投資戦略ウィークリー “業績動向とトランプ政策に揺れるマーケット!” リサーチ部 庵原 浩樹 袁 鳴 DID:03-3666-2101 (内線 244) E-mail: [email protected] 【お知らせ】2017 年 2 月 6 日号は都合により休刊とさせて頂きます Report type: ウィークリーストラテジー ポイント フィリップ証券株式会社 2017 年 1 月 30 日号(2017/1/27 作成) 6,000 日経平均株価とNYダウ30種平均 ドル・円 5,500 22000 NYダウ 4,000 3,500 16000 2,500 2013/1 12000 2013/9 2014/5 2015/1 2015/9 2016/5 2017/1 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) ポイント 2013/9 2014/5 2015/1 2015/9 2016/5 2017/1 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) ■“業績動向とトランプ政策に揺れるマーケット!” NY ダウは史上初の2万ドル台に乗せ、“トランプ相場第二 幕か”とも囁かれ始めた。概ね良好な米国決算に加えトラン プ大統領の政策実行力をマーケットが評価している側面も あろう。ただ、外交政策などで軋轢が生じれば、米国に流 入するリスクマネーが滞る可能性もある。 トランプ大統領は就任後直ちに TPP 離脱や NAFTA 再交 渉を表明し、不法移民への規制強化など大統領令に署 名。メキシコとの国境沿いの「壁」の建設を連邦政府に指示 し、一部不法移民への連邦資金交付カットなども命じた。壁 の建設費用の負担を巡り、メキシコのペニャニエト大統領と の会談が中止となった。また、シリア難民やテロの恐れのあ る地域からの移民の入国を一時停止する大統領令にも署 名する模様で、紛争の火種が拡大する可能性が出てきた。 シンガポール 3,000 日経平均 14000 インドネシア シンガポール ST指数 4,500 NYダウ 18000 10000 2013/1 ジャカルタ 総合指数 5,000 日経平均 20000 ジャカルタ総合指数とシンガポールST指数 トランプ流の治安維持や貿易赤字是正を目指す力ずくの 政策や外交は、米国に富と繁栄をもたらすか、はたまた混 乱や紛争をもたらすのか先行き不透明感は強まるばかりで ある。一方、トランプ大統領は、選挙公約にも掲げた主要政 策をスピーディーに実行しており、減税や財政出動、規制 緩和などの実施について期待が高まっている点もあろう。 1/24にはカナダから米国に原油を輸送する石油パイプライ ンの建設を推進する大統領令に署名した。ただ、それゆえ に金融市場は当面振れ幅が大きい展開が想定されよう。 日本株は、米新政権の政策で大きく動く為替動向に揺ら ぐ状況にある。年初からのドル・円は118.60円(1/3)‐112.53 円 ( 1/24 ) 、 日 経 平 均 は 19,615.40 円 ( 1/5 ) ‐ 18,650.33 円 (1/18)とワイドレンジである。2月相場も引き続き値動きの激 しい展開を予想するが、金融やインフラ関連などトランプ政 策関連は押し目のチャンスを狙いたい。また、需要拡大か ら半導体を中心としたハイテク、ロボット関連を含め人手不 足に関連したセクターや企業にも注目したい。(庵原) 1/30号では、セレス(3696)、千代田化工建設(6366)、安 川電機(6506)、日本バルカー工業(7995)、東京エレクトロ ン(8035)、ランド・アンド・ハウジズ(LH TB)を取り上げた。 ※本レポートは当社が取り扱っていない銘柄を含んでいます 1 of 4 MCI (P) 076/10/2015 Ref. No.:JPN2017_0005 FTSEブルサマレーシアKLCIインデックスとタイSET指数 1,900 1,800 マレーシア 1,700 1,600 1,500 タイ 1,400 1,300 1,200 FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,100 1,000 2013/1 タイ SET指数 2013/9 2014/5 2015/1 2015/9 2016/5 2017/1 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) ■主な企業決算 の予定 ●1 月 30 日(月) :オリランド、NEC、大和証 G、JR 東日本、JR 西日本、JR 東 海、ヤマト HD ●31 日(火) :味の素、アステラ薬、第一三共、富士フ HD、JFEHD、コマツ、富 士通、京セラ、村田製、任天堂、みずほ FG、野村 HD、JAL、東電 HD、東ガ ス、キヤノン、ファイザー、スプリント、エクソンモービル、マスターカード、アッ プル、AMD、コーチ、UPS ●2 月 1 日(水) :シマンテック、フェイスブック、メットライフ ●2 月 2 日(木) :エーザイ、小野薬、新日鉄住金、神戸鋼、三菱電、パナソ ニク、ソニー、デンソー、三菱重、マツダ、オリンパス、三菱商、KDDI、花王、メ ルク、アマゾン、ビザ、ドイツ銀行 ●2 月 3 日(金) :双日、ヤフー、シャープ、ホンダ、伊藤忠、MUFG ■主要イベントの予定 ●1 月 30 日(月) : ・日銀、金融政策決定会合、31 日に展望リポート発表、 黒田総裁会見 ・中国 春節のため休場(2 月 2 日まで)、 香港 も休場(31 日まで) ●31 日(火) : ・鉱工業生産指数(12 月、経産省) ・FOMC(2 月 1 日まで) ・米主要 20 都市住宅価格指数(11 月) ・ユーロ圏 10-12 月 GDP(速報値) ●2 月 1 日(水) : ・米 ADP 雇用統計(1 月) ・米 ISM 製造業景況指数(1 月) ・米自動車販売統計(1 月) ●2 月 2 日(木) : ・消費動向調査(1月、内閣府) ●2 月 3 日(金) : ・米雇用統計(1 月) ・米 ISM 非製造業景況指数(1 月) ・中国財新製造業 PMI(1 月) (Bloomberg をもとにフィリップ証券作成) 投資戦略ウィークリー 2017 年 1 月 30 日号 ■台湾のアップル関連株も上昇! 選挙戦でトランプ大統領勝利以降 ドル高が進み、日本や新興国の通貨 が下落。しかし、台湾ドルは対ドルで 上昇し、台湾セミコンダクターなどハ イテク企業が中心の台湾加権指数は 高値圏での推移となっている。 背景には、発売 10 周年で注目さ れる iPhone8 への期待が高まり、関 連銘柄の株価上昇があるようだ。シャ ープを傘下に収めた鴻海精密は堅 調で、大立光電、可成科技など関連 銘柄は大幅上昇。アップルはインド での生産合意間近との報道もある。 アルプス電気(6770)、TDK(6762)、 村 田 製 作 所 ( 6762 ) 、 日 東 電 工 (6988)などに注目したい。(庵原) ■2017 年の半導体市場は拡大へ 米国で半導体関連の株価が大幅 に上昇。フィラデルフィア半導体指数 (SOX)の上昇率は、1/26 現在で昨 年来 43.23%、年初来で 4.84%と NY ダウなどを大きくアウトパフォーム。 世界の半導体市場(出荷額)は 2015 年に続き 2016 年も前年割れと なった模様だが、2017 年の市場は 増加に転じる見通し。足元で DRAM 価格は持ち直し、自動車やスマホ向 けなど出荷も急増している模様。国 内の半導体関連企業の株価も上昇 しているが、出遅れ銘柄も多い。キ ヤノン(7751)、ニコン(7731)、イビデ ン(4062)のほか、信越化学(4063) などに注目したい。(庵原) ■4K・TV 実用放送認定で販売増へ 2016/12 の民生用電子機器の国 内出荷実績は前年同月比 7.7%増 の 1,538 億円と 2 ヵ月連続プラスとな った。映像機器、オーディオ関連機 器やカーAVC 機器の 3 分野の出荷 実績は全て前年同月から増加した。 出荷数の内訳は、レコーダが回復 しているが、ETC 車載ユニットの低調 さが続いた。特に、4K テレビの出荷 台数は前年同期比 90.4%増の 22.5 万台、2016 年度が前期比 93.6%増 の 121.9 万台と好調で主力の映像 機器の出荷実績をけん引。また、総 務省は NHK や東京の全ての民放 BS 局が 4K テレビの実用放送開始を 認定した。BS の 4K 放送実用化後、 解像度の画質訴求が高まり、4K テレ ビ販売増が見込まれソニー(6758)、 TBS(9401)などに注目したい。(袁) 【iPhone8 への期待高まり上昇する加権指数、台湾ドルとアップルの株価】 120 115 堅調な推移の台湾加権指数と台湾ドル(対米国ドル) (※)各通貨は対ドルで2016/6/1を100に指数化 台湾加権指数(右軸) 9,500 日本円(左軸) 9,000 110 105 中国元(左軸) 100 ド ル 高 台湾ドル(左軸) 8,500 ド ル 安 8,000 95 90 2016/6 2016/7 2016/8 2016/10 2016/11 2016/12 2017/1 上昇基調のアップル(AAPL)の株価と目標株価推移 ドル 140 130 120 110 100 90 2016/6 2016/9 2400 アップル目標株価(左軸) 2300 S&P500(右軸) アップル株価(左軸) 2200 2100 2000 2016/7 2016/8 2016/9 2016/10 2016/11 2016/12 2017/1 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 【世界景気回復で強まる半導体需要~国内の関連企業には出遅れ銘柄も】 半導体関連銘柄のパフォーマンス動向(1/26現在) 日経平均株価 ローツェ ブイ・テクノロジー SUMCO 芝浦メカトロニクス 三益半導体 フジミインコーポレーテッド 信越化学工業 アドバンテスト 東京精密 サンケン電気 東京エレクトロン 日立国際電気 イビデン ニコン キヤノン 日立ハイテク 扶桑化学工業 信越ポリマー SCREEN・HD 昨年来 1.9% 年初来 1.5% 17.8% 15.2% 12.9% 12.2% 11.4% 10.3% 9.7% 8.6% 8.5% 7.4% 5.9% 2.8% 2.7% 1.0% 0.6% 0.2% 0.1% 0% 20% 33.3%19 31.4% 17 180.0% 274.1% 92.5% 29.8% 61.1% 45.5% 52.6% 15 13 114.4% 11 40.7% 30.2% 63.7% 58.4% 9 7 -4.4% 5 -7.9% 15.0% 44.7% 50.3% 36.7% 61.7% (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 3 1 40% -50% 0% 50% 100% 150% 200% 250% 300% 【映像機器の牽引で民生用電子機器の国内出荷実績が好調】 (億円) 民生用機器国内出荷実績の推移 1,600 4Kテ レビなど映像機器の出 1,400 荷が大幅増、全体を牽引した 1,200 1,000 800 600 400 200 0 2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 カーAVC機器 音声機器 映像機器 民生用機器主要品目国内出荷実績の増加率(前年同月比) 品目/2016年 4Kテレビ(映像機器) レコーダ(音声機器) ETC車載ユニット(カーAVC機器) 8月 55.3% ▲6.1% 12.5% 9月 132.1% ▲6.8% 7.4% 10月 66.9% ▲11.4% ▲5.9% 11月 73.0% 5.7% ▲5.3% 12月 90.4% 8.5% ▲4.7% (出所:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の公表資料をもとにフィリップ証券作成) 2 of 4 投資戦略ウィークリー 2017 年 1 月 30 日号 ■銘柄ピックアップ 円 3,100 2,700 2,300 1,900 1,500 1,100 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 700 16/1 円 1,050 16/4 16/7 16/10 17/1 千代田化工建設(6366)・52週株価・日足 870 780 690 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 16/1 円 2,150 16/4 16/7 16/10 17/1 安川電機(6506) 52週株価・日足 1,850 1,700 1,550 1,400 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 1,100 16/1 円 1,700 16/4 16/7 16/10 17/1 日本バルカー工業(7995)・52週株価・日足 1,500 1,400 1,300 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 16/1 円 12,000 16/4 16/7 16/10 17/1 東京エレクトロン(8035)52週株価・日足 9,600 8,400 7,200 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 16/1 THB 10.5 16/4 16/7 16/10 17/1 ランド・アンド・ハウジズ(LH TB)・52週株価・日足 10.0 9.5 9.0 8.5 8.0 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成) 7.5 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 東京エレクトロン(8035) ・1951年設立の電気機器大手。半導体製造装置、コンピューターシステム、電子部品など産業用 エレクトロニクス製品の製造・販売を行っている。同社は米国、台湾など海外でも展開している。 ・2017/3期1H(4-9月)は売上高が前期比3.5%増の3,527.22億円、純利益が同1.4%増の419.66億 円となった。受注残高は同48.7%増の3,724.11億円と好調。そのうち主力の半導体製造装置は受 注残高が同54.9%増の3,294.73億円と牽引。また、FPD 装置の販売は同約4割増と好調だった。 ・2017/3通期の会社計画は売上高が前期比14.8%増の7,620億円、純利益が同19.9%増の1,400 億円、純利益が同28.4%増の1,000億円と何れも従来予想から上方修正した。年間配当は前期比 68円増の305円とする方針。顧客が3次元メモリーの設備投資を増やし、半導体の成膜・エッチン グ・洗浄装置の中国や台湾での販売が好調。また、液晶パネルの製造装置も伸びている。(袁) 10,800 6,000 日本バルカー工業(7995) ・1932年設立の化学素材メーカー。産業用のふっ素樹脂、高機能ゴム、工業用ゴム・プラスチック 部品など素材製品の製造や販売を行う。中国、タイ、台湾、インドネシアなどでも製造を手掛ける。 ・2017/3期3Q(4-12月)は売上高が前年同期比5.3%増の320.34億円、営業利益が同30.9%増の 29.12億円、純利益が同15.5%増の15.99億円となった。 ・2017/3通期の売上高は前期比4.1%増の428億円、営業利益が同21.7%増の38億、純利益が同 14.2%増の20億円と何れも従来予想を上方修正した。期末配当予想を30円から45円に引き上げ た。同社は化学系商社の GSI クレオス(8101)から中国のフッ素樹脂事業を買収した。中国のフッ 素事業拡大でフッ素樹脂を含む機能樹脂事業の通期売上高を118億円と見込んでいる。(袁) 1,600 1,200 安川電機(6506) ・1915年に設立。サーボモーター、制御機器、管理・制御システム、インバーターやロボットなどを 製造・販売し、産業用ロボット生産が世界トップである。世界24ヵ国・地域で展開している。 ・2017/3期1H(4-9月)は売上高が前年同期比7.1%減の2,846.79億円、営業利益が同20.5%減の 216.18億円だった。円高が収益を押し下げた。純利益が同19.3%減の147.21億円となった。円高 が収益を圧迫した一方、制御機器やロボットの販売が中国や欧米で想定以上に増加した。 ・2017/3通期の会社予想は売上高が前期比4.0%減の3,950億円、純利益が同10.6%減の200億 円と何れも従来予想を上方修正した。同社は工作機械や産業用ロボットに使われるサーボモータ ーの製造工場を中国で新設すると発表。投資額は約30億円、2018年春に稼働の予定。2018年度 中に月産倍増の20万台へ。スマホ製造装置向けを中心に中国での需要の取り込みを狙う。(袁) 2,000 1,250 千代田化工建設(6366) ・1948年に設立したエンジニアリング大手。エネルギー、製薬、化学、バイオなどのプラント・施設の 設計、検査、建設、調達、運転、保全管理などを請け負い、海外6ヵ国で業務を展開している。 ・2017/3期2Q(4-9月)は売上高が前年同期比1.9%減の2,769.28億円、純利益が同0.8%増の 56.10億円となった。資源安でエネルギー関連のプラント案件は減少傾向にある。また、ドル建てで 受け取る工事代金が円高で目減りし利益は減少したが、税金費用の減少で増益を確保した。 ・2017/3通期の会社見通しは売上高が前期比10.1%減の5,500億円、純利益が同48.1%増の50億 円と従来予想を据え置いた。同社はインドの総合重機大手ラーセン・アンド・トゥブロに火力発電所 の排煙を脱硫する環境技術を供与。高成長が続いているインドの深刻な大気汚染で環境規制が 強化されており、同社は新設と既存の火力発電所への環境装置の設置を見込んでいる。(袁) 960 600 セレス(3696) ・2005年設立のインターネットマーケティングサービス会社。登録会員は同社サイトでの商品購入 などにより電子マネーに交換可能なポイントを付与。また、パート・アルバイト求人広告を展開する。 ・2016/12期3Q(1-9月)の売上高は前年同期比19.0%増の27.58億円、営業利益が同19.8%増の 4.65億円、純利益が同13.2%増の2.62億円。主力の「moppy」などネット通販や広告閲覧でポイント を獲得できるサイトの運営が好調。主力サイトの会員増に伴い成果報酬型の広告収入が伸びた。 ・2016/12通期会社予想は前期比15.3%増の36.52億円、営業利益が同11.8%増の5.2億円、純利 益が同20.1%増の3.23億円である。2016/12、東証マザーズから東証1部に市場変更したことに伴 い、従来は前期同様無配予想だったが2016/12期末に8円の記念配を実施すると発表した。(袁) セレス(3696)・52週株価・日足 ランド・アンド・ハウジズ(LH TB) ・タイ最大の住宅開発会社。一戸建ての家屋、タウンハウス、コンドミニアムの不動産開発プロジェ クトを手掛ける。一戸建てや複合住宅を自社で開発、改良した土地に建設する。 ・2016/12期3Q(7-9月)はレンタル収入と売上高が前年同期比28.5%増の6.64億 THB となった。不 動産の販売収入は同17.6%増の53.31億 THB と過去最高を更新した。粗利益率は同1.90ポイント 高まり36.1%と過去最高。純利益が同25.1%増の2.19億 THB と大幅な増収増益となった。 ・2016/12通期会社計画では14プロジェクトを完成し販売戸数が3,683戸となる見通し。通期の市場 予想は売上高が前期比14.4%増の300.31億 THB、純利益が同3.5%増の81.97億 THB。(袁) 3 of 4 投資戦略ウィークリー 2017 年 1 月 30 日号 【レポートにおける免責・注意事項】 本レポートの発行元:フィリッ プ証券株式会社 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町4番2号 TEL:03-3666-2101 URL: http://www.phillip.co.jp/ 本レポートの作成者:公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員 庵原浩樹 フィリップ証券 リサーチ部 アナリスト 袁 鳴 当資料は、情報提供を目的としており、 金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリッ プ証券は、レポートを提 供している証券会社との契約に基づき対価を得ておりま す。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の 見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、 お客様ご自身 の判断でなさるようお願いいたしま す。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害につ いても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、 無断で複製、転送、転載を禁じま す。 <日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則 平14.1.25」に基づく告知事項> 本レポートの作成者であるア ナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。 4 of 4 Important Information This report is prepared and/or distributed by Phillip Securities Research Pte Ltd ("Phillip Securities Research"), which is a holder of a financial adviser’s licence under the Financial Advisers Act, Chapter 110 in Singapore. 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