処理場・ポンプ場の修繕・改築と機能向上 ~計画的な維持管理・改築を目指して~ 処理場・ポンプ場の改築・修繕と機能向上 処理場・ポンプ場の改築・修繕と機能向上 ~計画的な改築・維持管理を目指して~ 計画的な修繕・改築が出来ていますか?~計画的な改築・維持管理を目指して~ ●計画的な改築・修繕が出来ていますか? ●計画的な改築・修繕が出来ていますか? 現在、供用開始している処理場・ポンプ場は併せて全国でおおよそ5,000施設を超えています。その内、機器設備 等の耐用年数を超過し、改築等の再構築を必要とする施設は3,000を超える状況にあります。 現在、供用開始している処理場・ポンプ場は併せて全国でおおよそ5,000施設を超えています。その内、機器設備 これら古くから供用開始した施設は、適切な運転・維持管理を行わなければ機能停止などのリスクが増加し、 等の耐用年数を超過し、改築等の再構築を必要とする施設は3,000を超える状況にあります。 下水道事業の運営に大きな支障を及ぼす恐れがあります。 これら古くから供用開始した施設は、適切な運転・維持管理を行わなければ機能停止などのリスクが増加し、 再構築事業は莫大な事業費を必要としますが、多くの自治体では財政確保が厳しい状況にあります。一方で下水 下水道事業の運営に大きな支障を及ぼす恐れがあります。 道に求められる役割は多様化しており、処理場に対しては耐震化や高度処理、合流改善対応などの「機能の高度 再構築事業は莫大な事業費を必要としますが、多くの自治体では財政確保が厳しい状況にあります。一方で下水 化」、処理水・汚泥の有効利用などの「循環型社会」の対応が求められています。 道に求められる役割は多様化しており、処理場に対しては耐震化や高度処理、合流改善対応などの「機能の高度 今後これらの事業を行うためには、より一層、計画的・効率的に優先度を考慮した事業実施を図る必要があります。 化」、処理水・汚泥の有効利用などの「循環型社会」の対応が求められています。 今後これらの事業を行うためには、より一層、計画的・効率的に優先度を考慮した事業実施を図る必要があります。 ~ 供用開始後、耐用年数を超過した設備を有する下水処理場 ~ ~ 供用開始後、耐用年数を超過した設備を有する下水処理場 ~ 老朽化や故障等のリスクの増加 ⇒機能停止の恐れ 老朽化や故障等のリスクの増加 ⇒機能停止の恐れ 機能停止による 水質汚染リスク 機能停止による の増大 水質汚染リスク の増大 施設の老朽化に伴う維持管理費、改築費の増加 施設の老朽化に伴う維持管理費、改築費の増加 ●計画的な改築・維持管理 ●計画的な改築・維持管理 計画的な改築・維持管理 下水道施設のライフサイクルコスト の低減化や、予防保全型設備管 下水道施設のライフサイクルコスト 理の導入による安全確保等、戦略 の低減化や、予防保全型設備管 的な維持・修繕及び改装を行い、 理の導入による安全確保等、戦略 良質な下水道サービスを持続的に 的な維持・修繕及び改装を行い、 提供することが重要となります。 良質な下水道サービスを持続的に このような背景から、平成20年度 提供することが重要となります。 に「下水道長寿命化支援制度」が このような背景から、平成20年度 創設されました。また、平成28年度 に「下水道長寿命化支援制度」が から、施設毎を管理する長寿命化 創設されました。また、平成28年度 計画から事業主体の持つ下水道施 から、施設毎を管理する長寿命化 設全体を管理する「ストックマネジメ 計画から事業主体の持つ下水道施 ント」へと移行されていきます。 設全体を管理する「ストックマネジメ ント」へと移行されていきます。 出典:国土交通省HP http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/crd_sewerage_tk_000135.html 出典:国土交通省HP http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/crd_sewerage_tk_000135.html ●下水道ストックマネジメント支援制度について ●下水道ストックマネジメント支援制度について 下水道ストックマネジメント支援制度について これまで改築は、下水道長寿命化支援制度に基づき実施を行ってきましたが、平成28年度から下水道ストック これまで改築は、下水道長寿命化支援制度に基づき実施を行ってきましたが、平成28年度から下水道ストック マネジメント支援制度に基づき実施する必要があります。 マネジメント支援制度に基づき実施する必要があります。 ※長寿命化支援制度による交付金の交付期間は、平成32年度までとなります。 ※長寿命化支援制度による交付金の交付期間は、平成32年度までとなります。 これまでは、部分的な調査を行った上で長寿命化計画を立案していましたが、これからは事業主体 これまでは、部分的な調査を行った上で長寿命化計画を立案していましたが、これからは事業主体 の持つ下水道施設全体を俯瞰した計画立案が求められます。 の持つ下水道施設全体を俯瞰した計画立案が求められます。 計画策定手順1 計画策定手順1 計画策定手順1 ・全施設の管理区分を設定 ・全施設の管理区分を設定 ・全施設の管理区分を設定 (大分類or中分類or小分類 単位) (大分類or中分類or小分類 単位) (大分類or中分類or小分類 単位) 状態監視保全 状態監視保全 状態監視保全 計画策定手順2 計画策定手順2 計画策定手順2 ・区分に応じた特性を記載 ・区分に応じた特性を記載 ・区分に応じた特性を記載 診断による判断基準を 診断による判断基準 診断による判断基準を 記載 を記載 記載 点検・調査計画 点検・調査計画 点検・調査計画 改築の基本方針 改築の基本方針 改築の基本方針 目標耐用年数 目標耐用年数 目標耐用年数 の記載 の記載 の記載 事後保全とする 事後保全とする 理由を記載 事後保全とする 理由を記載 理由を記載 改築 交付対象 改築 交付対象 改築 交付対象 事後保全 事後保全 事後保全 ・5年間の改築計画を記載 ・5年間の改築計画を記載 ・5年間の改築計画を記載 施設群毎に点検・ 施設群毎に点検・ 施設群毎に点検・ 調査の頻度等を記載 調査の頻度等を記載 調査の頻度等を記載 点検・ 点検・ 点検・ 調査 交付対象 調査 交付対象 調査 交付対象 時間計画保全 時間計画保全 時間計画保全 計画策定手順3 計画策定手順3 計画策定手順3 改築実施計画 改築実施計画 改築実施計画 改築 交付対象 改築 改築 交付対象 交付対象 事後保全施設は、改築実施計画に記載する必 事後保全施設は、改築実施計画に記載する必 事後保全施設は、改築実施計画に記載する必 要はないため、1つ1つの資産を申請で挙げる 要はないため、1つ1つの資産を申請で挙げ 要はないため、1つ1つの資産を申請で挙げる 必要がなくなり、詳細設計時に多少の資産変更 る必要がなくなり、詳細設計時に多少の資産 必要がなくなり、詳細設計時に多少の資産変更 も申請必要なしで対応可能となります。 変更も申請必要なしで対応可能となります。 も申請必要なしで対応可能となります。 改築実施計画 改築実施計画 改築実施計画 状態監視保全施設の下水道ストックマネジメ ント計画で位置づけした点検・調査は交付金 状態監視保全施設の下水道ストックマネジメント 対象となる。 状態監視保全施設の下水道ストックマネジメント 計画で位置づけした点検・調査は交付金対象と 計画で位置づけした点検・調査は交付金対象と なる。 なる。 改築 交付対象 改築 改築 交付対象 交付対象 ●処理場・ポンプ場の修繕・改築計画 ●処理場・ポンプ場の修繕・改築計画 処理場・ポンプ場の修繕・改築計画 CASE1:修繕・改築事業が他計画と調整出来ていない。 CASE1:改築・修繕事業が他計画と調整出来ていない。 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 CASE1:改築・修繕事業が他計画と調整出来ていない。 A処理場 改築・ 修繕事業 A処理場 改築・ 修繕事業 A処理場 他計画 A処理場 他計画 B中継ポンプ場 改築・ 修繕事業 B中継ポンプ場 改築・ 修繕事業 B中継ポンプ場 沈砂池設備 沈砂池設備 水処理設備 水処理設備 汚泥処理設備 汚泥処理設備 耐震補強工事( 沈砂池設備) 耐震補強工事( 沈砂池設備) 高度処理改造( 水処理設備) 高度処理改造( 水処理設備) 耐震補強工事( 汚泥処理設備) 耐震補強工事( 汚泥処理設備) ポンプ設備 ポンプ設備 CASE2:修繕・改築事業と他計画の施工時期を調整 CASE2:改築・修繕事業と他計画の施工時期を調整 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 CASE2:改築・修繕事業と他計画の施工時期を調整 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 耐震補強工事( ポンプ設備) 他計画 B中継ポンプ場 耐震補強工事( ポンプ設備) 他計画 ※B中継ポンプ場は、A処理場への流入手前 に ある汚水中継ポンプ場 ※B中継ポンプ場は、A処理場への流入手前 に ある汚水中継ポンプ場 A処理場 改築・ 修繕事業 A処理場 改築・ 修繕事業 A処理場 他計画 A処理場 他計画 B中継ポンプ場 改築・ 修繕事業 B中継ポンプ場 改築・ 修繕事業 B中継ポンプ場 沈砂池設備 沈砂池設備 水処理設備 水処理設備 汚泥処理設備 汚泥処理設備 耐震補強工事( 沈砂池設備) 耐震補強工事( 沈砂池設備) 高度処理改造( 水処理設備) 高度処理改造( 水処理設備) 耐震補強工事( 汚泥処理設備) 耐震補強工事( 汚泥処理設備) ポンプ設備 ポンプ設備 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 耐震補強工事( ポンプ設備) 他計画 B中継ポンプ場 耐震補強工事( ポンプ設備) 他計画 ※B中継ポンプ場は、A処理場への流入手前 に ある汚水中継ポンプ場 ※B中継ポンプ場は、A処理場への流入手前 に ある汚水中継ポンプ場 日本水工設計は、各施設情報の事象を洗い出し、リスク評価を行い、地震対策や機能向上に関す 日本水工設計は、各施設情報の事象を洗い出し、リスク評価を行い、地震対策や機能向上に関す る事業など他事業を考慮して、下水道施設全体を俯瞰した計画立案を行います。 る事業など他事業を考慮して、下水道施設全体を俯瞰した計画立案を行います。 お問い合わせ先 日本水工設計株式会社 http://www.n-suiko.co.jp 本社/東京支社 東北支社 名古屋支社 大阪支社 広島支社 九州支社 〒104-0054 東京都中央区勝どき3丁目12番1号 〒980-0811 仙台市青葉区一番町3丁目1番1号 〒460-0008 名古屋市中区栄1丁目2番7号 〒542-0081 大阪市中央区南船場2丁目9番8号 〒732-0824 広島市南区的場町1丁目3番6号 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2丁目13番34号 TEL.03-3534‐5511 (代表) FAX.03-3534‐5534 TEL.022-263‐8941 (代表) FAX.022-263‐0744 TEL.052-211‐5681 (代表) FAX.052-204‐2106 TEL.06-6243‐3131 (代表) FAX.06-6243‐3081 TEL.082-264‐1160 (代表) FAX.082-264‐5655 TEL.092-451‐6528 (代表) FAX.092-472‐1799
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