稲城市立学校給食共同調理場第一調理場建替移転に伴う厨房機器業者選定公募型プロポー ザル実施要領 1 目的 稲城市では、第四次稲城市長期総合計画に基づき、学校給食共同調理場整備事業を進め ています。当該第一調理場は開設から45年が経過し、施設・設備の老朽化が著しく、ま た児童生徒数の増加から調理規模を拡大する必要があります。児童生徒に安全安心な給食 の提供ができるように、衛生管理及び食物アレルギー対応に配慮した施設・設備の整備を 進めています。 施設の設計にあたり、学校給食調理場の主要な設備となる厨房機器については、衛生 管理、調理能力、作業効率、環境への配慮、経済性など様々な視点から検討が求められ ます。 このため、厨房機器整備に関する提案を募集し、最も優秀と認められる厨房機器シス テムの企画案を施設の設計に反映させるため、厨房機器業者を選定することを目的とし て、公募型プロポーザルを実施します。 2 プロポーザルの概要 (1)名称 稲城市立学校給食共同調理場第一調理場建替移転に伴う厨房機器業者選定公募型プ ロポーザル(以下「プロポーザル」という。) (2)企画提案内容 別紙「プロポーザル仕様書」のとおり (3)企画提案の選定 稲城市教育委員会が設置する稲城市立学校給食共同調理場第一調理場建替移転に伴 う厨房機器業者選定委員会(以下「選定委員会」という。)において、書類審査、プレゼ ンテーション及び質疑応答を実施し、提案内容の企画性、業務遂行能力、機器の能力・ 機能、経済性、価格等を総合的に評価し、施設の設計に採用する企画提案を選定します。 (4)選定した企画提案の扱い 選定した企画提案は、実施設計に採用し、原則として企画提案に示された厨房機器を 設計図書に盛り込むものとします。 なお、最優秀提案者には、下記の事項について協力いただくものとします。ただし、 協力に係る経費については最優秀提案者の負担とします。 ①稲城市が別に委託契約する実施設計業務全般に対する技術的助言及び協力 ②物件引渡し後、厨房機器の運転方法・管理及び軽微な保守等の必要な知識に係る調理 員等への教育・指導 ③調理場の試運転及び安定稼動(給食提供開始後概ね3か月程度)の期間の担当者常駐 3 プロポーザル参加資格 プロポーザルに参加する事業者は、次の各項の要件を満たすことが必要です。 ① 東京都市町村(島嶼部を除く。)に登録された事業所を有し、施設稼動後の連絡調整 や緊急時の速やかな対応が可能な体制が整っていること。 ② 平成 18 年度以降、概ね 6,500 食以上の調理能力を有する学校給食共同調理場の新築 工事において厨房機器一式の納入実績を有すること。(改修工事・機器入替えは除く。) ③ 責任者及び配置予定の主担当は、一級厨房設備施工技能士の資格を有する者であるこ と。 ④ 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当する者でない こと。 ⑤ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)の規定による更生手続開始の申立て及び民事 再生法(平成 11 年法律第 225 号)の規定による再生手続開始の申立てがなされていな い者であること。 ⑥ 東京電子自治体共同運営電子調達サービスの資格審査サービスに登録され、稲城市の 有効な物品(厨房機器)の入札参加資格を有していること。 ⑦ 稲城市の指名停止基準に基づく指名停止措置を受けていないこと。 ⑧ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)に基づく、 暴力団もしくは暴力団員の統制下にある団体及び暴力団員が所属する団体でないこと。 4 プロポーザル参加申込書の提出 (1)提出書類 ①プロポーザル参加申込書(様式第1号) ②提案者の概要(様式第2号) ・決算・業績等がわかる財務諸表(最新3期分) ・一級厨房設備施工技能士を証する書面の写し ③厨房機器納入実績(様式第3号) ・提案者を特定できる内容を記載しないでください。 ・3②に掲げた契約書の写し(件名、金額、発注者等の記載のある部分のみで可)及び 納入した学校給食共同調理場が調理能力 6,500 食以上を有することが確認できる資料。 (2)提出方法 持参又は郵送 (3)提出期日 平成29年1月23日(月)17時まで(必着) (4)提出先 稲城市教育委員会教育部学務課学務係 (5)提出期限までに書類の提出がない者、又は参加資格要件に該当しないと認められた者 は、本プロポーザルに参加することができません。 5 参加資格の審査及び結果の通知 提出書類の内容を精査し、参加資格の有無をプロポーザル参加資格確認通知書(様式第 4号)により、平成29年1月25日(水)に郵送します。 なお、参加資格要件を満たすことができなかった参加申込者に対しては、理由を記載の 上通知します。 6 参加資格を有する者の質問書の受付 本実施要領及びその他関係資料の内容について質問がある場合は、質問書(様式第5号) を提出してください。口頭による質問は受け付けません。 質問は、プロポーザル参加資格確認通知書交付後、随時受け付けます。 (1)受付期日 平成29年1月31日(火)17時まで(必着) (2)提出方法 稲城市教育委員会教育部学務課学務係へ、FAX又は電子メールにより提出してくだ さい。 (3)回答方法 平成29年2月2日(木)に参加資格を有する者すべてに電子メールで回答します。 7 企画提案書の提出 (1)提出書類 書類は全て両面不可とします。 ①企画提案書(様式第6号) ②企画提案内容(様式第7号) ③図面 ・敷地計画図(車両の動線を記載してください。)(A3・1枚以内) ・建物平面計画図(室名、厨房機器等レイアウト、汚染・非汚染作業区域、その他の 区域の別が分かるように記載・色分けしてください。)(A3・9枚以内) ・食材動線図(A3・2枚以内) ・作業動線・作業人員配置計画図(午前・午後)(A3・8枚以内) ④厨房機器一覧表(A3・4枚以内) 各諸室に分けて、品名、寸法、規格、数量、熱源、エネルギー消費量、能力等を記載 してください。 ⑤配送計画表(A3・1枚) ⑥業務実施体制(様式第8号) ⑦見積書(A4) 導入経費を含めた定価、納入価格及び割引率を記載してください。 (2)提出部数 10部(正本1部、副本1部、審査用(様式第6号除く)8部) (3)提出方法 持参 (4)提出期日 平成29年2月17日(金)17時まで (5)提出先 稲城市教育委員会教育部学務課学務係 8 留意事項 (1)失格または無効 次の事項のいずれかに該当する場合は、失格または無効とします。 ①提出期限を過ぎて企画提案書が提出された場合 ②提出書類に虚偽の内容が記載されていた場合 ③審査の公平性に影響を与える行為があった場合 ④本実施要領に違反すると認められる場合 ⑤その他、市が指示した事項に違反した場合 (2)複数提案の禁止 同一事業者が複数の提案を提出することはできません。 (3)企画提案書の内容 様式第6号を除く全ての提出書類には、提案者を特定できる内容を記載しないでくだ さい。 (4)企画提案書の訂正 提出された企画提案書の、変更、差し替えもしくは再提出は認められません。 (5)参加辞退 プロポーザル参加申込書の提出後に参加を辞退する場合は、辞退届(任意様式)を提 出してください。 (6)費用負担 プロポーザル参加に伴う費用は、全て参加申込者の負担とします。 (7)その他 ① 参加申込者は、参加申込書の提出をもって、実施要領等の内容に同意したものとみ なします。 ② 提出された企画提案書は、返却しません。 ③ 提出された企画提案書は、原則として公表しません。 9 最優秀企画提案の選定 (1)選定委員会による審査 企画提案は、選定委員会において、書類審査及びプレゼンテーション・質疑応答を実 施し、提案内容の企画性、衛生管理、調理能力、作業効率、環境への配慮、経済性等を 評価し、選定します。 実施方法は以下のとおりとし、日時、場所等の詳細については提案書類提出時に通知 します。 (2)プレゼンテーション及び質疑応答 ① プレゼンテーションの順番は提案書類の受付順とし、提案図書の説明20分以内、 質疑応答20分以内とします。 ② 説明者等は、5名以内とし、他の提案者のプレゼンテーションの傍聴(入室)は認 めません。 説明者は稲城市に登録している営業所の所員が行い、その所員が打合せ、現場代理 人、修理等の窓口であること。 ③ プレゼンテーション及び質疑応答は、提出書類をもとに行い、追加の提案及び資料 配布は認めません。 ④ プロジェクターやパソコン等の機材を用いて説明を行う際は、提案者が準備するこ と。なお、会議室の電源の使用は可とし、機材設置時間は説明時間には含めないが、 市で設定した時間内に限るものとする。 ⑤ プレゼンテーション及び質疑応答は、非公開とします。 (3)審査基準 評価項目及び配点は、次のとおりとします。 評価項目 評価の視点 指 標 1 業務の 理解度 業務の理解度は十分か 2 提案内容の 的確性 業務の実施手順は妥当か 敷地内における調理場の考え方 検討項目の内容は具体的 調理諸室の配置(ゾーニング) で妥当か 厨房機器配置、動線 独創性、実現性があるか 厨房機器の選定・特徴 3 コスト縮減 コストは妥当か 4 特定テーマ 独創性、実現性があるか に対する取り組 み姿勢 5 業務執行 体制 業務実績 リスク管理 内部の意思疎通 連絡体制は妥当か 基本的な提案コンセプト 厨房機器整備の視点・考え方 配点 5 5 15 5 調理人員の配置 5 作業環境への配慮 5 提案の独創性 5 厨房機器整備に要する経費の見積額 維持管理費 ライフサイクルコスト 15 周辺環境への配慮 10 省エネルギー対策・熱源利用方法 10 排水処理対策 10 アレルギー対応・食育推進 10 厨房機器納入実績 汚染防止対策への取組(HACCP 概念・学校給食衛生管理基準への対 応) 5 10 衛生管理・異物混入対策 10 設計協力・運転調整・取扱い指導 15 緊急時の連絡体制 アフターサービスの考え方 15 合計 155 (4)審査結果の通知 審査結果は、参加者にプロポーザル審査結果通知書(様式第9号)にて通知します。 電話等による問い合わせには応じられません。また、審査結果の内容に関する問い合わ せには応じられません。 10 主なスケジュール 平成29年1月13日(金) 平成29年1月23日(月) 平成29年1月25日(水) 平成29年1月31日(火) 平成29年2月 2日(木) 平成29年2月17日(金) 平成29年2月27日(月) 平成29年3月 1日(水) 11 実施要領等の公表 参加申込書提出期限 参加資格確認通知書交付 質問書提出期限 質問に対する回答 企画提案書類等の提出期限 プレゼンテーション実施・審査 審査結果の通知・公表 最優秀提案者の取扱い 最優秀提案者については、厨房機器一式の購入及び、別途本市が発注する設計業務全般 に対する技術的助言及び協力について次のとおり取り扱うものとします。 (1)別途本市が発注する設計業務全般に関して、厨房機器の選定、採用についての助言、 その他設計業務に必要な協力をすることとします。ただし、協力に係る経費については 最優秀提案者の負担とします。 (2)厨房機器の設置終了後、調理員等に対する厨房機器システムの円滑な操作に必要な機 器運転、管理、取り扱い及び軽微な補修についての十分な教育と指導の実施。 (3)厨房機器の試運転及び安定稼動(給食提供開始後概ね3か月程度)の期間の担当者常 駐・運転支援。 ※ただし、本プロポーザルは、厨房機器一式の購入に係る予算及び法令等に基づく契約の 議決を前提とし実施しているため、議決されない場合は本プロポーザルの決定事項につ いては無効とし、本市は一切の責任を負わないものとします。 (4)最優秀提案者は、厨房機器購入契約の優先交渉権を有するものとし、本市と調整を行 い、予算計上の際は、厨房機器整備に要する経費の見積書を提出していただきますが、 その見積額を提示する際には、審査の際に提出した見積額を超えないようにしなければ なりません。ただし、市が相当と認めた場合はこの限りではありません。 (5)最優秀提案者から辞退の申し出があった時、又は最優秀提案者が不適格と判断された 時は、次点の者を最優秀提案者とします。 12 事業スケジュール 平成29年2月 企画提案の選定 平成29年4月~平成30年9月 設計業務 平成30年10月 厨房設備機器購入の仮契約 平成30年12月 稲城市議会による議決後、工事請負・厨房機器設備購入契約締結 平成31年1月 着工 平成32年3月 竣工 平成32年4月~8月 備品納品、試運転、操作研修等準備作業 平成32年9月 給食提供開始 13 書類提出及び問い合わせ先 〒206-8601 東京都稲城市東長沼2111番地 稲城市役所6階 稲城市教育委員会 教育部学務課学務係 担当 山田・篠原 電話 042-378-2111(内線 652) FAX 042-379-3600 E-mail [email protected]
© Copyright 2024 ExpyDoc