ザ・ドキュメント 兄と弟 ~満州おもいでの河へ

『ザ・ドキュメント 兄と弟 ~満州おもいでの河へ~』
OHK岡山放送での放映決定のお知らせ
一昨年、岡山市日中友好協会は、戦後 70 周年を記念して京都廟嶺開拓団の引揚者であ
る黒田雅夫さんをお迎えし『中国残留孤児問題を考える講演会とパネルディスカッショ
ン』を開催いたしました。それを契機として、大阪に本社を置く関西テレビ放送(KT
V)がドキュメンタリー番組として制作することが決まり、昨年の7月、10月の二回
にわけて中国東北部(吉林省、黒龍江省、遼寧省)を訪問、現地取材をしました。
当協会は、総領事館への取材許可や現地での取材協力要請など、準備段階から全面的
に協力し、7月の現地取材には黒田さん兄弟とテレビ局の取材スタッフに協会として同
行し、現地での調整や遼寧省人民対外友好協会訪問などを通じて、取材をスムースに進
行させる役割を果たしました。
そして、昨年11月には『ザ・ドキュメント
兄と弟
~満州おももいでの河へ~』
というタイトルのドキュメンタリー番組が完成し、22日には関西圏と徳島県で放映さ
れました。このドキュメンタリーは、文科省の芸術祭参加番組として出品され惜しくも
賞は逃しましたが高い評価と大きな感動を呼びました。
このドキュメンタリー番組が、関係者のご尽力とご協力により、OHK岡山放送で放
映されることが決まりましたのでご案内させていただきます。
黒田雅夫さん(兄)と黒田孝義さん(弟)が幼い時に中国「満州」で別れ別れになり、
40数年を経て日本で再会するまでの足跡、そして2人揃っての再訪を通じて、戦争の
悲惨さや兄弟の心の中の感情的な葛藤を丁寧に描いた秀作です。
日中国交正常化45周年を迎えた本年、決して忘れてはならない中国開拓団の歴史、
そしてその結果生まれた残留孤児問題を直視し、これからの日中平和友好の大切さを考
える上で、是非ともご覧いただきたいと思います。
深夜の放送なので、眠いとは存じますが、録画などしていただきご観覧いただければ
幸いです。また、周りの方にもお薦めいただければ幸いです。
平成29年1月
NPO岡山市日中友好協会
専務理事
松井三平
【放映日】
平成29年2月12日(日曜日)26:05~(実際は13日の早朝2時5分~)
OHK岡山放送