地方創生150年会津会議

民報全15段 新聞広告
地方創生150年会津会議
『森林業から考える』
自然エネルギー産業と雇用の創出を!
会津地方は面積の約82%を森林が占めています。福島県の中でもその割合が高く、
全国平均も上回っています。ところが、その多くの森林は手つかずのままです。こ
れほど豊かにある宝を活かさないのはもったいない。
82%もある森林、
会津「The13」事業協議会は、会津の森林資源を活用し新たな地域循環型産業をつ
活かさないのはもったいない。
くるために動き始めています。森林を上手に活かせば、地方が抱える課題の答が見
えてくる。福島の再生を後押し、地球環境を守ることにもなるー。
戊辰戦争から150年の時を経て、
私たちの身近にふんだんにある森は、
地方の未来をたくましく拓く力を秘めています。
目指す地域循環型産業のイメージ
CO2
O2
CO2
人口減少、高齢化、雇用創出ー待ったなしの課題解決への道筋。
持続可能な循環型地域経済をつくり出す
O2
森林
エネルギー
利用
選木
木質資源
(間伐材・端材など)
木質バイオマス燃料
森林は再生可能な資源です。会津地方には約4,000万㎥の森林(国有林・民間林合計)があり、仮に年間50万㎥を伐
採しても80年は資源が枯渇しない計算になります。
私たちが目指す地域循環型産業とは、再生可能な森林資源を最大限活用して原料調達から生産、供給、消費までを地
再利用
域の中で行う、持続可能な地域経済の仕組みをつくることが大きな特徴です。さらに、林業のみならず農業、建設業、
ICT産業など多業種を包括するため、地域に新たな価値を生み出す可能性が広がります。
木造建造物
製材所
CLT
(直交集成板)
この仕組みを構築することで、人口減少や高齢化、雇用創出など地方が待ったなしで抱える課題解決への道筋が見出
され、引いては二酸化炭素の削減、そして地球温暖化防止にもつながります。
循環型地域経済の先進モデルを構築
木質バイオマス燃料による熱エネルギー利用の推進
会津地方13市町村の官民が一体となり、エネルギー供給事業を中心とした
循環型経済の先進モデルを会津に構築するための具体的なロードマップ策
定に取り組み、現在、次の事業を柱に活動しています。
● 平成28年度福島県地域創生総合支援事業(サポート事業)
「会津方部13市町村:森林資源活用地域循環経済検討事業」
● 総務省「分散型エネルギーインフラプロジェクト」
(マスタープラン策定)
間伐材や端材などを使った木質バイオマスによる新た
な熱エネルギー供給システムづくりを進めています。
木質バイオマス燃料は効率的かつ安定的なエネルギー
供給が可能であり、化石燃料よりCO2の排出量が少
ないため地球温暖化防止に役立ちます。会津
地域約100 ヵ所に熱供給設備(木質バイオ
マスボイラ)を整備する計画です。
主な
取り組み
福島県が進めるCLT生産をバックアップ
福島県は、災害公営住宅整備にCLT(直交集成板)工法の導入を決定して
います。イノベーション・コースト構想として県が浜通りにCLTの製造
拠点整備を検討していることを踏まえ、現在、CLTの原材料となるラミ
ナを安価で提供する方法を研究、検討。CLT製造拠点に供給するラミナ
の製造コンビナートを、会津に建設する方向で動いています。
「会津創生」シンポジウム
森林資源活用と循環型地域経済をテーマに、地方創生のあり方を考えるシンポジウムを開催します。
基調講演は、人口減少や高齢化により多くの地方自治体が産業の衰退や財政危機に直面する現状を見据え、21世紀の持
続可能な社会モデルとして「プラチナ社会」を提唱する小宮山宏氏。
第2部では各分野の有識者がテーマの可能性や課題解決策などについて語り合います。どうぞ、お気軽にご参加ください。
2月8
日水
主催/会津「The13」事業協議会
協賛/プラチナ構想ネットワーク 後援/福島民報社、福島民友新聞社
定員
13:15 ∼ 16:30(会場12:30)
会津大学 講堂
360名(要事前申込)
お申し込み
お問い合わせ
バイオマスボイラー先行事例視察
森林資源を活用する地域循環型産業では、森林伐採・保全から製材・加工、
エネルギー供給まで多岐に渡る新たな働く場が生まれます。準備段階から稼働ま
でを見据え、正社員として安定して働ける雇用計画を立案します。新たな雇用創
出は高齢者対策のみならず、大都市圏に流出する若者層を地元に留め、人口減少
に歯止めをかけることが期待できます。
平成28年度 総まとめ
会場
会津地方13市町村の商工会議所、商工会、企業などの下記25団
体により平成28年7月発足。専門家を招いた勉強会や先進事例
視察などを重ねながら、次世代につなぐ地域振興事業となり得
る循環型産業の構築・実現を目指しています。広域市町村の官
民が一体となって取り組む活動は、国内初の試みとして各方面
から注目されています。
高齢者および若者の安定雇用推進計画を策定
会津「The13」事業協議会
時間
会津「The13」事業協議会とは
入場無料
参加メンバー
【理事長】唐橋 幸市郎(会津喜多方商工会議所 会頭)
【構成メンバー】 会津喜多方商工会議所、会津若松商工会議所、
きたかた商工会、北塩原村商工会、西会津町商工会、磐梯町商工会、
猪苗代町商工会、会津坂下町商工会、湯川村商工会、柳津町商工会、
あいづ商工会、会津美里町商工会、三島町商工会、金山町商工会、
昭和村商工会、JA 会津よつば農業協組合、会津電力㈱、㈱ノーリン、
㈱ウエステック、会津土建㈱、福島県農林種苗農業協同組合、
福島県素材生産協同組合、会津流域林業活性化センター、㈱三菱総合研究所、
住友林業㈱、戸田建設㈱、物林㈱、F2 エナジー㈱、㈱アルファフォーラム
【オブザーバー】喜多方市、会津若松市、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町、
会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、金山町、昭和村、会津美里町
第1部 記念講演
プラチナ社会における森林資源のフル活用
プラチナ構想ネットワーク 会長 三菱総合研究所理事長
東京大学 第28代総長
小宮山 宏 氏
第2部 パネルディスカッション
地域循環経済の
基礎となる森林資源
フル活用プロジェクトの意義
経済産業省 産業技術環境局 局長
東京大学 名誉教授
福島県 企画調整部政策監
オーストリア大使館商務部上席商務官
銘建工業㈱ 代表取締役社長
コーディネーター
エグゼクティブ・プロデューサー
(福島県しゃくなげ大使)
パネラー
福留 功男 氏
内閣府地域活性化伝道師
末松 広行 氏
有馬 孝禮 氏
櫻井 泰典 氏
ルイジ・フィノキアーロ 氏
中島浩一郎 氏
(
(一社)日本CLT協会 会長)
菅家 洋一 氏
(会津「The13」事業協議会 副理事長)
会津 「The13」
事業協議会 事務局(会津土建内) Tel.0242(26)4500(受付時間/ 9:00∼17:00 日曜を除く) Fax.0242(29)5911 E-mail : [email protected]