シンポジウム イスラーム主義運動は、中東政治だけでなく、国際 政治の趨勢を左右する巨大なアクター(主体)と なっています。 その研究の多くは、イスラーム主義運動の思想 や活動の実態解明に注力してきました。しかし、他 方、運動の政治的帰結については、事例研究が積 み上げられてきたものの、その一般化・理論化は 進んでいません。この分析上のアポリアは、社会学 と比較政治学のあいだの関心の違いと符合します。 イスラーム主義運動は中東政治に何をもたらした のか。 本シンポジウムでは、地域研究、社会運動論、比 較政治学を横断しながら、この問いについて考えて みたいと思います。 θϯλ 日時: 2017年1月 7日 (土) 13:30-18:00(13時開場) 会場: 立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム 登録不要・参加費無料 イスラーム主義運動は 中東政治に何をもたらしたのか 〜 民主化・独裁・内戦 〜 13:30-13:50 「なぜ「帰結」なのか?: 社会運動を説明する、社会運動で説明する」 (末近浩太・立命館大学教授) 16:3517:15 13:50-14:20 「エジプトにおけるムスリム同胞団の 「挫折」と権威主義体制の再構築」 (横田貴之・明治大学准教授) 「封じ込められる社会運動: なぜヨルダン「民主化」はムスリム同胞団 の不利益となるのか」 (吉川卓郎・立命館アジア太平洋大学准教授) 「シリア紛争:「反体制派」のイスラーム化 からイスラーム過激派の台頭まで」 (髙岡豊・公益財団法人中東調査会・ 上席研究員) 「レバノン・ヒズブッラーによるシリア紛争 への軍事介入」 (末近浩太・立命館大学教授) ■討論者 14:20-14:50 15:20-15:50 15:50-16:20 お問い合わせ先 : 立命館大学国際関係学部 末近研究 ([email protected]) 17:1517:30 ディスカッション①(討論者 ) 北澤義之・京都産業大学教授 溝渕正季・名古屋商科大学准教授 ディスカッション②(フロア) 主催: ・科学研究費補助金・基盤研究(B)(海外学術調査) 「現代中東におけるイスラーム主義運動の動向と 政治的帰結に関する比較理論研究」 共催: ・科学研究費補助金・基盤研究(B)(海外学術調査) 「中東と中南米における体制転換の実証的比較研究: 政党・軍・市民社会」 ・科学研究費補助金・新学術領域研究(研究領域提案型) 「グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて」: 計画研究B02「越境的非国家ネットワーク: 国家破綻と紛争」 ・立命館グローバル・イノベーション研究機構 (R-GIRO)研究プログラム「オール立命館による学際 統合型平和研究拠点」
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