おかやま新エネルギービジョン改定素案について 1 改定の趣旨・背景 平成23年3月のビジョン策定以降、関連する国の計画や方針、制度など取り巻 く情勢は大きく変化し、また、県内の新エネルギー普及の現状や実態等にも進展や 課題が見られることから、それらを踏まえ、今後一層の取組の推進につながるよう 見直しを行う。 2 改定の基本方針 ビジョンの骨格は維持しつつ、現状や課題を踏まえ、また新たな視点を加え、主 に「戦略と重点プロジェクト」の内容を中心に見直し、県民に分かりやすい計画と する。 3 改定の概要 (1)ビジョン策定のねらい 新エネルギーの普及拡大を、地球温暖化防止だけでなく、産業振興や地域活性 化にも結びつける。 ※従前どおり (2)目標年度 平成32年度 ※従前どおり (3)構成 現 行 ○ はじめに(ビジョン策定のねらい) Ⅰ 基本的な考え方 1 新エネルギーとは何か 2 新エネルギー政策の動向 Ⅱ 現状と将来像 1 県内の状況と動き 2 目指すべき姿 Ⅲ 戦略と重点プロジェクト 1 重点分野と戦略 2 戦略別重点プロジェクト Ⅳ ビジョン推進のために 1 ビジョンの推進主体 2 県庁内の推進体制 3 時代の変化等への柔軟な対応 改定素案 ○ はじめに(ビジョンのねらいと改定の趣旨) Ⅰ 基本的な考え方 1 新エネルギーとは 2 新エネルギー政策の動向 Ⅱ 現状と将来像 1 県内の新エネルギー導入の状況等 2 目指すべき姿 ・新エネルギー導入の目標 Ⅲ 重点的に進める分野と施策 1 重点分野 ・今後期待される新たな視点 2 目標達成のための施策 Ⅳ ビジョン<改定版>推進のために 1 ビジョンの推進主体 2 取組状況の確認と柔軟な対応 3 地域の環境に配慮した取組の推進 ※下線は新たに追加した事項 4 改定のポイント (1)新エネルギー導入の目標 ビジョン全体の目標として、新たに、県内への新エネルギー導入拡大の目標を 盛り込む。 ・新エネルギー由来の発電量の県内総電力使用量に占める割合 (電力における新エネルギー導入率) 21.1%(平成32年度) (2)重点分野と今後期待される新たな視点 従前の重点4分野(太陽光発電、小水力発電、木質バイオマスの利活用、EV 等の普及と技術開発)とともに、「今後期待される新たな視点」として次の3点 を加える。 ・水素の利活用 ・熱の有効利用 ・蓄エネの導入 (3)目標達成のための施策 (1)の目標達成に向けた具体的な施策及び施策推進の目安(指標)について、 これまでの取組状況等を踏まえて見直すとともに、新たなものを加える。 主なものは次のとおり。 ※詳細は別紙一覧を参照 <新たに加えた項目> ①水素社会の実現に向けた可能性の研究と理解の促進 ②COOL CHOICE(賢い選択)の推進 <廃止する項目> ①晴れの国の特長を生かしたメガソーラーの戦略的誘致 →「地域における太陽光発電など新エネルギー導入の拡大」に集約 <内容を変更した項目> ①〔現 行〕地域のイメージアップに結びつく新エネルギー導入の支援 〔変更案〕地域ぐるみで進めるスマートコミュニティの推進 ②〔現 行〕EVの普及 〔変更案〕EV等(EV、PHV、FCV)の普及 <新設または変更した指標> ①新エネルギーの導入を核とした地域づくりに取り組む地域の数 ②県内に設置された太陽光発電総設備容量(うち住宅用太陽光発電の導入容量) ③家庭用燃料電池の導入台数 ④EV等(EV、PHV、FCV)の普及台数 ⑤水素の利活用を含む新エネルギー関係セミナーへの参加者数 ⑥アースキーパーメンバーシップ会員数 (4)ビジョン推進のために ビジョンの推進にあたり、より地域に根ざした取組により新エネルギーの導入 拡大が進むよう、自然環境や景観との調和、地域住民との協議等の重要性につい て明記する。 5 今後のスケジュール 1月 パブリックコメント(1/13~2/13)・市町村意見照会 2月 改定案の取りまとめ(意見の反映等) 3月 改定 (別紙) 目標達成のための施策 区分 1 産 業 振 興 に つ な が る 施 策 項 目 新エネルギー関連企業の立地件数(県内企 業の関連分野への展開及び生産性向上を含 む) 3 ラ イ フ ス タ イ ル や 意 識 の 変 革 を 進 め る 施 策 現在の状況 30 件 7件 県内企業における新技術・新製品の開 県の支援事業を活用した新エネルギー関連 発と販路開拓の支援 の新技術・新製品の数(累計) 30 件 22 件 ③ 新エネルギー等に関する岡山発の新 技術開発の促進 国等の競争的資金を獲得した新エネルギー 関係の研究件数(累計) 30 件 16 件 ① 地域ぐるみで進めるスマートコミュニ ティの推進 新エネルギーの導入を核とした地域づくりに 取り組む地域の数 ② 地域における太陽光発電など新エネル 県内に設置された太陽光発電総設備容量(う ギー導入の拡大 ち住宅用太陽光発電の導入容量) ③ 県民参加による市民共同発電所等の 取組の普及 県民参加の取組で設置された発電施設の数 80 施設 ④ 多様な水資源を活用する小水力発電 の普及 河川や農業用水等を活用し、市町村やNPO 等と連携して整備した小水力発電の数 40 件 ⑤ バイオマスタウンとの連携等によるエネ 木質バイオマスを新エネルギーとして利活用 ルギーの地産拡大 している地域の数 10 地域 3 地域 ⑥ 野菜・花き栽培など農業分野での新エ 太陽光発電による自動かん水システムを導入 ネルギーの利用拡大 した施設の数 115 箇所 103 箇所 ① 新エネルギー関連施設等を活用した環 移動環境学習車の活用による環境学習の実 境学習の推進 施回数(累計) 500 回 258 回 ② 新エネルギー活用による地球に優しい 家庭用燃料電池の導入台数 ライフスタイルの普及 20,000台 1,538台 *H28.3月末 ③ EV等の普及 6,000 台 2,945 台 *H28.3月末 ④ 【新】 水素の利活用を含む新エネルギー関係セミ 水素社会の実現に向けた可能性の研 ナーへの参加者数(累計) 究と理解の促進 3,500 人 2,138 人 ⑤ 【新】 COOL CHOICE(賢い選択)の推進 14,000 人・事業所 11,737 人・事業所 ① 新エネルギー関連企業の誘致 ② 2 地 域 資 源 を 生 か し た 施 策 H28.11月末 指 標 EV等(EV、PHV、FCV)の普及台数 アースキーパーメンバーシップ会員数 10 地域 ※スマートタウン等 の数 5(4) 地域 931 MW 3,500 MW (230 MW) (400 MW) *H28.8月末 ※下線は追加または変更したもの 33 施設 12 件
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