第9回新城市公共施設等総合管理計画策定委員会会議録 1.日時 平成28年12月1日(月)午前10時から正午まで 2.場所 新城市役所 本庁舎2階 政策会議室 3.出席委員 委員 5人 事務局 5人 4.議題 (1)提言書(案)及び公共施設等総合管理計画(案)について (2)答申書(案)について (3)その他 -1- ○委員長 本日は、提言書及び公共施設等総合管理計画の内容について議論をした後、市 長への答申を行う。 (事務局説明) ○委員長 計画の内容について、修正はあるか。 ○委 「必要に応じ専門家を交えるなど、専門知識の補完や施設に求められる規模」 員 の部分はとても大事だと思うので、少し強調してはどうか。理想を求めて施設 を作ることは大事だが、実際に携わっている人の専門的なアドバイスが重要で ある。 ○委員長 賃金の高い方を雇う考えではなく、地域の人材を育成して行うことが必要だと 思う。 ○委 員 もう一点。「まちづくりの核となるものにするよう機能の見直しと再編」と書 いてあるが、まちづくりの核と、別にする必要もない。例えば文化会館や公民 館は、それほどの集中性は必要ないと思う。 ○委員長 財政的に厳しい町に大きな市民会館は要らないかもしれないが、結局、そこに 何ら関わることで人が集まる場所になっていく。市民が関わることで、まちづ くりの核になっていくことは、姿としてはあるのではないか。 また、これだけ読んだだけでは、財政的にほかの自治体より削減しなければ いけない危機感が伝わってこない。特に、総合管理計画の全体において、市民 にとってぴんとこない数字。 行政側の意識改革の点については、今までのやり方を根本的に見直していか なくてはならないと思う。行政からのメッセージが非常に大事だと思うので、 計画の中に入れるべき。 (事務局説明) ○委員長 次に、概要版の御意見をいただきたい。 ○委 「要点はこれですよ」というメッセージを強調するべきでは。何が言いたいの 員 かわからない。 ○委 員 細かいグラフを載せるより、ポイントをかいつまんで「厳しい状況です。ここ が大事だ」という訴えを。その中で「こういうふうに考えます」という書き方 でないと、このままでも大丈夫かと思ってしまう。裏面も、具体的な手法と言 いながら、独自性がない。要点として、地域ごとに考えるとか、根本的に意識 を変えなければいけないことを書かないと。 ○委 員 図表など、簡単な言葉でもう少し危機をあおるようにしたらよい。また、字体 のフォントを大きくし、ポイントで押さえて簡略化すれば、見る人もこういう 問題があるのだと理解できる。 ○委員長 何かをしなければいけないことと、相当量削減しないとまずいことが伝わるよ うにしないといけない。インパクトがあるのは、ほかの自治体の2倍、 3倍も 一人当たりの施設量が多いということ。なおかつ、財政的に厳しい。しかし、 半減することは現実的ではないから、「新城らしいやり方でやるしかない」と いうメッセージを。 ○委 員 再編や廃校・廃園の有効活用、二次利用について市民の声を聞きながらやって いくことを押さえてくれていると感じる。今後もその意識をもって、市民一人 一人もそうだが、行政側もやっていただければいい。 ○委 員 危機感を十分にあおりながら、「市民が一人ずつ頑張ってやればこんなに新城 はよくなる」というイメージが欲しい。 ○委 員 財政が厳しいという話もあるけれど、「こういう方法もあるよ」という行政側 -2- のメッセージが市民に伝わることがすごく大事。「市の考え方はいいよね」っ て思ってもらえるようにするのが計画の大事なところだと思う。 (休憩) (答申、市長挨拶及び意見交換) ○委 員 新城の総合計画を読んだが、新城のビジョンが見えなかった。 ○市 長 総合計画は、非常に多岐にわたり、事業計画も多くの種類があることから、見 えにくいという御指摘もある。一方で、市民それぞれの生活基盤や、年齢、性 別も違う中での市民総意は生やさしいことではなく、徐々に市民の市政への意 見反映ができてきたと思っている。 ○委 員 ある施設をどういうふうにするか、どう削減したらいいのかを、計画では、市 民に具体的にわかるようにしなくてはいけない。 ○市 長 ある施設をどうするか考えたとき、新城市の総合計画もあれば、土地利用の計 画もあり、あるいはその前提として法制度がある。そういう中で、何が一番合 理的なのかを判断しなくてはいけない。 次のステップに入ったときには、今いただいたような議論をもう一度かみ砕 いて市民に示しながら、合理的な解決を目指していただけたらと思う。 ○委 員 新城を活性化する目標があるとすると、その下にいろいろな計画があり、具体 的にどういうふうにするかはわかるが、その真ん中が見えない。「新城はこれ が特徴だからこれを生かしてこういうふうにする 」といったところが見えると ありがたい。 ○市 長 「まち・ひと・しごと総合戦略」や総合計画の中にイメージを具体化している つもり。市民がまちづくりを自分のこととして考えるための土壌をつくり、自 分の町をもう1回見つめ、自分の果たす役割を考えていくことが不可欠。 ○委 員 まちづくり集会や実行委員会などでは、若者や女性を交えて議論しており、こ れからも意識を高く持ってやっていけたら。 ○委 員 一人が一歩、二歩頑張って何かをやれば、私たちに手を振り返してくれる市長 がいらっしゃるのはありがたい。私も、周りと共生参加をしながら、この町を PRしていきたい。また、子どもたちに「大人はこんなに全力で楽しんでいる よ」という姿を見てもらえるとうれしい。 ○委 員 うまく住民の意見を集約するよう努めてはいるが、そう簡単ではない。いい方 向に向かうには、行政にしっかりリードしていただければと思う。 ○委員長 ほかの自治体に比べて独自性があると思うので、新城市ならではの方向性を考 えていきたい。自治区の活動なども活発であり、いいモデルが既にあるものだ から、そういうものに沿うようにしていくことが大事だと、提言の中にも盛り 込んだ。 一方で、財政的に厳しい状況の中で施設を維持していかなければならない。 このままでは立ちいかなくなるというメッセージをダイレクトに発 し、「何と かしていくのは市民の力ですよ」というメッセージが計画にもっと込められた らと思う。 また、公共施設というのは行政の多岐に渡る部門にまたがっている。それぞ れの部門を横断し、新城市らしいやり方をやれるような仕組みが非常に大事と いうことを、提言書にも含めた。行間に込められた意味合いも含めて、 市長に も配慮いただけたらと思う。 -3-
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