事務系 - 仙台市

平成 28 年度
仙台市役所✧しごとセミナー
オリエンテーション【事務系】
(前方のスクリーンを見ながら聞いてください)
その壱
「仙台市役所✧しごとセミナー」の趣旨
このセミナーでは、
●実際に業務を担当している職員による説明(各局事業紹介)
●若手職員が中心となって行う座談会での質問・相談(先輩職員との座談会)
を通して、市役所の仕事の魅力ややりがいをお伝えします。
セミナーを通して市役所の仕事への理解を深めていただき、多くの方々に将来の就職先
の選択肢の一つとしていただけるとうれしいです。
その弐
「仙台市役所で働く、仙台市職員になる」ことの意味
★そもそも「仙台市役所」ってどんな「会社」?
①
職員が 9,396 人もいる大きな「会社」です。
☞東北電力 12,421 人、七十七銀行 2,865 人、カメイ(連結)4,446 人 ※各社 HP より
② おおまかに 30 程度の部門(局・区役所、行政委員会、公営企業など)に分かれて
います。
☞仙台市のような政令指定都市における区役所は、東京の特別区(=一つの自治体)
とは異なり、仙台市役所の組織の一部となっています。
③ 各局、区役所・総合支所、出先公所(東京事務所、中央卸売市場、動物公園など)、
およそ 40 か所の勤務場所があります。
(保育所、消防・教育機関、公営企業は含まず。)
転勤は基本的に市内のみ(東京事務所などを除く。)です。
④ 市長、副市長(3人)の下に、局(区)長(0.8%)-次長・部長(3.2%)-課長
(12.0%)-係長・主査(35.0%)-主任・主事・技師(49.0%)というピラミッ
ド型の組織があります。
⑤ 年齢構成は、概ね 20 歳代 20%、30 歳代 19%、40 歳代 35%、50 歳代 26%です。
⑥ 大学新卒の初任給(地域手当込、通勤手当・住居手当別)は 195,782 円です。勤
務成績が良好ならば、年に 1 回昇給(毎年 1 月)します。最初の昇給で 202,460 円、
3 年目には 210,940 円となる見込です。※H28 給与勧告実施の場合
☞ちなみにM県庁の初任給(同上)は、194,475 円のようです。※H28 給与勧告実施の場合
⑦
昇進(昇任)は、経験年数と実績に基づいて行われますが、係長(主査)になると
きは試験があります。
このほか、詳しい内容は、一緒に配付している「仙台市役所の勤務条件Q&A」や仙台
市HP(職員給与、人事、採用試験などで検索)を参照してください。
★民間企業と市役所の違いは?
民間企業
一般的に、民間企業は、消費者に物を売ったりサービスを提供したりして、利潤を得
ることが目的です。そのため、コストを抑え、販売数や売上額を伸ばすといった競争
が働き、経済の発展に寄与しますが、ときに、業績不振、労働問題、消費者問題など
に直面することがあります。
☞最近は、地域課題を事業的な手法で解決しようとする社会的企業やソーシャルビジ
ネスも盛んです。従来からある企業でも CSR に取り組む事例が多いです。
市役所(公務員)
市役所(公務員)は、利潤を求めることができない(難しい)サービスを市民に提供
し、そのコストの多くは市民の税金で賄われます。福祉・教育・消防・防災・環境・
衛生など、市民が安心して暮らせる地域の維持などに携わりますが、コスト意識が希
薄になったり、画一的・前例踏襲の対応になったりして、思い切った変化・変革は苦
手です。
☞公営企業(交通局・ガス局など)は民間企業の良いところと役所の良いところを合
わせたものです。また、民間企業や NPO、町内会などと市役所が協働して、時代の
変化にも対応しようとしています。(協働によるまちづくり)
実は、地域の発展や消費者・市民のより良い暮らしを願う点では、根本は民間企業も市
役所も大差ないかもしれません。
強いてあげれば、民間企業は分野・領域がはっきりしているため、やりたいことが特定
されている場合に向いており、市役所(公務員)は様々な分野に関わりたい場合に向い
ていると思われます。言ってみれば、市役所=市民生活に関わる総合商社です。
その参
こんな人に仙台市職員になってほしい=求める人材像
★市民に信頼されるのが何より!!
多くの市民にとっては、市役所との関わりは「やむを得ないもの」が大半です。そのた
め、「信頼感のある、しっかりしている人」であることは必要最低限の条件です。
能力で言うと、物事(制度など)を体系立てて覚える力、相手の話をきちんと聞き理解
する力、相手に自分(市役所)の考えを納得してもらう力・・・などが求められます。
★キーワードは「信頼・協働・挑戦」
仙台市人材育成基本計画では、
「信頼を築き
力を合わせ(協働) 挑戦する職員」を職
員の人材像として掲げており、今後、特に次の点が重要と考えています。
・市民との「信頼」をより強固に ⇒ 職員の意識改革、風通しのよい組織づくり
・職員一人ひとりの力を最大限に発揮 ⇒ WLB実現、生産性の高い職場環境づくり
・人口減少時代の到来 ⇒ 多様な主体と協働し、地域の課題解決にチャレンジ
では、引き続き、各局事業紹介、先輩職員との座談会に移ります。