佐賀 賀県廃棄 棄物 物処理 理計 計画 (案) 概 要 版 平成2 29年 月 Ⅰ.計画 Ⅰ 画の基本的 的事項 1.計画策定 定の趣旨 近年、気候変動 近 動や資源の枯 枯渇など地球 球規模での環境 境制約がます すます大きな課題となって ています。ま また、平成23 3年3 月に に発生した東日 日本大震災を をはじめとす する大規模災害 害発生時の災 災害廃棄物処理が大きな社 社会問題にな なるなど、非常 常事 態に に対応できる強 強靭な廃棄物 物処理システ テムの構築も求 求められてい います。 こうした状況に こ に社会が適切 切に対応して ていくためには は、再生可能 能な資源の使用の推進、廃 廃棄物等の減 減量化・リサイ イク ル及 及び適正処理の の推進など、物質循環を をできる限り確 確保する循環 環型社会の実現を図ること とが重要とな なっています。 。 このため、県で こ では「佐賀県 県廃棄物処理 理計画」を策定 定し、廃棄物 物の排出抑制と適正な循環 環的利用及び び適正処理を推 推進 して てきたところで です。 本計画は、旧計 本 計画が平成2 27年度を目標年度として て策定された たものであることから、そ その後の廃棄 棄物の処理及び び清 掃に に関する法律の の改正やその の他法制度の の改正の動向を を基に、新た たに廃棄物処理計画を策定 定し、本県に における環境へ への 負荷 荷の少ない循環 環型社会形成 成を推進して ていくための基 基本的な方向 向性を示し、県民、事業者 者、CSO、行政等すべて ての 主体 体が取り組んで でいくための の指針とする るものです。 注)CSO(Civil 注 Society Org ganizations):市民社会組織の の略で、NPO O法人、市民活動 動・ボランティア ア団体に限らず、自治会・町内 内会、 婦人会、老人 人会、PTAとい いった組織・団体 体を含めて「C CSO」と呼称し しています。 2.計画期間 間 本計画の期間は 本 は、平成28 8年度から平 平成32年度ま までの5年間 間です。 3.計画の位 位置付け 本計画は、佐賀 本 賀県環境基本 本条例の規定 定に基づき策定 定される「佐 佐賀県環境基本計画」を上 上位計画とし しています。 佐賀県総 総合計画 佐賀県 県環境基本条 条例 佐賀県 県環境基本計 計画 佐賀県ポリ塩 塩化ビフェニ ル廃棄物処理計画 佐賀県廃 佐 廃棄物処理計画 佐賀県内市 市町 一般 般廃棄物処理基本計画 佐賀県分別 収集促進計 廃棄物 物処理法 循環 環型社会形 形成推進基本 本法 循環 環型社会形成 成推進基本 本計画 環境基 基本法 環境基 基本計画 個別リサイ イクル法 容器包装 装リサイクル ル法 家電リサ サイクル法 食品リサ サイクル法 建設リサ サイクル法 自動車リ リサイクル法 法 小型家電 電リサイクル ル法 グリーン購 購入法 資源有効利 利用促進法 4.計画対象 象廃棄物 本計画は、廃棄 本 棄物処理法第 第2条に規定 定する廃棄物を を対象としま ます。 生活系ごみ ごみ 事業系ごみ し尿 一般廃棄 棄物 特別管理 理一般廃棄物 物※1) 廃棄物 物 産業廃棄 棄物 事業活動 動に伴って発 発生する 2) もので法 法律で定める る 20 種類※2 産業廃棄 棄物 特別管理 理産業廃棄物 物※1) ※1 1)「特別管理一般廃 廃棄物」、「特別管理産 産業廃棄物」とは、爆 爆発性、毒性、感染性 性その他の人の健康又 又は生活環境に係る被 被害を生ずるおそれが がある性状を有する一 一般廃棄物又は産業廃 廃棄物。 ※2 2)20種類とは、燃 燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、 紙くず、木くず、繊 繊維くず、動植物性残 残さ、動物系固形不要 要物、ゴムくず、金属 属くず、ガラスくず・コンク リートくず・陶磁 磁器くず、鉱さい、が がれき類、ばいじん、動物のふん尿、動物 物の死体、及び前記19種類の産業廃棄物を処分するために に処理したもの。 循環資源 源の流れ 物質等の の流れ 天 天然資源 採取・投入 採 天然資源の消費の抑制 第1番目:廃棄物 物の発生抑制 (リデュー ース) 生産 (製造 造・流通等) 第2番 番目:再使用 (リ リユース) 消 消費・使用 第3番目 目:再生利用 (マテリア アルリサイクル) 廃棄 中 中間処理 (再生 生、焼却等) 第4番目:熱回収 (サーマルリ リサイクル) 第5番目:適正処分 最終処分 最 (埋立) 循環型 型社会のイメージ Ⅱ.廃棄 Ⅱ 棄物処理の の状況 1.一般廃棄 棄物処理 理(ごみ)の現状と と課題 (1 1)排出量 ◆平 平成22年度以 以降、やや増加傾向にあっ ったものの近 近年はほぼ横ば ばいとなって ています。 ◆1人1日当たり りのごみ排出量は、全国的 的にも減少傾 傾向が続くなか かで、本県も も依然として低 低い水準(平 平成26年度 度: 国第5位)を維 維持していま ます。 全国 (2 2)処理・処分状況 ◆平 平成26年度に におけるごみ み総排出量は2 274千トン、 、リサイクル率は18.7%、中間処理に による減量は206千トン、 、 最終 終処分率は6.3 3%(17千ト トン)となっ っています。 ◆リ リサイクル率は は、全国的に にはほぼ横ば ばいですが、本 本県は概ね増 増加傾向にあります。 ◆最 最終処分率は、 、全国的には は減少する傾 傾向にあります す。本県も概 概ね減少する傾向であり、 全国と比べ べても更に低い い 水準 準を維持してい います。 主な な課題 ■ごみ総排出 ■ 出量はほぼ横 横ばいとなって ており、1人 人1日当たりご ごみ排出量では、全国に比 比べると低い い水準を維持 しています すが、さらな なる排出抑制を を図っていく く必要があります。 ■リサイクル ■ ル率は、集団 団回収や直接資 資源化など資 資源ごみ量は増加する傾向 向にあります すが、全国に比 比べる と低い状態 態が続いてい いますので、さ さらなる分別 別収集等の促進を図ってい いく必要があ あります。 ■最終処分率 ■ 率は、これま までも全国に比 比べて低い水 水準を維持しているなか、現行計画の の目標を達成す する 見込みです すが、ここ数 数年は減少の度 度合いが緩や やかになっています。 ■一般廃棄物 ■ 物処理施設は は適正に稼働し していますが が、ごみの中間処理施設の の中には老朽 朽化が進んでい いる 施設があり ります。 2.産業廃棄 棄物処理 理の現状と と課題 (1 1)排出量 ◆平 平成16年度に に大規模工 事等 等の影響により一時的に 増加 加しましたが、 、その後は 緩や やかな減少傾向 向にありま す。 (2 2)処理・処分状況 ◆平 平成26年度の の産業廃棄 (単位:千 t /年) 発生 生量 有償物量 資源化量 3,1774 < 100..0% > 86 < 2.7% > 1,655 < 52.1% > 物の の排出量は3,0 089千ト ン、リサイクル率 リ 率は50.8% 排出 出量 (1,,570千トン)、中間処 3,0 89 <97.3%> (1000.0%) 理に による減量は1 1,444千ト ン、最終処分率は 最 は2.3%(73 千ト トン)となって ています。 再生利用量 量 自 自己再生利用量 889 ( 28.0% ) 1,570 (50.8%) 自 自己減量化量 減量化量 1,378 ( 44.6% ) 680 66 委託処理量 819 ( 25.9% ) 72 1,444 <45.5%> (46.8%) その他量 2 < 0.1% > ( 0.1% ) 搬出 出量 82 2 ( 26.66% ) 自己最終処分量 最終処分量 量 0 ( 0.0% ) 73 <2.3%> 注1)< >は発生量に対する る割合、( )は排出量に に対する割合を示す す。 図中の数値は、四捨五入の関係で収支が が合わない場合があ ある。 注2)図 ◆再 再生利用量を種 種類別にみる ると、動物の のふん尿が5割 割以上を占め め、次いでがれ れき類、汚泥 泥の順となっています。 また た、最終処分量 量では、がれ れき類、廃プ プラスチック類 類、ガラス・コンクリート・陶磁器く くずなどが上 上位にあがって て いま ます。 ◆リ リサイクル率は は、平成8年 年度以降は増加 加傾向にあり りますが、平 平成26年度は は若干低下して ています。 ◆最 最終処分量(率 率)について ては、排出事 事業者等の取組 組や産業廃棄 棄物税の導入により減少傾 傾向が続いて ています。 主な な課題 ■排出量は減 減少傾向にあ あり、今後も引き続き排出 出事業者によ よる排出抑制の の取組が重要 要です。 ■リサイクル ル率は、全国 国(平成25年 年度53%)に に比べると、本県はやや や低い状況にあ あります。ま また、最終処分 率では、リサ サイクルの進 進展や産業廃棄物税の導入 入等によって て減少していま ますが、循環 環型社会の形 形成を着実に進 進 めるため、引 引き続き静脈 脈産業の育成・支援や多量 量排出事業者 者の減量化、リサイクルの の意識啓発を を積極的に進め め ていく必要が があります。 Ⅲ.計画 Ⅲ 画の⽬標 1.一般廃棄 棄物(ご ごみ)の減 減量化目標 標(目標年 年度:平成 成32年度 度) ◆ ごみ総 総排出量を2 252千トン ンとします ◆ 1人1日当たりご ごみ排出量を を848グラ ラムとし、う うち、1人1日当たり家 家庭系ごみ排出量を 500グラムとし します。 ◆ リサイ イクル率を排 排出量の21.9%としま ます ◆ 最終処 処分率(量)を 計画処理 理量の4.6 6%(12千 千トン)とし します 目標 標設定の考え え方(本県は は現状:平成 成26 年度を を基準年度と とします。) ) ○ 目標設定は は、平成26年 年度を基準年 年度とし、市 町の「一般廃 廃棄物処理基 基本計画」等を を基に、現在 在の取組をそ そ のまま継続 続した場合の の平成32年度 度の人口、各 種ごみの排出 出量を推計し し、予測値を算 算出しました た。 それに加え えて各市町の の各種施策を勘 勘案し、国の の基本方針を を参考にして目 目標値を設定 定しました。 を目指すべき ○ 本県の1人 人1日当たり排 排出量は全国 国的にも低い 水準ですが、さらなる排 排出量の抑制を きと考えてい い ます。 市町におけ ける排出量の の削減につなが がる各種施策 策を推進する ること等により り、252千ト トン(現状に に対し約8%の の 削減)を目 目標とします す。 ○ 排出量の削 削減を前提と として、今後の の分別収集計 計画の推進等 等により、リサ サイクル率は は21.9%、そ それに 伴う最終処 処分率(量)は は 4.6%(12 千トン)を を目標としま ます。 2.産業廃棄 棄物の減 減量化目標 標(目標年 年度:平成 成32年度 度) ◆ 排出量を を3,029千 千トンとします ◆ リサイク クル率を排出 出量の53.0%としま す ◆ 最終処分 分率(量)を を排出量の2 2.2%(6 7千トン)とします ◆ リサイク クル率 ◆ ◆ 排出 出量 ◆ ◆ 最 最終処分率(量 量) ◆ 目標 標設定の考え え方(本県は は現状:平成 成26年度を 基準年度と とします。) ○平成26年度 ○ 度を基準年度 度とし、各種産 産業の状況等 等を基に、各種産業廃棄物 物の排出量を を推計し予測値 値を算出 しました。旧 旧計画(現行 行計画)の達成 成状況や国の の基本方針、各種施策を推 推進すること とにより目標値 値を設定 しました。 これまでの排 ○排出量は、 ○ 排出抑制の取 取組の成果によ より、減少傾 傾向にありま ます。今後も引 引き続き排出 出量の削減 につながる取組をより一 一層進めるこ ことにより、 3,029千トン(現状に に対し約2%の の削減) を目標とし します。 減を前提とし ○排出量の削 ○ して、排出事 事業者及び処理 理業者の取組 組や産廃税導 導入の効果等に によって、リ リサイクル率 は53.0%、最終処分率 率(量)は2.2 2%(67千 t)を目標と とします。 Ⅳ.循環型 Ⅳ 型社会形 形成に向 向けた主要 要施策 減量化目標の の達成と循環 環型社会づくりに向けて、 、「3Rの推 推進」、「適正処理の推進 進」、「循環 環型社会形成の の ための基盤整備 た 備」の3つを を施策展開の の柱として、総 総合的かつ計 計画的に推進していきます す。 リー・アール):廃棄物の発生 生抑制(リデ ュース)、再使用(リユース)、再生利用 用(リサイクル) 注)3R(スリ 3Rの推 3 推進 ○県民、C CSO、事業 業者への啓発 発と自主的な取 取組の支援 ○市町が行 行う一般廃棄 棄物の減量化 化・リサイクル ルの取組の支 支援 ○排出事業 業者が行う排 排出抑制・減 減量化・リサイ イクルのため めの取組の支援 〇佐賀県認 認定リサイク クル製品認定 定制度の普及促 促進 ○新たな取 取組への対応 応 適正処理 適 理の推進 (一般廃棄物) ○一般廃棄物の適正処 処理への支援 援 ○在宅医療廃棄物の処 処理 ○非常災害時(震災、水害)の廃 廃棄物処理(詳 詳細は災害廃 廃棄物処理計 計画に記載) (産業廃棄物) ○監視指導の強化 ○優良なリサイクル産 産業(静脈産 産業)への支援 援 〇優良産廃処理業者認 認定制度の周 周知 ○PCB廃棄物の期限 限内処理の促 促進 ○電子マニフェスト制 制度の推進 ○産業廃棄物税の効果 果検証及び処 処理実態の把握 握 ○低炭素社会への取組 組 (一般廃棄物・産業廃 廃棄物) 〇石綿(アスベスト) )廃棄物の適 適正処理 〇海岸漂着物対策 ○水銀廃棄物対策 循環型社 循 社会形成の のための の基盤整 整備 ○ 一般廃 廃棄物の適正 正処理体制の確 確保 ・「佐賀県ごみ処理広 広域化計画」に基づく市町 町等への技術 術的支援 ○ 産業廃 廃棄物の適正 正処理体制の確 確保 ・焼却施設・最終処分 分場等の定期 期検査制度、維 維持管理情報 報公開制度の の推進 さが」の円滑 滑な運営の支援 援 ○「クリーンパークさ Ⅴ.計画の Ⅴ の推進 1.各主体の の役割 本計画で掲げ げた目標を達 達成し、佐賀 賀県における循 循環型社会の の形成を推進するためには は、県民・C CSO、事業者 者、 廃棄物処理業者 廃 者、市町、県 県は、それぞ ぞれの役割に応 応じて情報を を共有し共通の認識のもと とで、相互に に連携・協働し ながら取り組ん な んでいく必要 要があります す。 各主体の理解 解と実践の環 環を拡げるた ため、各主体が が広く参加し している「佐賀県『ストッ ップ温暖化』県民運動推進 進 会議」等での活 会 活用等を通し して、それぞ ぞれの連携のも もとでの自主 主的な取り組みを推進する ることとしま ます。 推進 推 2.進行管理 理 本計画の目標 標を達成する るためには、各主体の自主 主的な取組に による排出状 状況と計画の進 進行状況確認 認が重要です す。 県(県全体の の一般廃棄物 物・産業廃棄 棄物)及び市町 町(地域の一 一般廃棄物)が実施主体 と同時に調整 整役となって て、 目標の達成状況 目 況等を定期的 的に把握、評 評価・検討し、 、施策の見直 直しを図りながら進行管理 理します。 佐賀県県民環境部循環型社会推進課 〒840-8570 佐賀市城内1-1-59 TEL 0952-25-7078 / FAX 0952-25-7109 E-mail [email protected] 県庁ホームページ http://www. pref.saga.lg.jp/
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