赤塚祐二 ¦ 大久保あり ¦ 開発文七 ¦ Houxo Que ¦ 杉田明彦 ¦ 中川陽介 Yuji Akatsuka ¦ Ari Ookubo ¦ Bunshichi Kaihatsu ¦ Houxo Que ¦ Akihiko Sugita ¦ Yosuke Nakagawa MERZ キュレーション:北出智恵子 Chieko Kitade ( 金沢 21 世紀美術館キュレーター) 2017 年 1 月 28 日 ( 土 ) ∼ 2 月 26 日(日) 火曜日∼土曜日 11:00 - 19:00 日曜日 12:00 - 17:00 ( 月、祝日 休廊) レセプション:1 月 28 日(土)18:00 - 20:00 中川陽介 CRAMPS 2013 協力:Gallery OUT of PLACE ハギワラプロジェクツ 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 3-18-2-101 T / F: 03 6300 5881 E: [email protected] 京王新線・都営新宿線 「初台」駅東口より徒歩5分/ JR「新宿」駅南口より徒歩 15 分/都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩 12 分 この度 1 月 28 日(土)より、ハギワラプロジェクツにおきまして、金沢 21 世紀美術館キュレーター、北出智恵子氏 の企画による展覧会「MERZ」を開催する運びとなりました。絵画や映像、工芸やインスタレーションなど異なる分野 の 6 名の作家による展示は、作品同士の関係性、またギャラリー空間と作品の関係性に新たな可能性を提示します。 ぜひご高覧ください。 ----MERZ に寄せて 足元からまず考える。 自身が立つ世界をよく凝視める。 現実にそそぐ視線は鋭く透明。問答無用の美を求めて。 イメージを取り巻くあらゆる事象―――色彩、かたち、テクスチュア、マチエール、地と図、関係性、 身体性、主題、モチーフ、イマージュ・・・ 断片を拾い、新しいものへと転化する。 静謐な中にある混沌、既知の中の未知、道理と不条理は渾然一体。 創造者の目を通してここに記される。 イメージあるいは絵画を巡る絶え間ない実践、その継承者たち。 北出智恵子(金沢 21 世紀美術館キュレーター) [ 作家略歴 ] 赤塚 祐二 AKATSUKA Yuji 1955 年鹿児島県生まれ、1981 年東京藝術大学大学院修了。主な展覧会に、「堤清二/辻井喬 オマージュ展」セゾン 現代美術館 (2014、長野)、「抽象と形態 ‒ 何処までも顕われないもの」DIC 川村記念美術館 (2012、千葉)、「絵画の現 在 - 活躍する鹿児島の画家達」 鹿児島市立美術館 (2007、鹿児島 )、「In search of FORM ‒ かたちを求めて 11人 の日本人作家」プサン美術館 (2001、釜山 )、「第 7 回富山国際現代美術展 [ ポーランド・日本 ]」富山県立近代美術館 (1999、富山)、「光と影 - うつろいの詩学」広島市現代美術館(1994、広島)、「現代美術の視点 - 形象のはざまに」東京 Mountain27417 2017, oil on canvas 22 x 27.3 cm 国立近代美術館 , 東京・国立国際美術館(1992、大阪 ) など。作品は東京国立近代美術館、横浜美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、滋賀県立近代美術館、愛知県美術館、東京都現代美術館などにコレクションされている。 大久保あり OOKUBO Ari 1974 年東京生まれ。2001 年ロンドン芸術大学チェルシーカレッジ・オブ・アート&デザイン、MA 修了。主な展覧会に、 「富 士の山ビエンナーレ 2016」(2016、静岡)、「BLACK CIRCLE is NOTHINGNESS」ガレリア・フィナルテ (2016、愛知 )、「美 術館の幽霊 ( クリテリオム 90)」クリテリオム / 水戸芸術館 (2015、茨城)、「われらの時代_ポスト工業化社会の美術」 金沢 21 世紀美術館 (2015、石川)、「林スンの肖像」LOOP HOLE(2014、東京)、「Re: 送っていただけませんか?」500m 美術館 (2014、北海道)、 「ダイチュウショー」府中市美術館市民ギャラリー(2013、東京)、 「パンに石を入れた 17 の理由」 Proposal for 2021 (or the future) 2017 switch point (2013、東京)、 「Blue Valentine」XYZ collective (2013、東京 )、 「RYUGU IS OVER !! 竜宮美術旅館は終わります」 竜宮美術旅館 (2012、神奈川 )、「ラントシャフト」レントゲンヴェルケ (2003、東京 ) など。 開発 文七 KAIHATSU Bunshichi 1945 年石川県金沢市生まれ、同地在住。1970 年金沢美術工芸大学彫刻科中退。1971 年初代開発文七から指導を受け、 開発文明として作陶活動に専念する。1972 年初代開発文七から春日山窯を継ぐ。1989 年二代目開発文七を襲名。「二 代開発文七作品展「花と花器」」花のアトリエこすもす (2016、金沢)、 「加賀の工芸二人展:竹 榎本千冬 陶 開発文七」 ギャラリーノア(2016、石川)、「二代開発文七「焼物」展」遊くらふと(2011、金沢)、 「開発文七作陶展」(1993、 名古屋三越栄本店、名古屋)、 「開発文明楽茶盌展」伊勢丹新宿店 7 丹庵ギャラリー (1981、東京)など、展覧会を多数開催。 " 窯変黒茶碗 Φ11 x h 10.5 cm" Houxo Que ホウコォキュウ 1984 年東京生まれ。東京を拠点に活動する画家。10 代でグラフィティと出会い、壁画中心の制作活動を始める。作品 の制作過程をショーとして見せるライブペイントも数多く実 施。2014 年 : BCTION, 2015 年 : Gallery OUT of PLACE TOKIO にてディスプレイに直接ペイントをする 16,777,216views を発表。2016 年 : Windows(須賀悠介との 2 人展) が 話 題 に。主 な 展 覧 会 に、「spectrum」西 武 渋 谷 店 オ ル タ ナ テ ィ ブ ス ペ ー ス (2015、東 京)、「NEO JAPAN, digitale Techniken in Malerei und illustration 」MICHEKO GALERIE (2015、ミ ュ ン ヘ ン、ド イ ツ)、「16,777,216view」BCTION (2014、東京)、 「Post dpi」Hidari Zingaro (2012、東京)、 「Hana to Diamond」Compond Gallery (2010、ポートランド、 The Uncanny Valley #4 2012, Watercolor, acrylic, USA)など。また fluorescent pigment and Giclée print on canvas, 80.3 x 80.3 cm GINZA FASHION WEEK、JOURNAL STANDARD relume など、コミッションワーク多数。 杉田 明彦 SUGITA Akihiko 1978 年東京生まれ、現在金沢在住。1997 年学習院大学文学部哲学科入学 (2001 年中退 )、2007 年石川県輪島市へ移住。 塗 師・赤 木 明 登 の も と で 修 業。2013 年 修 業 と 御 礼 奉 公 を 終 え、独 立。主 な 展 覧 会 に、「杉 田 明 彦 漆のうつわ」 Babaghuri (2016、東京 )、「鎌田奈穂+杉田明彦 ‒ Dangerous Liaisons:銀属+漆」pragmata (2015、東京)、「杉田明彦 漆展」matka[まとか](2015、群馬)、 「杉田明彦 PAINT IT, BLACK」サンドリーズ (2015、東京)、 「杉田明彦 漆器展」 八雲茶寮 (2014、東京)、「杉田明彦 漆展」gris souris (2013、千葉)など。 無題 2017, 木、漆、土、米糊, 80.0 x 58.0 x 2.5 cm 中川 陽介 NAKAGAWA Yosuke 1982 年 佐賀県生まれ。東京芸術大学先端芸術表現科卒。ドキュメンタリスト/アーティスト。 主な展覧会に、 「private,private わたしをひらくコレクション 」埼玉県立近代美術館( 2015、埼玉)、 「きっと、だれもが、 だれかに、恋をする。」ギャラリーソープ(2015、北九州)、「STAND! ALONE!!」八万湯 (2014、北九州 )、「project the "cramps 2013 HD Video projectors 04-05」BankART NYK(2004、横浜)など。 北出 智恵子 KITADE Chieko 2001 年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ美術史(現代美術史・美術理論)修了。2004 年より金沢 21 世紀美術館キュレーター。2012 年よりパウル・クレーセンター(ベ ルン/スイス)にて開催のサマー・アカデミーのノミネーターを務める。これまで企画した主な展覧会は以下:「ゲルハルト・リヒター:鏡の絵画」(2005)、「奈良美智: Moonlight Serenade̶月夜曲」(2006 - 2007)、「愛についての 100 の物語」(2009 /共同企画)、「ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス」(2010)、「ピーター・ マクドナルド:訪問者」(2011 ‒ 2012)、「ソンエリュミエールー物質・移動・時間、そして叡智」(2012 ‒ 2013)。2016 年銀川現代美術館に招待され展覧会「Very Addictive ‒ Re-extension of Aesthetics in Daily Life」共同企画。戦後のグラフィックならびに美術を牽引した重要人物のひとり、粟津潔の調査を行い、以下、2 つの展覧会 を企画: 「美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」(2014)、「グラフィックからヴィジュアルへ:粟津潔の視覚伝達論」(2015-2016)また、2016 年ポーラ美術振興財 団より調査助成を取得、1970 年代末から 1980 年代半ばの日本における「パフォーマス・アート」の動向調査を進めている。
© Copyright 2025 ExpyDoc