神鳥谷南地区地区計画

小山栃木都市計画地区計画の決定(小山市決定)
都市計画神鳥谷南地区地区計画を次のように決定する。
区
域
の
整
備
・
開
発
及
び
保
全
に
関
す
る
方
針
名 称
神鳥谷南地区地区計画
位 置
小山市大字神鳥谷及び大字塚崎の各一部
面 積
約18.9ha
地区計画の目標
本地区は、JR小山駅より南方約3.0kmに位置しており、本市の市街化区域に隣接する
市街化調整区域であり、地区の北を本市の内環状線に位置づけられた都市計画道路3・4・
103号小山南通り(主要地方道小山環状線)、西を市道30号線、南を市道31号線に囲ま
れた交通利便性の非常に高い地区である。
このため、本地区には企業の社宅が立地していたが、社会情勢等の変化による社宅が
廃止され、その跡地の利活用について、これまで様々な検討がなされてきたところであ
る。また、近年、地区南に新小山市民病院が立地したことに伴い、これまでにも増して
地区の利便性が高まっていることから、小規模で無秩序かつ不良な街区の形成を防止し
つつ、適正かつ合理的な土地利用の誘導が求められている。
本地区計画は、隣接する市街化区域との一体性の確保と既存の都市基盤の有効活用を
図りつつ、小規模で無秩序な開発行為による、建築物の建築や造成等の防止を図りなが
ら、周辺の住環境に与える影響に配慮した建築物等の規制・誘導を図ることを目標とし
ている。
土地利用の方針
周辺環境と調和し、低層住宅を中心とした住宅市街地の形成を図るため、土地利用の
方針を次のとおり定める。
1.低層住宅地区は敷地の細分化を防止するため、敷地面積の最低限度を設定するとと
もに、一戸建ての住宅を主体とする地区として、日常生活に必要な小規模な店舗等
を許容しながら、緑豊かなで良好な土地利用を誘導する。
2.原之内公園地区は近隣住民のコミュニティ活動の場や憩いの場となるよう、緑豊か
で親しみやすい環境の形成を図る。
便利で安全なまちづくりを推進するため、地区内の交通の利便性及び安全性並びに防
災性が確保された道路環境の整備を図る。
地区施設の整備方針
また、地区内の良好な都市景観の形成と憩いの空間の創出を図るため、住民が日常的
に利用可能な公園を配置する。
原之内公園に隣接する閑静で快適な居住環境や日常生活に必要な商業機能等を確保す
るため、地区の特性に応じ、建築物の用途の制限、建築物の容積率の最高限度、建築物
建築物等の整備方針
の建ぺい率の最高限度、建築物の敷地の最低限度、壁面の位置の限度、建築物等の高さ
の最高限度、建築物等の形態又は意匠の制限、かき又はさくの構造の制限を定める。
施設の種類
地
区
施
設
の
配
置
及
び
規
模
道路
施設の内容
名称
幅員
延長
主幹線道路
12m
約550m
副幹線道路
9m
約670m
名称
面積
公園
0.6ha
公園
備考
備考
地
区
区
分
の
地区の名称
低層住宅地区
原之内公園地区
地区の面積
約16.9ha
約2.0ha
建築物等の
用途の制限
建築物の容積率
の最高限度
建築物の建ぺい率
の最高限度
地
区
整
備
計
画
次に掲げる建築物以外は建築してはならない。
1.建築基準法別表第二(い)項に規定する建築物のうち
第1号、第2号、第6号、第8号及び第9号に掲げる建築物。
2.物品販売業を営む店舗。
ただし、床面積が200㎡以下で市道30号線に
面するのものに限る。
3.地域集会所
4.公園に設けられる公園施設で便所、休憩所、物置その
他これらに類するもの。
5.前各号の建築物に附属するもの。
次に掲げる建築物以外
は建築してはならない。
1.都市公園法第2条
第2項に掲げる公園施
設。
8/10
5/10
200㎡
ただし、次に掲げるものについてはこの限りではない。
建築物の敷地面積
の最低限度
建
築
物
等
に
関
す
る
事
項
1.公衆便所、巡査派出所その他これらに類する公益上必
要な建築物の敷地として使用するもの
2.当該地区計画の決定告示の日以降、公共事業によっ
て、当該規定に不適合となった敷地全部を一つの敷地と
して使用するもの
壁面の位置の制限
建築物の外壁又はこれに代わる柱の面から、隣地境界線及
び道路境界線までの距離は1.0m以上としなければならな
い。
ただし、次に掲げるものについてはこの限りではない。
1.開放性のある車庫
2.外壁又はこれに代わる柱の中心線の長さの合計が3m
以下である建築物の部分
3.物置その他これに類する用途に供し、軒の高さが2.3
m以下で、かつ、床面積の合計が5㎡以内である建築物
建築物等の高さの
最高限度
1.建築物の高さは、前面道路の路面の中心から10m以
下としなければならない。
2.建築物の各部分の高さは、当該部分から前面道路の反
対側の境界線又は隣地境界線までの真北方向の水平距離
に1.25を乗じて得たものに5mを加えたもの以下でな
ければならない。
建築物等の形態
又は意匠の制限
1.建築物の外壁及び屋根の色彩、工作物及び広告物等の
色彩は、できるだけ原色を避け、良好な居住環境にふさ
わしい落ち着いた色調としなければならない。
2.屋外広告物の大きさ及び形状は、周囲の景観に配慮し
たものとし、複雑になる場合は集約するように努めるも
のとする。
かき又はさくの
構造の制限
道路に面するかき又はさくは、次の各号の一に掲げるもの
としなければならない。
1.生垣
2.高さ1.8m以下の金網その他これに類する透視可能な
さくで、基礎を構築する場合には、基礎の仕上がり高が
前面道路から0.9m以下のもの
3.高さ1.8m以下の補強コンクリートブロック造等のへ
いで、道路境界より幅1.0m以上の植栽帯を設けたもの
「区域、地区施設の配置及び地区の区分は計画図表示のとおり」
理 由
本地区において、小規模な開発行為による無秩序な街区形成を防止しつつ、適正かつ合理的な土地利用を誘導すると
ともに、健全な住宅地として、ゆとりある快適な住環境を形成し、良好な街並み景観の保全を図るため、本地区計画を
決定しようとするものである。
・建築基準法別表第2(い)項
第1号:【住宅】
第2号:【住宅で事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねるもののうち政令で定めるもの】
第6号:【老人ホーム、保育所、福祉ホームその他これらに類するもの】
第8号:【診療所】
第9号:【巡査派出所、公衆電話所その他これらに類する政令で定める公益上必要な建築物】