PDFをダウンロード - 日本水工設計株式会社

下水道りん資源の利用の推進
~下水道からはじめる資源の循環を目指して~
下水道りん資源の利用の推進
下水道りん資源の利用の推進
~下水道からはじめる資源の循環を目指して~
~下水道からはじめる資源の循環を目指して~
わが国のりん資源の今
わが国のりん資源の今
わが国のりん資源の今
りんは植物生育の三大栄養素のひとつであり、食糧の安定生産に欠かせない重要な物質です。しかし、わが国に
りんは植物生育の三大栄養素のひとつであり、食糧の安定生産に欠かせない重要な物質です。しかし、わが国に
は天然資源としてりん鉱石を産出する鉱脈が存在せず、私たちの生活や社会活動に必要なりん資源の100%を諸
は天然資源としてりん鉱石を産出する鉱脈が存在せず、私たちの生活や社会活動に必要なりん資源の100%を諸
外国からの輸入に頼っています。さらに近年では、新興大国の経済発展や、世界的な穀物増産による肥料原料価
外国からの輸入に頼っています。さらに近年では、新興大国の経済発展や、世界的な穀物増産による肥料原料価
格の高騰等による主要原産国の輸出規制の影響もあって、国際取引価格は乱高下しています。
格の高騰、りん鉱石の枯渇への懸念等による主要原産国の輸出規制の影響もあって、国際取引価格は乱高下し
食糧の安定生産・増産のために化学肥料を必要とするわが国にとって、今やりんは国家戦略上の重要な物質で
ています。
あり、長期的かつ安定的なりん資源の確保が強く求められている状況です。
食糧の安定生産・増産のために化学肥料を必要とするわが国にとって、今やりんは国家戦略上の重要な物質で
あり、長期的かつ安定的なりん資源の確保が強く求められている状況です。
りん資源と下水道
りん資源と下水道
りん資源と下水道
わが国には年間約80万トンのりんが輸入され、その約7割が農耕・家畜・食料を経由して生活排水系に排出され
わが国には年間約80万トンのりんが輸入され、その約7割が農耕・家畜・食料を経由して生活排水系に排出され
ます。そのうち約5.5万トンのりんが下水道を経由しますが、肥料として有効活用されているものは僅か0.6万トン
ます。そのうち約5.5万トンのりんが下水道を経由しますが、肥料として有効活用されているものは僅か0.6万トン
(10%)に過ぎず、残りは埋立て等により廃棄されています。
(10%)に過ぎず、残りは埋立て等により廃棄されています。
今後、より需給が逼迫する可能性があるりん資源を下水道から回収し、国内における貴重な未利用資源として循
今後、より需給が逼迫する可能性があるりん資源を下水道から回収し、国内における貴重な未利用資源として循
環利用していくことが今後の下水道の役割であり、高い資源的価値を生み出します。
環利用していくことが今後の下水道の役割であり、高い資源的価値を生み出します。
今こそ「下水道からのりん資源の資源化」に向けた取組みを始めてみませんか?
今こそ「下水道からのりん資源の資源化」に向けた取組みを始めてみませんか?
日本水工設計がサポートします!
日本水工設計がサポートします!
主なりん資源化技術
主なりん資源化技術
主なりん資源化技術
下水道からのりん回収・資源化にはさまざまな技術が開発・実用化されていますが、既存下水道施設の状況や地域の
下水道からのりん回収・資源化にはさまざまな技術が開発・実用化されていますが、既存下水道施設の状況や地域の
特性・水質等を踏まえ、導入技術に応じた費用や回収りん品質を検討するとともに、需要予測、事業採算性、事業
特性・水質等を踏まえ、導入技術に応じた費用や回収りん品質を検討するとともに、需要予測、事業採算性、事業
形態、販路など、トータル的な検討を通じて選定する必要があります。
形態、販路など、トータル的な検討を通じて選定する必要があります。
汚泥減量HAP法
汚泥減量HAP法
初 沈
初 沈
流入下水
流入下水
処理水
処理水
終 沈
終 沈
反応槽
反応槽
流動床式晶析脱リン法(HAP法)、吸着法
流動床式晶析脱リン法(HAP法)、吸着法
返流水
返流水
濃 縮
濃 縮
HAP法、吸着法
HAP法、吸着法
返流水
返流水
:水の流れ
:水の流れ
:汚泥の流れ
:水の流れ
:汚泥の流れ
:処理工程
:汚泥の流れ
:処理工程
:リン資源化技術
:処理工程
:リン資源化技術
:リン資源化技術
MAP法
MAP法
消 化
消 化
脱 水
脱 水
焼 却
焼 却
焼却灰
焼却灰
Heat Phos法
Heat Phos法
フォストリップ法(HAP法)
フォストリップ法(HAP法)
乾 燥
乾 燥
炭化炉
炭化炉
コンポスト
コンポスト
炭化物
炭化物
炭化法
炭化法
灰酸抽出法・灰アルカリ抽出法、完全還元溶融法、部
灰酸抽出法・灰アルカリ抽出法、完全還元溶融法、部
分還元溶融法、(リン鉱石代替利用)
分還元溶融法、(リン鉱石代替利用)
りん資源化の検討メニューと流れ
りん資源化の検討メニューと流れ
りん資源化の検討メニューと流れ
りん資源化を検討するにあたっては「下水処理場の特性」「りん資源化技術」「需要者のニーズ」の
りん資源化を検討するにあたっては「下水処理場の特性」「りん資源化技術」「需要者のニーズ」の
3要素のマッチングが重要です。これら検討結果を踏まえて、経済性及び事業形態の面から事業と
3要素のマッチングが重要です。これら検討結果を踏まえて、経済性及び事業形態の面から事業と
して成立可能かを検討します。
して成立可能かを検討します。
下水処理場の特性
下水処理場の特性
下水処理場の特性
りん資源化技術
りん資源化技術
りん資源化技術
需要者のニーズ
需要者のニーズ
需要者のニーズ
事業化の検討
事業化の検討
事業化の検討
当該処理場の特性に適した
資源化りんの利用用途
下水道施設の整備状況や
実行性・経済性・継続性の
当該処理場の特性に適した 資源化りんの利用用途は
資源化りんの利用用途? 実行性・経済性・継続性
下水道施設の整備状況や
下水道施設の整備状況や 当該処理場の特性に適し
実行性・経済性・継続性の
りん資源化技術は?
は?需要者とニーズは?
特性、流入水質は?下水汚
高い事業とするためには?
特特性、流入水質は?下水汚
性、流 入 水 質 は?下 水 たりん資源化技術は
?
需要者とニーズは
?
の高い事業とするために
りん資源化技術は?
は?需要者とニーズは?
高い事業とするためには?
泥の成分は?
汚泥の成分は
?
は?
泥の成分は?
■目的・目標の設定
■目的・目標の設定
■目的・目標の設定
■上位計画や将来計画、
関連計画との相関の
■上位計画や将来計画、
■上位計画や将来計画、
関連計画との相関の整理
整理
関連計画との相関の整理
■国内動向・最新技術
■国内動向・最新技術調査
■国内動向・最新技術調査
調査
■施設の整備・運転状況、
■施設の整備・運転状況、
■施設の整備・運転状況、
処理方式、地域特性
処理方式、地域特性整理
処理方式、地域特性整理
整理
■処理水量、発生汚泥量、
■処理水量、発生汚泥量、
■処理水量、発生汚泥量、
下水・処理水質、下水
下水・処理水質、下水汚
下水・処理水質、下水汚
汚泥の成分調査、将来
泥の成分調査、将来予測
泥の成分調査、将来予測
予測
■関連法規の整理
■関連法規の整理
■関連法規の整理
■資源化対象物の性状
■資源化対象物の性状
■資源化対象物の性状
(りん、重金属濃度)
(りん、重金属濃度)
(りん、重金属濃度)
の把握
の把握
の把握
■資源化りんの利用用途
■資源化りんの利用用途 ■需要量の分布、生産品目
■需要量の分布、生産品目
■資源化りんの利用用途
■需要量の分布、生産品目
の整理
と生産可能性調査
の整理
と生産可能性調査
の整理
と生産可能性調査
■資源化りんの性状・
■資源化りんの性状・
■資源化りんの性状・
品質・生産量の想定
品質・生産量の想定
品質・生産量の想定
■肥料取引、肥料製造業の
■需要者ニーズの把握
■肥料取引、肥料製造業の
■需要者ニーズの把握
■資源化技術と需要者
■肥料取引、肥料製造業の
調査、流通形態の検討
調査、流通形態の検討
ニーズとのマッチング
調査、流通形態の検討
調査
■経済性、販売価格検討
■資源化技術と需要者
■経済性、販売価格検討
■資源化技術と需要者
■経済性、販売価格検討
事業形態の検討
ニーズとのマッチング調査
事業形態の検討
ニーズとのマッチング調査
事業形態の検討
■需要者の洗出し調査
■適用可能な資源化技
■需要者の洗出し調査
■適用可能な資源化技
■適用可能な資源化技
■需要者の洗出し調査
術の抽出
■需要者ニーズの把握
術の抽出
術の抽出
■製品生産量当たりの
■製品生産量当たりの
■製品生産量当たりの
コスト比較
コスト比較
コスト比較
■導入に適した資源化
■導入に適した資源化
技術の選定
■導入に適した資源化
技術の選定
技術の選定
■下水処理場の特性と需要
■下水処理場の特性と需要
者のニーズとのマッチング
■下水処理場の特性と需要
者のニーズとのマッチング調査
調査
者のニーズとのマッチング調査
■支援制度等の適用検討
■支援制度等の適用検討
■支援制度等の適用検討
りん資源化実施状況と下水汚泥中のりん分布量
りん資源化実施状況と下水汚泥中のりん分布量
りん資源化実施状況と下水汚泥中のりん分布量
現在、りん資源化を実施中の主な都市(処理場)と下
現在、りん資源化を実施中の主な都市(処理場)と下
水汚泥中のりん分布量を図に示します。
水汚泥中のりん分布量を図に示します。
下水汚泥中に含まれるりん分布量は人口が集中する都
下水汚泥中に含まれるりん分布量は人口が集中する都
市部において大きく、下水道からのりん資源化の推進に有
市部において大きく、下水道からのりん資源化の推進に有
利といえます。
利といえます。
岐阜市(北部プラント)
岐阜市(北部プラント)
【灰酸抽出法・灰アルカリ抽出法】
【灰酸抽出法・灰アルカリ抽出法】
島根県(宍道湖東部浄化センター)
島根県(宍道湖東部浄化センター)
【MAP法】
【MAP法】
下呂市(萩原水処理センター)
下呂市(萩原水処理センター)
【HAP法】
【HAP法】
福岡市(和白、東部、西部水処理センター)
福岡市(和白、東部、西部水処理センター)
【MAP法】
【MAP法】
神戸市(東水環境センター)
神戸市(東水環境センター)
【MAP法】(B-DASH事業)
【MAP法】(B-DASH事業)
大阪市(大野下水処理場)
大阪市(大野下水処理場)
【MAP法】
【MAP法】
お問い合わせ先
日本水工設計株式会社
http://www.n-suiko.co.jp
本社/東京支社
東北支社
名古屋支社
大阪支社
広島支社
九州支社
出典:下水道におけるリン資源化の手引きH22.3をもとに作成
出典:下水道におけるリン資源化の手引きH22.3をもとに作成
〒104-0054 東京都中央区勝どき3丁目12番1号
〒980-0811 仙台市青葉区一番町3丁目1番1号
〒460-0008 名古屋市中区栄1丁目2番7号
〒542-0081 大阪市中央区南船場2丁目9番8号
〒732-0824 広島市南区的場町1丁目3番6号
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2丁目13番34号
TEL.03-3534‐5511
(代表)
FAX.03-3534‐5534
TEL.022-263‐8941
(代表)
FAX.022-263‐0744
TEL.052-211‐5681
(代表)
FAX.052-204‐2106
TEL.06-6243‐3131
(代表)
FAX.06-6243‐3081
TEL.082-264‐1160
(代表)
FAX.082-264‐5655
TEL.092-451‐6528
(代表)
FAX.092-472‐1799