山本総領事より新年の御挨拶 在ハバロフスク日本国総領事館ホームページをご覧の皆様 平成 27 年 4 月に在ハバロフスク日本国総領事として当地に赴任し、 早くも 1 年半が過ぎました。これまでに広大な管轄地域内の主要都市を くまなく訪問し、現地の知事、市長をはじめとする要人と意見交換をす ることができました。当館は、日本とロシア極東・東シベリア地域の経 済交流、文化交流、人的交流の活発化を三本柱として取り組んでおりま す。昨年は、日露首脳会談が 4 回も行われ、12 月にはプーチン大統領 が訪日する等日露関係が大きく動いた中で、皆様から様々な御支援を頂 き、多くの成果を上げることができました。 経済交流については、日本企業がサハ共和国の先行発展領域で温室施設を建設し、ハバロフスク 市内で和食レストランが開店するなど、様々な進展がありました。12 月にプーチン大統領が訪日 した際には、60 件を超えるプロジェクトに関する文書が署名されました。今年も、当館は日本セ ンターと共に、日露企業間のビジネスマッチングに取り組み、更なる日本企業の進出を支援したい と考えています。 文化交流については、これまで築いたネットワークを活用して、管轄内の各都市で独創的なイベ ントを開催しました。9 月には、昨年に引き続き、ハバロフスクで観光・文化交流事業「祭」を開 催しました。また、ホームページ、Facebook 及び VKontakte の当館公式アカウントから、活発に 情報発信しています。今年も様々な事業を企画していますので、楽しみにして下さい。 人的交流については、5 月にソチで行われた日露首脳会談で日本側が提示した 8 項目の経済協力 プランの 1 つとなった重要項目であり、その後、プラン具体化のための取り組みが継続されていま す。12 月にプーチン大統領が訪日した際、ロシア国民に対するビザ発給要件の緩和が発表されま した。これらの流れに乗り、当館としても、来年の「ロシアにおける日本年」実施に向けて、観 光、経済、文化、青年、スポーツ、自治体等あらゆる分野で人的交流促進に向けて積極的に取り組 みたいと思います。 昨年はウラン・ウデ市と山形市が姉妹都市提携 25 周年を迎え、9 月にはウラン・ウデ市で記念 行事が開催されました。今年は、イルクーツク市と金沢市が姉妹都市 50 周年、ヤクーツク市と村 山市が姉妹都市 25 周年を迎えます。この機会に、より多くの人的交流が実現するよう、努力した いと考えています。 今年も、総領事館は皆様のお力添えと御協力を頂きながら、様々な活動を通じて日露関係の潜在 力を最大限引き出せるよう努力して参りますので、御支援お願い申し上げます。 平成 29 年 1 月 在ハバロフスク日本国総領事 山本 広行
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