高槻市下水道等事業経営計画(素案) -概要版-

高槻市下水道等事業経営計画(素案) -概要版-
策定の背景
投資目標
●老朽化対策
計画的な改築・更新を行い、予防保全的な措置を講じます。
重度の劣化により速やかな措置が必要となる「緊急度Ⅰ」に該当する管きょはすべて解消します。
●市民生活を支える不可欠な社会基盤
下水道は市民の生活環境と地域経済を支える上で不可欠な社会基盤であり、将来にわたり安定的にサービスを提供
する必要があります。
●地震対策
緊急交通路を縦断又は横断し、防災拠点3か所以上受け持つ路線である
「極めて緊急性の高い幹線管きょ」を100%耐震化します。
●厳しい経営環境
人口減少や節水型社会の進展により下水道使用料の減収が見込まれる中、施設の老朽化に伴う更新、維持管理経費
の増加、地震や集中豪雨などの災害リスクへの対応など、経営環境は厳しさを増しています。
●総合雨水対策
「高槻市総合雨水対策アクションプラン」に基づき、雨水取水口、雨水貯留施設、
雨水流出抑制施設の整備に取り組みます。
← H28.4 地方公営企業法を適用し、公営企業会計を導入
将来にむけて、中長期的な視野に基づく計画的な経営に取り組み、徹底した効率化、経営健全化を図るため、
平成29年度から平成38年度までの10年間を計画期間とする「高槻市下水道等事業経営計画」を策定します。
雨水貯留施設 (安満遺跡公園内)
数値目標
項 目
緊急度Ⅰの管きょの解消(延長)
下水道等事業の現状と課題
【整備状況】汚水整備は概ね完了
極めて緊急性の高い幹線管きょの耐震化率
下水道普及率 99.6%,水洗化率 97.3%,下水道管きょ延長 約1,190km
【経営状況】年間使用料収入 約49億円(税込),企業債残高 約524億円
平成28年度見込み
平成33年度
平成38年度
0km
57km
96km
91.3%
95%
100%
雨水貯留施設整備率
6%
23%
33%
雨水流出抑制施設整備率
0%
5%
13%
※H27年度末現在
財政目標
●施設の老朽化
短期間に下水道施設の整備を行ってきたため、更新時期が集中的に到来
することから投資の平準化が課題となります。
老朽化対策は、流下能力低下や陥没事故を防止し、継続的な下水道サー
ビスの提供するため、予防保全的に進める必要があります。
●経常利益の確保
健全で安定した企業経営のために、経常収支比率が100%を下回らない経営を行います。
資産額(億円)
140
120
●将来負担の軽減
新規企業債の借入は、元金償還額の範囲内とし、企業債残高の縮減を図ります。
100
[平準
化]
80
[平準
化]
●自立した経営の実現
公営企業として財政的に自立するため、平成38年度までには一般会計からの繰入金を総務省の定める基準内とし、
基準外繰入金を0円にします。
60
●地震への対応
下水道施設が被災した場合、公衆衛生問題や交通障害の発生のほか、
トイレの使用が不可能となるなど、市民の健康や社会活動に重大な影響
を及ぼすため、耐震化を図る必要があります。
40
20
0
経過分
H33
H38
H43
H48
H53
H58
H63
H68
H73
H78
耐用年数経過資産(見込み)
数値目標
項 目
●浸水被害の軽減
近年頻発する局地的な集中豪雨に対し、緊急交通路や防災関連施設など
の都市機能の確保や、家屋の床上浸水の解消など、浸水被害の最小化を
図る必要があります。
経常損益(億円)
1.11
1.2
0.64
0.8
0.51
0.6
0.2
平成38年度
650%以下
560%以下
市民1人当たり企業債残高
14.2万円
11.5万円
10.0万円
-
-
-
18億3,385万円
9億7,000万円
0円
基準外繰入金
※表上の「-」は、資金不足額がないことを示す。
0.4
●下水道使用料の減収
人口の減少とともに、1人あたりの使用水量も減少傾向であるため、
使用料の減収が見込まれます。
平成33年度
712%
資金不足額
0.80
1.0
平成28年度見込み
企業債残高対事業規模比率
0.05
0.04
0.10
0.05
H35
H36
0.05
0.0
目標達成に向けた主な取組
△ 0.2
△ 0.4
△ 0.6
△ 0.43
H29
H30
H31
H32
H33
H34
経常損益の推移(見込み)
10年後の平成38年度には経常赤字となることが予想され、持続可能な
経営を行うためには、収支改善に向けた取組が必要となります。
経営理念
安全・安心で快適なまちづくりの実現に寄与するために、
公営企業として自立し、効率的で持続可能な下水道等事業の経営を行う
H37
H38
投資における取組
・平成29年度にストックマネジメント計画を策定し、計画的に老朽化対策を進め、事業費の平準化を図ります。
・国に対し、事業の必要性や効果についてのPRに努めるなど、国庫補助金を確保する取組を積極的に行います。
収支改善に向けた取組
・新規企業債の借入方法を元利均等償還から元金均等償還に見直し、支払利息の負担を軽減します。
・供用開始区域内の未水洗化家屋に対し、下水道への接続促進活動を行い、水洗化率の向上を図ります。
・料金体系の見直しを含めた使用料改定についての検討を始めます。
広報活動の充実
下水道施設は専ら地中に埋設され、市民の目に触れにくいものであるため、その役割や重要性を適切に認識してい
ただけるよう、一層積極的に広報活動を展開します。