平成 28 年度 道路監視カメラシステム保守点検業務 特 記 仕 様 書 和 歌

平 成 28 年 度
道路監視カメラシステム保守点検業務
特 記 仕 様 書
和
歌
山
県
目
Ⅰ.業務概要
1. 適 用 範 囲
2. 業 務 の 目 的
3. 業 務 名 称
4. 業 務 履 行 場 所
5. 業 務 履 行 期 間
Ⅱ.業務の内容等
1. 予 防 保 守 業 務
2. 障 害 対 応 業 務
Ⅲ.業務の履行
1. 事 前 提 出 書 類
2. 留 意 事 項
3. 点 検 要 領
4. 点 検 作 業
Ⅳ.対象機器等
1. 対 象 機 器
2. 保 守 点 検 員 の 資 格
3. 関 連 法 規 の 遵 守
4. 付 属 消 耗 品 の 使 用
5. 修 繕
6. 測 定 器 等 の 準 備
Ⅴ.安全管理
1. 方 針 ・ 目 標
2. 安 全 組 織
Ⅵ.報告・記録
1. 提 出 書 類
2. 提 出 部 数
Ⅶ.緊急時の体制及び対応
1. 体 制 表 等
2. 事 故 発 生 時 に お け る 行 動 等
Ⅷ.点検対象主要構成機器
Ⅸ.定めのない事項等
次
Ⅰ.業務概要
この業務は、委託契約約款に基づくほか、この仕様書により実施するものとする。
1. 適 用 範 囲
この仕様書は、道路監視カメラシステム保守点検業務に適用する。また、現場の状
況に応じ、ここに記載されていない細部の事項も誠意をもって行うものとする。
2. 業 務 の 目 的
この業務は、道路監視カメラ、その他関係システムの各機器が常に良好な状態を保ち
正確に動作するため、定期的に点検等の整備を行うことを目的とする。また、障害時に
おいては、緊急に対応し、復旧することも併せて目的とする。
本業務における対象設備の概略を以下に示す。
・ 道路監視カメラ設備
・ その他設備
3. 業 務 名 称
和歌山県道路監視カメラシステム保守点検業務
4. 業 務 履 行 場 所
県内一円
5. 業 務 履 行 期 間
契 約 日 か ら 平 成 29 年 3 月 24 日 ま で
Ⅱ.業務の内容
1. 予 防 保 守 業 務
システムの確実な動作を確保するために年次点検を実施し、また可能な限りシステ
ムを監視し、異常を早期発見・早期解決できるように最善の努力をすること。なお、
部品の交換等その作業について事前に和歌山県の担当者と協議すること。
年次点検については、道路監視カメラシステム及びその他機器の点検調整、動作確
認を年 1 回実施する。
2. 障 害 対 応 業 務
現在、故障中の日の岬局の修繕(ルータ交換等)を実施する。また、機器に障害が
発生した場合あるいは和歌山県等から障害の連絡があった場合には、機器の動作状況
等を確認し、技術者を派遣する等早急に対応を行うものとし、緊急時に連絡が取れる
連絡体制を築き、連絡表を監督員に提出するものとする。
また、障害の状況及び原因を速やかに調査し、機器の正常動作のために必要な処置
を和歌山県の担当者と協議し早急に対応を行うものとする。
復旧時に必要な安価な部品は本業務含むものとする。
Ⅲ.業務の履行
1.事前提出書類
業務に着手する前に、監督員と協議の上、工程表を作成し提出すること。また、障
害対応業務については、緊急連絡体制図及び緊急連絡先表を作成し、契約締結後速や
-1-
かに提出することとする。
2.留意事項
保守点検業務については、次の事項に留意して履行するものとする。
(1) 作 業 開 始 前 に 、 完 成 図 書 、 現 地 等 を 十 分 に 調 査 し 、 点 検 作 業 が 円 滑 に 遂 行 で き る
よう熟知の上実施するものとする。
(2) 安 全 の 確 保 及 び 火 気 の 取 扱 い に は 、 十 分 注 意 を 払 う も の と す る 。
(3) 業 務 に 適 し た 服 装 、 ま た 身 分 を 証 明 で き る 書 類 ( 社 員 証 等 ) を 携 帯 す る も の と す
る。
(4) 点 検 に 際 し 、 シ ス テ ム の 休 止 及 び 施 設 設 備 を 停 止 さ せ て は な ら な い 。 た だ し 、 事
前に監督員の承諾を得た場合はその限りではない。
(5) 業 務 の 履 行 に 直 接 関 係 の な い 場 所 へ の 出 入 り を し て は な ら な い 。
(6) 外 の 業 務 等 と 業 務 内 容 が 関 係 す る 場 合 は 、 関 係 者 と 協 議 ・ 協 力 す る も の と す る 。
3. 点 検 要 領
点検方法は、別紙添付の「和歌山県道路監視カメラシステム保守点検業務 点検要
領書」及び同要領書の「細目書」に従って測定又は点検を行い、測定値及び良否判定
結果を甲に報告するものとする。
また、電気通信施設点検業務共通仕様書、及び電気通信施設点検基準【総合・個別
・巡回】にも従うものとする。
4. 点 検 作 業
点検作業については、以下のとおりとする。
(1) 点 検 実 施 者 は 、 当 該 設 備 の 機 能 、 構 造 等 に 精 通 し 、 か つ 点 検 作 業 に 十 分 な 知 識 と
経験を有する者とする。
(2) 点 検 作 業 中 、 早 急 に 修 理 又 は 改 修 を 要 す る 不 良 、 不 具 合 を 発 見 し た 場 合 は 、 速 や
かに監督員に報告するものとする。
(3) 点 検 中 の 設 備 の 操 作 及 び 停 止 に つ い て は 、 他 設 備 へ の 影 響 等 を 十 分 に 考 慮 し 作 業
を行うものとする。
(4) 業 務 実 施 の 都 合 上 、 休 日 又 は 夜 間 に 作 業 を 行 う 必 要 が あ る 場 合 は 、 あ ら か じ め 監
督員に届け出るものとする。
(5) 点 検 を 安 全 確 実 に 行 う た め に 、 安 全 管 理 に 十 分 注 意 す る も の と す る 。
(6) 業 務 に 関 し て 、 受 託 者 が 第 三 者 及 び 発 注 者 に 対 し て 損 害 を 与 え た 場 合 は 、 す べ て
受託者の責任において処理しなければならないものとする。
-2-
Ⅳ.対象機器等
1.対象機器
概 要 及 び 詳 細 な 保 守 点 検 対 象 機 器 等 は 、「 細 目 書 」 の と お り と す る 。
2. 保 守 点 検 員 の 資 格
保 守 点 検 員 は 、高 度 で 専 門 的 技 術 を 有 し 、相 当 熟 知 し た 技 術 者 で な け れ ば な ら な い 。
3. 関 連 法 規 の 遵 守
業務の履行に当たって次に掲げる諸法規及び「細目書」に記載された諸法規を遵守
しなければならない。
(1) 電 気 事 業 法 及 び こ れ に 基 づ く 命 令
(2) 公 衆 電 気 通 信 法 、 有 線 電 気 通 信 法 及 び こ れ に 基 づ く 命 令
(3) そ の 他 関 係 諸 法 令
4. 付 属 消 耗 品 の 使 用
業務に必要な図書及び付属品は、監督員の許可を得て、和歌山県が所有するものを
使用することができる。ただし、使用を許可された図書等に請負者の責めで損傷を与
えた場合は、無償で補修するものとする。
5. 修 繕
(1) 点 検 整 備 の 結 果 、修 理 が 必 要 な も の は 、協 議 の 上 、修 理 ・ 調 整 を 行 う も の と す る 。
(2) 業 務 履 行 後 生 じ た 不 良 か 所 で 明 ら か に 受 託 者 の 責 め に 起 因 す る と 認 め ら れ る も の
については、受託者の責任において速やかに対処しなければならない。
6. 測 定 器 等 の 準 備
業務に要する測定器及び工具類は、すべて受託者が準備するものとする。
Ⅴ.安全管理
1. 方 針 ・ 目 標
安全衛生の管理に当たっては、労働安全衛生法・労働基準法の関係法令を遵守し、
快適な作業環境の実現と労働条件の向上を図るため安全衛生管理体制を確立する。
また、各現場に適した施工計画を立案するなど、関係従業員の安全と健康の確保を
第一とする。業務開始前には、作業員の安全教育を実施し、労働災害の根絶と業務の
円滑な進捗を図るための安全活動を推進する。
2. 安 全 組 織
受託者は、安全衛生管理体制を明示するものとする。
-3-
Ⅵ.報告・記録
1.提出書類
本業務完了時に、下記の書類を提出する。
(1) 業 務 履 行 結 果 の 概 要 及 び 所 見
(2) 点 検 報 告 書
(3) 写 真 ( 周 辺 、 作 業 風 景 等 )
(4) 障 害 対 応 報 告 書
(5) 監 督 員 が 指 示 し た 事 項 及 び こ れ に 対 す る 処 置 事 項
2. 提 出 部 数
道路保全課
Ⅵ . 1. (1)~ (5)
各 1部
Ⅶ.緊急時の体制及び対応
1.体制表等
以下の事項を定め、発注者に報告すること。
(1) シ ス テ ム 障 害 発 生 時 の 連 絡 体 制
(2) 作 業 事 故 発 生 、 又 は そ の 恐 れ が あ っ た 時 の 体 制
(3) 発 注 者 へ の 緊 急 時 の 連 絡 系 統 、 連 絡 方 法
2.事故発生時における行動等
作業現場内において事故発生、又はその恐れがある場合、直ちに監督員へ連絡し、
現場代理人以下、各担当は現場の情報収集にあたること。
また、災害あるいは事故発生時の連絡系統及び夜間又は休日における連絡方法も定
め、それに従い対応すること。
Ⅷ.点検対象主要構成機器
道路監視カメラシステムポール機器構成
装置名称
機器収容筐体
引込計器盤
カメラポール
ネットワークカメラ
Poeインジェクター
VPNルータ
モバイルルータ
スイッチングHUB
数量
1
1
1
1
1
1
1
1
単位
組
組
本
台
台
台
台
台
備考
虎が峰、串本大橋(浅海、大島)、出雲
Ⅸ.定めのない事項等
1. 本 仕 様 書 に 明 記 さ れ て い な い 事 項 で あ っ て も 、 業 務 上 当 然 必 要 と 認 め ら れ る も の に
ついては補足するものとする。
2. こ の 仕 様 書 に 定 め の な い 事 項 又 は 、 こ の 仕 様 書 に 疑 義 が 生 じ た 場 合 は 、 必 要 に 応 じ
て監督員と協議して定める。
-4-
平成28年度
和歌山県道路監視カメラシステム保守点検業務
点検要領書
和 歌 山 県
目 次
Ⅰ.関連法規
Ⅱ.点検要領
道路監視カメラ設備
① 監視局設備(県庁南別館)
監視局設備点検(監視モニター、ネットワーク状況等)
②振興局端末設備(全9事務所)
振興局設備点検(監視モニター、ネットワーク状況等)
③ 現地局設備(全16基)
道路監視カメラ、カメラ用支柱等
Ⅲ.道路監視カメラ点検箇所
Ⅳ.監視、障害対応及び機器設備補修等
Ⅴ.ネットワーク概要図
Ⅰ.関連法規及び計測機器
1.関連法規
本業務の履行に当たっては、本要領書に基づくほか、次の規格基準等に準拠するものとする。
(1)日本工業規格(JIS)
(2)日本電気工業会標準規格(JEM)
(3)日本電子機械工業会標準規格(EIAJ)
(4)電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)
(5)電気設備技術基準
(6)和歌山県財務規則
(7)和歌山県土木工事共通仕様書及び土木工事施工管理基準
(8)電気通信施設点検業務共通仕様書(案)(国土交通省)
(9)電気通信施設点検基準(案)(1/3)総合点検(国土交通省)
(10)電気通信施設点検基準(案)(2/3)個別点検(国土交通省)
(11)電気通信施設点検基準(案)(3/3)巡回点検(国土交通省)
(12)その他関係法令
Ⅱ.点検要領
(細目書)
道路監視カメラ設備
①監視局設備
県庁南別館
保守点検項目
No.
1 機器本体点検及び清掃
保守点検内容及び判定基準等
・機器の取付状態を確認する。
・機器本体の外面を清掃する。
・機器本体の内面を清掃する。
・接続ケーブル、コネクタ及び端
子等の接続部の点検をする。
2
接続部の点検
3
各部入出力電圧測定
・デジタル電圧計により測定し、定格
範囲内であることを確認する。
4
時計動作の確認
5
スイッチ機能の確認
・時刻の遅速の確認を行い、ずれ
がある場合は調整する。
・各スイッチ類による機能の確認をする。
6
表示部の機能確認
・各表示動作の確認をする。
7
総合動作確認
・モニターが正常に画像を表示するか確認する。
判 定
備 考
判 定
備 考
・カメラを正常に遠隔操作できるか確認する。
・録画が正常にできるか確認する。
②振興局端末設備(9事務所)
保守点検項目
No.
1 機器本体点検及び清掃
保守点検内容及び判定基準等
・機器の取付状態を確認する。
・機器本体の外面を清掃する。
・機器本体の内面を清掃する。
・接続ケーブル、コネクタ及び端
子等の接続部の点検をする。
2
接続部の点検
3
各部入出力電圧測定
・デジタル電圧計により測定し、定格
範囲内であることを確認する。
4
時計動作の確認
5
スイッチ機能の確認
・時刻の遅速の確認を行い、ずれ
がある場合は調整する。
・各スイッチ類による機能の確認をする。
6
表示部の機能確認
・各表示動作の確認をする。
7
総合動作確認
・モニターが正常に画像を表示するか確認する。
・カメラを正常に遠隔操作できるか確認する。
③監視カメラ(16基)
1.カメラポールシステム
保守点検項目
No.
1 機器本体点検及び清掃
2
接続部の点検
3
各部入出力電圧測定
4
接地
5
総合動作確認
保守点検内容及び判定基準等
・機器の取付状態を確認する。
・機器本体の外面を清掃する。
・機器本体の内面を清掃する。
・接続ケーブル、コネクタ及び端
子等の接続部の点検をする。
・デジタル電圧計により測定し定
格範囲内であることを確認する。
・接地端子、接地線が正常に接続
されているか確認する。
・カメラ動作が正常であることを
確認する。
判 定
備 考
保守点検内容及び判定基準等
・機器の取付状態を確認する。
・機器本体の外面を清掃する。
・機器本体の内面を清掃する。
・接続ケーブル、コネクタ及び端
子等の接続部の点検をする。
・デジタル電圧計により測定し定
格範囲内であることを確認する。
・各機器の動作を目視で確認する。
判 定
備 考
保守点検内容及び判定基準等
・基礎、外壁、配管類等に異常が
無いことを確認する。
・敷地内の清掃を行う。
判 定
備 考
2.引込計器盤
保守点検項目
No.
1 機器本体点検及び清掃
2
接続部の点検
3
各部入出力電圧測定
4
総合動作確認
3.カメラ用支柱等
保守点検項目
No.
1 ポールの状況の点検
2
カメラ用支柱等の点検
・基礎、支柱、配管類等に異常が
ないことを確認する。
・支柱等の錆、傷等を確認する。
Ⅲ.道路監視カメラ点検箇所
1/1
371
24
≪冠水≫1箇所
善明寺北島線
福島アンダーパス
371
24
26
370
371
24
370
1/1
370
370
≪積雪≫1箇所
国道480号
高野町花坂道路情報板付近
480
371
424
≪積雪≫1箇所
国道371号
鶴姫ドライブイン交差点付近
1/1
42
≪越波≫1箇所
有田湯浅線
市町境付近
480
≪越波≫1箇所
有田湯浅線
栖原海岸付近
2/2
≪越波≫3箇所
御坊由良線
小引付近
白崎トンネル付近
白崎海洋公園付近
424
371
≪積雪≫1箇所
国道371号
龍神温泉宮前橋付近
42
424
169
425
≪積雪≫1箇所
国道425号
龍神中辺路交差点付近
4 2≪積雪≫1箇所
4
≪越波≫1箇所
日の岬公園線
日の岬付近
168
371
田辺龍神線
虎が峰トンネル付近
42
311
311
42
311
42
1/1
42
≪冠水≫1箇所
鳴神木広線
和歌山市田中町(田中アンダーパス)
42
42
事務所名
伊都
伊都
海草
海草
有田
有田
日高
日高
日高
日高
西牟婁
西牟婁
西牟婁
串本
串本
串本
路線名
市町村
R371(高野龍神スカイライン) 高野町
R480
高野町
鳴神木広線(田中町アンダー) 和歌山市
善明寺北島線(福島アンダー) 和歌山市
有田湯浅線
湯浅町
有田湯浅線
湯浅町
御坊由良線
由良町
御坊由良線(白崎トンネル付近) 由良町
御坊由良線(白崎海洋公園付近) 由良町
日の岬公園線
美浜町
田辺龍神(虎が峰トンネル付近) 田辺市
R371(宮前橋付近)
田辺市
R425(龍神中辺路交差点) 田辺市
樫野串本線(ポケットパーク付近) 串本町
潮岬周遊線
串本町
潮岬周遊線
串本町
地名
高野町高野山
花坂(矢立交差点付近)
田中町
福島
田
栖原
小引
大引
大引
三尾
柳瀬
龍神
柳瀬
出雲
出雲
出雲
監視局点検
和歌山県庁 南別館
振興局端末点検(9事務所)
海草振興局建設部
那賀振興局建設部
伊都振興局建設部
有田振興局建設部
日高振興局建設部
西牟婁振興局建設部
東牟婁振興局串本建設部
東牟婁振興局建設部
海草振興局海南工事事務所
≪越波≫2箇所
潮岬周遊線
県職員住宅付近
≪強風≫1箇所
樫野串本線
ポケットパーク付近
Ⅳ.障害対応及び機器設備補修等
障害対応
項目
数量
予定箇所
詳細
障害時の現場対応
1回
県庁、建設部、カメラ現地局
現場への移動
障害状況の確認
原因箇所の特定
復旧作業(無理な場合は応急対応)
復旧時に必要な部品で安価なものは作業費に含む。
機器設備補修等
項目
ルータ
数量
1
予定箇所
詳細
YAMAHA RTX1200 同等品
1