滝之湯堰と大 河原堰 乙女滝の下流で渋 川から補水される 滝之湯堰はホテル滝の湯の対岸 で滝ノ湯川から取り入れる 麦草峠 (国道299号) 観光名所でもある 乙女滝!実はせぎ の一部だって知っ ていましたか? 渋川の谷に落ちる 夕霧の滝 (渋川大橋上流) 農林水産省講堂で行われた 登録証伝達式 28 11 芹ヶ沢(滝之湯堰) 堰 工事前 乙見滝 堰 工事後 堰 工事前 堰 工事後 わら せぎ え、安定した生活がおくられるようになりました。 穴山(大河原堰) が このせぎの完成により、村々の水田の割合も増 おお さかもとようせん を計画実現した坂本養川という人物でした。 せぎ くりこしせぎ 期から後期にかけて繰越堰といわれる農業用水路 ゆ り上げたのは、今から約 200 年前、江戸時代の中 坂本養川像 (尖石縄文考古館前) の 八ヶ岳の裾野に広がる田園風景。その基礎を作 たき 堰工事前後の石高変化 世界かんがい施設遺産 登録 滝之湯堰・大河原堰 石積水路 茅野市の滝之湯堰と大河原堰が、平成 年 月8日付けで世界かんがい施設遺産として登録され、県内では初の登録となりました。 世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴 史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会︵ ICID ︶が認定・登録する制度です。建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献 したもの、卓越した技術により建設されたもの等、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設が登録・表彰されます。 登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識 向上に寄与するとともに、かんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されています。 取水水門は城の平北側の 滝ノ湯川と長谷川の合流 点付近に設置されている 堰工事前後の石高変化 5 広報ちの 2017.2 広報ちの 2017.2 4
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