無形文化遺産登録

亀崎潮干祭の山車行事
【問合わせ】博物館 23-7173
日本がユネスコ無形文化遺産登録のために提案した﹁山・
ほこ
鉾・屋台行事﹂︵亀崎潮干祭の山車行事を含む全国 件の祭
礼︶が、ユネスコ無形文化遺産に登録されることとなりまし
た。半田市が全国に誇る山車祭りの一つである﹁潮干祭﹂の
登録は﹁山車のまち﹂半田市にとって大変な名誉であり快挙
です。今回の登録を契機に、さらに半田の山車祭りや山車文
化が発展し、次世代へ継承されていくことが期待されます。
無形文化遺産登録
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「登録」
無形文化遺産の登録は、
正式には「人類の無形文
化遺産の代表的な一覧表
への記載」といいます。
ユネスコ
(国際連合教育科学文化機関)
とは
教育や科学、文化活動等の面で協力・交流を進めながら、世界平和や福祉の促進を目的とした国際
連合の機関です。主な事業として、
「世界遺産」、
「無形文化遺産」や「世界の記憶」が挙げられます。
潮 干 祭 とは
かみさき
かむやまと
「潮干祭」は5月3日と4日に執り行われる亀崎地区にある神前神社の祭礼です。祭神である神倭
磐余彦命(神武天皇)が東征した時に、海からこの地に上陸したという伝説にちなみ、
5輌の山車を潮
干の浜へ曳き下ろしたことからこの名がつけられました。祭礼に登場する5輌の山車は、愛知県の有
形民俗文化財、祭礼は「亀崎潮干祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。
祭の伝統や風格は、強固な「組」組織によって300年もの長きにわたり、今日まで受け継がれていま
す。山車は精緻な彫刻、豪華な幕などで飾られ、精巧なからくり人形の技芸も奉納されます。最大のみ
どころは、
「海浜曳き下ろし」です。一気に浜へと駆け下り、波打ち際で方向を変え、ゴマ(車輪)を波
に洗われながら進むさまは、まさに「勇壮」の一言に尽きます。
いわれひこのみこと
2017.1.15
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