中村セツ子(1927 年 11 月〜2016 年 7 月)
中村セツ子遺作展(2017 年 2 月 9 日〜3 月 18 日)
1924(大正 13 年)11 月 22 日福島県原ノ町にて, 秋田出身の父と山口出身の母の末娘(4 人姉 2 人)とし
て出生. 1944(昭和 19 年)女子美術専門学校家政科卒業. 翌年海軍技術者と結婚, 呉に住み, 8 月 6 日に
原爆の「きのこ雲」を見る. 赴任地神戸にて, 小磯良平画伯他にデッサンと油絵の指導を受ける. 昭和
28 年二科会理事・藤井二郎画伯に師事. 昭和 36 年二科特選, その後各賞を受けながら, ２000 年まで
に二科に 45 回出品. 個展 6 回開催. その間, 女流画家協会に 20 年出品. 横浜に転居, パリ, ヨーロッ
パ, ニューヨークへの取材旅行, 日本野鳥の会に所属し, ボルネオ, ベネズエラ, カンボジア, 75 歳で
中国奥地 アムネマチンに出向き, 青いケシを見て, 「アムネマチンの青いケシ」を出品.
その後も, 2010 年, 第 95 回二科会まで出品. 2008 年には, 日本医科大学医学部教育棟, 基礎医学大
学院棟の竣工を祝し, 100 号 6 点をはじめ, 13 点を寄贈す.
2016 年 7 月脳梗塞にて歿す(享年 91 歳)

生徒会だより第31号