ニセコ町におけるICTを 活用した地域づくり事例 (デジタルサイネージ、テレワーク) ニセコ町商工観光課長 前原功治 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office 拡大し続ける外国人旅行者の来訪 国別宿泊延数(泊) ニセコ観光圏 入込者数(千人泊) 2,000.0 フランス 2,261 ドイツ 2,617 フィリピン 3,042 カナタ 5,353 インドネシア 5,580 ニュージーランド 7,845 その他 マレーシア 13,162 33,054 1,800.0 1,400.0 韓国 19,293 オーストラリア 172,478 アメリカ 25,353 外国人旅行者 1,600.0 イギリス 14,081 タイ 20,488 175万4,000泊 国内旅行者 2015年 外国人延宿泊数 568,882人 1,200.0 1,185.1 1,227.1 1,000.0 800.0 1,144.5 1,335.2 1,180.8 1,097.7 962.0 924.5 600.0 台湾 30,373 400.0 中国 43,422 香港 79,802 シンガポ-ル 55,737 200.0 248.9 183.7 170.7 209.8 440.8 316.8 382.4 568.9 0.0 2008 2009 2010 リーマンショック 2011 2012 2013 2014 2015 東日本大震災 出典:北海道観光入込客数調査結果報告書 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office 2 倶知安町における建築状況(参考) 町内における確認申請数の推移 (年度別:景観地区内外比較) (件) 180 景観地区以外 160 景観地区内日本人オーナー 景観地区内外国人オーナー 140 57 43 リーマン・ショックの影響 確認申請件数 120 東日本大震災発生 100 42 28 22 80 リゾートエリアで の急激な開発 82 60 60 63 32 40 20 0 78 25 2 H15 27 4 H16 区分 景観地区内 景観地区以外 合計 19 H17 44 18 46 29 9 8 37 17 19 20 41 15 H18 2004 31 60 91 45 46 84 11 2003 27 82 109 47 H19 2005 30 63 93 2006 73 42 115 H20 2007 106 43 149 H21 2008 106 57 163 H22 2009 35 44 79 9 H23 2010 47 47 94 24 H24 2011 17 46 63 2012 20 37 57 H25 2013 41 46 87 平成12年(2000年)頃より、口コミで豪州人中心に外国人観光客 が急増、豪州人による不動産ビジネスの開発事業の進出。 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office 29 11 H26 2014 48 45 93 国際的なホテルチェーンの進出 ニセコ町(東山地区) 「リッツ・カールトンリザーブ」 50室(富裕層向け施設) 2020年開業 ※今後10年間でリッツ・カールトンブランドのコンドミニアムを誘致 倶知安町(花園地区) 「パーク・ハイアット・ニセコHANAZONO」 100室 2019年開業予定 倶知安町(ヒラフ地区) 「スカイ ニセコ」 高級コンドミニアム96戸 2018開業 (米国人らでつくる合同会社サミットホテルマネジメント) ※近隣の留寿都村に「ウェティン」、赤井川村に「シェラトン」も開業 日本国内で拡大する東アジアからの観光客 進展する投資と世界各地からのインバウンドの増大 観光客の要望に応えられるサービス、品ぞろえ All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office ニセコの何が人を惹きつけるのか 天がくれた他にはない雪 「奇跡の場所」 温泉 自然 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office 食 酒 5 デジタルサイネージ整備の背景 ・さまざまな国からの来訪者が増加 [情報伝達に苦慮] → デジタルサイネージとwifiポイントを 設置して多言語対応 ・広域の「ニセコ」が目的地に [行政区をまたがる情報が不足] → データを共用することで、 エリアの情報を集積 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office ニセコ観光圏におけるサイネージシステムの構築 雪崩情報 ・wifiポイントを併設 ・wifiで詳細情報を確認 ・多言語対応 リフト・バス 運行情報 施設・地域 情報 JR駅 道の駅 <表示情報> ・安全情報(なだれ、災害…) ・リフト・バス運行情報 ・施設サービス、イベント、旬の情報 観光案内所 スキー場 サイネージサーバー 65インチディスプレイ バス運行情報システム バス運行情報 サーバー シャトルバス運用情報 アンヌプリ 花園 情報提供(スキー場、官公署など) ※機動性ある緊急時対応 (スマホから発信) 倶知安駅 ・PCなどから情報入力 ・RSSなどにより地域内 情報を自動表示 ビレッジ ニセコ駅 ヒラフ 事業所・施設・個人 ・位置情報 ・混雑度合い ・サイネージデータをWEB化 ・既存サイネージや増設へ柔軟に対応 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office システム整備の視点 ・情報入力の省力化、自動化 ・情報の即時性 ・システムの堅牢性 ・事務職員レベルで管理できるメンテナンス性 デジタルサイネージを整備することにより ◎スキー客の流動(分散)に寄与 【情報がなければ行動できない】 → 満足度の向上、経済効果の広域化 → 地域における意識向上 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office テレワーク整備の背景 〇ニセコをビジネスの場とする動きが活発化 ・大きな開発事業だけでなく、小規模事業者も増加 (接客を主とする観光事業所だけでなく、清掃、管理、経理、配送…、 情報などの周辺業務も増加) ・バケーションで経営層の人が多数来訪。ニセコは「サロン」になっている。 そこから新たなビジネスの芽が生まれることも ・恵まれた環境で集中して仕事ができる場を求めるニーズも 〇交流施設であるニセコ中央倉庫群のリノベーション ・ニセコ駅前という立地を生かし、住民だけでなく、ビジネス交流の場としての 活用も サテライトオフィス、コワーキングスペースを整備し、 ビジネス環境を充実させる → 民間投資(国内外)を促進する All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office 様式6 NISEKO WAREHOUSE PROJECT サテライト オフィス グローバルな ニセコ町 ふるさとテレワーク拠点 ニセコ中央倉庫群 都市部社員の移住 外国人テレワーカー コワーキング スペース 倉庫のリノベーション 住民との交流 オープン スペース ビジネスマッチング 移住民のサポート All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office テレワーク事業が目指すもの 〇人口増(都市部社員の移住)と地元雇用創出 都市部から地方への人と仕事の誘致を促進 事業と地域ブランドの連携による新規事業、雇用の創出 〇観光振興(インバウンド増、滞在期間長期化、地元消費増など) 快適な執務環境整備により、「しごと」と「ニセコに住み続けたい」という潜在的 需要を融合。新たなニセコスタイルを創造する 〇住民と外国人と交流促進によるワーク・ライフスタイルのイノベーション テレワーク拠点を利用したイベント、コミュニティ環境を提供 対日直接投資を推進する「国際観光リゾート創造事業」の拠点 〇多様なワークスタイルを実現し、企業の生産性向上とコスト低減 テレワークによる通勤時間の短縮が可能(時間と経費等生産性の向上) 企業における自然災害、流行性ウィルス等のリスクからの事業継続性を確保 All Rights Reserved, Copyright 2015 NISEKO Town Office
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