住居喪失不安定就労者・離職者等サポート事業 公募に関するQ&A 【公募の趣旨】 Q1 今回、公募を行う趣旨は何ですか。 A1 本事業は、 「住居を失い、インターネットカフェや漫画喫茶等で寝泊りしながら不安定な就 労に従事する者や離職者に対して、サポートセンターを設置し、生活支援、居住支援、就労 支援及び資金貸付相談等を実施することにより、住居喪失不安定就労者及び離職者の自立し た安定的な生活の促進を図る。 」ことを目的としています。 このため、この事業の目的にふさわしい運営事業者を公募し選定するものです。 【サポートセンター】 Q2 サポートセンターの場所はどこですか。また、規模はどのくらいですか。 A2 新宿区内にある東京都健康プラザハイジア3階(新宿区歌舞伎町二丁目 44 番 1 号)です。 規模は、ワンフロアーで524平方メートル程度です。 なお、この中に、事業対象者に就労支援を行う、厚生労働省が実施するホームレス等就業 支援事業の受託団体及び東京都福祉人材センターも含まれています。 Q3 積算経費にサポートセンターの賃借料を計上するのですか。 A3 サポートセンターの賃借経費等(賃借料、共益費、光熱水費)は、都が負担しますので計 上する必要はありません。 Q4 サポートセンターの什器や事務機器等は備え付けられていますか。 A4 什器や事務機器等は運営事業者が備え付けすることになっていますので、什器リース料等、 必要と思われる額を経費に計上してください。 Q5 サポートセンターの警備の経費はどのように考えればいいですか。 A5 サポートセンターの運営時間等によって違ってくると思いますが、安全上どのように警備 をするか判断し、必要と思われる額を計上して構いません。 【生活支援】 Q6 生活支援の業務範囲はどこまでですか。 A6 生活状況・就労状況等の把握、自立意欲及び能力等のアセスメント、年齢・身体状況等を 考慮した自立意欲の喚起・生活指導、アウトリーチ巡回等を行っていただきます。また、他 の支援を必要とする場合の関連施策及び関係機関の紹介・連携や、貸付申請等の支援、アフ ターフォロー等も行っていただきます。 -1- Q7 生活支援を行うための相談員に資格要件等はありますか。 A7 資格要件はありませんが、事業の性質上、適切な支援を行うために、必要に応じて、社会 福祉士や社会福祉主事、精神保健福祉士等の資格を有している者を配置する等、相談支援体 制を整えることが望ましいと考えます。 【居住支援】 Q8 一時利用住宅のために民間住宅等を借り上げる場合の経費は計上するのですか。 A8 民間住宅等の借り上げにかかる経費は、計上してください。家賃や敷金、礼金等、借り上 げに必要と思われる経費を計上して構いません。 Q9 都が都営住宅を 20 戸確保する予定とありますが、使用手続きは都が行うのですか。 A9 都営住宅を一時利用住宅として使用する際は、行政財産使用許可という手続きが必要にな ります。運営事業者が所管である都市整備局に使用許可を直接申請することになります。 なお、都営住宅分については、介護職支援コース登録者のみ利用することができます。 Q10 一時利用住宅の利用期間は原則 3 か月とありますが、利用後、事業対象者が退所する際の 室内クリーニング等にかかる経費は計上するのですか。 Q10 計上して構いません。 Q11 居住支援を行う相談員に資格要件はありますか。 Q11 資格要件はありませんが、住居物件の斡旋等については、宅地建物取引業法の対象になる ため、宅地建物取引主任の資格が必要になります。 【資格取得支援】 Q12 介護職員初任者研修を講習実施事業者に委託し、サポートセンター内に講座を実施するこ とはできますか。 A12 都の承認があれば、サポートセンター内に講座を実施することはできます。 【資金貸付】 Q13 資金貸付の実施機関はどこですか。 A13 住居喪失不安定就労者・離職者等サポート特別貸付事業実施要綱に基づく資金貸付の実施 機関は社会福祉法人東京都社会福祉協議会です。また、住居喪失不安定就労者・離職者等サ ポート(介護職支援コース)特別貸付事業実施要綱に基づく資金貸付は、受託事業者が実施 機関となります。 Q14 資金貸付に関わるサポートセンターの業務範囲はどこまでですか。 A14 住居喪失不安定就労者・離職者等サポート特別貸付事業実施要綱に基づく資金貸付につい ては、実施機関である社会福祉法人東京都社会福祉協議会から一部業務の委託を受けて、業 務を行うことになります。業務内容は、貸付の説明、申請書の書類確認、実施機関への提出、 -2- 返済時の償還相談等となります。なお、債権管理は社会福祉法人東京都社会福祉協議会が行 います。 また、住居喪失不安定就労者・離職者等サポート(介護職支援コース)特別貸付事業実施 要綱に基づく資金貸付については、受託事業者が貸付の説明、申請書の書類確認、審査、償 還、債権管理等を行うことになります。なお、介護職支援コース特別貸付については、受託 事業者が変更になった場合、債権管理を含む貸付事業を新事業者に譲渡することになります。 【審査・選定等】 Q15 審査、選定はどのようになりますか。 A15 提出された書類及び応募者によるプレゼンテーションに基づき、業者選定委員会において、 東京都が定める審査基準に基づき審査し、応募者のうち最高得点のものを委託候補者として 選定します。ただし、最高得点であっても、得点が一定の基準に満たない場合又は審査項目 の中で、著しく評価の低い項目がある場合には、委託候補者として選定しない場合がありま す。 また、選定結果については、応募者に対して、書面で通知します。 【その他】 Q16 都が実施した平成 20 年度から 22 年度までの住居喪失不安定就労者サポート事業、介護人 材育成支援事業及び平成 23 年度から平成 28 年度までの住居喪失不安定就労者・離職者等サ ポート事業の事業登録者はどのくらいですか。 A16 これまでの事業登録者は、以下のとおりです。 <平成 20 年度から 22 年度の累計> 住居喪失不安定就労者サポート事業 3,438 人 介護人材育成支援事業(離職者支援コース)911 人 <平成 23 年度から平成 28 年度 12 月末までの累計> 住居喪失不安定就労者・離職者等サポート事業 5,279 人 Q17 サポート事業に関する関係法令等はどのようなものですか。 A17 サポート事業は、住居喪失不安定就労者・離職者等サポート事業実施要綱に基づいて実施 いたします。 各相談業務における規定としては、生活支援と住居支援は、社会福祉法による第 2 種社会 福祉事業としての「生活困難者に対して、生活に関する相談に応ずる事業」となります。 就労支援は、職業安定法による「求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間に おける雇用の斡旋等」などとなります。 資金の貸付は、社会福祉法による第 1 種社会福祉事業としての「生活困難者に対して無利 子又は低利で資金を融通する事業」となります。 事業対象者に対する住居物件の斡旋等については、宅地建物取引業法の対象になります。 なお、第 1 種及び第 2 種社会福祉事業については、受託事業者は法に基づく手続きが必要 となります。 -3-
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