復興歩掛・復興係数の導入について 宇土市財政課契約管財係 熊本県では,熊本地震・豪雨災害等の復旧・復興事業等による工事量増大に伴うダ ンプトラックの不足等により,土木工事標準積算基準書と施工実態との間で乖離(作 業日当たりの作業量の低下)が生じていることが確認されました。 このため,適切な予定価格の設定に必要となる,「復興歩掛」及び「復興係数」を 導入します。 適用対象工事には,入札公告等で明記しておりますので,ご確認ください。 ■復興歩掛・復興係数の概要 ● 適用対象とする工事 宇土市が発注する工事で,平成29年2月1日以降に契約締結を行う工事。 (ただし,営繕積算方式による工事を除く。) ● 補正方法 (1)日当たり作業量の補正 【復興歩掛】 【対象工事】土工関係歩掛を使用する工事 【対象歩掛】土工に関する歩掛 【補正内容】作業日当たり標準作業量を20%低下する補正 補正後の作業日当たり作業量=作業日あたり標準作業量×0.8 *施工パッケージ型積算方式における標準単価表については,国土交通省国土技術政策 総合研究所ホームページ公表「平成28年度熊本地震の被災地(熊本県)で適用する施工 パッケージ型積算方式標準単価表(平成29年2月1日以降に契約締結を行う工事から適用)」 を使用します。 (2)間接工事費の補正 【復興係数】 【対象工事】全ての土木工事 【補正係数】「土木工事標準積算基準」・「土地改良工事積算基準(土木工事)」等によ り各工種区分,施工地域補正等を用いて算出された計算値にそれぞれの補 正係数を乗じるものとします。 共通仮設費:1.1 現場管理費:1.1 ● 適用にあたって (1)平成29年2月1日以降に入札・見積もりの手続きを開始する工事 当該補正を行って積算を行う工事であることを公告等に明記し,予定価格の算出にあた っては,本通知に基づき算出することとします。 (2)平成29年2月1日時点において入札・見積もり手続き中で未契約の建設工事 契約後,受注者に本通知の適用対象工事である旨を説明し,受注者が本通知に基づく変 更を希望する場合は,次の変更契約手続きまでに変更契約を行うことになります。 (3)復興歩掛・復興係数は,平成30年3月31日までに入札締切日を設定する建設工事 に適用します。
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