Winshuttle TRANSACTION

Winshuttle TRANSACTION
による部品表の登録 - トランザクション・コード:CS01
概要:
当文書は Winshuttle TRANSACTION を使用して,Microsoft Access から SAP Business Suite の 部品表
(BOM: Bill of Material)の登録方法を説明します。この例においては、SAP のトランザクション CS01 を
使用し、TRANSACTION の Do-While loop 機能の使用方法を示します。この機能を用いることで、多アイ
テムの BOM を SAP にアップロードすることができます。
対象: Winshuttle TRANSACTION
操作ガイド:部品表の登録 – CS01
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Microsoft Access(アクセス)とトランザクション: CS01 の使用
部品表登録
スタートメニューまたは、デスクトップのショートカットから"TRANSACTION"アプリケーションを起動し
ます。
"New"を押下します。
"Transaction Code"にトランザクション・コード: CS01 を入力します。
"Go"を押下します。
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必要に応じて"System"を押下し対象の SAP システムを選択します。
必要に応じてユーザデータ(Client, User, Password, Language)を入力します。
”OK”を押下します。
記録
記録方法(Recording Mode)を選択します。
Note: 大抵のトランザクションは"Batch Input Mode"を使用することが可能ですが、ダウンロードをする
トランザクション、動的にアクションが起動される会計や人事のトランザクション、ユーザパラメータが
使用されるトランザクションでは"Non-batch Input Mode"を使用する必要があります。"Without SAP
Controls"と"With SAP
Controls"は画面上のツールの違いです。
この例では、"Non-Batch Input Mode"で"Without SAP Controls"を使用します。
追加情報を"Title"(題名)、"Purpose of creations"(作成目的)、"Comments"(コメント)に入力します。
Transaction スクリプトの編集をロックする場合には、“TRANSACTION script”のチェックボックスを選
択します。これでパスワードによりロックされ、編集が行えなくなります。
"Next"を押下します。
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トランザクション:CS01 が起動されます。
NOTE: 以降の画面は、お使いの SAP がどのようにカスタマイズされているかによって、多少異なる場合
があります。この差異は、本資料の残りの部分にも存在する可能性があります。ここでは、SAP の標準ト
ランザクションを操作しており、その操作は通常の操作であるはずです。しかし、 TRANSACTION による
繰り返しの処理を行うためには、標準のマニュアル操作と少し異なる操作が必要になります。
エンターキーを押下します。
画面のヘッダー項目に入力します:
品目(Material)
プラント(Plant)
部品表用途(BOM Usage)
代替部品表(alternative BOM)
(注):次の操作はマニュアル入力と異なる操作方法の可能性があります
エンターキーを押下し、作業を続けます。
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グリッドの 2 行目に BOM 構成品目の情報を入力します:
明細番号(Item Number)
構成品目(Component)
数量(Quality)
(注):これらの操作は通常の入力方法と異なる操作方法の可能性があります。
次の明細を入力するために、新規入力(New Entries)のボタンを押下します。
最初の構成部品に対して2つの詳細画面を入力します。
ここで、保存(Save)アイコンをクリックし、BOM を保存します。
マッピング
トランザクションに対してマッピングを行っていきます。
TRANSACTION script のマッピングとは、SAP の項目とデータファイルの紐付けを行うことです。
TRANSACTION では、容易にマッピングできるように Mapper(マッパー)が用意されています。
Auto Mapping は全 TRANSACTION script と Excel シートを紐付けます。
当トランザクションは複雑なため、Auto Mapping ではなく Create Mapping を選択し実行します。
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Map パネルの”Create Mapping”のリンクを押下します。
画面は Expert タブが選択された状態です。
各項目は以下の通りです:
● Mapper Row number - リファレンス用の番号
● Enable flag – 選択された行だけが TRANSACTION で実行
● Screen / Screen Number – 記録されたトランザクションの技術情報
● Field Description – SAP の技術名称に紐付けられた名称
● Mapping Type – Fix Value(固 定 値 ), Excel to SAP(Excel か ら SAP), SAP to Excel(SAP か ら Excel)
[Access の場合: Access to SAP(Access から SAP), SAP to Access(SAP から Access)]
● Value – SAP の項目に紐付けられた値。(固定値または、データソースに紐付けられた値)
● Notes – TRANSACTION script ユーザ用の備考欄(フリーフォーム)
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データソースの Preview セクションでは、選択されたデータソースのプレビューが可能です。
データソースを変更するには Expert タブの上部にある”Change Source Type”リンクを押下します。
ドロップダウンボックスが表示され Microsoft Acecss と Excel の切り替えができます。
Preview セクションにも変更が反映されます。
当文書においては Access (アクセス)を使用します。
マッピングの手順の説明を行います
一番簡単な手順は、データのある場所から目的の場所へドラッグ&ドロップすることです。本例では、
Access から SAP へデータをアップロードしたいので、画面の下から上方向へドラッグ&ドロップしま
す。
まず、ヘッダーデータをマッピングします。
Access Preview から”Open”(開く)ボタンをクリックします。データベースを開き、ヘッダー・テーブ
ルを選択します。
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ヘッダーを構成している項目をマッピングします。品目番号の項目をクリックし 5 行目にドラッグします。
プラント(Plant)、部品表用途(BOM Usage)、
代替部品表(alternative BOM)についても同様に行ないます。
行数が可変の明細行を持つ BOM を複数、Access データベースに入力するために、マッパー行にループを
挿入します。
本書では、マッパー9 行目から 14 行目までを選択し、"Loop"ボタンをクリックします。
"Do While Properties"ダイアログ・ボックスが開きます。
このボックスには、初期値が提案されていますが、上書き可能です。
"Start row"と"End row"の項目には、ループ処理に含まれる行を指定します。
Line Item Table(明細項目テーブル)の名前を選択します。
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Joint セクションでは、それぞれのテーブルがシェアする項目名を選択します。このシェアされた項目は、
1つの BOM にシェアされたヘッダーと明細項目データを表します。
ダイアログ・ボックス上の OK ボタンをクリックし、選択された Mapper 行の前後にループを挿入します。
Loop の挿入により下記の変更が反映されます:
繰返し処理に含まれた行に直線と図形が描かれ、その行が Loop に含まれていることを示します。
明細、構成品目、数量をクリックし、13 から 15 行目にドラッグします。
矢印ボタンをクリックし、次のプロセスに戻ります。
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"Map"パネルの"Update Mapping"を押下することで必要に応じて"Mapper"画面に戻ることも出来ます。
"Select Data File"項目の右にある Access のアイコンを押下し、マッピングされた Access データベース
を開きます。
"Log Column"を選択し、SAP からのメッセージが表示される列を選択します。
実行
"Run"ボタンを押下し、BOM 登録を開始します。
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WINSHUTTLE に ついて
開発元の Winshuttle, Inc. はアメリカワシントン州の法人であり、株式非公開のソフトウェア会社です。
2000 年より全世界の SAP のビジネスユーザに対し、革新的なソフトウェアツールを提供しています。
Winshuttle は 30 カ国に 500 以上のお客様がいらっしゃいます。さまざまな業種、さらには公的機関のお客
様を有します。お客様の一部を次に紹介します:Procter and Gamble, Roche, and Astra Zeneca, Novartis,
Advanced Micro Devices (AMD), Research-in-motion (RIM), eBay, Atlas Copco, Tetrapak, Altria, Daimler Chryster,
Kubota Tractors, Tractor Supply Company, Canada Post, City of Tacoma および UNESCO。
Winshuttle は自社のソフトウェアの使い勝手の良さと生産性の高さをご理解いただく為、無償で 2 週間、
評価用のソフトウェアを提供しています。この評価によって、ご興味のあるお客様が投資を行う前に、こ
のソフトウェアがご自身の要件を満すことを確認するために、ご自身のデータと SAP システムにおいてソ
フトウェアを試すことが可能となります。
Winshuttle のお問い合わせ先:
日本における代理店:
〒141-0031 東京都品川区西五反田 1-11-1 アイオス五反田駅前 508
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代表電話/FAX: 03-6421-7863
Website: http://www.winshuttle.jp/
Email: [email protected]
外資系企業への SAP 導入(ロールイン)、日系企業の SAP 海外展開(ロールアウト)について:
株式会社マルチブック
〒141-0031 東京都品川区西五反田 1-11-1 アイオス五反田駅前 508
Website: http://www.multibook.co.jp/
Email: [email protected]
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