認可保育所整備・運営事業者募集要項

認可保育所整備・運営事業者募集要項
(整備計画地:岡本二丁目)
【世田谷区】
平成29年1月10日
1
募集の主旨
現在、世田谷区(以下「区」といいます。)では、平成28年4月時点の保育総定員数約1
6,000名から、平成32年4月に約20,000名まで増やす計画のところ、就学前人
口の増加などの状況を見て、約21,500名まで増やす計画への見直しを行っています。
この整備計画の一環として、この度、国有地及び民間の所有する建物を活用して、認可保
育所本園及び分園(送迎保育ステーションを併設し、送迎保育事業を実施)を整備し、運営
を担っていただく事業者(以下「整備・運営事業者」という。)を募集します。
整備・運営事業者の決定にあたっては、これまでの保育事業の実績とあわせて、円滑な施
設の整備と、より良い保育所づくりに向けた具体的なご提案をいただきます。
区の掲げる保育理念や保育方針、保育の質ガイドライン等を十分に理解し、保育事業に熱
意と責任のある皆様からのご応募をお願いします。
2
整備する施設の概要
本事業は、区が借り受けた国有地(岡本二丁目)を整備・運営事業者に転貸し、整備・運営
事業者が自ら認可保育所本園を整備するとともに、民間が所有する建物を整備・運営事業者が
借り受け、認可保育所分園及び送迎保育ステーションを整備し、運営していただくものです。
本事業で整備する認可保育所本園(岡本二丁目)(以下「岡本二丁目本園」という。)は、世
田谷区送迎保育事業費補助金交付要綱(平成28年8月31日28世保育整第326号。以下
「送迎保育事業補助要綱」という。要綱本文は、別紙3参照。)の規定による送迎保育事業の送
迎先となる認可保育所とし、岡本二丁目本園の整備・運営事業者は、送迎保育ステーションを
併設した低年齢児(原則として0歳から2歳まで)の認可保育所分園(以下「低年齢児分園」
という。)を整備し、認可保育所の運営とともに、送迎保育事業を実施していただきます。
送迎保育ステーションを併設する低年齢児分園の計画地については、現在、区が選定してい
ます。民間が所有する建物を想定しているため、所有者との合意が成立し次第、整備・運営事
業者にご案内します。
認可保育所等の整備に関して、整備・運営事業者は関係する法令の規定に基づく施設基準を
満たすとともに、本募集要項に定める条件を満たすことが必要となります。
計画1
計画2
【岡本二丁目本園】
【低年齢児分園
(送迎保育ステーション併設)】
計画地
施設種別
岡本二丁目33番
選定中のため、未定(注1)
(国有地)
(民間の所有する建物)
児童福祉法に定める認可保育所本園
児童福祉法に定める認可保育所分園
(私立)
(私立)
※開園時期が計画1より早いため、当初
は本園として整備
開園
平成31年4月1日
平成30年4月1日
区が国から借り受けた国有地を整
民間が所有する建物を整備・運営事業者
備・運営事業者へ転貸
が直接借受
年月日
貸与方法
1
定員
100名程度
計画地選定中のため、未定(注1)
(0歳から5歳児まで)
(原則として0歳から2歳児まで)
●分園を卒園した児童は、送迎保育事業を利用して本園に通園する計画とし、
本園、分園及び送迎保育ステーションの連携を踏まえた定員設定とすること。
●最終的な定員設定については区の指示に従うこと。
基本
延長
開所時間
実施してい
午前7時15分∼午後6時15分
午前7時15分∼午後6時15分
(11時間)
(11時間)
午後6時15分∼午後8時15分
午後6時15分∼午後7時15分又は
(2時間延長)
午後8時15分(1時間以上延長)
●延長保育(2時間延長)
●延長保育(1時間以上延長)
●障害児保育
●障害児保育
●一時預かり事業(定員の5∼1
●産休明け保育(生後57日から)
0%程度の人数を専用保育室で受
ただく特別
保育対策事
業等
●送迎保育事業(原則として3歳から5
け入れること)
歳児まで)
●定期利用保育(開園後2年程度、3 ※送迎保育事業の開始は、平成31年4
歳から5歳児に欠員が生じた場
合)
月1日(岡本二丁目本園の開園と同時)
※送迎保育事業に係る延長保育は2時
●産休明け保育(生後57日から)
間
(注1)公募開始時点では、低年齢児分園及び送迎保育ステーションの計画地が未定である
ため、応募の際は、別紙2「計画地:低年齢児分園」に記載の想定条件により、提案して
ください。
3
応募資格
本募集への応募資格については、以下に定めるとおりとします。ただし、応募後、本資格
を満たさなくなった場合は、応募資格を有しないものとし、応募は無効とします。
(1)主体
原則として、応募日現在において、以下のいずれかの法人格を有することを要します。
なお、法人格を取得する見込みがある場合については、別途ご相談ください。
①
社会福祉法に規定する社会福祉法人
②
公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律等に規定する一般社団法人、
一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人
③
日本赤十字社法に規定する日本赤十字社
④
特定非営利活動促進法に規定する特定非営利活動法人
⑤
会社法に規定する会社
⑥
私立学校法に規定する学校法人
⑦
前各号に定めるもののほか、区長が認める事業者
2
(2)運営実績
平成30年4月1日現在において、以下のいずれかの運営実績を満たすことを要します。
ただし、応募日現在、以下の施設を運営していない事業者は除きます。
①
児童福祉法に定める認可保育所(公設民営園での業務委託を除く。)を1年以上運
営していること。
②
東京都認証保育所事業実施要綱に定める東京都認証保育所(A型)を5年以上運営
していること。
③
世田谷区保育室制度運営要綱に定める世田谷区保育室を8年以上運営していること。
④
児童福祉法に定める乳児院を10年以上運営していること。
⑤
児童福祉法に定める児童養護施設(乳幼児が入所していない施設は除く。)を10年
以上運営していること。
(3)その他、応募する事業者は、以下の事項を満たす者とします。
①
施設を利用する保護者はもとより、地域との信頼関係を築いていくことのできる事
業者であること。
4
Ⅰ
②
社会福祉事業に熱意と見識を有し、良好な実績のある事業者であること。
③
認可保育所を運営するために必要な経営基盤及び社会的信望を有していること。
④
区の掲げる保育理念を十分に理解し、区の保育行政について積極的に協力できる事
⑤
業者であること。
本募集要項にて提示する条件を厳守できること。
計画地の概要、整備及び運営にあたっての条件
計画1:岡本二丁目本園
(1)計画地の概要
計画地の概要については、別紙1「計画地:岡本二丁目(本園)」をご確認ください。
(2)整備にあたっての条件
施設の整備にあたっては、以下の事項を遵守し、区や関係各署の指示に従い、近隣住民
の意見や要望に対して誠実に対応していただきます。計画地固有の条件については、別紙
1「計画地:岡本二丁目(本園)」をご確認ください。
①
円滑な施設整備を行い、平成31年4月1日の開園とすること。
②
建物の構造については、以下の事項を考慮のうえ計画すること。
3
【建物の構造の計画にあたって留意すべき事項】
ア
平成31年4月1日に開園する工期で建築できる建物とすること。
イ
事業用定期借地権設定契約期間(20年間程度)満了時又は整備・運営事業者側の理由により
事業用定期借地権設定契約が解除されたときは、計画地を自らの費用にて原状回復すること。
ウ
以下の場合に補助金の一部を返還していただく可能性があります。
ⅰ)事業用定期借地権設定契約期間(20年間程度)満了時に耐用年数が経過していない場合
ⅱ)施設整備補助を活用した建物の耐用年数以前に保育所を廃止又は建物を除却した場合
《参考:保育所等の耐用年数(厚生労働省告示第 384 号)》
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造又は鉄筋コンクリート造
れんが造・石造又はブロック造
骨格材の肉厚が4mm超
金属造のもの
骨格材の肉厚が3mm超4mm以下
(鉄骨造)
骨格材の肉厚が3mm以下
木造
木骨モルタル
③
耐用年数
47年
38年
34年
27年
19年
22年
20年
建物の外観は、周辺の住宅地の景観と調和するものとすること。
※世田谷区及び地域の要望を踏まえて変更していただく場合があります。
④
敷地内に、保護者が送迎の際に一時的に利用する自転車駐輪場所、ベビーカー置場
を設けること。
⑤
敷地内に、給食の材料搬入や緊急時等に利用する車両置場を確保すること。
⑥
敷地内に、屋外遊戯スペース(2才以上児1人あたり3.3㎡以上、屋上の遊戯ス
ペースを含む)を設けること。
⑦
施設の設計や工事の実施にあたっては、次の事項等について近隣の住民に配慮する
こと。
・建物の位置と高さ
・出入口の位置と構造
・換気扇の位置と向き
・窓等の位置と大きさ
・防音対策
・保護者や園児の安全な動線の確保と交通安全対策
・工事車両の搬出入経路
・工事騒音や振動
・その他、近隣の住民より要望のある事項
⑧
本募集要項に提示していない地下埋設物や地中障害物が発見された場合は、その取
り扱い及び調査・撤去等を整備・運営事業者の費用負担において行うこと。
⑨
事業を行うために締結する契約については、区が定める契約手続きの取り扱いに準
拠するとともに、整備・運営事業者の定める経理規定に則り行うこと。
⑩
社会福祉法人が整備を行う場合の施工業者等との契約や物品購入等にあたっては、
平成12年2月17日社援第7号「社会福祉法人における入札契約等の取り扱いに
ついて」に定められたとおり経理規定を整備のうえ、適正な事務取扱の徹底を図る
こと。
4
⑪
整備にあたり、以下の法令及び条例、関係規定の基準を満たすこと。
※ここに掲げる法令及び条例、関係規定が全てではないので、注意すること。
ア
児童福祉法及び東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例等の関係
法令
⑫
イ
建築基準法及び関係法令
ウ
消防法及び関係法令
エ
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)
オ
東京都福祉のまちづくり条例
カ
高齢者、障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例(東京都)
キ
世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例
ク
世田谷区高齢者、障害者等が安全で安心して利用しやすい建築物に関する条例
ケ
世田谷区街づくり条例
コ
世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例
サ
都市緑地法及び世田谷区みどりの基本条例
シ
世田谷区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例
ス
世田谷区狭あい道路拡幅整備条例
セ
文化財保護法
ソ
その他、建築確認申請に伴い必要な条例等の手続き
タ
東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例
チ
東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例施行規則
ツ
保育所設置認可等事務取扱要綱(東京都)
テ
世田谷区保育所等運営費助成金交付要綱
ト
世田谷区民間保育所延長保育事業実施要綱
ナ
世田谷区一時預かり事業運営費補助要綱
ニ
世田谷区定期利用保育事業補助金交付要綱
建築基準法による保育所用途として、設計を確定する前に予め世田谷区都市整備政
策部建築審査課及び管轄の消防署に相談し、その指導に従うこと。
⑬
次の世田谷区関係条例等については、世田谷区関係部署へ事前に相談すること。
【都市整備政策部都市デザイン課】
・世田谷区高齢者、障害者等が安全で安心して利用しやすい建築物に関する条例
・世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例
【砧総合支所街づくり課】
・世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例
・都市緑地法及び世田谷区みどりの基本条例
・世田谷区中高層建築物等の条例
【世田谷保健所】
調理室・調乳室の構造設備については、図面を確定する前に予め保健所に相談し、
その指導に従うこと。
(3)運営にあたっての条件
運営にあたっては、以下の事項を遵守することとします。計画地固有の条件については、
別紙1「計画地:岡本二丁目(本園)」をご確認ください。
5
①
次の特別保育対策事業等を開園当初より実施することとし、具体的な事業計画につ
いては、区の指示に従うこと。
・延長保育(2時間延長)
・障害児保育
・一時預かり事業(定員の5∼10%程度の人数を専用保育室で受け入れること)
・定期利用保育(開園後2年程度、3歳から5歳児に欠員が生じた場合)
・産休明け保育(生後57日から)
※なお、応募にあたっては追加の事業を提案することができます。ただし、ご提案
いただく事業の実施をお約束するものではありません。実施事業の決定にあたっ
ては、区との協議を経ることが必要です。
② 「世田谷区保育所等運営費助成金交付要綱」を遵守した企画提案とすること。特に、
保育士等の職員配置については、「世田谷区保育所等運営費助成金交付要綱」に定め
る基準を満たし、かつ、開園時から施設型給付費等に係る処遇改善等加算の基礎分の
加算率6%以上(職員一人当たりの平均勤続年数4年以上)の体制を整えること。ま
た、開設までに職員研修等を十分に行い、人材育成に努めること。
③
保育の安定性の面から、運営開始後職員の異動は極力避け、特に施設長候補者につ
いては、やむを得ない事情を除き、整備・運営事業者として決定があった日から開園
後5年間異動は行わないこと。ただし、区との協議が整う場合については、この限り
でない。
※今回の計画では、当初は、「低年齢児分園」を本園として先に開園するため、「岡本
二丁目本園」の施設長候補者を、当初は「低年齢児分園」に配置し、
「岡本二丁目本
園」の開園の時に、「岡本二丁目本園」へ異動することは認めます。
ただし、「岡本二丁目本園」の施設長とは別に、「低年齢児分園」の分園長候補者を
開園当初から「低年齢児分園」に配置し、施設長の異動後も運営に支障のないよう
にしてください。
④
保護者の車両(自転車、ベビーカーは除く。)による送迎は、近隣住民への迷惑と
なることから厳禁とし、入園前に保護者に十分説明すること。
⑤
保育の質の向上のため、次の外部評価を受けること。
・東京都福祉サービス第三者評価を3年間に1回以上受審し、評価結果を公表する
こと。
・区が実施する保育内容等に関する助言指導に対し積極的に協力し、その助言指導
に対する改善を図ること。
⑥
運営にあたり、以下の法令及び条例、関係規定の基準を満たすこと。
※ここに掲げる法令及び条例、関係規定が全てではないので、注意すること。
ア
児童福祉法及び東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例等の関
係法令
イ
食品製造業等取締条例
ウ
東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例
エ
東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例施行規則
オ
保育所設置認可等事務取扱要綱(東京都)
カ
世田谷区保育所等運営費助成金交付要綱
キ
世田谷区民間保育所延長保育事業実施要綱
6
Ⅱ
ク
世田谷区一時預かり事業運営費補助要綱
ケ
世田谷区定期利用保育事業補助金交付要綱
計画2:低年齢児分園
(1)計画地の概要
計画地の概要については、別紙2「計画地:低年齢児分園」をご確認ください。
(2)整備にあたっての条件
「Ⅰ
計画1:岡本二丁目本園
(2)整備にあたっての条件」を参照してください。
計画地固有の条件については、別紙2「計画地:低年齢児分園」をご確認ください。
(3)運営にあたっての条件
「Ⅰ
計画1:岡本二丁目本園
(3)運営にあたっての条件」を参照してください。
ただし、一時預かり事業と定期利用保育の実施については、対象外とします。計画地固
有の条件については、別紙2「計画地:低年齢児分園」をご確認ください。
5
計画地の貸与(条件等)
Ⅰ
岡本二丁目本園
(1)計画地は、国有地のため、区が国より20年間の事業用定期借地権設定契約で借り受
けます。
(2)区は、整備・運営事業者に対し、有償で計画地を貸与(転貸)します。貸与にあたっ
ては、区と整備・運営事業者の間で借地借家法第23条に基づく20年間程度の事業用
定期借地権設定契約を締結します。なお、事業用定期借地権設定契約は更新がありませ
ん。
※区から整備・運営事業者に対する貸与(転貸)期間等については、埋蔵文化財の発掘
等の状況により変わる可能性があります。
(3)事業用定期借地権設定契約にあたっては、公証役場にて公正証書を作成することとし、
その費用は整備・運営事業者負担とします。
(4)貸与にあたっては、以下の貸付料を負担していただきます。ただし、契約締結日から
開園1年後までは、貸付料を免除します。
貸付料は、定員区分に応じ、下記のとおりです。
定員区分
貸付料(年額)
90 人∼119 人
5,112,000円
※国や東京都の補助制度の変更に伴い、現在、世田谷区では賃借料に対する補助制度の見
直しを行っています。そのため、貸付料、支払方法等が変更になる場合があります。
(5)整備・運営事業者は、貸与を受けた計画地に、施設整備補助を活用して自ら施設を整
備し、平成31年4月より認可保育所を運営します。また、本募集要項にて提示する助
成を除き、施設整備及び運営に伴い必要となる費用については、整備・運営事業者が負
7
担することとします。
(6)貸与を受けた計画地は、認可保育所運営以外の目的に使用することはできません。な
お、区の承諾なく目的外に利用した場合、又は第三者に転貸した場合は、計画地を自ら
の費用にて原状回復の上返還していただきます。
(7)計画地貸与後の施設、設備等の維持管理にかかる費用は、整備・運営事業者が負担す
ることとします。
(8)事業用定期借地権設定契約期間満了時又は、整備・運営事業者側の理由により事業用
定期借地権設定契約が解除されたときは、計画地を自らの費用にて原状回復していただ
きます。
(9) その他の事項については、区が定める契約書によります。
Ⅱ
計画2:低年齢児分園(送迎保育ステーション併設)
(1) 計画地は、民間が所有する建物を、整備・運営事業者が民間から定期建物賃貸借契
約で直接借り受けます。貸与期間は、約20年間(岡本二丁目本園に係る事業用定期
借地権設定契約の終期まで)を想定しています。
(2) 定期建物賃貸借契約にあたり、契約にかかる費用は整備・運営事業者負担とします。
(3) 借受けにあたっては、建物賃貸人が定める貸付料を負担していただきます。なお、
貸付料の負担にあたっては、補助制度があります。
(4) 整備・運営事業者は、貸与を受けた建物に、施設整備補助を活用して自ら施設を整
備し、平成30年4月より認可保育所を運営します。また、本募集要項にて提示する助
成を除き、施設整備及び運営に伴い必要となる費用については、整備・運営事業者が負
担することとします。
※本事業の送迎保育ステーション部分については、低年齢児分園の一部として認可を受
ける予定であるため、工事費についても、認可保育所分園に対する整備費の補助の補
助対象とします。そのため、送迎保育事業補助要綱別表に規定する送迎保育ステーシ
ョンの整備に係る経費として重複して申請することはできません。
(5) 貸与を受けた建物は、認可保育所運営以外の目的に使用することはできません。な
お、区及び建物所有者の承諾なく目的外に利用した場合、又は第三者に転貸した場合は、
計画地を自らの費用にて原状回復の上返還していただきます。また、状況によっては違
約金等が発生する場合があります。
(6) 定期建物賃貸借契約後の施設、設備等の維持管理にかかる費用は、整備・運営事業
者が負担することとします。
(7) 定期建物賃貸借契約期間満了時又は、整備・運営事業者側の理由により定期建物賃
貸借契約が解除されたときは、計画地を自らの費用にて原状回復していただきます。
8
(8) その他の事項については、計画地が決定した後に、建物所有者(管理者)と協議し
ていただきます。
6
施設整備・運営にあたっての助成制度
整備・運営事業者が施設を整備・運営するにあたっては、以下の助成制度を利用すること
ができます。ただし、当該事業の経費を含む区の予算の成立を前提としますのでご承知おき
ください。
(1)施設整備
整備・運営事業者として決定した場合は、施設整備にあたっての助成制度を利用す
ることができます。ただし、助成制度を利用する場合には、別途補助協議が必要にな
り、補助基準に合致した計画であることが必要となります。詳細は、別紙5「施設整
備にあたっての助成制度」のとおりです。
※本事業の送迎保育ステーション部分については、低年齢児分園と一体として整備す
る予定であるため、当該部分の工事費については、認可保育所分園に対する整備費
の補助の補助対象とします(そのため、送迎保育事業補助要綱別表に規定する送迎
保育ステーションの整備に係る経費として重複して申請することはできません。)。
※国や東京都の補助制度の変更に伴い、現在、世田谷区では補助制度の見直しを行っ
ており、補助制度が変更になる可能性があります。
※補助金は、予算の成立を条件に、その範囲内で支払います。
(2)施設運営
開園後の保育所運営にあたっては、
「特定教育・保育、特別利用教育、特定地域型保
育、特別利用地域型保育及び特例保育に要する費用の額の算定に関する基準等(平成
27 年 3 月 31 日内閣府告示第49号)」に規定する公定価格に加え、「世田谷区保育所
等運営費助成金交付要綱」等に基づく助成を行います。
ただし、本助成は区の独自補助であるため、交付された補助金は原則として当該園
で指定された目的のために支出されるものであり、実績報告を確認した上で、補助金
交付額が実績に満たない場合は返還していただくことがあります。
7
整備・運営事業者の選定
区が設置する「世田谷区認可保育所整備・運営事業者選定委員会」(以下「選定委員会」
という。)の審査に基づき、世田谷区長が決定します。選定方法、評価項目及び日程は以下
のとおりです。なお、状況により審査を追加する場合があります。
(1)選定方法
①
第一次審査
・応募申請書類に関する審査
②
第二次審査(第一次審査通過事業者のみ対象)
9
・現在運営している保育所の現地調査
・ヒアリング審査(現在運営している保育所の現地調査の際に実施)
※審査日は区で指定します。
※第二次審査には、必ず法人代表者(担当理事又は本事業の責任者でも可)と施
設長候補者の出席をお願いします。
※第二次審査の対象園は、原則として、
「現在運営している保育所の状況に関する
書類」として添付されている保育所が対象となります。ただし、審査の都合上、
対象園を変更させていただく場合がありますので、ご了承ください。
(2)評価項目
選定委員会は、「保育所保育指針」、「世田谷区保育理念」、「世田谷区保育方針」に鑑み、
次の点を重視して審査を行います。なお、区では「子どもを中心とした保育」を実践する
ための基本的な指針として、「世田谷区保育の質ガイドライン」を策定しております。
評価項目
内
容
児童福祉の理念・公共性・ 事業者から提出された資料及び経営に携わる責任者、
事業者の理
公益性を持ち、社会的使命
施設長候補者等との面接内容から、児童福祉施設とし
念
を担っている事業者であ
ての社会的使命や地域における保育所の役割に関する
ること。
考え方等について、評価・審査を行います。
事業の安定
性・継続性
運営にあたっての安定
性・継続性が担保されてい
ること。
事業者の財務状況等について公認会計士による財務診
断を行い、子どもや保護者が安心して保育サービスを
享受し続けることができるかどうかについて評価・審
査を行います。
内部の意見のみによる運営ではなく、外部の意見等を
保育現場や客観的な外部
運営管理体
の意見を取り入れるなど、
制
民主的な運営がなされて
いること。
運営にフィードバックさせることや、保育現場からの
意見が経営層の判断に反映される仕組みづくりがなさ
れているかどうかについて評価・審査を行います。ま
た、経営層に現場の責任者や児童福祉に精通した人材
が含まれているかどうかについても評価・審査を行い
ます。
子ども本来の発達・育ちを
重視し、子どもの視点に立
保育の質
った優良な保育を実施し
ており、区の保育理念も理
解していること。
事業者が現に行っている保育所の現地調査を行うとと
もに、連絡帳や保育日誌等、日々の保育活動などを把
握できる資料により、保育等の内容について評価・審
査を行います。
採用方法や異動に伴う既存園への影響を注視しなが
人 材 の 確
保・育成
計画的な職員採用・人材育
成により、質の高い職員が
確保されていること。
ら、新規開設園に配置を予定する職員の年齢・経験年
数等のバランスについて評価・審査を行います。また、
職員に対する処遇や研修の状況から、能力を高めなが
ら働き続けることのできる環境の整備等についても評
価・審査を行います。
※この他、
「障害児保育に関する考え方」、
「虐待対応に関する考え方」、
「地域子育て支援
の実績」、「給食提供に関する考え方」、「食育に関する考え方」、「防災的な視点からの
10
取り組み」等についても評価・審査を行います。
(3)選定日程(予定)
《平成28年》
12月27日(火) 整備・運営事業者募集に関する説明会の開催案内(HP等)
《平成29年》
1月10日(火) 整備・運営事業者募集開始(募集要項公表)
整備・運営事業者募集に関する説明会の開催
16日(月) 質問受付締切【正午必着】
(平成29年1月20日(金)までに回答します)
24日(火) 応募事前通知締切【正午必着】
2月
1日(水) 募集締切【午後5時必着】
∼2月下旬
第一次審査
第一次審査結果通知(全事業者に通知します。)
∼
3月中旬
第二次審査
※現在運営している保育所の現地調査とヒアリング審査は、
第一次審査結果通知の翌々日から3月中旬までの期間で実施
する予定です(日程は区で指定します)。
3月下旬
整備・運営事業者決定結果通知発送(全事業者に発送します。)
※選定事務の都合上、日程が変更になる場合がございますので、ご了承ください。
8
決定後の日程(予定)
決定された整備・運営事業者には、別紙4「岡本二丁目本園・低年齢児分園
想定スケジ
ュール」に記載のスケジュールで整備に取り組んでいただきます。
なお、岡本二丁目本園の計画地が埋蔵文化財包蔵地であるため、文化財が埋蔵されていて
発掘が必要になる場合があり、発掘調査に時間がかかる可能性を踏まえて平成31年4月の
開園を想定しています。そのため、低年齢児分園が先に開園する見込みです(平成30年4
月)。よって、低年齢児分園を開園するときは、「認可保育所の本園」として認可申請手続き
を行い、岡本二丁目本園を開園するときに岡本二丁目本園を「本園」とし、低年齢児分園を
「分園」とする認可の変更申請をしていただきます。
ただし、別紙4「岡本二丁目本園・低年齢児分園
想定スケジュール」に記載のスケジュ
ールは想定であり、埋蔵文化財の手続きその他保育所整備を行うにあたってやむを得ない事
情等が生じたときは、変更となる可能性があります。
また、近隣住民説明会は、状況に応じて回数を増やす場合があります。
9
応募方法
応募にあたっては、以下のとおり書類を提出してください。
(1)応募事前通知書(別紙6「応募事前通知書」のとおり)
区保育計画・整備支援担当課宛てに、FAX又はメールにて送付するとともに、必ず電
話にて、到達確認をしてください。
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応募事前通知書提出期限(必着)
平成29年1月24日(火)正午厳守
※到達確認のための電話連絡含む
(2)応募申請書類(別紙7「応募申請書類一覧」のとおり)
上記応募事前通知書提出期限後、区保育計画・整備支援担当課宛てに、持参又は郵送等
にて提出してください。持参の場合は、午前9時から正午まで、午後1時から午後5時ま
での間で、必ず事前に日程を調整のうえお越しください。郵送等による提出の場合、未着
や遅延等については、理由を問わず応募を受け付けません。また、応募事前通知書を提出
していても、応募申請書類提出期限以降は、応募を受け付けません。
(3)提出部数
6部(正本1部、副本5部)
(4)提出方法(別紙7「応募申請書類一覧」より一部抜粋)
○応募申請書類は書類№順にファイルに綴じ、各応募書類の一番上に、その書類№に対
応した鑑文を綴じてください。また、鑑文には書類№及び書類名をインデックスで付
してください。鑑文は区のホームページ(トップページ > くらしのガイド > 子ども・
教育 > 保育>事業者の方向け情報>保育施設の整備に関すること)に掲載しますので各
事業者においてダウンロードしてください。
○該当する書類がない場合は、その理由を鑑文に記載してください。また、指定様式に
記入内容が収まらない場合は、適宜様式の加工や別紙の添付等の対応をしてください。
○区指定の様式があるもの(様式1∼12)については、ファイルの種類を変更せず、
電子メールでも提出してください。なお、電子メールの件名は、「認可保育所整備・
運営事業者募集(岡本二丁目)関係」としてください。
応募申請書類提出期限(必着・期限厳守)
平成29年2月1日(水)午後5時厳守
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10 欠格事項
以下のいずれかに該当する場合は失格とします。
(1)地方自治法施行令第167条の4の規定に該当するもの(地方公共団体の一般競争入
札の参加者資格に抵触する者)
(2)市民税又は法人市民税、固定資産税、都市計画税等を滞納しているもの、または、代
表者がこれらの税金を滞納しているもの
(3)破産法、若しくは民事再生法の適用を受けているもの又は受けようとしているもの
(4)地方自治法第92条の2(議員の兼業禁止)、第142条(長の兼業禁止)、第166
条(副市長の兼業禁止)、及び第180条の5(委員会の委員及び委員の兼業禁止)に該
当するもの
(5)応募事業者(関連団体も含む。)又はその役員が、暴力団員による不当な行為の防止等
に関する法律(平成3年法律第77号)第2条に掲げる暴力団又は暴力団員及びそれら
の利益となる活動を行うもの
※なお、必要に応じて、資格審査のために関係機関への照会を行う場合があります。
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その他
(1)質問方法(別紙8「質問票」のとおり)
応募に関する質問は、平成29年1月16日(月)正午までに、区保育計画・整備支援
担当課担当宛てに、FAX又はメールにて送付するとともに、必ず電話にて、到達確認を
してください。これ以外の方法(電話、訪問等)による質問はご遠慮ください。
受け付けた質問については、平成29年1月20日(金)までにご質問いただいた事業
者宛てに回答します。なお、質問及び回答内容によっては、整備・運営事業者募集説明会
参加事業者宛て及び区ホームページ上にて情報提供する場合があります。
(2)注意事項
① 本募集要項及び別添資料に記載事項されている整備・運営に係る諸条件については、
今後変更になることがありますので、ご了解の上、応募してください。
② 本募集における審査結果については、提案部分を除き、今後の募集に引き継ぐこと
があります。
③ 区が必要と認める場合は、追加書類の提出を求めます。
④ 本募集要項及び別添資料は、応募の検討以外の目的で使用することを禁じます。
⑤ 区が必要と認める場合は、本公募に応募した事業者の名称及び提出書類等の内容(個
人情報を除く。)を公表することがあります。
⑥ 応募後に、何らかの事情により当該提案を取り下げることになった場合は、至急担
当までご連絡ください。
⑦ 提出された書類は、理由を問わず返却しません。
⑧ 応募に関する費用は、全て応募事業者の負担とします。
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【参考】
◆世田谷区保育理念◆
すべての子どもたちは、幸せに生きる権利があります。
あ
な
た
子どもにとって最初の保育者は保護者です。
わ た し た ち
世田谷区は一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考え、
あ
な
た
保護者とともに保育を通しての福祉に努めます。
1
◆世田谷区保育方針◆
命の大切さ、生きる力をはぐくみます。
2
3
保護者とともに、心豊かな子育てを目指します。
地域の社会資源を活かし、地域の子育て力の向上に努めます。
あ
な
た
◆世田谷区保育の質ガイドライン◆
世田谷区のホームページ
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/129/1812/d00138520.html
◆世田谷区子ども計画(第2期)◆
世田谷区のホームページ
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/138/d00138606.html
◆世田谷区の就学前人口及び待機児童数等の状況◆
世田谷区のホームページ
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/129/1812/d00036101.html
【問い合わせ先】
〒154−8504
世田谷区世田谷4−21−27
世田谷区役所第二庁舎2階22番窓口
世田谷区子ども・若者部保育計画・整備支援担当課
保育計画・整備支援担当 担当:堂馬・本田・村田・山之内
電話 :03−5432−2323
FAX :03−5432−3018
e-mail:[email protected]
(エス イー エー ゼロ ニ ゼロ ハチ キュウ)
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