認知症高齢者見守り事業実施業務仕様書 １ 業務内容 「認知症高齢者見守り事業実施要綱」に基づく業務とする。 ２ 認知症サポートセンターの設置 事業所内に認知症サポートセンター（認知症高齢者見守り事業事務局）を設置するこ と。 ３ 従事者 サービスの利用調整員（以下「コーディネーター」という。）を１名 配置し，「業 務従事者届出書」（別紙１）を市に提出すること。コーディネーターとなる者は，次の 要件を満たす者とする。 （１）認知症に関する専門的な知識を有すること。また，サービス提供会員及び利用対象 者等からの相談に対応できること。 （２）国家資格（看護師，保健師，介護福祉士，社会福祉士，精神保健福祉士等）を有し， １年以上の相談業務従事実績があること。 （３）サービス利用対象者への支援に当たり，地域包括支援センター，介護支援専門員， 民生委員等の関係機関との連携を図ることができること。 （４）サービス提供希望者に対し，認知症高齢者に関する研修を実施できること。 ４ 業務内容 この事業の内容は次のとおりとする。 （１）認知症高齢者見守り事業の周知を行うこと。 （２）サービス提供者の募集及び地域住民に対して，認知症に関する知識を付与するため の研修会を必要に応じて開催すること。なお，研修については，市内各地域から参加 しやすいよう開催場所に配慮するものとする。内容については，本事業の概要，認知 症の基礎知識及び認知症高齢者への対応の仕方等に関するものとする。 （３）サービス利用対象者からサービス利用に関する相談があった場合，認知症高齢者の 状況及びサービスの利用希望を把握するため，訪問を行った上でサービスの利用を決 定し，サービス提供者を調整すること。なお，サービスの利用決定においては，「認 知症高齢者の状態把握票」（別紙２）を参考とするものとする。また，必要に応じて 地域包括支援センター，介護支援専門員，民生委員等の関係機関との連携を図り，サ ービス利用対象者の支援を行うこと。 （４）サービス提供者からの認知症高齢者への対応に関する相談に対応すること。 （５）サービス利用対象者及びサービス提供者等に対し広報紙を発行すること。 （６）サービス向上のための検討及び分析を行うこと。 ５ 個人情報 事業の実施に当たり，知り得た認知症高齢者，利用対象者及びサービス提供者の個人 情報を，他に漏らし，又は不当な目的に利用してはならない。事業実施終了後において も，同様とする。 ６ 安全管理 業務を実施するに当たり，認知症高齢者及びサービス提供者の安全を確保するため， サービス提供者に対する損害保険に加入すること。 ７ 報告 （１）月に一度（翌月１０日まで），市長に対して月別の会員数や稼働件数等を別紙３に より，及びその詳細が分かるものを書面により提出すること。 （２）業務終了後，市長に対して利用会員及び提供会員台帳，年間の活動実績等について 詳細に記載した報告書を提出すること。 ８ 認知症サポーター等養成事業との連携 認知症サポーター等養成事業との連携を図ることとし，認知症サポーター等養成事業 実施者に対し，適宜認知症高齢者見守り事業について情報提供等を行うものとする。 ９ 再委託の禁止 この仕様書で示す業務を第三者に委託してはならない。 10 その他 この仕様書の定めるもののほか必要な事項については，両者で協議の上，決定する。
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