第 55 回 関西財界セミナー 開催概要 主催 協力 一般社団法人 関西経済同友会 公益社団法人 関西経済連合会 大阪商工会議所 公益財団法人 関 西 生 産 性 本 部 京都商工会議所 一般社団法人 京 都 経 済 同 友 会 神戸商工会議所 一般社団法人 神 戸 経 済 同 友 会 第 55回 関 西 財 界 セ ミ ナ ー ご案内 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 関 西 経 済 同 友 会 と 関 西 経 済 連 合 会 は 、 第 55 回 関 西 財 界 セ ミ ナ ー を 別 記の通り開催いたします。 米 国 大 統 領 選 挙 で は 、自 国 利 益 を 第 一 に 求 め る 発 言 が 相 次 い だ ド ナ ル ド ・ ト ラ ン プ 氏 が 勝 利 し 、共 和 党 が 8 年 ぶ り に 政 権 を 奪 還 す る こ と に な り ま し た 。 欧 州 や ア ジ ア で も 、 英 国 の EU 離 脱 は じ め 反 グ ロ ー バ リ ズ ム を 掲 げ る 運 動 が 高 ま り を 見 せ る な ど 、世 界 は 混 迷 の 度 合 い を 深 め つ つ あ ります。 21 世 紀 に 深 化 し た グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン は 、 ヒ ト 、 モ ノ 、 カ ネ 、 情 報 の 国 境 を 越 え た 移 動 を 地 球 規 模 で 盛 ん に さ せ る 一 方 、「 1 00 年 に 一 度」といわれるリーマンショック、格差の拡大、移民問題などの形で、 企業、政治、経済、そして国家のあり方を揺さぶり続けています。 わ が 国で は 、世界 の 潮 流 や 国 際関 係 の 力 の変 化 に よ っ て、外 交・ 安 全 保 障・ 経 済 政 策 等 の 基 本 方 針 な ら び に 国 民 の 暮 ら し が ど の よ う な 影 響 を 受 け る か に 関 心 が 高 ま っ て い ま す 。ま た 、日 進 月 歩 で 進 む A I 、Io T を は じ め と す る 技 術 革 新 は 、新 た な 成 長 産 業 と 共 に 社 会 の あ り 方 や 人 の 生 き 方 を 大 き く 変 え 、人 類 の 可 能 性 を 高 め る ツ ー ル と し て 期 待 が 集 ま っ て い ます。 世 界 史 的 に 不 透 明 な 時 代 で あ る と 同 時 に 、未 来 へ の 進 化 を 予 感 さ せ る 現 在 、第 55 回 関 西 財 界 セ ミ ナ ー の 全 体 テ ー マ は 、「 温 故 創 新 ~ 総 力 で つ くる未来~」といたしました。 関 西 財 界 セ ミ ナ ー は 、関 西 の 財 界 人 が 一 堂 に 会 し て 率 直 な 意 見 を 交 換 す る こ と を 通 じ て 、日 本 、 関 西 の あ る べ き 姿 や 企 業 経 営 の 基 本 的 指 針 を 探 る こ と を 目 的 と し て お り ま す 。 本 年 度 、 両 主 催 団 体 は 設 立 70 年 を 迎 え ま し た が 、 19 63 年 の 第 1 回 セ ミ ナ ー 開 催 以 来 、 半 世 紀 に わ た り 、 政 治 、経 済 、社 会 、企 業 経 営 に 影 響 を 与 え る 様 々 な テ ー マ に つ い て 議 論 し 、 関西、ひいては日本の発展に貢献して参りました。 未 来 に 向 か い 、手 探 り で 進 ん で い か ね ば な ら ぬ 時 、そ の 道 標 を 過 去 に 学 ぶ の み な ら ず 、関 西 自 ら が 動 き 、新 た に 創 り 出 し て い く た め に 、6 つ の分科会を設置して議論を行います。 是非、ご参加くださいますよう、ここにご案内申し上げます。 敬具 201 6 年 12 月 吉 日 一般社団法人 代表幹事 代表幹事 公益社団法人 会 長 関西経済同友会 䕃 山 秀 一 鈴 木 博 之 関西経済連合会 森 詳 介 記 開催要領 と き 20 1 7 年 2 月 9 日 ( 木 )・ 1 0 日 ( 金 ) と こ ろ 国立京都国際会館 テ ー マ 「温故創新~総力でつくる未来~」 内 容 201 7 年 1 月 1 6 日 現 在 (敬称略・順不同) 第1日 ( 10 : 00 ~ 1 8 :0 0 ) 10 :0 5 ~ 1 0 :1 5 [開 会 挨 拶 ] 一般社団法人関西経済同友会 代表幹事 䕃 10 :1 5 ~ 1 0 :3 5 [主 催 者 問 題 提 起 ] 公益社団法人関西経済連合会 会長 森 10 :3 5 ~ 1 1 :4 5 [基 調 講 演 ] 「日本の未来像」 国際公共政策研究センター理事長、経済評論家 12 :4 0 ~ 1 7 :0 0 [ 分 科 会 討 議 ] ( 第 2 日 9 : 00 ~ 12 :2 0 に 続 く ) 田 山 中 秀 一 詳 介 直 毅 第1分科会 「トランプ外交の幕開けとわが国の安全保障」 英 国 の EU 離 脱 や 相 次 ぐ テ ロ 事 件 等 、 国 際 社 会 の 分 断 と 対 立 が 深 ま り を 見 せ る 中 、世 界 を 主 導 し て き た 米 国 は「 米 国 第 一 主 義 」を 掲 げ る ト ラ ン プ 氏 を 次 期 大 統 領 に 迎 え た 。世 界 は 新 た な 政 権 運 営 の 行 く 末 を 、固 唾 を 呑 ん で 見 守 っ て い る 。一 方 、東 ア ジ ア 周 辺 で は 、中 国 の 拡 張 主 義 や 北 朝 鮮 の 核 開 発 が 活 発 化 し 、 緊 迫 の 度 合 い が 増 し て い る 。こ の よ う な 状 況 下 、わ が 国 は ど の よ う に 安 全 保 障 を 確 立 し 、 世 界 の 安 定 に 向 け て 貢 献 し て い く べ き か 。 戦 後 、 70 年 続 い た わ が 国 の 平 和 の あ り 方 、 日 米 同 盟 や 自衛隊、平和安全法制の今後の姿を議論する。 セッション構成: ① トランプ政権の誕生による、世界の安全保障体制の変化 ② 緊迫する東アジア情勢、日米同盟や自衛隊のあり方等、わが国が 抱える安全保障上の課題 ③ 日本が進めるべき外交・安全保障政策、平和貢献 議 長: 日本電通株式会社 株式会社昭和丸筒 会長兼社長 会長 上 佐 問題提起者: 大阪大学大学院 法学研究科教授 坂 元海将、金沢工業大学虎ノ門大学院 教授 伊 元政務担当外務審議官、 株式会社日本総合研究所 国際戦略研究所理事長 田 第2分科会 藤 元 藤 敏 郎 潤 一 俊 哉 幸 中 均 「激変する世界のパラダイム転換 ~グローバルビジネスへの展望~」 先般の米国大統領選挙や英国のEU離脱決定にみられるポピュリズ ム や 反 グ ロ ー バ リ ズ ム の 台 頭 な ど 、国 際 情 勢 は パ ラ ダ イ ム 転 換 と も い う べき大きな変化をみせている。 世 界 の経 済・政 治・社 会 の 先 行 き の 不 確 実性 が 増 す な か、企 業 経 営の 観 点 か ら も 、 想 定 さ れ る シ ナ リ オ や ビ ジ ネ ス リ ス ク に つ い て 俯 瞰 し 、共 通認識を得ることがきわめて重要である。 こ の よ う な 認 識 の も と 、米 国 、欧 州 、ア ジ ア を 中 心 と す る 今 後 の グ ロ ー バ ル ビ ジ ネ ス を 見 通 し 、国・地 域・企 業 の 取 り 組 み に つ い て 展 望 す る 。 セッション構成: ① 激変する国際情勢と日本・世界経済への影響、わが国の対応 ② グ ロ ー バ ル な 環 境 変 化 へ の 対 応 ~ ど う 読 む 、ビ ジ ネ ス リ ス ク と 機 会 ~ 議 長: パナソニック株式会社 副会長 株式会社大林組 会長 問題提起者: 同志社大学 法学部教授 独立行政法人国際協力機構 副理事長 株式会社島津製作所 会長 株式会社三井住友銀行 頭取 松 大 下 林 正 剛 幸 郎 村 越 中 國 田 川 本 部 晃 和 嗣 彦 晃 毅 第3分科会 「分配と成長」 経 済 の グ ロ ー バ ル 化 や 少 子 ・ 高 齢 化 等 を 背 景 に 所 得 ・資 産 格 差 が 拡 大 す る 中 、 日 本 の 子 ど も の 6 人 に 1 人 が 貧 困 状 態 に あ る 。そ の 多 く は 栄 養 摂 取 が 十 分 で な く 、心 身 両 面 の 健 康 が 危 ぶ ま れ 、教 育 環 境 に も 恵 ま れ ず 、 社 会 か ら ド ロ ッ プ ア ウ ト し つ つ あ る 。こ の 状 況 を 放 置 す れ ば 、社 会 の 不 安定化・労働力劣化は免れない。 こ う し た 中 、ソ ー シ ャ ル ビ ジ ネ ス 、ソ ー シ ャ ル イ ノ ベ ー シ ョ ン に 取 組 む 企 業 も 増 え て い る 。当 分 科 会 で は 、子 ど も の 貧 困 を 中 心 と し た 社 会 課 題に対し、行政との協調をベースに企業が出来ること、為すべきこと、 事業に活かす道筋等を議論する。 セッション構成: ① 「子どもの貧困」という問題 ② 「機会の平等」を実現するには ③ ソーシャルビジネスによる課題解決 議 長: 株式会社インターアクト・ジャパン 代表取締役 帯 サラヤ株式会社 社長 更 問題提起者: 公益財団法人日本財団 ソーシャルイノベーション本部 上席チームリーダー 青 公益社団法人経済同友会 子どもの貧困・機会格差問題部会 部会長 、 JFEホールディングス株式会社 相談役 馬 大阪市長 吉 新公益連盟 理事・関西ブロック代表、 特定非営利活動法人トイボックス 代表理事 白 京都市ソーシャルイノベーション研究所 所長、 京都産業大学 経営学部教授 大 野 家 久美子 悠 介 柳 光 昌 田 村 洋 一 文 (ビデオメッセージで参加) 井 智 子 室 悦 賀 第4分科会「一極集中是正と繁栄の多極化を先導する関西」 少 子 高 齢 化 の な か で の 持 続 的 成 長 の た め に は 、東 京 ・ 首 都 圏 の み に 頼 っ た 成 長 、中 央 集 権 体 制 に よ る 成 長 は 限 界 で あ り 、各 地 域 が 強 み や 特 徴 を活かして発展する「複眼型の国土」が必要である。 関 西 が 地 方 分 権 推 進 の 突 破 口 と な る べ く 、関 西 広 域 連 合 の 歩 み を 振 り 返 る と と も に 、官 民 連 携 の あ り 方 を 考 え る 。ま た 、リ ニ ア 中 央 新 幹 線 の 開 通 によ る「 ス ー パ ー・メ ガ リ ージ ョ ン 」の 形 成 、北 陸新 幹 線 の 大 阪延 伸 や 関 西 国 際 空 港 の 機 能 強 化 、高 速 道 路 ミ ッ シ ン グ リ ン ク の 解 消 な ど も 見据え、関西が成長の核となるための戦略を議論する。 セッション構成: ① これからの国土形成 ②成長戦略としての地方分権と地方創生 ③関西の将来像、未来への投資 議 長: 三井住友信託銀行株式会社 上席顧問 住友電気工業株式会社 社長 向 松 原 本 正 潔 義 問題提起者: 国土交通省 国土交通審議官 関西広域連合長 りそな総合研究所株式会社 主席研究員 花 井 荒 岡 戸 木 洋 敏 秀 文 三 之 第5分科会 「関西を支える新たな成長産業の模索 ~スポーツを中心に~」 ス ポ ー ツ 産 業 は 、「 新 た な 有 望 成 長 市 場 」 で あ る と と も に 、 超 高 齢 化 社会において健康寿命延命による労働力の確保と社会保障費の抑制が 期待できる産業分野である。 ラ グ ビ ー ワ ー ル ド カ ッ プ 2 01 9 、20 2 0 東 京 オ リ ン ピ ッ ク・パ ラ リ ン ピ ッ ク 、 関 西 ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ 2 02 1 を 契 機 と し て 、 関 西 を ス ポ ー ツ 産 業 先 進 地 域 と し 、わ が 国 の ス ポ ー ツ 産 業 を リ ー ド し て い く こ と が望まれる。 そ の た め に 何 を す べ き な の か 。国 際 メ ガ ス ポ ー ツ イ ベ ン ト に 向 け た 取 り 組 み と 、ス ポ ー ツ 産 業 と そ の 周 辺 産 業 と の 連 携 ・ 活 性 化 の た め の 中 長 期的方策という観点から議論する。 セッション構成: ① スポーツ産業をめぐる世界動向と関西のポテンシャル ② 当面の課題~ゴールデン・スポーツイヤーズに向けて~ ③ 中長期的な取り組み~スポーツの先進地域拠点に向けて~ 議 長: 株式会社神戸製鋼所 株式会社アシックス 相談役 社長CEO 問題提起者: スポーツ庁 スポーツ総括官 早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 一般社団法人日本女子プロ野球機構 理事 第6分科会 佐 尾 藤 山 平 間 石 井 野 井 士 基 明 義 宏 成 之 司 「今からの企業経営 ~AIが与えるインパクトと企業統治のあり方~」 企 業 の あ り 方 を 問 い か け る 大 き な 変 化 が 生 ま れ つ つ あ る 。 一 つ は AI や ロ ボ ッ ト 技 術 の 発 達 と 実 用 化 で あ る 。こ れ に よ り 、 経 営 の 意 思 決 定 や ホ ワ イ ト カ ラ ー の 働 き 方 に 変 化 が 求 め ら れ て い る 。も う 一 つ は 、コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス の あ り 方 で あ る 。昨 今 の 企 業 不 祥 事 を ど の よ う に 捉 え る か 、そ し て 会 社 は 誰 の も の な の か 、社 会 的 責 任 等 に 立 ち 返 っ て 考 え た 上 で 、社 会 か ら 必 要 と さ れ 続 け る た め の 経 営 に つ い て 考 え て い く 必 要 が あ る。そ し て、今 か らの 時 代 に 合 っ た 企 業統 治 や 経 営 の あり 方 、さら に 企業や経営者はどう変わるべきか議論する。 セッション構成: ① AI が 企 業 経 営 に 及 ぼ す 影 響 ② AI 時 代 の 企 業 経 営 ③ これからの株式会社とは 議 長: 株式会社りそな銀行 副社長 コクヨ株式会社 会長 池 黒 田 田 博 章 之 裕 問題提起者: 株 式 会 社 KDDI 総 合 研 究 所 リ サ ー チ フ ェ ロ ー 株式会社経営共創基盤 パートナー 取締役マネージングディレクター 内閣府本府 参与 小 塩 原 林 野 雅 一 誠 人 丈 17 :1 0 ~ 1 8 :0 0 [交 流 会] 第2日 ( 9: 00~ 17: 20) 9: 00 ~ 12 : 2 0 [分 科 会 討 議 ]( 前 日 よ り 継 続 ) 13 :3 0 ~ 1 4 :1 0 [ 関 西 財 界 セ ミ ナ ー 賞 20 1 7 贈 呈 式 ] 14 :2 0 ~ 1 5 :2 0 [特 別 講 演 ] 「伝統と革新」 能楽師観世流シテ方 実演:能「船弁慶」 林 宗一郎 15 :3 0 ~ 1 6 :2 0 [分 科 会 議 長 報 告 ] [顧 問 団 代 表 所 感 ] 京都商工会議所 会頭 立 石 義 雄 木 博 之 詳 介 義 裕 雄 恒 [セ ミ ナ ー 宣 言 採 択 ] 一般社団法人関西経済同友会 代表幹事 鈴 [閉 会 挨 拶 ] 公益社団法人関西経済連合会 会長 森 16 :3 0 ~ 1 7 :2 0 [懇 親 パ ー テ ィ ] <顧問団> 大阪商工会議所 京都商工会議所 神戸商工会議所 会頭 会頭 会頭 尾 立 家 崎 石 次 以上
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