2017年(平成29年) 1月24日(火)12490号 MF21井貫会長、「次」を考える年 (一社)マリノフォーラム21の井貫晴介会長 は23日、東京・八丁堀の事務所で年頭会見を行 い、主要事業の成果や 課題、委託事業の進ち ょく状況など説明し た。井貫会長は「マリ ノフォーラム21に来て 10年目に入る。6月の 総会で次の任期をいた だければ、最後の任期 会見する井貫会長 にすべく準備したい。 事業面でも、個人としても『次』を考える大事 な年になる」と述べた。発言要旨は次の通り。 ◇ 昨年は6月に設立30周年の記念懇親会を開い た。事業も全体的に順調だが、29年度で終了予 定が4件あるのが不安。 「有明海の漁場環境改善実証事業」は順調。 古野電気、インドネシアに現地法人…………2 冷食の「ピカール中目黒店」オープン………2 やま幸大田、HACCP認証施設めざす……3 水産エコラベル認証品の見本会………………3 ヤヨイ、やわらか蒲焼風ムース新発売………4 昨年のノルウェー輸出、対日570億円…………4 29年度は5年間のとりまとめを行うが、30年度 以降も漁業者の役に立つ技術開発事業を実施し ていきたい。 長崎と伊豆大島で実施してきた「次世代型陸 上養殖の技術開発事業」も28年度で3年間が終 了。大島は昨年11月中にクエの養殖を終えた。 条件に恵まれなければ経営的に難しく、コスト 低減や品質向上の技術開発を行う必要があると 見ている。 「海外水産協力ニーズ具体化支援事業」はC ITES(ワシントン条約締約国会議)やIW C(国際捕鯨委員会)の状況待ちだが、既に実 施したミクロネシア、ラオスに加え、さらに3 ~4カ国調査団を出す。 「 海外水産振興政策基礎 調査委託事業」は年度末までにケニア、マダガ スカルに調査団を派遣し、長期的で効果的な協 力のあり方をまとめる。 【2ページへ続く】 ㈱宝幸 取締役執行役員 ふくかわ 福川 よしゆき 善之 氏
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