市民病院に 新型のMRI装置を導入しました

問合先 市民病院管理課
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市民病院に
新型のMRI装置を導入しました
市民病院では、平成 年の新築移転時に最新の医
療機器を導入しました。しかしその後、検査の需要
が増え、特にMRI検査の予約待ち日数や当日の待
ち時間が長い状態が続いてきたため、新しいMRI
装置を導入し、1月から稼動を始めました。
新築移転時に導入した機器と今回導入した機器の
2台のMRI装置を患者さんの状態に合わせて稼動
させることで、待ち時間の短縮を図ります。安心し
て診療を受けていただく環境を整え、皆さんに親し
まれ信頼される病院を目指していきます。
MRI は「磁気共鳴断層画像診断装置」
の英語略です。強い磁石から発せられ
る磁場の中で人体に多く含まれる水素
原子に電波を当て、返ってくる信号を
画像化します。放射線検査と異なり被
ばくの心配がありません。
※体内に金属や心臓ペースメーカーな
どの電子機器があるかたや入れ墨が
あるかたなどは、磁場や電波の影響
によりやけどや機器の故障の恐れが
あるため、検査を受けられない場合
があります
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今回導入した MRI装置の特徴
1 最新の機種
・県内では初の導入で、東海地方でも2台目となる
最新装置です。従来の機種よりも詳細な画像を撮
影でき、これまでは見えなかった脳の細い血管や
動脈瘤なども確認できます
・デジタルコイルが使われていて、より鮮明な画像
を撮影できます
・脳の一部である海馬の萎縮から早期アルツハイ
マー症かどうかを判断するなどの検査にも対応し
ています
2 快適な検査
こんな映像が
映し出されます
MRI 検査は寝台に横になっているだけで終わりま
すが、時間が掛かり(内容にもよりますが 10 分か
ら 60 分程度必要)、検査時にはドンドンという大き
な音もします。今回導入の機器は検査中に映像と音
楽が流れ、これまでに比べてリラックスできる環境
となりました。
緊張が和らぐことで閉塞感が緩和され、閉所恐怖
症のかたも検査を受けやすくなります。
2017年(平成29年)2月号 第1147号 4