東老人福祉センター温水発生機ほか賃貸借(リース)仕様書 平成29年2

東老人福祉センター温水発生機ほか賃貸借(リース)仕様書
平成29年2月
大津市健康保険部長寿政策課
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【1】賃貸借物件設置に係る工事概要
1
機器更新 一式
・温水発生機
1基 撤去・新設
・ろ過機
1基
撤去・新設
・薬注(滅菌)装置 1台
撤去・新設
・給湯用循環ポンプ(温水発生機-貯湯タンク循環用) 1台 撤去・新設
※仕様等は【3】
「賃貸借機器について」による。
2
配管及び配管付属品改修(撤去・新設) 一式
改修箇所は別紙図面による。改修後の配管の管種は下記のとおりとする。
・給湯管
SUS304TPD (温水発生機-貯湯タンク間)
・循環水管(往)
SUS304TPD
・循環水管(戻)
SUS304TPD
・ろ過機逆洗排水管
HTVP
・薬注配管
薬液注入装置の製造者標準仕様による
・補給水管
SGP-VB
・ガス管及び排水管
SGP
※異種金属間での配管接合を行う箇所には絶縁継手を用いるなど、絶縁処理を行うこと。
3
自動制御設備工事 一式
制御盤については、更新ろ過機に付属のものを利用すること。
温水発生機及びろ過機の運転制御として、ウィークリータイマー制御、ろ過/逆洗スケジュール
運転、浴槽温度制御、浴槽水位制御機能を有すること。薬注機能は、前記制御機能と連動すること。
また、機器更新にあたり警報盤等において既存機能を失することのないように施工すること。
4
電気設備工事 一式
温水発生機ほか更新機器への電源供給、配線脱着等を行う。
5
バイブラー装置撤去工事 一式
既存のバイブラー装置の撤去工事を行う。バイブラー装置用基礎については撤去不要とする。
6
その他
入札参加申請前に、必ず東老人福祉センターを訪問し、賃貸借物件の設置場所を確認すること。但
し、現地確認に係る費用は、すべて入札参加希望者が負担する。また確認の際は、必ず施設管理者
の指示に従うこと。
・確認期間
平成29年2月1日(水)から同月20日(月)(大津市の休日を定める条例(平成元年条例第
67号第1条に規定する本市の休日を除く。)午前9時から午後5時までとする。
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・回数及び時間
確認回数は1者につき1回、40分間以内とする。
・方法
訪問については、平成29年2月15日(水)までに大津市健康保険部長寿政策課へ電子メール
にて希望日時等を送信すること(会社名、希望日時、訪問者名、連絡先を必ず明記すること。)確
認のため、メール送信した旨を長寿政策課に電話連絡すること。
送信先アドレス:[email protected]
電話番号:077-528-2741
※但し、センターの運営状況や申込状況によっては希望日にそえないこともある。
【2】賃貸借物件設置工事に係る留意事項
・東老人福祉センターは、高齢者の健康及び生きがいの増進のための施策及び要支援、要介護認
定を受けた高齢者に対し各種サービスを提供する老人デイサービス事業を実施している。したが
って、工事に際しては、当施設の特徴をよく理解し、利用者への安全配慮はもちろんのこと、事
業運営に支障が生じないように細心の注意を払うこと。
・工事に伴い、天井、壁、床、基礎等の改修及び既存設備の移設等必要と認められる工事に
ついては、その費用一切を契約金額に含むものとする。その改修仕様については、原則とし
て現況と同等の仕様によること。
・本仕様書に定めが無い事項であっても、当該賃貸借の目的を達成するために必要となる工
事は受注者が実施すること。
・受注者は、工事の期間中当該施設及び施設利用者等並びに近隣住民、近隣建物等に対する
事故・災害等が発生しないように十分な対策を講ずること。
・施設管理者と十分に協議を行い、現場施工時間及び期間、安全対策等について事前に承諾
を得ること。
・作業可能な日時は原則として月曜日から土曜日の午前9時から午後5時とする。
・夜間作業(午後5時以降)は、発注者及び施設管理者の同意を得た上で行うこと。
・館内及び敷地内は全面禁煙とし、トイレについては2階を利用すること。また、機械室を除く
館内は土足厳禁であるので上靴を用意すること。
・作業員の車及び運搬車両等は、施設管理者の承諾を得た場所に駐車すること
・工事は、関係諸官庁による検査合格を含め賃貸借開始日の14日前までに完了すること。
工事が完了した時は賃貸借開始日までに発注者が検査を実施する。本検査に合格しない時は、
直ちに手直し、補強又は再設置等の措置を講ずること。
・ガス工事は指定工事店による企業局への申請及び施工を行うこと。
・物件設置に係る工事期間(工事着手の日から賃貸借開始日の前日まで)については、工事
に伴い第三者に与えた損害を填補する「請負業者賠償責任保険」に加入すること。被保険者
は大津市、受注者、設置工事の請負人及び全ての下請負人とし、保険金額は賠償責任等を履
行するために必要な金額とする。
・工事に係る提出書類については、
【4】「提出書類」によること。
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【3】賃貸借機器について
1
温水発生機
定格出力:291kW
回路数:2回路(浴室カラン・シャワー給湯用、循環水管用)
最高使用圧力:1MPa
伝熱面積:7.8㎡
燃料:都市ガス13A(低圧)
制御:ON-OFF
熱交換器材質:SUS316
電源:3φ 200V 60Hz
既存機器:昭和鉄工㈱製
型式SVR-250(本体)
型式BMV-50(バーナー)
2
ろ過機
ろ過槽材質:SUS304
循環流量:28㎥/h
電源:3φ 200V 60Hz
その他:ろ過ポンプ付、除毛器(SUS製バケット付)付、制御盤付
既存機器:理水化学㈱ 型式 RS-BA-5
3
薬注装置
注入量:38mL/min
薬液:次亜塩素酸ソーダ12%溶液
タンク容量:110L
その他:定量ポンプ共
既設機器:㈱オーヤラックス 型式 CF-1
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給湯用循環ポンプ
口径:50A
電源:3φ 200V 60Hz
既設機器:エバラ 型式65SFM
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【4】提出書類
1
工事「着手前」に必要な書類
①現場仮設計画図
②保険証書(写し)
③工事(機器・材料)使用承諾願
④施工図承諾願
⑤全体計画工程表
2
工事「進行中に随時」必要な書類
①工事写真
②試験結果報告書
③試験成績表
④月間(計画・実施)工程表
⑤打合せ書
⑥質疑書
⑦諸官庁検査結果報告書
⑧産業廃棄物処理報告書
⑨CREDAS実施書
3「完工時」に必要な書類
①竣工図
②保全に関する資料
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【5】賃貸借物件にかかる保守点検
賃貸借物件にかかる保守点検費用については4年分を計上し、リース料に含めること。
1
温水発生機(年2回)
年間総点検回数のうち1回オーバーホールを実施
点検項目
点検内容
①燃焼ガス測定
排ガスO2、排ガスCO
ppm、排ガスNOX(低
NОXタイプのみ)ppm、排ガス温度の測定
②エアーダンパー調整
燃焼ガスを測定しながら、最も適した燃焼状態へ調整す
る。
③フレーム電流測定
フレーム電流値を電流計で測定する。
④外部ガス漏れ点検
ガス漏れ検知器でバーナー部、バーナーガス配管ユニッ
ト部を中心にガス漏れの有無を確認する。
⑤遮断弁弁越し漏れ点検
⑥バーナー運転動作確認
⑦イグニッションロッドの点検清掃
⑧炎検出器点検清掃
⑨各安全装置点検
⑩各付属品部品点検
⑪電気系統点検
2
バーナーガス配管ユニットのメイン及びパイロットガ
ス遮断弁からの微量のガス漏れ有無を確認する。
バーナー起動からプレパージ(缶体内部送風)、イグニ
ッション(点火)
、メイン及びパイロットガス遮断弁の
開、燃焼状態、ガス遮断弁の閉、ポストパージ(缶体内
部送付)停止、までの一連の動作確認
着火時の点火スパーク部点検、清掃。
安全装置である炎検出器を取り外し清掃する。
炎検出器、地震感知器、不着火、断火、等の異常を模擬
に行い安全運転装置作動を確認する。
リモコン、マイコン、真空ポンプ、抽気三方電磁弁、補
給水電磁弁、溶解詮、真空スイッチ、給水電磁弁、集熱
ポンプの点検及びマイコンの動作履歴確認(該当機種の
み)
バーナーモーター電流値測定、絶縁抵抗値測定、各端子
増締。
ろ過装置(年2回)
年間総点検回数のうち1回ろ過槽内部開放点検を実施
(1)定期点検内容
①ろ過循環・逆流作動点検
②昇温用三方弁作動点検(昇温装置付きのみ)
③ヘアーキャッチャー点検清掃
④薬注装置点検
⑤薬注逆流弁点検清掃
⑥薬注注入コック点検清掃
⑦次亜塩素残量点検
⑧自動エアー抜き弁点検
⑨残留塩素濃度測定
⑩水位電極点検清掃
⑪ろ過圧力点検
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⑫各タイマー設定確認
⑬電気系統点検
⑭各付属部品点検
(2)ろ過槽内部開放点検(年1回)定期点検を含む下記項目を実施
①ろ材汚れ・固着点検
②ろ材量点検
※詳細点検内容については保守点検レポートによる
3
その他
(1)保障期間外の部品及び取替費用について、点検時に行える軽微な部品交換は無償とする。
(2)ろ材及びろ材交換作業については賃貸借期間における最終年度に1回実施すること。
(3)熱交換器の整備及び洗浄作業は賃貸借期間における最終年度に1回実施すること。
(4)ミキシングバルブ点検整備は賃貸借期間における最終年度に1回実施すること。
(5)対象機器に緊急事態が生じた場合は速やかに作業員を派遣し、迅速に復旧すること。原則、
日祝及び夜間・深夜帯の想定はしていない。
・以上の事を踏まえ、5年間の賃借料の総額を入札額とする。
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