ストップ 労働災害! - 山口労働局

ストップ
労働災害!
徳山労働基準監督署管内で労働災害が昨年⽐35.6%増
(労働災害件数は休業4日以上の死傷災害)
1 過去5年の12月末現在の発生状況(総件数)
150
122
100
103
93
93
94
87
平成25年
平成26年
平成27年
100
116
50
12月末現在
確定件数
118
0
平成24年
平成28年
・4年ぶりに100件以上発生し、過去5年で最大の発生件数となっています。
30
25
20
2 事故型別の12月末現在の発生状況
17 20
21 25
15
10
5
5
9
66
高
温
・
低
温
の
交
道 通
路 事
故
無
理
な
動
作
11
動
作
の
反
動
15
11
そ
の
他
、
落
下
物
と
の
接
触
6
︶
転
落
は
さ
ま
れ
、
巻
き
込
ま
れ
飛
来
6
︵
激
突
3
1
、
、
転
倒
平成28年(計118件)
16
13
14
0
墜
落
平成27年(計87件)
・転倒が一番多く25件発生。はさまれ・巻き込まれが昨年に比べ激増しました。
3 業種別の12月末現在の発生状況
25
20
18
23
21
12
7
10
平成28年(計118件)
19
12
15
平成27年(計87件)
5
12
45
18 17
9 10
7
11
0
製
造
業
建
設
業
運
輸
業
交
通
農
林
業
商
業
保
健
業
衛
生
接
客
業
娯
楽
そ
の
他
・建設業、運輸交通業、商業で昨年より50%以上増加しています。
厚生労働省 山口労働局・徳山労働基準監督署
<災害発生状況を踏まえた取組みについて>
1 はさまれ、巻き込まれ災害
機械を止めずに掃除や調整等を行い(法令
違反行為です)、回転部分に手や腕を巻き込
まれる災害が後をたちません。
面倒がらずに、機械と競争せず、機械を確実
に止めて行ってください。
また、荷の落下で手足を挟まれる災害も目立ち
ます。荷の確実な保持や、荷の落下のおそれのある
範囲に入らないことを徹底してください。
業種別では全14件中、製造業で7件、建設業で5件発生しています。
2 転倒災害
全25件中、障害物でつまづいたものが13件
ありました。通路の整理整頓を徹底してください。
段差のある箇所の注意表示や、毎朝数分程度の
転倒予防運動も効果的です。
年齢別では50歳以上で19件発生し、業種別
では第三次産業(小売業、清掃業等)で18件
発生しています。
3 墜落、転落災害
全20件中、13件が高さ3m以下の箇所
(脚立、はしご、トラックの荷台等)からの
ものでした。
「1mは一命取る」です。法令適用のない
高さ2m未満の作業箇所でも油断なさらず、
安全な作業床を設けるよう努めてください。
また、はしごは固定して使用してください。
(固定しない使用は法令違反です。)
階段を下りる時の転落で4件発生しています。
急ぐときほど、あせらない通行をお願いします。
4 交通事故(道路)災害
全16件は全て自動車等の運転中で、前方不注意
等の自過失的なもので12件発生しています。
わき見運転をしない、法定速度を守るなどの安全
運転をお願いします。
5 最後に
防毒マスクの着用や機械を止めて清掃するなど、作業ルールを定めていて
も、それが徹底されずに被災されるケースが見られます。
作業ルールを守ることは、痛ましい労働災害防止のため必要なコストである
ことをご認識いただき、ご安全にお仕事を行っていただきますよう、お願いい
たします。
※イラストは職場のあんぜんサイトより掲載