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ホームページのクオリティアップ術:運用編(全8回)
第7回:メールマガジンを使って集客しよう!Jimdoでメールマガジンを利用する方法
執筆:赤間 公太郎(株式会社マジカルリミックス)
"ホームページのクオリティアップ術:運用編"のコラムを担当する、マジカルリミックスの赤間です。
全8回のこのコラムでは、ホームページの運用に役立つサービスやその利用方法をご紹介していきます。
便利な無料のWebサービスを活用して、効率よく質の高いホームページを目指しましょう。
今回は、専門知識不要でインターネット上からメールマガジンを配信できるサービス「Benchmark」を使用します。メー
ルマガジンの登録フォームの作成、ホームページへの埋め込みを行い、実際にメール配信を行います。
Jimdoには以前、メールマガジン機能が備わっていましたが、サービス改変によりその機能は廃止となりました。代わり
に、外部サービスである「Benchmark」の使用が推奨されています。
Benchmarkの登録
Benchmarkはメールマガジンを配信するためのサービスで、無料で利用することができます。
BenchmarkのWebサイトにアクセスして、画面右上の[無料トライアル]ボタンをクリックします。
登録用のフォームが表示されますので、必要事項を入力して[無料アカウント作成]をクリックします。
この時点で仮登録が完了します。
Benchmarkから登録フォームに入力したメールアドレスに、メールアドレスの承認メールが届きます。
メール内の[こちらのリンク]クリックすると「メールアドレスを承認いただきありがとうございます。」というページが開き、
登録が完了します。
次に、開かれたページの下部[ログイン]をクリックして編集画面(ダッシュボード)を開きます。
Benchmarkから承認メールが届かない場合
すこし時間を空けても承認メールが届かない場合は、BenchmarkのWebサイトにアクセスし、画面右上の[ログイン]
をクリックします。ログイン用の入力欄に、登録フォームで入力したメールアドレスとパスワードを入力し[ログイン]を
クリックします。
[ドメインを入力して、メールの到達率を向上させましょう。]という表示がでた場合、入力欄にホームページのアドレ
スを入力、もしくは[次回入力する]をクリックしてスキップします。
Benchmarkの編集画面が表示されるので、画面右上の人型のアイコンにマウスカーソルを乗せ、表示されるメニュー
から[メールアドレス承認]をクリックします。
表示される画面の「メールアドレスをボックス内に入力してください」直下の入力欄に、登録フォームで入力したメー
ルアドレスを入力し[確認メールを送る]をクリックします。
Benchmarkから承認メールが届くので、メール内の[こちらのリンク]クリックして登録を完了させます。
メールマガジン配信先のメールアドレスを管理するリスト作成
次に、メールマガジンの配信先となるメールアドレスを管理するためのリストを作成します。
Benchmarkのダッシュボードから[新規リストの作成]をクリックして、リストの新規作成を行うページを開きます。
[リスト名]には任意の名称を入力し、リストの作成方法を選択します。ここでは[コピー&ペーストで作成]にチェックを
入れ[保存&顧客情報の追加]をクリックします。
「リストの追加」画面が表示されるので、「コピー&ペーストで作成」の入力欄に最低でも1件以上のメールアドレスを入
力します。この段階ではテスト用に自分のメールアドレスを入力し、[リストの追加]をクリックします。
「顧客情報を追加致しました。」と表示されれば、リストの作成が完了します。
メールマガジン登録フォームの作成
次に、ホームページへ、ユーザーがメールマガジンの登録を行うためのフォームを作成します。
Benchmarkの上部メニューから[コンタクト]にマウスカーソルを乗せて表示されるメニューから[登録フォーム]をクリッ
クします。表示される画面から[登録フォーム作成]をクリックして、フォームの形式を選択します。
今回は作成したフォームをホームページに埋め込んで使用するので[埋込型フォーム]を選択します。
「詳細」ページが表示されるので、「登録フォーム」に任意の名称を入力します。
管理用の名称なので、自分がわかりやすい名前をつけましょう。
「顧客先情報の追加先リスト」から先ほど作成したリスト名にチェックを入れて、[保存&次へ]をクリックします。
登録フォームのカスタマイズを行える画面が表示されます。文字の大きさや色などを変更できますが、このまま先に進め
ますので[保存&次へ]をクリックします。
「この設定でコードを出力しますか?」というメッセージが表示されるので[はい]をクリックするとソースコードが表示さ
れます。
このコード全文をコピーします。
POINT
リスト作成方法の選択画面で[インポータント機能を使って作成]を選ぶとExcel(.xlsファイル)もしくはテキスト(.t
xtファイル)でアップロードする方法でリストにメールアドレスを追加できます。
ホームページに登録フォームを埋め込む
次に、Jimdoで作成したホームページの編集画面へログインします。
登録フォームを設置したい箇所で[+コンテンツを追加]をクリックし[・・・その他コンテンツ&アドオン]をクリックし[メル
マガ登録フォーム]をクリックします。
表示される入力欄に先ほど全文コピーしたソースコードを貼付け[保存]をクリックします。
以上でホームページにメールマガジンの登録フォームを埋め込むことができました。
見出しや説明文などはJimdoの機能を使用して必要に応じて追加するとよいでしょう。
POINT
ホームページへ[メルマガ登録フォーム]機能でフォームを埋め込んだ直後、フォームが確認できない場合はプレビュー
もしくは他のページへ移動してフォームが埋め込まれているか確認するとよいでしょう。
メールマガジンを送信する
次に、メールマガジンを送信してみましょう。
Benchmarkでダッシュボードを表示します。先ほど登録フォームのソースコードに画面が表示されている場合はソース
コードを閉じてページ上部のBenchmarkのロゴマークをクリックするとダッシュボードが表示されます。
上部のメニューから[メール作成]をクリックすると、メールの作成方法を決める「エディター選択」画面が表示されるの
で、ここでは感覚的に作成できる「ドラッグ&ドロップ」の[選択]をクリックします。
「メール概要設定」ページが開きます。このページでは「件名」にメールマガジンの表題を入力しましょう。迷惑メールな
どと間違われないように、わかりやすい表題にするとよいでしょう。
「件名」の他にも細かな設定を行うことができますが、特に変更しなくとも問題ないので慣れてきたら必要に応じて変更
してみましょう。[保存&次へ]をクリックして顧客リストの選択画面を表示します。
ここではメールマガジンの送信先リストを選択します。ここでは先ほど作成したリストにチェックを入れ[保存&次へ]をク
リックします。
メールの作成
次に、送信するメール本文の表示形式をあらかじめ用意されたテンプレートから選択します。
テンプレート画像をクリックするとメール本文の編集画面へ切り替わります。今回はシンプルな[1カラム]を選択します。
選んだテンプレートに応じた項目(ブロック)が画面右側の編集エリアにあらかじめ用意されていますので、基本的には
その項目の中身を変更していくだけでメール本文を作成できます。
編集エリア画面左側にすでに挿入されいる項目は一度クリックすることで編集できるようになります。また、新しく項目を
追加する場合は、画面右側の「コンテンツブロック」から画面左側へドラッグします。
実際にすでに挿入されている項目から画像を挿入してみましょう。
編集エリア左側の画像項目をクリックしてコンピューターのデスクトップなどから任意の画像を画像項目までドラッグし
ます。(または[画像アップロード]をクリックしてコンピューター内の任意の画像を選択します)
あとは、必要に応じて本文を追加したり、不要な項目を削除してメール本文を整えます。
最後に1番下にある項目(フッターブロック)をクリックし、画面右側のフッターブロックの「住所」の入力欄の内容を配信
者(あなた自身や会社)の連絡先を入力し[保存&閉じる]をクリックします。
すべての項目の入力を終えたら、[保存&次へ]をクリックします。
メールの配信設定
次に、メールマガジンの配信するタイミングを設定します。
「いつ送信しますか?」の下にある[配信スケジュール]はそのままで、[日付]と[時刻]を変えると配信日時を設定でき
ます。
あるいは[配信スケジュール]をクリックすると[すぐに送信]か[下書きとして保存]のどちらかを選択できます。配信す
るタイミングは、メールの内容や、メールマガジンの頻度を考慮して配信計画を立てるとよいでしょう。
[配信設定]をクリックすると、メールマガジンの配信が確定されます。
まとめ
メールマガジンを利用することで、現在あなたのホームページのファンに有益な情報を送ることができ、新しいファン獲
得の入り口として効果的です。
紙媒体と違い「いま伝えたい」と思えばすぐにでもメールを配信することができます。
また、紙媒体にメールマガジンのことを紹介したりするなどして、組み合わせて告知することでより効果的になるでしょう。
一度、設定を行えば継続してメールマガジンを配信できるBenchmarkを試してみてはいかがでしょうか。
次回は、「アクセス解析のさらなる活用! 問い合わせ件数(コンバージョン)が確認できるようにして、ホームページの
効果測定を行うための設定方法」をご紹介します(つづく)。
赤間 公太郎(あかま・こうたろう)
株式会社マジカルリミックス 代表取締役CEO/JimdoExpert
http://www.magical-remix.co.jp/
http://www.kotalog.net/
宮城県出身。IT関連の専門学校を卒業後、仙台のデザイン会社に入社。Webサイトのデザイン・コーディングを
中心に従事。2002年退職後すぐに個人事業としてマジカルリミックスを創業。2007年に法人化し株式会社マ
ジカルリミックスを設立。規模を問わずお客様のニーズにあわせたWebサイトの企画立案、制作、アクセスと売
上アップをめざした更新サポートまで一貫して手がけている。
また、Web制作だけにとどまらず、社内向けのセキュリティ・IT活用のプライベートトレーニング、セミナー出演、
執筆なども意欲的に手がける。全国からの講演依頼も多数。2005年から仙台の専門学校で、非常勤講師とし
てWeb制作講義を担当。
主な著書に『10日でSEO&アクセスアップ
Jimdoデザインブック』(エムディエヌコーポレーション)『10日で作るかっこいいホームページ
Jimdoデザインブック』(同)『HTML5+CSS3の新しい教科書
基礎から覚える、深く理解できる。』(共著、同)『基礎から覚える、深く理解できる。Webデザインの新しい教科
書』(同)。
[所属]
仙台商工会議所 エキスパートバンク登録/みやぎ産業振興機構 専門家アドバイザー/みやぎ工業会正会員
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