第 10 回役場庁舎建設に関する調査特別委員会会議記録 開 日 閉 会 時 会議場所 平成 29 年 1 月 20 日(金曜) 午前9時 30 分 10-39-10:45,11:05-11:06, 休憩 午前 11 時 34 分 役場3階 閉会 第1委員会室 委員 髙橋 源 委員 正村 紀美子 委員 柴田 正博 委員 寺町 平一 委員 梅津 伸子 委員 中村 和宏 委員 常通 直人 委員 早苗 豊 委員 中野 武彦 委員 立川 美穂 委員 吉田 敏郎 委員 梶澤 幸治 欠席委員 氏 名 委員 西尾 一則 委員 青木 定之 説明等に 出席した 者の氏名 企画財政課長 佐野寿行 企画調整係長 中村 企画財政課長補佐 佐藤季之 企画調整係 齋藤 事務局職員 事務局長 出席委員 氏 名 開会 仲野 委員 渡辺 洋一郎 議長 広瀬 重雄 宗紀 錦 裕司 事務局次長 剣持 和裕 『会議に付した事件と会議結果など』 1 開会 ・委員長が開会を告げ、事務局から本日の委員会の日程を説明する。 2 議件(1)調査事項 ア 芽室町役場庁舎建設基本計画(案)について 資料1 ・企画財政課長:1月26日の管理庁議で町としての最終案を決定していく。 ・企画財政課長補佐:資料に沿って説明。 ・委員長:町の案の説明があった。協議経過でのどのような検討がなされたのかがポ イントになる。 ・立川委員:4ページについて質問を。平常時と災害発生時としてまとめているが、 庁内の会議で出されたものか。 ・企画財政課長:内部の検討会議で出された課題である。 ・立川委員:職員側の考え方ということで理解。 ・中野委員:A地区を役場として決定したと報道されたが、報道で出る前に議会報告 すべきでなかったか。 ・企画財政課長:タイミングの問題であるが、町の考え方を決めたというスタンスで はなく、パブコメの前段として原案として町民に示しているもの。恣意的に町民へ の説明を先行させたわけではない。 ・中野委員:今後についても報道が先行することがないように。次に、C地区にした 場合の周辺への影響について説明があったが、調査を行ったものか。 ・企画財政課長:9ページに課題を記載している。具体的に対象者に対するヒアリン グ等は行っていない。比較論で場所を選択してきている。 ・中野委員:調査を行う必要がある。懸念ではなく。これからでもできることである ので、早期に調査を実施すべき。その考えはあるか。 ・企画財政課長:現時点ではC地区を選択していないが、ハブ機能として想定してい るので、一定程度決まったら、周辺住民等に説明と意見聴取をおこなっていきたい。 特老ホームの入居者家族などからは、建設反対の意見をうかがっている。 ・中野委員:理解した。住民への説明責任として、具体的な調査をし、納得していた だけるように。次に、C地区にした場合の職員駐車場への懸念があるが、C地区に は今後防災用の倉庫を建てる予定があるが、職員駐車場との関係はどうか。 ・企画財政課長:備蓄品等の保管倉庫をC地区に建てる想定であるが、大きなもので はない。なくべく地域の端に寄せるなど駐車場の台数は確保したい。 ・中野委員:事業費推計で、24億円ということである。大まかな数字とは思うが、 基本構想時に比べて上がっているし、今後も上がる可能性がある。今後の見通しは どうか。 ・企画財政課長:現時点での単価、先進事例の単価を使った。現時点での単価は、間 違いなく上がるだろうと見込んでいる。どこまで上がるかは推計できるが、正しい かどうかがまた論点になる可能性もある。現時点としては今後上がるだろうと考え る。上がることを放置するのではなく、下げるための工夫は検討していく。 ・正村委員:昨年9月に議会から報告書を出している。その意見も踏まえ、A案とな ったと理解している。議会の意見のうち、A地区にした場合の北側駐車場に関する 対応はよいが、2点目の災害時の人、モノの流れを機能的にするような建物配置に ついて、どのように検討したか。 ・企画財政課長:役場庁舎におくべき機能について、モノの流れ、動線を考えると狭 い中で考えなければならない。他事例を見ても、役場の庁舎と切り離すべきではな いかと検討した。役場の本部機能と切り分けて、他の場所に応援者、ボランティア などの活動拠点を配置するようなこと、支援物資の受け渡し、配布機能の反省点も 踏まえて、人とモノをつなぐ拠点をC地区にしたということ。C地区は、災害時の 活動拠点という整理をしたもの。 ・正村委員:次にコストを抑制する工夫について、どのような工夫をしたのか。 ・企画財政課長:移転コストについては、第二庁舎に入っている部署は建設期間中の 勤務場所について、第一庁舎内、ダム管理センター含めて、移転をしてコスト削減 をしていく。国の庁舎建設に対する財政支援に関して、公共施設等総合管理計画、 施設の集約化、複合化など、地方財政措置の中で起債ができる措置ができた。借金 にはなるが補てんされるものであり、それを活用することで財政負担を軽減した い。 ・正村委員:移転に伴う職員の負担軽減について、移転中は手狭になるということで あったが、住民の負担はどのように考えているか。 ・企画財政課長:住民の方が利用する点は手狭になるようなことは考えていない。 ・正村委員:基本設計の金額が出ているが、当初予算に委託料が含まれるか。 ・企画財政課長:当初は新年度予算に計上を考えていたが、計画が3月の議決となる ため、新年度予算には計上していない。3月に議決をいただければ、補正または3 0年度当初に計上したい。 ・立川委員:ハブ機能について。広い土地が必要であるというが、C地区以外に機能 を果たせる場所があると考える。例えば総合体育館周辺など。そのあたりの検討は どうか。 ・企画財政課長:そのとおりであり、極論でいけば嵐山の駐車場でもよいが、機能的 に働くことを考えると、災害対策本部との連携、消防団との連携など考えるとC地 区が望ましい。 ・立川委員:仮にC地区に庁舎を置いた場合でも、他との連携が十分できると考える が、そのシミュレーションは行ったのか。 ・企画財政課長:今回は庁舎建設が第一義的であるが、仮にCに庁舎を置いた場合、 どこにハブ機能を置くかという検討はしていない。あくまで災害時、平常時の庁舎 の場所について検討してきたもの。 ・立川委員:ぜひ、行なうべきである。役場はAとしているが、町民の意見にもある。 どこに庁舎を置くことが連携取りやすいか検討すべき。もう一つ、市街地に大きな 火災が発生した場合に庁舎を守れるのかなど、あらゆる課題を最後まで検討すべき である。C地区への建設のシミュレーションはするのか。 ・立川委員:場所の検討は過去から検討してきた。この間、町民検討委員会、議会か ら意見をいただいてきた中で、一定の整理をしてきたところ。ここで、改めて振り 返ってC地区のシミュレーションを行うのは、計画スケジュール的にも厳しい。 ・常通委員:両地区とも同じ建物を想定しての比較か。 ・企画財政課長補佐:同じものを想定してる。 ・常通委員:C地区であれば、高層でなくともいいという意見もあったと思うが、な ぜ同じにしているのか。 ・企画財政課長補佐:平屋と二階建てでは単価にも跳ね返る。建物だけでなく全体事 業費として比較をしたいために、同じ建物を想定したもの。 ・常通委員:ハブ機能に関して舗装が必要と考えるが、それを含めるどの程度の費用 を想定しているのか。 ・企画財政課長:Cにハブ機能を作った場合、平常時には駐車場となり舗装が必要。 舗装経費については7千万円程度と考える。 ・梅津委員:過去の場所の検討からA地区がよいという説明であった。納得がいかな いのは、ハブ機能について、Cに庁舎建設したときのシミュレーションをしていな いのは、検討不足ではないか。時間がない中での協議であるので大変であろうが、 説得力がない。タイトなスケジュールであるが、災害時に必要なハブ機能であれば、 検討すべきである。C地区建設した場合の地域住民への調査についても行うべきで ある。 ・企画財政課長:場所選定に至るまでの検討の中で、昨年8月までは比較論で検討し てきた。ただ、災害対応時に必要なものをどこに位置付けるかということが重要で あり、ハブ機能を備えることが必要であるということ。都市計画上の視点でもある が、あいあい公園に防災機能を持たせたことを考えると、その機能を発揮する意味 でもC地区をハブ機能としている。 ・常通委員:今回の災害時に職員駐車場はどのような使われ方をしたのか。 ・企画財政課長:災害対応では把握していなかった。モノは車両センター、備蓄品は 各避難所など。水・食料は各施設で都度対応してきた。 ・吉田委員:国の補助(起債?)について制度の名称は? ・企画財政課長:まだ正式決定しているものではなく29年度から。仮称で、 「公共施設 等適正管理推進事業債」。29年度から33年度まで5年間の制度。 ・吉田委員:資料から推測すると4階建てを推測できる。幕別の役場で免震、耐震を 検討した経過もあったが、階層のシミュレーションなどはどうか。 ・企画財課長補佐:あくまで同じ条件で設定してるもの。課の集約を考えるとき、会 議室等の集約もできることから、4300㎡がベースになると、地下一階、地上3階を 想定している。建物は耐震構造を想定している。 ・吉田委員:A案としてときの移転の費用の計算はどうか? ・企画財政課長補佐:この資料では概算であるが、基本構想ではふれあい交流館への 引っ越しで6千万円としていたが、今回は1620万円を想定している。 ・渡辺委員:ハブ機能の件で、前回の委員会で同じ条件で検討すると答弁したがなぜ 検討されていないのか。 ・企画財政課長:庁舎が好ましい場所とハブ機能が好ましい場所と分けて検討してき た。ハブ機能はC地区が望ましいということの結論を先に出してから、庁舎はA地 区であろうという順で検討してきた。 ・渡辺委員:比較論ではないということであるが、C地区にハブ機能を持っていく前 提があれば比較のしようがない。今まで、AかCかで検討してきたはず。 ・企画財政課長:総合的な土地利用の中で最終的な候補地を決定せざるを得ない。庁 舎がどこにあるのが望ましいかということで検討をしてきた経過もあったが、台風 災害を受けて、行政として優先して考えるべきは、庁舎も大事だが災害対応も重要 である。庁舎の場所が決まったからハブ機能をどこに、ということでなく庁舎とは 切り分けて考え、ハブ機能を発揮できる場所はどこが適切かという視点で検討をし てきた結果、防災機能としてハブ機能が必要であり、それはC地区であるというこ と。議論の流れが、過去とは違った流れになったということである。 ・渡辺委員:これまで住民にはAとCで検討、説明して中で、それを横において、A しかないという結論を出したということは、住民からすると何のために意見を聞い たのかとなるが、町はどのように説明するのか。 ・企画財政課長:これまでは庁舎をどこにという視点で議論をしてきたが、町民の安 全安心を優先して考えると、防災機能強化を第一優先として考えた結果、Cにハブ 機能、Aに庁舎としたもの。住民には、今のままの説明をする。 ・梅津委員:早急に庁舎建設をという話が出たときに、第一にあがっていたのは防災、 耐震基準を満たしていないということ。今回のA、Cを考えるときに、当初の説明 との整合性が、途中で何か加わったような形になっていると思うが。 ・委員長:場所の問題をどうこうということではなく、議会が提案したこと報告した ことについて、どのように検討してきたのか、その点に絞って議論を。場所の議論 はすでに議会の議論から手放しているはず。 ・立川委員:町は災害時機能を重視したということである。ハブ機能はどこでもいい ということであるが、災害等で使えなくなることも想定すると、庁舎をどうするの かという点を優先すべきではないか。重要なのかハブなのか庁舎なのか。 ・委員長:庁舎である。 ・立川委員:お言葉であるが、優先はハブであり、その後の庁舎ということであった ので、再度確認したい。 ・企画財政課長:ハブ機能はどこでもいいということではない。機能をどこに置くこ とが町民の安全を守るうえで適切かということで、C地区が適切という判断をして いる。芽室町が不足している機能を整備するためにどうかということ。そのうえで、 庁舎はどこが良いかということで、A地区を選択した。 ・中野委員:基本設計の予算提案時期について、29年補正または30年度当初という説 明もあった。一刻も早く建てることを考えると、補正予算が妥当と考えるが、今後 の時期についてどのように考えるか。 ・企画財政課長:昨年の災害もありずれ込んでいる。基本計画が議決事項であること から、計画を議決いただいた後に予算を提案するのが正しい進め方。議決後、ただ ちに設計等の検討をしたいが、議会とも随時相談しながら新年度のできるだけ早期 に提案していきたい。また財源確保も重要であり、設計費概算2500万円ほどかかる 見込みである。 ・委員長:説明員退席。 イ 町民からの意見聴取について 資料2 ・事務局長:資料説明 ・委員長:グループ体制についてどうか。 (異議なし) ・委員長:次に資料について。2-2に掲載しているのは意見のまとめ。参考資料として いるのは、これまで委員会で使用したもの。これに本日の資料がプラスしていくの かと考えるが、モニターに事前送付する資料含めて、いかがか。 ・立川委員:可能であれば、昨年のカキトークでの意見をプラスしたらよい。 ・常通委員:今行っている、そよ風トークの資料も配布してはどうか。 ・委員長:本日の説明資料を付けることでどうかと思う。 (異議なし) ・委員長:参考資料もすべてつけるということでよいか。 (異議なし) ・委員長:当日前段の説明は、委員長から説明をしていきたい。当日のWSでは、場 所議論だけでなく、機能面などをのご意見をいただきたい。 ・正村委員:町民からの意見聴取は了解しているが、この意見をどのように取り扱っ ていくのか、議員が共通理解をもって臨むべきであるが、委員長はどのように考え ているか。 ・委員長:場所は、中間報告という形で町に預けている状況。町の計画では、窓口一 元化を想定しているが、財政シミュレーションも含めて、これから検討も可能であ ることから、町民の意見を代弁していくことが重要。 ・正村委員:3月の議決があるが、その後の建設までに参考になる意見もいただくと いうことでよいか。 ・委員長:そのとおり。 ・正村委員:参考資料には議事堂についての資料もある。議事堂に関する意見をもら うこともできると考えるがどうか。 ・委員長:必要なことである。他の委員はどうか。 (異議なし) ・委員長:議事堂についても意見をもらうこととする。 ・正村委員:今回は2時間であり、説明時間も考えるとWS時間を確保しないとずれ 込む。具体的なタイムスケジュールの詳細は? ・委員長:説明は端的に行いたいと思う。5分程度。モニターへの資料発送は本日行 い事前に見ていただく。大半をWSに費やせると考える。 ・正村委員:WS時間をさいてほしい。1時間半を最初から確保してほしい。 ・委員長:全体発表の時間も考慮して行いたい。 ・立川委員:GWのテーマについて、議会の中での議論、結論もあったが、町民から の場所の意見を聞くことも必要であろうかと思うが、テーマは。 ・委員長:資料2-2の1から5の項目に沿ってということ。これに議事堂を加えて意見 をもらう。場所は町に預けているが、防災の観点などあり、その点も意見をいただ くようなことで。最後、議場で判断するのは我々であり、判断材料となるものであ るので、きちんと受けてほしい。 3 その他 (1)次回委員会の開催日程について ・正副委員長に一任 ・パブコメ前に1度は、町からの説明を受けるような機会を考えている。 以上で委員会を終了する。 傍聴者数 一般者 0名 報道関係者 2名 合計 2名 平成 29 年 1 月 20 日 役場庁舎建設計画調査特別委員会委員長 柴田 正博
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