平成28年度エコドライブモニター事業 結果報告 市民生活部環境政策課温暖化対策係 1 実施目的 自動車からの温室効果ガスの排出削減を目的とし、参加者に、普段の運転と、エネルギー消費の少ない運転方 法であるエコドライブとの燃費比較を実践していただく、モニター事業を実施した。 2 実施期間 (1)通常運転期間 9月15日(木)から10月15日(土) (2)エコドライブ実施期間 10月15日(土)から11月15日(火) 3 対象者 (1)市内の事業所に勤めている方、若しくは市内の学校に通っている方のうち、自動車で通勤、通学、外出等 をする方 (2)EV・PHV自動車及び燃費計が既に搭載されている自動車以外で参加していただける方 4 実施結果 (1)実績 項 目 平成28年度実績 実施団体数 参加人数 5団体 13人 通常運転期間平均燃費 14.7km/ℓ エコドライブ実施期間平均燃費 15.5km/ℓ 平均燃費向上率 5.7% 燃料の削減量 19.8ℓ 二酸化炭素排出削減効果 45.9kg ※燃料の削減量の計算式… エコドライブ実施期間総走行距離(km)÷通常運転期間平均燃費(km/ℓ) -エコドライブ実施期間総走行距離(km)÷エコドライブ実施期間平均燃費(km/ℓ) ※二酸化炭素排出削減効果の計算式…燃料削減量(ℓ)×排出係数(2.32kg-CO2/ℓ) (2)参加者アンケート回答結果 5 総評 ・本年度エコドライブモニター事業は、5事業者13人の方から参加いただき、燃費向上によって45.9k gの二酸化炭素排出削減を達成しました。 ・燃費向上率について、最大17.5%、最低-6.7%、平均5.7%であり、13人中10人の方が燃費 向上を達成しました。参加者のうち、燃費が悪化した方の理由としては、普段からエコドライブを意識して おり、燃費向上につながらなかったことや、エアコンの適切な使用について実践できなかったこと等がアン ケートの感想の中で挙げられました。 ・ (2)参加者アンケート回答結果によると、ふんわりアクセル「e スタート」 ・車間距離にゆとりを持ち、加減 速の少ない運転・減速時の早めのアクセルオフについては、参加者全員が「実践した」若しくは「意識した」 と回答しており、走行中のエコドライブ実践項目を特に意識して取り組んでいただけたことが伺えます。 最も実践率が低かった項目は「タイヤの空気圧を点検・整備する」であり、参加者から「空気圧の点検は、ど のくらいの頻度で行えば良いのかがわからなかった」という意見もいただきました。来年度実施の際は、適正 な点検頻度等についても参加者に説明し、実践率の向上を図りたいと考えています。 ・本年度エコドライブモニター事業は、外付け燃費計を使用するため、燃費計が既に搭載されている自動車での 参加は不可としていましたが、来年度は、既に自動車に搭載されている燃費計を使用しての参加も可とし、間 口を広げて実施したいと考えています。また、参加者数の上限引き上げ等も検討し、エコドライブをより多く の方に普及啓発できるよう、事業を進めたいと考えています。
© Copyright 2024 ExpyDoc