒着や肌着、使い捨てカイロなど は一時的に売れるが、全体を底上げするほどの勢いは ない。日用消耗品などの必需品も、来客数の減少と共 に落ち込み、電気器具や家具など、急いで買わなくて よい物の動きは特に悪い。 スーパー(企画 競争相手の様子 ・競合店の出店の影響で店舗の売上が前年比で10%ダ ウンし、暖冬で鍋物商材の動きも鈍いなど、マイナス 担当) 要因が多く苦戦が続いている。 コンビニ(店 来客数の動き ・今月は急に寒くなったり、雪が降ったりと、天候や 長) 気候の変化が激しかったため、来客数に影響が出たよ うな気がする。 コンビニ(店 競争相手の様子 ・近隣に同じグループのコンビニが出店する。 員) 衣料品専門店 販売量の動き ・相変わらず、客単価が低いままである。 (経営者) 97 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × 企業 動向 関連 ◎ (近畿) ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 判断の理由 乗用車販売店 販売量の動き (経営者) 高級レストラン 来客数の動き (スタッフ) 一般レストラン 来客数の動き (経営者) 観光型旅館(経 単価の動き 営者) 観光型旅館(経 来客数の動き 営者) 旅行代理店(支 お客様の様子 店長) 住宅販売会社 (経営者) 住宅販売会社 (総務担当) その他住宅[展 示場](従業 員) 衣料品専門店 (経営者) 販売量の動き 観光型ホテル (経営者) * 一般機械器具製 造業(経営者) 建設業(経営 者) 来客数の動き 広告代理店(営 業担当) 食料品製造業 (従業員) 受注量や販売量 の動き 受注量や販売量 の動き 食料品製造業 (経理担当) 食料品製造業 (営業担当) パルプ・紙・紙 加工品製造業 (経営者) プラスチック製 品製造業(経営 者) 受注価格や販売 価格の動き 取引先の様子 金属製品製造業 (経営者) 金属製品製造業 (営業担当) 金属製品製造業 (管理担当) □ 電気機械器具製 造業(経営者) □ □ 電気機械器具製 造業(経営者) 来客数の動き 来客数の動き 来客数の動き * 受注量や販売量 の動き 受注量や販売量 の動き 受注量や販売量 の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・売上金額を前年と比較すると、1割くらい落ちてい る。 ・例年どおり、年末の反動で1月は売上が落ち込んで いる。 ・食材などの高騰により、外食に行く経済的なゆとり がなくなりつつある。特に、今月10日以降は、その傾 向が強く感じられる。 ・単価の高い宿の動きが極端に悪くなっている。 ・全体的に予約の動きが鈍っている。 ・旅行の計画を立てる際に、今年は連休の日並びが悪 く、3連休が少ないため、二の足を踏む客が多い。昨 年は2泊の旅行に出かけたが、今年は1泊に変更する など、単価が下がり続けている。 ・年が明けてからは契約率が低下している。 ・今月の契約量自体は例年並みであるが、来客数が減 少しているため、今後は契約が減少する。 ・住宅展示場の1月の来場数は、前年比で1割以上も 減少している。 ・今年1月は天候の影響もあるが、来客数が減少して いる。高額商品が売れず、婦人服も安い物しか売れな い。主婦層が買い控えしている。 ・今年は大雪に見舞われたり、宴会のキャンセルが あったりと、客足がかなり鈍っている。 * ・ほんのわずかであるが、受注状況は良くなってい る。 ・今年に入って土地の動きが活発化しており、受注が 増えている。無電柱化推進法成立の追い風もあり、無 電柱化の引き合いも多い。 ・年度末に向け、広告出稿が好調な業種が出てきてい る。 ・年が明けてから、荷動きが少し上向いてきた。昨年 末に購入した商品が消化されたからではないかと思 う。少しは中休みもあったが、業務用、家庭用共に、 ここ数か月に比べるとプラスに転じている。 ・正月気分が早めに抜け、消費者が冷静に対応してい るため、安い商品でも大量買いがなくなっている。 ・特に3か月前と状況は変わらず、気温や気候も平年 並みのため、飲料の販売はあまり変わらない。 ・季節的要因を考慮すると変化はない。 受注量や販売量 ・3か月前はリピートの注文が多く、既存の得意先で の動き 手一杯であったが、今月は新規の問い合わせや、試作 の依頼が多い。売上的には減少であるが、利益率の高 い案件が多い。 受注量や販売量 ・自動車関連を中心に動きは良いが、米国の新大統領 の動き による自動車産業への方針などに、やや不安がある。 受注量や販売量 ・1日当たりの売上はあまり変わらないが、年末年始 の動き の休みが多い分、月としては売上が減少してしまう。 受注量や販売量 ・建築、土木関連は関東方面の案件が多く、関東エリ の動き ア担当の工場だけでは供給が追いつかないため、関西 方面からも出荷しており、輸送費が利益を圧迫してい る。一方、ソーラーパネル関連には、目立った案件が ない。 受注量や販売量 ・海外と国内の得意先を分けると、海外は受注量が増 の動き えているが、国内は低調である。特に、海外からの引 き合いは多く、対応しきれないほどである。ただし、 海外からの引き合いは、国内に比べると5倍以上の手 間がかかり、効率が悪い。今のところは海外取引の新 規案件に対応するための、スキルの向上に懸命であ る。 取引先の様子 ・年が明けても、製造業の業況は相変わらず横ばい か、やや上向きであり、前向きな投資には非常にシビ アである。 98 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × 雇用 関連 (近畿) ◎ ○ 業種・職種 電気機械器具製 造業(営業担 当) 電気機械器具製 造業(宣伝担 当) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 受注量や販売量 ・売上は横ばい状態である。 の動き 受注量や販売量 ・4Kテレビが薄型テレビ市場で台数を伸ばしている の動き ため、単価アップにつながっているが、テレビの需要 自体に大きな伸びはなく、ほぼ前年並みの実績で推移 している。また、年明けから気温が下がったため、冬 物商材の荷動きがやや活発になってきているが、季節 要因によるアップであり、景気が良くなっているとは いえない。 輸送用機械器具 受注量や販売量 ・相変わらず、自動車産業の好調に支えられているの 製造業(経理担 の動き が現状である。ただし、海外からの引き合いが減少し 当) ており、不安要素の一つとなっている。さらに、自動 車産業においても、米国の新大統領就任で、保護主義 的な動きがどこまで波及してくるのかが懸念される。 その他製造業 受注価格や販売 ・受注量や売上に変化がない。 [事務用品] 価格の動き (営業担当) 建設業(経営 受注価格や販売 ・案件数は横ばいであるが、工事単価、予算共に悪化 者) 価格の動き している。 金融業[投資運 それ以外 ・米国の新大統領就任による影響で、一時は株安に振 用業](代表) れるだろうが、いずれ収束する。 広告代理店(営 受注量や販売量 ・昨年の売上は前年比で100%を下回っていたが、ギ 業担当) の動き リギリ100%になってきている。 その他サービス 受注量や販売量 ・手間がかかる割には、利益が少ない。 [自動車修理] の動き (経営者) その他サービス 受注量や販売量 ・主要駅構内の各店舗では元旦からにぎわいがみら 業[店舗開発] の動き れ、特にインバウンドによる来客数の増加は月末まで (従業員) 続いている。 その他非製造業 受注量や販売量 ・11月ごろから実用衣料関係の荷動きが良いと感じて [衣服卸](経 の動き いる。ただし、衣料専門店は順調であるが、総合スー 営者) パーは客離れが進んでおり、ばらつきがあると感じて いる。 その他非製造業 競争相手の様子 ・いまだに引き合いや受注量が少ないままで、変化が [機械器具卸] みられない。 (経営者) 繊維工業(総務 取引先の様子 ・催事での販売が伸びておらず、経費が利益を圧迫し 担当) ている。 化学工業(経営 受注量や販売量 ・3か月前から売上が減少しているが、状況は厳しさ 者) の動き を増してきている。 化学工業(管理 受注量や販売量 ・販売量が、前年比で約11%減少している。 担当) の動き 広告代理店(営 取引先の様子 ・クライアントの販促経費の予算が減っている。細か 業担当) い部分で経費削減を求められることが多くなってい る。 経営コンサルタ それ以外 ・百貨店や量販店、地域の小売業の動きをみている ント が、1月は年末商戦を終えた時期でもあり、百貨店で は外国人客の爆買いが減っている。 コピーサービス 受注量や販売量 ・前年に比べても、受注量に減少がみられる。 業(店長) の動き その他非製造業 受注量や販売量 ・毎年1∼2月は物が動かない。 [商社](営業 の動き 担当) その他非製造業 受注量や販売量 ・世界経済の先行きが読みにくい。米国の新大統領就 [電気業](営 の動き 任による影響、英国のEU離脱問題などの要因もあ 業担当) り、非常に不透明になっている。 職業安定所(職 求人数の動き ・3か月前に比べて、新規求職者数、新規求人数はそ 員) れぞれ10%、36%増加し、新規求人倍率も0.35ポイン ト上昇している。新規求人数は3か月前から高止まり の傾向にあるが、今月は更に大幅な増加となったた め、引き続き雇用環境は良好と判断できる。また、産 業別の新規求人数は、製造業を除く建設、運輸・郵 便、宿泊・飲食サービス、医療・福祉、公務が増加し ている。特に、建設、医療・福祉、公務においては大 幅な増加となっている。 人材派遣会社 求職者数の動き ・昨年10月以降、関西においては徐々に上向き傾向と (支店長) なっている。 99 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ × 業種・職種 人材派遣会社 (役員) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 求職者数の動き ・事務派遣を中心に営業しているが、40歳∼50歳代の 労働者の求人が増加している。企業側も人手不足に伴 い、採用数を増やしている。この年代の労働力が増加 すれば、景気の押し上げ効果が生まれる。 アウトソーシン それ以外 ・今月は定期的に仕事が入り、忙しい日が続いてい グ企業(管理担 る。 当) 職業安定所(職 求人数の動き ・近畿の新規求人数、有効求人数共に、堅調な状態を 員) 維持している。業種別には、先月に続いて製造業が増 加しており、特に電子部品、食料品、化学などがけん 引している。医療・福祉も近畿のすべての局で増加 し、そのほかにも建設、宿泊・飲食、サービス業が増 加している。また、正社員の有効求人倍率も上昇して いる。 民間職業紹介機 求人数の動き ・当地の建設日雇い求人数は、表面上は頭打ちである が、それ以外にも首都圏から来阪して求人する動きも 関(職員) みられ、トータルでは増えているとも判断できる。 人材派遣会社 求人数の動き ・年度末に向けて、派遣業界は全体的に底上げの状況 (経営者) にあり、ほとんどの業種から単発的なオーダーが入っ てきている。ただし、人材不足は否めず、マッチング できない状態が続いている。この状況はしばらく続 き、新年度以降も変わらない。 人材派遣会社 求職者数の動き ・雇用の無期化が進む動きもあるが、条件次第でもあ (営業担当) り、求職者には慎重さがみられる。 アウトソーシン 雇用形態の様子 ・勤続年数が増えても昇給もない。 グ企業(社員) 新聞社[求人広 求人数の動き ・新聞求人の縮小均衡状態は続いており、この流れが 告](管理担 変わることはない。今月も、景気の方向性に影響する 当) ような事象はみられないため、変化はない。 新聞社[求人広 それ以外 ・新聞広告の推移をみると、地場産業の盛り上がりに 告](担当者) 欠けている。 職業安定所(職 求人数の動き ・直近の新規求人数は、前年比で8.0%の減少となっ 員) た。ただし、減少要因は大手飲食チェーンが求人数を 整理、圧縮したことが要因であり、それを除くと求人 は増加している。また、事業所への景況感に関するヒ アリング結果では、普通との回答が多くなっている。 民間職業紹介機 求人数の動き ・この業界は季節要因の影響を強く受けるが、昨年と 関(営業担当) 比較しても良く、総じて横ばいの状況である。 民間職業紹介機 求人数の動き ・年末調整業務や、4月スタートの案件が一巡し、落 関(営業担当) ち着いてきている。 学校[大学] 求人数の動き ・前月と同様に、中小企業からの求人数が増えてい (就職担当) る。 学校[大学] 求人数の動き ・医療系の大学のため、求人の動きは遅いが、例年の (就職担当) 動きとあまり変化がない。 − − − − − − 8.中国(地域別調査機関:公益社団法人中国地方総合研究センター) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ (中国) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 * * * 一般小売店[紙 来客数の動き ・少し遠い住宅街の若い世代の客が増え、景気が良 類](経営者) い。 百貨店(営業担 販売量の動き ・クリアランス商材の売上は前年並みであるが、20日 当) を過ぎて春物の定価商品の動きが悪くなっている一 方、高額商品の動きが良い。 百貨店(売場担 お客様の様子 ・食品物産展が好調で、婦人の洋品雑貨や紳士のカ 当) ジュアル服なども回復傾向にあるが、以前より少し良 くなった程度でまだまだ前年を超えるレベルにはな い。 コンビニ(支店 来客数の動き ・来客数の増加や前年を大幅に上回る売上から、景気 長) はやや良くなっている。 家電量販店(店 来客数の動き ・シングル需要で客単価が上昇している。 長) 家電量販店(店 来客数の動き ・初売りの来客数と売上が前年を上回っているが、初 売りの商材に飛びつく様子をみると、価格志向が強い 長) 客の傾向に変化はない。 乗用車販売店 販売量の動き ・新型車効果により1月の販売量は前年比120%と (統括) なっている。 100 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ 業種・職種 乗用車販売店 (営業担当) 一般レストラン (経営者) 都市型ホテル (スタッフ) タクシー運転手 判断の理由 販売量の動き 通信会社(工事 担当) 競艇場(職員) 商店街(代表 者) 商店街(理事) お客様の様子 販売量の動き 来客数の動き 販売量の動き ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ 販売量の動き 来客数の動き 来客数の動き 一般小売店[印 お客様の様子 章](経営者) 一般小売店[食 来客数の動き 品](経営者) 百貨店(経理担 販売量の動き 当) 百貨店(営業担 販売量の動き 当) 百貨店(売場担 お客様の様子 当) □ 百貨店(購買担 お客様の様子 当) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 百貨店(売場担 販売量の動き 当) 百貨店(人事担 お客様の様子 当) スーパー(店 長) スーパー(店 長) スーパー(店 長) スーパー(総務 担当) スーパー(業務 開発担当) スーパー(財務 担当) 来客数の動き お客様の様子 単価の動き 来客数の動き 販売量の動き 来客数の動き スーパー(管理 来客数の動き 担当) スーパー(販売 お客様の様子 担当) コンビニ(副地 来客数の動き 域ブロック長) 101 追加説明及び具体的状況の説明 ・不調だった前年と比較して今年は販売量が伸びてい る。 ・人の動きは少ないが、動いている人はある程度金を 使っている。 ・新年会で来客数が増えている。 ・需要のある歩合制の小型タクシー運転手の売上はや や良い。ただし中型ハイヤー運転手を固定給としたた め、会社の負担が増えたことから、全体の収益が前年 の98%となり、ほぼプラスマイナスゼロである。 ・客の様子が良くなっている。 ・正月レースなどで通常より売上が多い。 ・今年に入って来客数が減少し、売上も低下してい る。 ・正月という季節的要因はあるが、今月に入って気温 が低下したため、例年どおりの人の動きが出ている。 ・名刺の注文が少なく、印鑑の注文が多い。 ・売り出し日の来客数が減少している。 ・1月の売上は大雪の影響で大きく落ち込んだ日があ り、前年を10%程度下回る見込みである。特定客を対 象とする貴金属や美術品は好調であるが、その他の部 門は前年売上に届かないところが多い。 ・1月に入り気温が一気に下がった影響で防寒衣料な ど冬物の動きが好調に推移しているが、トータルでは 辛うじて前年をクリアする状況であり、景気回復はま だまだ実感できない。 ・今年の正月は食品売場に菓子を買いに来たり、クリ アランスセールに来るなど、家族そろって楽しむ雰囲 気がない。雪でスノーブーツの販売量が大幅に増加し たため、防寒アイテムは全般的に前年より伸びている が、靴、バッグ、子供向け衣料の動きは低迷してい る。 ・クリアランスセールがあり、紳士服や寝具類が好調 である。紳士物は価格が下がれば購入する客がいる が、婦人服に関しては必要ではないものは購入しない 傾向にある。ひな人形や着物などの高額商品の売上は 前年を大きく上回っており、目的のある商品に客は金 を使うが、そうではないぜいたく品には金を使わない 客の傾向に変化がない。 ・100万円を超える焼物や掛軸、宝石などが売れてい るが、先のことは予想がつかない。 ・客は高額品でも欲しいものには金を使うが、福袋な どはお買得商品であっても、よく見極めて購入してい る様子がうかがえる。 ・客単価に変化はない。 ・天候不順で魚が不漁であるが、気温が下がって衣料 の動きは好調である。 ・低単価商品の動きが良く、客単価もほぼ横ばい傾向 にあるので、景気の流れは変わっていない。 ・天候の影響で来客数が前年を下回っている。 ・野菜単価は前年並みで、販売点数は前年をクリアし ている状況が続いている。 ・気温の低い日が続いている影響で、既存店の来客数 は前年を割っており、生鮮の高値による1品単価上昇 によって客単価が上昇し、売上が前年を上回る状況が 続いている。 ・来客数は依然伸び悩みが続いており、年末年始のイ ベント開催時にも大きな回復はない。 ・依然としてより安い物を求めて来店する客が多い。 ・天候不順で基盤となる夕方から深夜にかけての来客 数の伸びが鈍化し、特に市内中心部の来客数が伸び悩 んでいるが、他の都道府県に比べると減少率は低いの で深刻な状況ではない。 分野 景気の現状判断 □ □ □ □ □ □ □ □ 業種・職種 衣料品専門店 (店長) 乗用車販売店 (営業担当) 乗用車販売店 (総務担当) 乗用車販売店 (営業担当) 自動車備品販売 店(経営者) 判断の理由 来客数の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・来客数と客単価に変化はない。 お客様の様子 ・客が購入を控える傾向に変わりはなく、販売台数に も大きな変化はない。 ・堅調な販売台数を維持できており、土日の展示会も 整備入庫も来店が多くにぎわっている。 ・1月に商談会を実施したが、予定の来場者数はクリ アできていない。 ・販売量は変わらないが、利益率が少しずつ低下傾向 にある。メーカーが少しずつ利益を絞り込み、そのし わ寄せが販売店にのしかかっているため、景気が良く なるはずがない。 ・来客数に大きな変化はない。 販売量の動き 来客数の動き 販売量の動き その他専門店 来客数の動き [和菓子](経 営者) その他小売 来客数の動き [ショッピング センター](管 理担当) 一般レストラン 来客数の動き (経営者) 一般レストラン 来客数の動き (外食事業担 当) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ スナック(経営 来客数の動き 者) その他飲食 来客数の動き [サービスエリ ア内レストラ ン](店長) 都市型ホテル お客様の様子 (企画担当) 都市型ホテル お客様の様子 (総支配人) 旅行代理店(経 お客様の様子 営者) タクシー運転手 お客様の様子 通信会社(企画 担当) 通信会社(販売 企画担当) テーマパーク (管理担当) ゴルフ場(営業 担当) 美容室(経営 者) 設計事務所(経 営者) お客様の様子 来客数の動き 来客数の動き 来客数の動き 来客数の動き ・米国の新大統領就任後、株価上昇など景気が復調傾 向にあるように見えるが、先行き不安定なところもあ り、大きな動きはない。来客数も日祝日のイベントな ど来館動機があれば増加するが、盛り上がりも今一つ で、購買動機をどのように仕掛けるか課題となってい る。 ・年末年始の曜日まわりの影響で、正月休みが少なく 来客数の減少が見られた。正月明け以降天候が悪く、 特に5年ぶりの積雪量や交通まひが来客数の一層の減 少をもたらしている。 ・食材が値上がりしたため、9∼10月にかけて実行し たメニューの値上げが定着しはじめている。10月末に 大手外食チェーン店が出店し、来客数は前年の95%が 続いているものの、客単価が102∼103%で推移してい るので売上は95∼97%を何とか維持している。好天の 正月に助けられ、月後半は前年のように雪に交通を遮 断されることもなかったので売上は伸びている。 ・当県はまだまだ景気が上向く気配がなく、現状維持 が精いっぱいで、赤字にもなりかねない。 ・高速道路の交通量が減少しているので来客数が少な い。 ・宿泊では海外、特にアジアからの個人客数が減少し ている。クリスマスは家族客で好調であったレストラ ンはその後ランチが好調で、特に主婦層の利用が多く なっている。 ・今月は2週にわたる寒波襲来でキャンセルが多発 し、予想した宿泊客数を大きく下回っている。 ・米国の新大統領就任による影響で今後どうなるか分 からない。 ・正月から新年会などで夜の動きが良くなっている が、月後半からは天候の関係で落ち込んでいる。 ・賞与時期以降年明けにかけて、依然格安SIMサー ビスや携帯端末への引き合いが多い。 ・来客数が増えない。 ・前年同月に比べて入館者数や商品販売数などに変化 はない。 ・天候に左右されるので集客が難しい。 ・駅前に客が流れており、特に土日の商店街の人通り は少ない。 競争相手の様子 ・同業他社の受注状況を見ていると一部の企業は伸び ているが、かなり苦戦しているところが多く、全体的 には伸びがない状況である。 設計事務所(経 お客様の様子 ・客の節約ムードや低価格商品志向の傾向に変わりは 営者) ない。 設計事務所(経 来客数の動き ・戸建て新築住宅の引き合いが少ない状況が続いてい 営者) る。 住宅販売会社 販売量の動き ・分譲住宅、注文住宅共に契約受注の伸びは低調であ (従業員) る。 商店街(代表 来客数の動き ・例年1月は動きが少ないが、飲食店やタクシードラ 者) イバーからの話では新年会が極端に少ない。 102 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 業種・職種 商店街(代表 者) 一般小売店 [茶](経営 者) 判断の理由 お客様の様子 販売量の動き 一般小売店[眼 来客数の動き 鏡](経営者) 百貨店(販売促 お客様の様子 進担当) スーパー(店 長) スーパー(店 長) スーパー(店 長) スーパー(販売 担当) 単価の動き 競争相手の様子 ・競合店の食品スーパーや24時間営業店は価格訴求の チラシで集客するため、来客数の増加が難しい状況で ある。特に総菜のボリュームや品ぞろえで大きく差を つけられている。 来客数の動き ・気温の低下で来店頻度が減少している。客は必要な 物を少ない頻度で購入することで支出を抑える傾向に ある。 販売量の動き ・前年末は来客数、客単価共に好調に推移したが、年 が明けてその反動がきている。この時期の売上の核と なる福袋や処分品などの商材も例年になく消化率が悪 い。 競争相手の様子 ・取引先の話ではどこの店も全体的に商品の売行きが 悪い。 販売量の動き ・エアコンの動きはまずまずであるが、暖房機器の売 行きは悪く、販売量が前年をクリアできていない。 来客数の動き ・来客数が前年の95%で客単価も上がらず景気は悪 い。 来客数の動き ・年末に売り尽くしセール、正月に初売りを行ったの で、現在は来客数が減少している。 お客様の様子 ・1月に入って商品価格が下がり、客は購入意欲が出 ているように見えるものの、いざ購入するときになる と冷静になっている。 来客数の動き ・1月末にテナントが閉店し、ファミリー客が減少し ている。 衣料品専門店 (経営者) 家電量販店(店 長) 家電量販店(企 画担当) 住関連専門店 (営業担当) その他専門店 [布地](経営 者) その他小売 [ショッピング センター](所 長) 高級レストラン 来客数の動き (宴会サービス 担当) 一般レストラン お客様の様子 (店長) 観光型ホテル (営業担当) 都市型ホテル (企画担当) 来客数の動き 旅行代理店(営 業担当) 通信会社(広報 担当) 通信会社(総務 担当) テーマパーク (業務担当) テーマパーク (営業担当) 美容室(経営 者) 設計事務所(経 営者) 商店街(代表 者) 販売量の動き 来客数の動き ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × 追加説明及び具体的状況の説明 ・初売りとバーゲンで例年並みのにぎわいであるが、 曜日の関係で来客数と売上が減少している。 ・年末商戦を含め国内販売は動きが良くない。当社は 早くから海外輸出にも努力をしていたおかげでいくら かカバーできているが、国内販売は今後の景気がどの ようになるのかが懸念材料である。 ・大雪などの悪天候で通常に営業できる日が少なく なっている。 ・1月に入って大雪が降り、来客数が減少して売上に マイナス影響が及んでいる。ギフト解体セールは前年 売上を上回っているが、再値下げとなった商品の売行 きは悪く、全体的にマイナス基調に変わりはない。 ・来客数は前年の100%、客単価は98%である。 単価の動き 販売量の動き 来客数の動き 来客数の動き 単価の動き お客様の様子 単価の動き 103 ・正月明けから昼はまずまずの来客数であるが、夜の 家族利用や法人利用が前年をかなり下回っており、厳 しい状況である。 ・先月に比べ客の来店頻度が低下している。予約に関 しても先月は前年を上回る勢いであったが、今月は前 年に届かない見通しであり、次の来店までの期間が少 し長くなる客もいる。 ・正月が終わり大寒波も被ったため来客数が減少して いる。 ・クリスマスから年末年始にかけてはレストランの先 行予約などが好調で来客数が増加したものの、正月明 けから個人客の動きが鈍くなり、駅周辺のショッピン グセンターなども苦戦している。宿泊のインバウンド 団体客の予約も低調である。 ・個人ならびに法人需要の先行予約状況が良くなく、 ここ数か月は回復の兆しがない。 ・値下げがない新商品にはあまり動きがない。 ・大規模造成地の完成で増加していた新規加入件数が 落ち着き始めている。 ・イルミネーションのイベントが終わり、大雪の影響 もあって来客数が減少している。 ・1月中旬からの大雪により客足が鈍っている。 ・客から新年会などの話はなく、年末年始に金を使っ た反動で客の財布のひもがかなり固い。 ・住宅の耐震リフォームに動きは多少見られるが、な かなか契約に至らない。 ・バーゲン時期であるが売上は低迷しており、客は安 くなっても購入しない。 分野 景気の現状判断 業種・職種 判断の理由 コンビニ(エリ 来客数の動き ア担当) × × 乗用車販売店 (店長) × 自動車備品販売 販売量の動き 店(経営者) × 企業 動向 関連 (中国) ◎ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ その他専門店 [海産物](経 営者) 輸送用機械器具 製造業(経営 者) 化学工業(経営 者) 鉄鋼業(総務担 当) 来客数の動き 販売量の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・3か月前に比べて来客数が減少しており、前年同月 に比べると3%減少している。たばこの販売が売上全 体を押し上げて前年より1%伸びているが、それによ る利益はさほど出ないので、経営的には厳しい状況で ある。 ・新型車効果は薄れ、サービス入庫で巻き返しを図っ ているが、サービス入庫客も前年の85%で推移してい る。 ・販売量は前年同月よりは良いが、冬物商材が売れに くい時期になり、年間で一番の閑散期に突入してい る。 ・まとまった団体客があるので来客数は前年より多い が、購入単価が低い。 受注量や販売量 ・受注量は順調に推移している。 の動き 受注量や販売量 ・年末年始の工場運転停止に伴う需要増加により、一 の動き 時的ではあるが販売量がやや増加している。 取引先の様子 ・力強さはないが荷動きは好転してきており、市況も ようやく上向きはじめている。供給側は従来どおり ひっ迫したままなので、鋼材の値上げが通りやすい環 境が整いつつある。 非鉄金属製造業 受注価格や販売 ・金属相場の高め推移が続いており、収益向上要因と (業務担当) 価格の動き なっている。また液晶パネルも昨夏から客の高稼働が 続いており、生産状況、販売状況共に好調を維持して いる。 輸送業(支店 受注量や販売量 ・電子商取引の荷動きが順調で、特にフリマアプリを 長) の動き 利用した発注件数が増加し、発送個数が順調に増えて いる。法人の大口の荷動きも順調に伸びているため、 海産物が低調な当県の荷動きを補っている状況であ る。 不動産業(総務 それ以外 ・来客数と成約件数が増加している。 担当) 食料品製造業 受注量や販売量 ・特売商品を出しているが、前年並みの売上である。 (総務担当) の動き 木材木製品製造 受注価格や販売 ・住宅ローンの金利低下や相続税の節税対策ともあい 業(経理担当) 価格の動き まって、新設住宅着工戸数は増加傾向であるが、3か 月前と比べると景気は横ばいである。 化学工業(総務 それ以外 ・好調な業種はあるが、セメントの内需が低迷してい 担当) るなど、国内産業の動きが悪い。 窯業・土石製品 受注量や販売量 ・今月は先月の年末年始対策の反動もあって生産量が 製造業(総務経 の動き 落ち込んでいるが、電気炉向け需要が好調で下支えし 理担当) ている。 金属製品製造業 受注量や販売量 ・受注量は生産能力の6割程度しかなく、厳しい状況 (総務担当) の動き が続いている。 電気機械器具製 受注価格や販売 ・燃料価格の上昇分を製品価格に転嫁できず、利益は 造業(総務担 価格の動き 減少傾向であるが、新規客からの商談件数は順調に伸 当) びてきており成約の期待が持てる。 輸送用機械器具 受注量や販売量 ・主要客の受注量は内示に比べ減少傾向である。 製造業(経営企 の動き 画担当) 建設業(総務担 受注量や販売量 ・技術職員の稼働、予定物件の受注が順調に推移して 当) の動き いる。 建設業(総務担 競争相手の様子 ・今のところ順調であるが、米国の新大統領就任によ 当) る影響で今後の展開が読めない。 輸送業(経理担 受注量や販売量 ・倉庫関係で目立った入出庫予定はなく、国際関連貨 当) の動き 物の動きにも変化がない。 通信業(営業企 取引先の様子 ・海外に工場拠点を置く製造業が新大統領就任によっ 画担当) て今後の米国の政策が変更される影響を踏まえ、設備 投資を保留する案件が出始めている。 通信業(営業担 受注量や販売量 ・年末年始の休暇の影響で通信機器の受注件数が例年 当) の動き 以下になっており、新規受注件数の伸びも鈍化してい る。 金融業(融資企 取引先の様子 ・自動車メーカーの国内販売は低調であるが、輸出が 好調なため自動車部品メーカーの受注は高水準を維持 画担当) している。 食料品製造業 取引先の様子 ・販売量が減少しており、得意先では売上が少なく (経営者) なって四苦八苦している。 104 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ 業種・職種 判断の理由 輸送用機械器具 取引先の様子 製造業(財務担 当) その他製造業 [スポーツ用 品](総務担 当) 受注量や販売量 の動き 広告代理店(営 受注量や販売量 業担当) の動き 会計事務所(職 取引先の様子 員) ▲ 雇用 関連 (中国) × ◎ ○ ○ ○ ○ ○ □ * * − − 求人情報誌製作 求人数の動き 会社(広告担 当) 新聞社[求人広 求人数の動き 告](担当者) 職業安定所(産 求職者数の動き 業雇用情報担 当) 職業安定所(産 求人数の動き 業雇用情報担 当) 職業安定所(雇 求人数の動き 用開発担当) 人材派遣会社 求職者数の動き (経営企画担 当) 職業安定所(所 求人数の動き 長) □ □ 民間職業紹介機 関(職員) 民間職業紹介機 関(人材紹介担 当) 学校[短期大 学](学生支援 担当) 学校[大学] (就職担当) ▲ 人材派遣会社 (支社長) □ □ □ ▲ 人材派遣会社 (支店長) 採用者数の動き 求人数の動き 求人数の動き 求人数の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・現在世界的に新造船の商談がストップしており、国 内造船各社の受注量は前年比大幅減となっている。手 持ち工事量が減少するなかで、景況感は悪化を続けて いる。 ・為替が円安で推移していること、国内の景気が今一 つ伸びていないことで材料仕入価格が上昇する一方 で、国内販売価格はそれに伴う値上げを据置きせざる を得ない状況となっており、収益上苦しい状況が続い ている。 ・繁忙期の年末年始に受注が多くあったが、現在は減 少傾向である。 ・地場の建設業者の住宅着工件数が減ってきている。 建設用地で目ぼしいものは他県の業者が購入し、地場 の中小業者が購入しにくくなっており、建売住宅の着 工件数が減少気味になっている。製造業でも従来は地 場の業者で受けていた下請仕事が、安い単価で他県の 業者に持っていかれる事例も出ている。 * − ・採用意欲の有無と雇用形態のアンケートを企業に 行ったところ、採用意欲のある企業は98%に上り、雇 用形態は正社員が一番多く、次いで中途採用、パー ト、アルバイトの順であった。このことからも正社員 採用への企業の高い意欲がうかがえる。 ・有効求人倍率は2009年以降右肩上がりで推移してお り、当県は全国でも3位の状況となっている。個人消 費も底堅く、企業の設備投資や公共投資も持ち直して いる。 ・3か月前と比較して新規求職者数が40%減少してお り、特に自己都合退職者が78%と大幅に減少してい る。 ・有効求人数は一般、パートとも前年同月より増加し ているが、月間有効求職者数は減少が続き、6か月連 続で4,000人を下回っているため、月間有効求人倍率 は1.78倍となり、今年度最高値を更新している。人手 不足感は各業種に広がりを見せているが、求人が滞留 している状況である。 ・地元で雇用する求人が以前に比べて増加してきてい る。 ・インターネットからの求職者エントリーが増加傾向 にある。就業意欲の高い人材だけに、各営業所での本 登録会への誘致を強化している。希望職種への迅速な 紹介と、求職者ニーズに沿った求人活動を一層強化し ていく必要がある。 ・新規求人は菓子製造工場の大幅増員予定の食品製造 を始めとした製造業や、鳥取県中部地震の影響が一段 落した宿泊サービス業からの募集がある一方で、減少 に転じた業種もあったことから求人全体では横ばいと なっている。 ・求人意欲は相変わらず旺盛であり、工場用地の取得 を発表するメーカーも複数出てきており順調である。 ・求人ニーズはあるが、反響が悪く出し渋りにつな がっている。求職者も転職意向はあるが、行動までは 至っていない。 ・求人数は県外、県内ともほぼ変わらない。 ・3か月前との比較では特段の変化はない。求人に関 しても次年度へ向かって動きはじめる直前でもあり、 地味な印象である。 求人数の動き ・求人受注数は前年を大きく上回るペースで推移して いたが、年明け以降は前年より10%以上減少してい る。 求職者数の動き ・求職者と求人企業の間で年収のミスマッチが起きて いる。求職者が仕事内容に興味を持って面接を受け内 定を出されても、提示の年収では生活ができないと断 るケースが多い。 105 分野 景気の現状判断 × 業種・職種 − 判断の理由 − 追加説明及び具体的状況の説明 − 9.四国(地域別調査機関:四国経済連合会) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ ○ (四国) ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − − 商店街(事務局 販売量の動き ・天候に恵まれて正月の人出はここ10年で一番賑わっ 長) たが、最寄りの百貨店が去年より休みを長く取ったこ とや曜日の並びも影響し、商店街全体の売上は厳し かった。消費者は福袋やバーゲンセールには関心が高 いものの、まだまだ財布のひもは固い印象を受ける。 商店街(代表 来客数の動き ・初売りや福袋の効果で、学生を中心にかなりの人出 者) で賑わった。週末には特に、インバウンド観光客もか なり入ってきており、年明け以降は賑わいが増してい る。 百貨店(販売促 販売量の動き ・10月と比べて売上の前年比トレンドが4%改善し 進担当) た。厳しい寒さの影響で、衣料品や防寒雑貨のセール 売上が健闘した。10月は厳しかった大型物産展も1月 は好調で、売上改善に貢献した。 コンビニ(店 単価の動き ・客単価が前年比プラス5ポイントだった。 長) 家電量販店(店 販売量の動き ・季節商材を中心に販売量が増加し、それに比例して 員) 売上も上昇している。 乗用車販売店 販売量の動き ・受注量は前年比148%、登録ベース128%と大きく上 (営業担当) 回っている。2∼3月の最需要期を迎え、早くも動き が出ている。愛媛県下全体でも順調に伸びている。 通信会社(企 お客様の様子 ・引き続き高額商材の引き合いがあるほか、解約件数 画) が減少しており、良くなってきている。 一般小売店 お客様の様子 ・料飲店の廃業に加えて、高齢化で酒類の消費量が減 [酒](販売担 少していることから、販売量は減る一方である。 当) スーパー(企画 来客数の動き ・競合店出店や他業態での食品販売が定着し、消費者 担当) が買い回りするようになっている。来客数が前年を下 回る状況が続いている。 コンビニ(総 来客数の動き ・売上は前年を上回っているものの、景気とは結びつ 務) かない。 コンビニ(商品 来客数の動き ・年明け後も、来客数の横ばいが続いている。 担当) 衣料品専門店 販売量の動き ・寒さが強くなってきた為、動きが鈍かったコート等 (総務担当) の重衣料が伸びているが、前年並みの売上に留まり、 売上ペースはここ3か月間変動がない。 乗用車販売店 販売量の動き ・1月の新車受注台数は前年並みで推移している。 (従業員) 乗用車販売店 販売量の動き ・3か月前と変わらない動きをしている。景気が上向 (従業員) いているようには思えない。 その他小売 単価の動き ・値下げしないと売れないが、値下げ分を取り戻すほ [ショッピング ど客数がついてこない。 センター](副 支配人) 観光型旅館(経 来客数の動き ・お陰様で、道後のイベント等は成功している。1月 営者) は新年会などで客の動きが良くなっており、前年に比 べて売上はかなり伸びている。しかし、景気が良く なっているのではなく、まだまだ見通しはあまり良く ない。 旅行代理店(営 来客数の動き ・法人の団体旅行需要や教育旅行需要は横ばい状態 業部長) で、来店者数からみても四国4支店とも苦戦状態が続 いている。今後の動向は非常に不安定である。 タクシー運転手 お客様の様子 ・乗車の単価に大きな変動はない。乗客から新年会は ないという声が多く、夜の街も状況は良くない。 通信会社(営業 販売量の動き ・人手不足が深刻になっている。 担当) 通信会社(支店 来客数の動き ・新年を迎えたが、大きな変化はみられない。 長) ゴルフ場(従業 来客数の動き ・閑散期であることを踏まえて予約状況を比較した結 員) 果、あまり変化はない。 設計事務所(所 単価の動き ・建築費が高止まりしている。 長) 住宅販売会社 販売量の動き ・受注高、イベント来場者数ともに変わっていない。 (従業員) 106 分野 景気の現状判断 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × × × 企業 動向 関連 (四国) ◎ ○ ○ □ □ □ □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ 業種・職種 商店街(代表 者) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 競争相手の様子 ・地方経済の衰退、人口減少にも歯止めがかからない 状況下で、春には大型ショッピングモールがオープン する。自治体はそれを承認した一方、市中心部の目玉 になる音楽芸術ホ−ルを含む活性化事業を白紙撤回し た。中心市街地は最大の試練を迎えている。 商店街(代表 販売量の動き ・売上は、3か月前と比べると良いが、前年比では少 者) し悪くなっている。1月中旬頃から気温が低下し、客 の動きが一段と鈍くなっており、サービス業としては 厳しい状況が続いている。 一般小売店[生 来客数の動き ・正月は暖かかった割に人出が悪く、その後寒波が来 てもっと悪くなった。月末になってやっと普段通りの 花](経営者) 客足が戻ったけれど、多いとは言えない。 一般小売店[書 来客数の動き ・来客数が減り、売上も前年を下回っている。 籍](営業担 当) 通信会社(営業 販売量の動き ・販売量が前月比10%減少した。 部長) 競艇場(職員) 販売量の動き ・1月の売上は前月比2%減、3か月前比26%増、前 年比2%減となった。今月開催した正月レースは前年 比10%減少し、一日平均売上も10%減少した。 美容室(経営 お客様の様子 ・来店周期が延びている。 者) コンビニ(店 販売量の動き ・全体的に商品が売れない。特に、土日の売上減少が 長) 著しい。 衣料品専門店 来客数の動き ・こんなに客が少なく、販売単価の上がらない12∼1 月商戦は初めてだ。とにかく街中に人が少ない。地方 (経営者) の景気はかなり悪い。 スナック(経営 競争相手の様子 ・昨年8月以降、売上は前年割れが続いている。 者) タクシー運転手 来客数の動き ・例年1∼2月はお遍路の仕事がほとんどなく、秋か ら比べると半分近くまで売上が落ちている。街も静か なもので、それほど乗車してはもらえない。 * * * 建設業(経営 受注量や販売量 ・例年、年末から年度末にかけて公共事業の手持ち仕 者) の動き 事量が多く、売上も良くなる。しかし今年は、大手企 業との競争激化で受注量が増えていない。 輸送業(経営 受注量や販売量 ・受注量は確実に増えてきており良くなっていると思 者) の動き うが、やはり不安が拭えない。 繊維工業(経営 受注量や販売量 ・都市部は順調であるが、地方の小売店は相変わらず 者) の動き 厳しい状況が続いており、廃業する店舗も増えてい る。 木材木製品製造 受注量や販売量 ・消費税増税の再延期や低金利を受け、2016年の住宅 業 の動き 業界は順調な1年であった。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・新しいバンブーバイオマス発電事業が国から許認可 造業(経営者) の動き されて大変忙しいが、今の実体の景気は以前と変わら ない。営業努力で現状維持できてはいるが、本当は景 気が悪いとみている。 建設業(経営 受注量や販売量 ・年が明けても状況は変わらない。 者) の動き 金融業(副支店 取引先の様子 ・業種によりバラつきはあるものの、取引先企業の直 長) 近財務資料から業績に大きな変化はみられない。 公認会計士 取引先の様子 ・前年とあまり変わらないという顧客がほとんどであ る。 農林水産業(職 取引先の様子 ・卸売市場は昨年秋の品薄を受けて12月以降荷動きが 員) 減少し、年が明けても低調に推移している。卸売価格 は一部品目を除き例年を下回っており、量販店の売り 出しも利益優先の売価設定が多い状況で、需給調整、 特に増量入荷時の価格の弾力性が乏しい環境にある。 パルプ・紙・紙 受注量や販売量 ・例年どおり1月は年末に比べてかなり落ち込んでい 加工品製造業 の動き るが、対前年比ではやや良くなっている。 (経営者) 一般機械器具製 受注量や販売量 ・国内向けは、建設用クレーンの需要が減少傾向であ 造業(経理担 の動き るが、復旧復興・防災減災・インフラ老朽化対策・民 当) 間建設投資等により概ね堅調に推移している。海外向 けは、欧州が増加しているものの、北米・中東は原油 価格の影響を受け減少、東南アジアも経済減速から減 少しており、全体として需要は減少している。 電気機械器具製 受注量や販売量 ・最終消費者の購入が減少しているのではなく、グ 造業(経理) の動き ローバルでの流通在庫の増減に起因するもので、販売 高は7∼8%程度減少している。 107 分野 景気の現状判断 ▲ 業種・職種 輸送業(支店 長) 判断の理由 それ以外 輸送業(営業) 受注価格や販売 価格の動き ▲ × 雇用 関連 (四国) ◎ ○ ○ ○ 鉄鋼業(総務部 長) − 人材派遣会社 (営業担当) 職業安定所(職 員) 学校[大学] (就職担当) 受注量や販売量 の動き − 求人数の動き 人材派遣会社 (営業) 周辺企業の様子 それ以外 求人数の動き □ □ 求人情報誌(営 求人数の動き 業) □ 職業安定所(職 雇用形態の様子 員) □ 民間職業紹介機 周辺企業の様子 関(所長) ▲ ▲ × 人材派遣会社 求人数の動き (営業担当) 新聞社[求人広 それ以外 告](担当者) − − 追加説明及び具体的状況の説明 ・閑散期に入り、親会社も自社戦力を優先的に使用 し、社外への支払い圧縮を推進している。受注量の激 減とともに、コスト増(燃油費の単価アップ)も決定 的となっている。 ・官民より運送業務の委託に関する競争入札等の引き 合いがあるも、コンプライアンスを度外視した低価格 重視基調の案件が多く、また受託業者側に落ち度が無 いイレギュラー発生時における損失補償についての条 件を認めない等、受託業者に不利益な契約条件の案件 もあり、すべてが入札に参加できるわけではない。 ・主要取引先の造船、産業用機械ともに受注案件が減 少している。 − ・コールセンターの増設に関する派遣受注が増えてき ている。 ・12月の有効求人倍率は1.52倍で、5月以降連続して 上昇している。 ・例年であれば今頃は次年度に向けた動きがみられる が、今年は今春卒業の学生を対象にした求人が多くみ られる。 ・社会情勢の変化に伴い、各企業が来年度に向けて新 規事業や現状の改善に特に注力している印象を受け る。そのための人材確保、人材強化を進めているが、 求める人材の確保に苦戦しており、いまだ改善の見込 みはない。 ・求人数は高止まりしている。どの企業も人手不足の ため求人を出しているが、予定している人員の確保は できていない。 ・常用雇用は増加しているが、雇用条件ではパートと 同じ時給での正社員を募集するなど、改善の動きは弱 い。 ・65歳定年制を導入していない企業が多く、65歳定年 制を導入している企業でも、60歳で一旦定年となり、 その後は低賃金で再雇用されている場合が多い。 ・求職者の派遣業への登録が減っている。仕事の依頼 とスタッフの就労がつながりにくい。 ・売上に対する労働分配率が上がっている。 − 10.九州(地域別調査機関:公益財団法人九州経済調査協会) 分野 家計 動向 関連 景気の現状判断 ◎ 業種・職種 乗用車販売店 (販売担当) 百貨店(営業担 当) (九州) ○ 百貨店(営業担 当) ○ ○ ○ 百貨店(企画) 百貨店(売場担 当) 百貨店(マネー ジャー) ○ (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 販売量の動き ・良いと感じれば、すぐに購入する動きが続いてい る。結果として、検討時間の短縮、販売量の増加につ ながっている。 お客様の様子 ・初商いは開店前から多数の客が来店し、好調にス タートした。別会場の食品福袋、各階の福袋も喜ばれ た。店頭では輸入ブランド品や時計が大きく伸びた。 キャラクターや若者向け衣料品、化粧品は好調となっ たが、重衣料は苦戦した。販売量、売上共に好調に推 移している。 お客様の様子 ・先月は年末であったにもかかわらず、中間層の動き が悪かった。年が明けてセールを行ったので、対象商 品の動きは活発であった。1月は、株価上昇の恩恵 で、高額商材が良くなってきている。限定的ではある が持ち直している。 販売量の動き ・化粧品が順調に推移しており、ラグジュアリーブラ ンドなどの高額商材も回復してきている。 競争相手の様子 ・前年下旬に大雪があり、2日間分、営業に響いた が、見た目にはやや良い。入店客数が伸びてきてい る。 販売量の動き ・気温低下に伴い、コートなどの秋冬実需商品がよう やく動き出し、衣料品の売上が持ち直してきた。また 株高の流れから、宝飾品の売上の減少に歯止めがか かった。インバウンドについても円安傾向が続いてお り、12月の最終週より、前年比増に転じている。 108 分野 景気の現状判断 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 業種・職種 スーパー(店 長) 判断の理由 販売量の動き 衣料品専門店 (店員) 家電量販店(従 業員) ドラッグストア (部長) 一般レストラン (経営者) 都市型ホテル (販売担当) 都市型ホテル (スタッフ) 旅行代理店(従 業員) タクシー運転手 単価の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・これまでは生鮮食料品の動きが悪かったが、食品の 動きが良くなってきた。寒い割に衣料品の動きが悪 い。 ・寒波の到来で高額重衣料の需要が急激に増加した。 それ以外 ・物量の動きがやや悪い。 販売量の動き ・気温が下がってきており、前年に比べ風邪薬等の季 節商材が好調である。 ・前年比で来客数及び客単価が良い。 通信会社(企画 担当) 通信会社(営業 担当) 美容室(店長) 商店街(代表 者) お客様の様子 商店街(代表 者) 来客数の動き 商店街(代表 者) 販売量の動き 商店街(代表 者) 商店街(代表 者) 来客数の動き 商店街(代表 者) 商店街(代表 者) お客様の様子 来客数の動き 販売量の動き 単価の動き 来客数の動き 来客数の動き ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ お客様の様子 来客数の動き 来客数の動き お客様の様子 来客数の動き 一般小売店[青 単価の動き 果](店長) 一般小売店[精 販売量の動き 肉](店員) 一般小売店[生 お客様の様子 花](経営者) 百貨店(総務担 販売量の動き 当) 百貨店(営業担 販売量の動き 当) 百貨店(店舗事 お客様の様子 業計画部) 百貨店(営業統 単価の動き 括) 109 ・全体的に良いが、特に一般宴会が良く件数も伸びて いる。 ・高額商材の動きが良くなってきた。 ・年明け以降、店舗への来客数がやや増えてきてい る。 ・今月はある程度の売上の落ち込みを予想していた が、前年比10%増であった。当地における活況は九州 では突出していると客によく言われる。 ・年度末に向けての駆け込みだけでなく相談、引き合 いは多い。 ・例年の同時期と比べ、月内契約数が若干ながら増え ている。 ・今年に入って客数も売上も増えた。 ・年末年始は、例年並みに来客数の増加が見られたも のの、客単価が減少した。相変わらず客の財布のひも は固く、景気は低迷している。 ・聖地巡礼の関係で、各所から若者が当地を訪れてい るものの、買物にはつながっていない。商店街の客層 は年齢層が高く、必要な物だけを最小限買っており、 全体的にゆとりがない。 ・来店客数はあまり変わらないが購買につながる客は 増えていない。高齢の客が多く医療費にお金がかか り、衣料品に回すお金がない。非常に悪い。 ・寒暖の差によって客の出足に非常に影響がある。 ・閑散期のため百貨店やスーパーマーケットも広告を 出してセールを行っている。商店街もかなりの打撃を 受けている。 ・冬物のセール時期だが、消費欲がない。特に高齢者 は必要な物だけを最低限購入し、無駄使いはしない。 ・比較的穏やかな正月を迎え、初売りでは来客数も増 え、福袋がかなり売れた。ただ、翌週から寒くなった こともあり来客数、客単価、販売量が前年を下回っ た。 ・夏の異常気象により野菜が高騰し、秋口には落ち着 いたが、供給され始めると相場が立たなくなり、一昨 年の相場の7∼8割で推移している。1月も同じ状態 で、全国的に青果物の動きが鈍くなっている。 ・全般的に横ばいである。 ・熊本地震後、建築資材、設備関係者は忙しそうであ るが、それ以外の職種や被災者との間には格差があ り、二極化が見られる。 ・気候の不順、暖冬傾向もあり、期待した冬のセール も衣料品を中心に苦戦している。週末ごとの寒波の影 響もあり、来店客数減と客単価減の傾向は、下期に入 り改善していない。 ・価格にシビアな状況が続いている。 ・冬物のセールは寒波の到来もあって健闘したが、防 寒が優先で、ファッションを消費するといった印象は 低い。天候の変化がきっかけであったり、必要に応じ ての購入は続いており景気の回復は実感がない。 ・前年1月の大雪の反動もあり、来客数は上向いてい る。また防寒関係の動きは良いものの、高額商材の売 上は厳しい。 分野 景気の現状判断 □ □ □ 業種・職種 スーパー(店 長) 判断の理由 単価の動き スーパー(総務 来客数の動き 担当) スーパー(統括 来客数の動き 者) □ コンビニ(経営 お客様の様子 者) コンビニ(エリ 単価の動き ア担当) □ コンビニ(エリ 単価の動き ア担当・店長) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 衣料品専門店 (店長) 衣料品専門店 (取締役) 来客数の動き お客様の様子 家電量販店(店 販売量の動き 員) 家電量販店(総 販売量の動き 務担当) 家電量販店(広 販売量の動き 報・IR担当) 乗用車販売店 (総務担当) 住関連専門店 (経営者) 販売量の動き その他専門店 [コーヒー豆] (経営者) その他専門店 [ガソリンスタ ンド](統括) その他小売の動 向を把握できる 者[ショッピン グセンター] (支配人) その他小売の動 向を把握できる 者[土産卸売] (従業員) その他小売 [ショッピング センター](広 報担当) 販売量の動き お客様の様子 販売量の動き 販売量の動き 来客数の動き 来客数の動き その他小売の動 販売量の動き 向を把握できる 者[ショッピン グセンター] (統括者) 高級レストラン 来客数の動き (経営者) 追加説明及び具体的状況の説明 ・売上は前年を上回っているが、客単価は落ちてい る。生鮮食品も野菜の相場が下がってきたため、以前 ほど売上が順調ではない。 ・コンビニエンスストア、ドラッグストアを含む競合 先の新規出店等により、価格や買物ポイント特別付与 等による顧客獲得競争が各地域で繰り広げられてい る。当社店舗を取り巻く環境は引き続き厳しい。 ・買物客は価格設定にかなり敏感で、高めの価格の日 用品の動きが鈍い。正月用商品の売れ筋も前年よりも ワンランク低価格の品物に移っていた。 ・必要なもの以外は買わないという客の消費マインド の低さがみられる。 ・年末年始で販売量が多くなったが、その反動で1月 上旬から客数が大幅に減少した。客単価も下がり、売 上全体が大幅に下がる厳しい月となった。 ・客数、売上は前年と変わらない。冬期に売れるカッ プ麺が良く売れている。印刷済み年賀ハガキが前年ほ ど動かないことから、年賀状を出す人が減っている。 ・正月明けはしばらく好天気に恵まれたが、全く来客 がない。 ・2∼3か月前は定価の時期で、12月はセール時期に 入った。セール後半で物はよく動いたが、値段を下げ ている分、利益が低かった。物の動きは前年同月比で 良かった。 ・家電は寒いと来客が増えて購買が増える。当地にも 若干寒波がきたものの、やはり地域的に暖かく、寒く なるのが遅かったせいか、今月はやや悪かった。 ・初売りも暖冬のせいか例年ほどのにぎわいもない。 季節要因の影響が大きい。 ・消費マインドの向上はみられない。米国の新大統領 就任などの世界的な政治の動きが経済に影響を与えて いるので、国内需要への影響を注視していく。 ・前年11月と今月に新型車が投入され、新車販売が引 き続き順調に伸びている。 ・毎月の初売りやキャンペーンは堅調だが、それが終 ると客足は遠のく。1か月見てみると年々厳しくなっ ている。 ・前年同月比で販売量はほぼ横ばいである。来店客数 も前年とほぼ変わらない。客単価はやや増えている。 ・燃料油の小売価格は、やや上昇傾向である。1月は 寒波の到来もあり、灯油の販売が順調であるが、燃料 油全体の販売量は前年並みである。 ・徐々に改善していた売上が、年末年始から大きくブ レーキがかかっている状況である。競合状況、ネット 販売拡大の影響もあり、販売がシビアになってきてい る。一方で物販ではない、エンターテイメントやス クール等のコト消費は拡大傾向にある。 ・中旬まで気温が高かったため客も多かったが、月末 にかけて気温が下がり客足が伸びなかった。 ・年末年始で人の移動もあり、例年通りの客数、商品 の動きがみられたものの、今年の年始は例年と比べて 期間が短く、全体では前年並みであった。正月が終わ ると消費環境は節約志向に戻り、不要不急の買物をし ない状況は変わらない。 ・衣料品の物販売上不振は変わらない。ただし、イン バウンド消費は爆買いがなくなった前年から比べると 客数も増え、回復基調にある。 ・1月に入ったが新年会があまりなく、少人数の客ば かりであった。忘年会に比べ新年会は行わない人が多 く、客数や売上もそれほど上がらなかった。 タクシー運転手 来客数の動き ・日中の利用率が大変良く、予約率も大変良い。ただ 夜の繁華街の人出が少なかった。 タクシー運転手 お客様の様子 ・1月上旬は昼間の客が少なかったが、夜の利用はあ る程度あった。 競輪場(職員) 競争相手の様子 ・開設記念競走の売上が前年度比10%減である。 110 分野 景気の現状判断 □ □ □ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × 業種・職種 設計事務所(所 長) 住宅販売会社 (従業員) 住宅販売会社 (従業員) 一般小売店[鮮 魚](店員) 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 競争相手の様子 ・新築、リフォーム共に停滞気味である。 お客様の様子 ・年末年始で客の動きは若干減少傾向にある。商談に おいても慎重な客が増えてきている。 お客様の様子 ・1月が寒かった影響もあるが出足が良くない。客の 動きが鈍い。2月も寒いので来客は少ない。 お客様の様子 ・とにかく魚が売れない。本当に必要なものしか買わ ない。客は口癖のように売れないと言っている。小売 が売れなければ仲卸は売れない。 一般小売店 販売量の動き ・例年1月の売上は低く、余分な商品は購入しない傾 [茶](販売・ 向がここ数年続いている。天候不順も重なり売上は伸 事務) びなかった。 百貨店(業務担 お客様の様子 ・冬物セール期であり、価格の魅力を客に伝えるが、 当) 必要がないので買わない客が多い。以前はセールに は、寒い日でも来店していたが、今は寒い、雨など天 候が悪いと外出すら嫌がる客が多い。 スーパー(経営 お客様の様子 ・正月も終わり、買い控えている。米国の新大統領就 者) 任による影響で消費が控えめである。 スーパー(店 競争相手の様子 ・熊本地震の影響で閉店していた競合店が12月から再 長) 開し、売上が落ちた。前年比では102%だが、3か月 前と比べると厳しい状況にある。 スーパー(店 来客数の動き ・主力の食料品が前年割れで、衣料品や暮らしの品の 長) 動きも停滞している。 スーパー(総務 販売量の動き ・客数にあまり変化はないが、購入点数が減少傾向に 担当) なっている。 スーパー(経理 販売量の動き ・青果物は多少の価格高騰で売上額は上がっている 担当) が、その他の食料品は動きが悪い。冬らしい寒い日が 続かず、季節商材である鍋、おでんなどの販売量が少 ない。 コンビニ(販売 販売量の動き ・1月の売上が前年割れである。 促進担当) 衣料品専門店 お客様の様子 ・今月からセールに入ったが30%引きでは非常に厳し (総務担当) い状況である。50%引きでも従来であれば2点購入す るところ1点であったり、購買態度が非常に慎重であ る。特にシニア層の売場で苦戦している。 高級レストラン 来客数の動き ・昼夜共に来客数が激減している。寒さのせいもあ (支配人) る。 高級レストラン 来客数の動き ・前半に散財したようで1月後半は客数が少ない。 (専務) スナック(経営 来客数の動き ・年始の買物客や新年会の来客が今年は見られなかっ 者) た。 観光旅館組合 来客数の動き ・九州ふっこう割が終わってしまい、客の動きが鈍く (職員) なった。 都市型ホテル 販売量の動き ・前年の12月から、日、月、火曜日の客数が明らかに (副支配人) 減ってきた。 タクシー運転手 来客数の動き ・正月以降、かなり売上が落ちた。客はお金がない状 態である。 観光名所(従業 来客数の動き ・朝晩の気温が氷点下になっており、熊本方面では道 員) 路の凍結やチェーン規制の影響により、当地に来る客 数が11月に比べると激減した。 ゴルフ場(従業 来客数の動き ・リピーターが来ない。地域性もあるのだろうが、海 員) 外旅行の料金が低くなってきたので、魅力がないと海 外に流れていってしまう。 美容室(経営 来客数の動き ・熊本地震以降、特に悪くなっている。年が明けて、 者) 周りの家の取り壊しが始まり、住まいのことで手一杯 で、パーマやカットなどオシャレをする人がどんどん 減っている。 その他サービス 競争相手の様子 ・前年4月の介護報酬マイナス改定を受け、平成28年 の動向を把握で の事業者倒産件数が前年よりも大幅に上回っており、 きる者[介護 今後も増加する。 サービス](管 理担当) 音楽教室(管理 来客数の動き ・時期的に生徒数が減っている。 担当) 設計事務所(代 お客様の様子 ・景気が不透明である。 表) 商店街(代表 来客数の動き ・年末商戦が終わり来客数が減少している。 者) 衣料品専門店 来客数の動き ・暖かかったせいか季節商材の動きが鈍い。客の動き (店長) も鈍い。 111 分野 景気の現状判断 × 企業 動向 関連 (九州) ◎ ○ ○ ○ ○ 業種・職種 自動車備品販売 店(従業員) − 一般機械器具製 造業(経営者) 電気機械器具製 造業(経営者) 電気機械器具製 造業(取締役) 輸送業(従業 員) 輸送業(総務担 当) ○ ○ ○ 金融業(従業 員) 金融業(従業 員) 金融業(営業) ○ ○ ○ 金融業(得意先 担当) 経営コンサルタ ント(社員) 農林水産業(経 営者) □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 農林水産業(営 業) 食料品製造業 (経営者) 繊維工業(営業 担当) 家具製造業(従 業員) 鉄鋼業(経営 者) 金属製品製造業 (事業統括) 一般機械器具製 造業(経営者) その他製造業 (産業廃物処理 業) 通信業(経理担 当) 金融業(営業担 当) 経営コンサルタ ント(社員) 経営コンサルタ ント(代表取締 役) 判断の理由 販売量の動き 追加説明及び具体的状況の説明 ・前年は積雪で季節商材の売上が大幅に上がった。そ の反動で悪い。 − − 受注量や販売量 ・客からの受注量が前年比で若干上向きである。 の動き 受注量や販売量 ・受注量は現状維持で、価格も見積どおりで安定して の動き いる。 受注量や販売量 ・様々な事業で投資意欲が高まってきた。 の動き 受注量や販売量 ・年明け出荷物量が前年比105%で推移している。ま た1点当たりの商品単価も上がり、金額も増加してお の動き り前年より景気が上向いている。 受注量や販売量 ・周囲の求人が更に多くなってきている。物の流れや の動き 消費が増加しているからだが、当社も含め人が不足し ている。せっかく仕事はあっても人員不足で受注でき ない状況である。人件費も高騰しており、景気は上向 いているものの、中小企業には難しい状況が続く。 取引先の様子 ・コンビニエンスストアやファーストフード店の売上 が好調なほか、住宅建設や自動車販売も持ち直してい る。また、公共工事が大型案件の増加などから持ち直 してきている。 取引先の様子 ・観光客数がやや増加している。小売の消費関係もや や良くなっている。 取引先の様子 ・製造業はやや停滞気味であるが、中国景気の減速か ら始まった需要の減少は脱している。年度末に向けて 生産は一定水準で好調である。 取引先の様子 ・ここにきて案件相談が見受けられる。特に設備投資 の景況感が上向いている。 取引先の様子 ・販売の期待が薄く、少しでも利回りが良いものに投 資し始めている。 受注量や販売量 ・1月は予想どおりかなり厳しい状況である。計画に の動き 対しても前年比90%位になりそうである。特に冷凍食 品メーカー向けの動きが悪い。スーパー、居酒屋関連 は今のところよく動いており、心配されている鳥イン フルエンザによる影響はないようである。 取引先の様子 ・季節要因で上下しているが、基本的には変わらな い。 受注量や販売量 ・季節的に繁忙期で受注数量は安定している。 の動き 競争相手の様子 ・先月は楽観的であったが、同業者はまた閉鎖を余儀 なくされた。後継者がおらず閉鎖されるところがあ る。 取引先の様子 ・1月の売上は横ばいである。 それ以外 ・潜在的な建設需要は身の回りにあるが、受注量の伸 びが今一つ安定しない。 受注量や販売量 ・事業ごとに異なり、総じて変わらない。 の動き 受注量や販売量 ・例年の1月の受注量では年末の反動で増加するが、 の動き 今月は例年と比較して伸びが弱く前月とあまり変化が ない。 取引先の様子 ・客により良し悪しはあるが、全体的に伸びがなく低 迷したままの状態が続いている。中国での生産が減 り、国内に製造拠点を戻したり、生産縮小を余儀なく されているところも多い。 受注量や販売量 ・受注量が前半期に続き横ばいである。今後も受注量 の動き に変化の予定はなく、来年度の事業計画に期待した い。 取引先の様子 ・中小企業の大半は売上受注が増加しているが、人材 の確保が進まず、収益に結び付いていない。 競争相手の様子 ・コンサルタントの勉強会で話をするが、皆同様の意 見である。 取引先の様子 ・取引先の業況を確認すると、特に良い悪いという話 も聞かない。 112 分野 景気の現状判断 □ ▲ ▲ 業種・職種 判断の理由 その他サービス 取引先の様子 業[物品リー ス](支社長) 食料品製造業 (経営者) 窯業・土石製品 製造業(経営 者) 建設業(社員) 受注量や販売量 の動き 受注量や販売量 の動き 輸送業(従業 員) 受注量や販売量 の動き ▲ ▲ 受注量や販売量 の動き 新聞社[広告] 受注価格や販売 (担当者) 価格の動き ▲ ▲ × 雇用 関連 (九州) ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ □ □ □ □ □ □ 経営コンサルタ 取引先の様子 ント(代表取締 役) その他サービス 競争相手の様子 業[設計事務 所](代表取締 役) 追加説明及び具体的状況の説明 ・業種に限らず、会社ごとに好不調の波がある。倒産 する企業も徐々に出てきている。リース会社や銀行へ の期限の延長依頼などを聞くようになった。反面、好 調な企業も多く、生産設備や建設機械などの投資案件 も徐々に出てきている。特殊工事車両は納期18か月待 ちという話もある。 ・依然として、核家族化などで食料品の消費は毎年少 しずつ減ってきている。 ・年末も減少傾向であったが1月も少し落ち込んでい る。国内の百貨店、小売店、量販店では減少してお り、輸出向けの商品も受注が下降している。 ・官公庁の発注や民間工事の見積依頼が非常に少な い。この時期、新年度を見越して見積依頼があるが、 今年は少ない。官公庁からは繰越工事も若干発注され ているがやはり少ない。 ・1月はもともと荷動きが悪いが前年同月比でかなり 動きが悪い。特に青果物が悪く、食品、雑貨等も悪い ということは消費が低迷している。 ・主力の通信販売、旅行広告の伸び悩みに加えて、前 年一過性の出稿があった住宅・エネルギー分野のマイ ナスも重なって前年比で90%である。医療関連や交 通・レジャー関連の広告出稿は好調だが、それを上回 るマイナスが響いた。 ・飲食やホテル関係の話だと、12月は良かったが年明 けから淋しい状況が続いている。 ・市町村が発注する市民意識調査や計画策定の委託業 務は発注数が少ないため、指名競争入札において予定 価格が低い場合には辞退していた会社も入札に参加し ている。価格競争になっており、原価以下で落札する ケースもみられ、受注しにくくなっている。 職業安定所(職 求人数の動き ・新規求人数は前年同月比14.0%増と、2か月ぶりに 員) 増加した。小売業の増加のほか、医療・福祉の多数更 新、公務からの求人増などが影響した。 人材派遣会社 採用者数の動き ・地域や職種によって差はあるが、求人数も多く、専 (社員) 門職種に対して人材の空き状況の問い合わせが多い。 人材派遣会社 求職者数の動き ・派遣希望の登録者が減っている。求人欄も多くなっ (社員) ているので、積極的に企業も動いている。ただ、人材 が集まらない。 人材派遣会社 求人数の動き ・派遣求人数は堅調に推移しているし、時給単価も上 (社員) 昇している。 新聞社[求人広 それ以外 ・熊本地震被害からの復旧も徐々に進んでおり、中心 告](担当者) 市街地などのにぎわいも多い。前年と比較しても売上 もプラスになっている。 職業安定所(職 求人数の動き ・小売業、飲食業を中心に、新規求人数が前年同期比 員) で大きく伸びている。 民間職業紹介機 求人数の動き ・事務派遣を中心に若干求人が増加している。 関(社員) 民間職業紹介機 求人数の動き ・求人数が前年同月比5%以上増、12月以降も堅調に 関(支店長) 推移している。採用数も前年同月、前月、前々月比で も右肩上がりである。 人材派遣会社 求人数の動き ・生命保険のコールセンター・バックオフィス業務等 (社員) での派遣需要はコンスタントにあるが、社員退職等の 交代人員的な需要であり、景気とは関係がない。 人材派遣会社 求人数の動き ・自社の売上等については景気向上の恩恵はないが、 新卒採用のための大学へのあいさつ回りで求人数の増 (社員) 加を実感した。中小企業は人材確保が困難となる。 求人情報誌製作 求人数の動き ・同業他社との価格競争に巻き込まれている。 会社(編集者) ・一時期多かったアジア系の外国人観光客が減った。 新聞社[求人広 それ以外 観光客船は引き続き来ているが、買物の様子が落ち着 告](担当者) いてきた。消費が減ると危惧されたが今のところそう でもない。 職業安定所(所 求人数の動き ・当県の平成28年11月の有効求人倍率は1.28倍と前月 長) と変わらず、20か月連続で1倍台を維持している。 職業安定所(職 求人数の動き ・引き続き求人数が増加し、有効求人倍率も高い水準 業紹介) で推移している。正社員の有効求人倍率も上昇傾向に ある。 113 分野 景気の現状判断 □ ▲ × 業種・職種 判断の理由 学校[大学] 求人数の動き (就職支援業 務) 新聞社[求人広 求人数の動き 告](社員) − − 追加説明及び具体的状況の説明 ・企業からの求人数は、前年比7割弱となっており、 企業の採用活動は終息に向かっている。 ・求人案内の新聞出稿が減ってきている。 − 11.沖縄(地域別調査機関:一般財団法人南西地域産業活性化センター) 分野 家計 動向 関連 (沖縄) 景気の現状判断 ◎ ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ▲ × 企業 動向 関連 ◎ ○ □ (沖縄) □ ▲ × (−:回答が存在しない、*:主だった回答等が存在しない) 業種・職種 判断の理由 追加説明及び具体的状況の説明 − − − コンビニ(経営 単価の動き ・キャンペーン等で客単価が上昇している。 者) その他のサービ 来客数の動き ・前年と比べて、予約状況が106%で推移している。 ス[レンタ 国内観光客の利用が伸びており沖縄観光が堅調である カー](営業担 と予測される。 当) 一般小売店[菓 販売量の動き ・沖縄県外の同業者による県内への法人や商品の進出 子] が増えているので、業界としての環境は良いのかもし れない。 一般小売店 来客数の動き ・暖冬が続いたせいか、ファッションや買回り品の動 [鞄・袋物] きが鈍いように感じられる。 (経営者) 百貨店(店舗企 販売量の動き ・月初は気温が高めで冬物衣料クリアランスの動向が 画) 懸念されたが、順調な動きを見せ、前年超過で推移し ている。月末は前年より春節期間が10日程度前倒しと なり、外国人観光客の動員も順調となった。 スーパー(販売 来客数の動き ・3か月前と同じように客数が伸びている。 企画) コンビニ(経営 来客数の動き ・自社競合により、前年比で客数が5%減になってい 者) る。 乗用車販売店 販売量の動き ・高価格帯のプレミアムブランド商品の受注が引き続 (経理担当) き好調である。 その他飲食[居 来客数の動き ・例年成人式後から急激に落ち込むが、今年は落ち込 酒屋](経営 みが緩やかである。入客が微増したが、慢性的な人手 者) 不足と人件費の増加で利益は上がらなかった。 観光型ホテル 販売量の動き ・客室稼働率は前年同月実績を上回る状況である。3 (マーケティン か月前と同様の前年実績比プラス幅で推移している。 グ担当) 旅行代理店(マ 販売量の動き ・前年と比べても同じくらいの水準になっている。 ネージャー) 通信会社(サー 単価の動き ・単価の動きや商品の売上に特別な変化はない。 ビス担当) ゴルフ場(経営 来客数の動き ・想定した数字より若干落ちている。 者) 住宅販売会社 販売量の動き ・今月は商業施設の建て替え工事を2億円で契約受注 (代表取締役) した実績がある。また、離島でアミューズメント施設 の建築に関して工事金額の調整を行っており、2億円 弱の契約金額を見込んでいる。 住宅販売会社 お客様の様子 ・住宅展示場への来場客数は年明けで増えているが、 (営業担当) 商談件数は3か月前と同数で推移している。 通信会社(店 来客数の動き ・正月明けからは客数が減り販売数も落ち込んでい 長) る。特に他社からの乗換えが減っており、厳しい状況 である。 商店街(代表 競争相手の様子 ・大型店との競合が大変ネックになっている。大型店 者) は値下げ等も経営者の方針でできるが、商店街の零細 企業は値下げにも限度があるので、値下げ競争では大 型店に敵わない。 − − − − − − 窯業・土石製品 受注量や販売量 ・公共工事向け需要は前年比減で、民間は前年比横ば 製造業(経営 の動き い、全体では減であった。 者) 輸送業(営業) それ以外 ・全体的な取扱量は増えるものの、人材が不足してい る。残業抑制するための新規採用も先が見えず、離職 を抑えるために労務費が増加している。 * * * − − − 114 分野 雇用 関連 景気の現状判断 ◎ 業種・職種 判断の理由 求人情報誌製作 求人数の動き 会社(編集室) (沖縄) ○ □ ▲ × * 人材派遣会社 (総務担当) − − 追加説明及び具体的状況の説明 ・1月の週平均件数は1,093件で、昨年10月の975件と 比較すると、118件増加した。昨年末に求人を控えて いた企業が新年明けに集中して出稿したのが要因であ るとみられる。 * * 求職者数の動き ・人手不足での求人依頼は増加傾向だが、派遣への求 職者が集まらないのは一般事業所と同様で、苦戦して いる。 − − − − 115
© Copyright 2024 ExpyDoc