海外安全対策情報(2016年10月~12月) 在クウェート日本国大使館 1.治安情勢及び一般犯罪の傾向 (1)在留邦人が直接被害に遭う事件の発生はない。 新聞各紙上では、武装強盗や車上荒らし、また、アジア系女性を狙った性犯罪 の発生が連日のように報道されていることから注意を要する。 (2)期間中、私服警察官を装い、外国人に対して職務質問をすると見せかけ路地 に引き入れ、凶器を示して金品を強奪する事案が数件発生した。類似事犯が増 加しているので、注意が必要である。 (3)12月14日、在クウェートロシア大使館前にて数千人規模のデモがあり、 シリアアレッポにおけるロシアによる暴力停止を求めた。今後もシリア情勢の 変化により同様のデモが発生するおそれがあるので注意が必要である。 2.殺人・強盗等凶悪犯罪の事例 殺人や凶器を使用した強盗等の凶悪事件の発生や、薬物所持や使用の容疑で逮 捕される事例が新聞で連日報じられている。 3.テロ・爆弾事件の発生状況 期間中、車両自爆テロ事案が発生した。 10月6日クウェート郊外において米国人兵士が乗車した車両に対し、ISILに 影響を受けたエジプト国籍の男が車両自爆テロ攻撃を行った。攻撃は失敗に終わ り、テロ実行犯だけが負傷した。 4.誘拐・脅迫事件発生状況 報道によれば、今期間中3件の誘拐事件が発生している。3件はいずれも女性 が被害者で、性犯罪目的による犯行であったとして捜査中である。 以上
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