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Okinoshimaだより
第230号
2017年2月1日発行
株式会社トス
沖野島マリーナ
第144回セーリングフェスタ&牡蠣パーティー開催のお知らせ 2月12日(日)
毎年恒例となりました「セーリングフェスタ&牡蠣パーティー」を開催致します。
かなり寒い時期ですが、海水温も下がり牡蠣の一番美味しい時期ですので、レースを終えた後
「牡蠣パーティー」として牡蠣を食べながら懇親会を行います。
もちろんレースに参加されない方のパーティーへのご参加も大歓迎ですので、皆さん奮ってご
参加下さい。
◆レース(参加費無料)2月12日(日)
09:00 艇長会議(クラブハウス前・コース等発表)
10:00 レーススタート
11:45 タイムリミット
◆牡蠣パーティー(懇親会) 会費 大人1人 1.200円(小学生以下無料)
13:00 開始
殻付き焼牡蠣・カキフライ・飲み物
パーティーの参加費は当日、お支払い下さい。各自の食材、飲み物の持ち込みも歓迎致します。
パーティーの参加は、2月9日(木)までに、必ずマリーナにお申し込み下さい。
事前にお申し込みの無い場合は、参加をお断りすることがあります。食材の都合などありますので、期限厳守でお願
い致します。
お申し込み ファックス・メールでマリーナ事務所まで 0823-57-6845 [email protected]
マリーナ桟橋入れ替え工事のお知らせ
マリーナ内の桟橋の老朽化に伴い、桟橋の入れ替え工事を随時実施致します。
入れ替えの際には、艇の一時移動をお願いすることになります。その際は、個別に連絡をさせて頂きます。
会員の皆様には、大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解とご協力をお願い致します。
2017
2017年 行事予定
昨年はイベントにご参加いただきありがとうございました。
今年の行事予定を掲載しました。スケジュール帳にチェックをお願いします。
2月 12日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
&牡蠣パーティー
3月 12日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
5月 14日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
7月 2日(日)セーリングフェスタ(マリーナ主催)
9月 3日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
10月 8日(日)セーリングフェスタ(マリーナ主催)
11月 12日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
12月 3日(日)セーリングフェスタ(自主レース)
&忘年会(餅つき)
Okinoshimaだより
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勝つぞ!セーリングフェスタ♪
同じレースをするなら少しでも早くフィニッシュしたいものですし、今まで以上に楽しむことができるかもしれません。
以前も、ちょっと気が付いたことを掲載したことがありますが、もう一回おさらいの意味でまとめてみました。
1.準備
①船底やプロペラはきれいでしょうか。出来るなら点検して掃除しておく。これ、常識ですね。
②リギンのテンションを見ておきます。クローズホールドで走った時に、風下側のサイドス
ティがぶらぶらに緩んだりしていたら、要注意です。マストが風下側に傾いて、折角の風
が逃げている可能性があります。マストの立ち方も含めてきちんと見て必要なら調整して
おきましょう。
③フォアステイのサギング(弛み)は上り角度が悪くなります。特にジブファーラーが付いて
いる艇は、フォイルやセールの重みも重なって、スティが弛んでしまいます。ターンバック
ルの調整で強めにテンションをかけておくと良いです。
④マスト艤装がどの種類か把握しておくことが大事です。フォアステイがマストの
てっぺんに取り付けてあるものは「マストヘッドリグ」、マストの途中に取り付け
てあるものは「フラクショナル(中間)リグ」と言います。
マストヘッドリグの場合、バックステイにテンションをかけることによって、フォア
フラクショナルリグ
マストヘッドリグ
ステイのサギング(弛み)をとることができます。通常、強めに張っておきます。
一度調整したら、殆ど触る必要はありません。
逆にフラクショナルリグの場合は、通常はバックステイをブラブラに緩くしておき
ます。ここが重要です。特に微風の場合はバックスステイにテンションをかける
必要はありません。風が強くなってきたときに、バックステイにテンションをかけ
ることによって、メインセールリーチの上部が開いて、パワーを逃がすシステムなのです。ちなみに、フラクショナ
ルリグはサイドステイ(アッパー)で フォアステイにテンションをかけているので、バックステイを完全に切っても通
常マストは倒れません。フラクショナルリグなのにバックステイをいつもきつく張ったままにしていませんか?…後
ろで用を足すときに掴まるものではありませんよ(笑)
最近は、マストヘッドリグに近い微妙な位置にフォアスティが取り付けてあるものもありますが、これも同じくマスト
ヘッドリグとみなします。
⑤ドジャー・オーニングは出来るならセイリングの邪魔にならないように処置しておきます。
2.出航する前に
①時計合わせをちゃんと行い、コースをしっかり頭に入れておく。早めに海面に出て帆走すると良いです。
②出来るなら必要のない重量物は降ろして無くならないように処置し、水タンクには必要以上に入れないように。
ただし、アンカーやバースのクッションまで降ろしてしまうのは如何なものか…(笑)
③ロープやセールなどの艤装は出来るだけ出航前に済ませる。海面で慌てないために、スピンポールにポールリフト
やアフターガイを取り付けておいたりスピンシートをデッキにぐるりと回して準備しておくのも手です。
④救命胴衣は乗員全員着用。必須です。
⑤出航したらフェンダーやボートフック・ロープ・シートをデッキ上の邪魔にならないように整理。
3.スタート前
①スタートラインの本部船やブイの動きで風向・潮流を確認。特に微風のときは潮流が重要です。
②スタートラインの位置の見極めとして、スタートラインを流し、見通し両サイドの陸地の目標物を確認。
③ジブ・メイン共にセールを展開し、ハリヤードのテンションを決めます。特にジブファーラーやメインファーラーを装
備している艇は、普段からセールを上げたままの状態になっていますから、いつの間にかジブハリヤードのテン
ションが緩んでいることがあります。テンションが緩すぎると、上り角度やスピードにロスが生じたりします。
④クローズホールド(上り角度いっぱい)で走ってみます。メインシートはしっかりと引き込みます。メイントラベラーが
付いている艇は原則として中央で固定しておきます。ジブセールを引き込み、テルテールの流れを揃えます。ジブ
シートリーダーの位置をを調整します。風が強い場合は、後ろに引くことによって、ジブセールのリーチが開いて
第230号
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(ツイストさせる)風をある程度逃がしてくれます。
風が弱い場合は前に移動させて、リーチの開き(ツイスト)をできるだけ小さくする
と、弱い風でもパワーが得られます。必ずタックして、反対側も調整。それから、
ブームにトッピングリフトが付いている艇は要注意です。ブームをトッピングリフト
で持ち上げているということは、メインセールのリーチが開いている(ツイスト)ので
折角の風が逃げていることに。トッピングリフトを適度に緩めてリーチのカーブを
ジブシートリーダー
見てください。
⑤スタートラインの位置を確認します。ライン付近を何度も往復するのもひとつの方
法で、スタートまでの残り時間を見ながら、スタートする位置を考えながら往復しま
す。スタート時間が近づくにつれて、艇速を落とさないように走らせ、ス タートのタ
イミングですぐにスタートラインを切れるようにします。もちろん、他艇との位置関
係もありますので、特に風下側のワッチを怠らない様に。
⑥微風の場合は特に、どの海面が有利か良く見ておきます。海面の「シワ」や色が濃
い部分が何処にあるか?それがどの方向に移動しているかを把握、ある程度の
ラインを予測します。
理想的なメインセールの形
⑦ジブも出してセイリングしてみて距離と時間を確認し、ジャストスタートするために
何分前にスタートラインに向かうか決定。
⑧自艇よりも大きい艇の風下にならないようにし、フリーな風を得られる位置取りをする。
⑨スタートまでの秒読みは、クルー全員に聞こえるよう的確に。
4.レース中
①前や近くを帆走している速い艇とセールの角度が大きく違わないか確認します。同型
艇であれば艇速も参考にします。
②あらかじめ自分の艇のタッキングアングル(タックをしたら何度方向が変わるか)を把握
しておくことが重要です。タックをするとだいたいどの方向を向くか予測できます。
③風の振れで目標の進行方向がずれてしまっても風向に合わせて帆走し艇速を保つよ
うにします。
④クローズホールドは、セールのテルテールやリーチリボンの流れ見
ながら走ることができるため、比較的セールトリムが分かりやすいも
のです。風の強さと艇のヒールの度合いをみながら、調整をしてい
きます。
⑤クローズリーチ(クローズとアビームの中間)やアビーム(横風)にな
ると、特に微風でセールトリムが少しずつ分かりにくくなってきます。
テルテールが見えにくくなったり、ヘルムスマンはウェザーヘルム
を感じにくくなります。ここは集中のしどころで、微風の場合は特に
ぼーっとしてしまいがちです。とにかく集中を切らさない事です。
基本的にはテルテールとリーチリボンが流れるようにトリムしま
すが、風が弱くてよくわからない場合は風向きに対してメインセー
ルの向きを45°という意識も頭に置いておくと良いです。特にメイン
セールを出すことによってブームが跳ね上がり、メインセールがツ
イストを起こしているのを良く見かけます。この場合、ロスですか
ら、ブームバングを引いてブームを下げるだけでもかなりパワアップします。 スピードメーター・風向風速計・GPS
などがあるなら、それを見ながら調整を行うともっと効果的です。
⑥クルーの人達に風の強い海面や他の艇の位置情報などを報告してもらったり、風が入ってくるタイミング(パフ)を
カウントダウンしてもらって参考にすると全員で状況を把握できるため、準備がしやすく、もっと面白くなります。
⑦マーク回航時は他艇との絡みを予想し、自艇と相手艇のどちらが権利艇かをよく考え、前に廻るか、譲るか早
目に判断し、相手艇に意思表示をし、早めに次のマークを確認して次のコース取りを考えておく。
③横よりも後ろからの風(ブロードリーチやランニング)の場合、風の角度に対して、原則セールの角度が直角になる
ようにメイン・ジブ共に調整してください。ブロードリーチ(斜め後ろ
の風)の場合、はテルテールも目安に調整します。
真後ろの風(ランニング)の場合、上り(クローズホールド)のときのよ
うに、力学的効果(揚力)は関係がなくなりますから、テルテールの
動きも関係が無くなります。
ブロードリーチ(船首方向から135°くらいの風)で走るとき、気をつ
けなければならないのは、メインセールの陰にジブセールが隠れて
しまい、パワーをロスしやすいことです。ジブセールとジブシートがだ
らりと下がってしまう現象ですぐにわかります。この角度で走らなけ
ればならないなら、スピンネーカーやジェネカーを揚げるほうが遥か
に速いということになります。
また、微風時にはスピンシートを細くて軽い物に交換すると、セール
の持ち上がりが良くなりますので、スピードを上げることができます。
細引きのシートを準備しておくと良いですね。ちなみにこの場合は、
セールを良く飛ばすため、スナップシャックルを使わず、セールに直
接舫い結びをします。
特に微風時はこれが顕著になりますから、早めの判断でライバルを
大きく離すことができます。
株式会社トス 沖野島マリーナ
〒737-2214
広島県江田島市大柿町深江 836836-3
Tel 0823 (57) 2450
Fax 0823 (57) 6845
HP http://www.okinoshima-marina.jp
Email [email protected]
発行責任者:山内貴宏
制作・編集:propman
次回からひとつでも何かにこだわれば、ライバルに差をつけてフィ
ニッシュできるかもしれません。
参考になれば幸いです。
(propman)
編集後記
紫外線にも強い長期間の使用に耐え
られるクルージングにも使える贅沢な
先日、新しいメインセールとファーリ セールです。
ングゼノアの納品の手伝いをさせて
セールの取り付けをしようと、畳んで
いただきました。
あるメインセールを持ち上げたら、何
通常、クルージング用のセールといえ と一人で持ち上げられる!♪もちろ
ば、白いダクロン(テトロン)製のもの
ん、ゼノアもそうです。ちなみに48
を想像しますが、今回の物はかなり違 フィートヨットのメインセールです。驚き
います。色は黒色の上に薄い白色を の軽さ!!
被せた感じの色です…
艤装して出航。私は舵を握らせていた
ご存知の方もいらっしゃるとは思いま だき、セールメーカーの方とクルーの
すが、レース用でよく使われている
人が2人でセールトリム。
カーボン素材です。
セールを上げてまず、全員が「おお
それに、生地を縫い合わせた跡も全く ~!」と声を上げます。
無い1枚もののセールです。
まったくシワの無い綺麗なカーブを描
「3DL」と言えば、は~ん♪と思われ
いているハイテクセールにパフが入っ
ると思います。やはりレースで使われ たと思いきや、舵を持つ手にぐぐっ!
るのが主流ですが、今回の物は「3
と挙動が感じられ、直後ににぐっとス
Di」という、世界一周などの長丁場を
ピードが上がり、またデッキ上で「お
走ったり、何度も上げ下ろしをしたり、 おぉ~!!」と声が上がります。
日本国内では納品が今回が2隻目と
いう、まだ珍しいセールを目の当たり
にして、セーリングもできたのには、
かなりの優越感?みたいなものを感
じました。
「ちなみにこの2枚のセールのお値段
は??」
「…え~っと、諭吉さんが数百枚」
「はっ?もう一回お願いします」
「約○○ひゃくです」、「え~!!」
見て下さい↓このシワひとつ無い
セールを!!!
(propman)
沖野島だよりでは、皆さんからの投稿を募集しています。どしどしお寄せください。