2016年 第12号

tuv.com
munication
2016年 第12号 1
2016 年 第 12 号 Japan
電気用品の技術上の基準を定
める省令の解釈について
電子ミラーの基礎講座
(最終回)
湾岸協力会議標準化機構
(GSO)、GSO 認証トラッキング
シンボル表示義務化
www.tuv.com
2016年
年 第12号 2
お問
問い合わせ先
先
カスタマーサ
サービス東日本
本地域
カスタマーサ
サービス西日本
本地域
カスタマーボ
ボイス
[email protected]
[email protected]
ho
[email protected]
v.com
新横浜本社
テクノロジー
ーセンター(GTTAC)
太陽光発電評
評価センター((SEAC)
西日本地域担
担当オフィス
関西テクノロジーセンター
ー
九州オフィス
ス
九州 EMC ラボラトリー
ラ
0445-470-1850
066-6355-5400
0445-914-0361
0445-470-1860
0445-914-3888
0445-271-3508
066-6355-5777
066-7656-6888
0992-261-8801
09949-28-9345
ニュー
ース送付に関 するお問合せ
せは、新横浜本
本社広報課 ([email protected]
(
com) までお寄
寄せください
い。
皆様の
のご意見、ご 要望をお知ら
らせいただけれ
れば幸いです
す。
編集責
責任者 中村 雅之、吉家 由貴子、井田
田 美穂 新横
横浜本社
age: Roman Shu
umilkin/Shuttersstock.com, P2 & P7 (cockpit): Tssuneomp/Shuttterstock.com, P8
Photo credit Cover pa
om, P2&P11 (Ch
hristmas decora tion) Africa Stud
dio/Shutterstoc
ck.com
MP_P//Shutterstock.co
2016年 第12号 3
湾岸協力会議標準化機構(GSO)、GSO
認証トラッキングシンボル表示義務化
湾岸地域において、販売される低電圧電気機器の認証制度が開始されました。これにより、
サウジアラビアやアラブ首長国連邦など 7 ヵ国の富裕層市場への進出が可能です。この地
域の総人口は約 5,000 万人、推定 GDP は 3 兆 2,000 億ドルに上ります。当該製品を規制す
るのが、湾岸諸国標準化機構(GSO: Gulf Standardization Organization)です。
GCC、GSO の概要
が GSO より発行され、2016 年 7 月 1 日より
湾岸協力会議(GCC: The Gulf Cooperation
有効になりました。どのような製品が対象に
Council)は、ペルシア湾岸の全アラブ諸国
なるのでしょうか。ユーザーにとって低リス
(イラクを除く)から成り立つ地域の政治
クの製品はリスト 1、高リスクの製品はリス
および経済同盟として 1981 年に設立され
ト 2 に分類されています。2016 年 8 月時点
ました。GCC は、バーレーン、クウェート、
で、リスト 2 のみが公開されています。以下
オマーン、カタール、サウジアラビア、ア
は、リスト 2 の必須認証品目です。
ラブ首長国連邦の 6 ヵ国で構成されていま
す。イエメンが現在、GCC 正式加盟に向け
1. 家庭用扇風機
て交渉中です。同国は GSO の現加盟国であ
2. 冷蔵庫、冷凍庫、その他の冷蔵または
り、GCC 加盟国に適用される技術規則を忠
実に順守しています。
冷凍機器
3. 遠心衣類乾燥機および衣類洗濯機
4. フードグラインダーおよびミキサー、
リスト 2 の対象品目
低電圧電気機器および器具の湾岸技術規則
果汁または野菜汁抽出器
5. トースター
2016年 第12号 4
6. 電熱式調髪用機器とハンドドライヤー
7. 家庭用電気加熱機器
8. 電子レンジ
9. そのほかのオーブン、調理器、ホットプ
レート、電気コンロ、グリル、ロースター
10. 電気式瞬間湯沸かし器、または蓄熱式
温水器と浸水湯沸かし器
11. 電気アイロン
12. プラグ、コンセント、アダプター、延
長コードセット、充電器
13. エアコン
図 1.3-b:GCTS(製品/包装/取扱説明書のみ)
製品の性質により、上記の要件を満たすこ
とができない場合は、代替要件が適用され
ます。
GSO 認証トラッキングシステム義務化は、
2017 年 4 月 1 日より
GSO(湾岸協力会議標準化機構)は、G マー
ク認証に必要な GSO 認証トラッキングシン
ボル(GCTS)の使用規則に関するガイダン
ス文書を 12 月 6 日に公表しました。
すべての製品、包装、添付文書(取扱説明
書など)には、GCTS を表示するとともに、
ガイダンス文書に記載された要件を満たす
ことが求められます。
包装・取扱説明書への表示:
GSO 認証トラッキングシンボル(GCTS)は
必ず、製品の外部包装および添付文書(取
扱説明書など)に表示する必要があります。
GCTS のフォーマットは、図 1.3-a または図
1.3-b に記載の寸法要件を満たすことが求
められます。
参考資料

GSO オフィシャルレター>>PDF(英語)

GSO 認証トラッキングシンボルについ
GSO の説明によると、上記制度の運用開始
は 2017 年 1 月 1 日で、義務化は 2017 年 4
月 1 日からです。
て>>PDF(英語)

GCTS の使用に関するテュフ ラインラ
ンドの FAQ>>PDF(英語)
製品への表示:
ご不明な点は、テュフ ラインランド ジャ
GSO 認証トラッキングシンボル(GCTS)は、
パンへお問い合わせください。
製品またはそのラベル(銘板)に表示し、
図 1.3-a または図 1.3-b に記載の寸法要件を
満たすことが要求されます。
図 1.3-a:GCTS(製品/包装/取扱説明書のみ)
◆ お 問 い 合 わ せ は 、 カ ス タ マ ー サ ー ビ ス ( TEL:
045-470-1850 E-mail: [email protected] )までお願い
します。◆
2016年
第12号
2016年
第12号
5
電気用品の技術上の基準を定める省令
の解釈について
平成 28 年 11 月 30 日付、一部改正のお知らせ
(電気用品安全法関連)
平成 28 年 11 月 30 日付で、
「 電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について」
の一部改正が公表されました。改正概要は、以下のとおりです。
■別表第十二
採用済みの JIS 規格を、より新しい版の
IEC 規格に整合した JIS 規格へ置換:
15 規格
J60335-2-38(H28)、J60335-2-39(H28)、
J60335-2-41(H28)、J60335-2-42(H28)、
J60335-2-45(H28)、J60335-2-47(H28)、
J60335-2-48(H28)、J60335-2-50(H28)、
J60335-2-51(H28)、J60335-2-58(H28)、
一方、2016 年 12 月 31 日付けで、下記規
J60335-2-60(H28)、J60335-2-64(H28)、
格に対する移行期間が終了します。新し
J60335-2-74(H28)、J60335-2-96(H28)、
い規格への移行がまだ行なわれていない
J60335-2-101(H28)
場合、適時に対処される必要があります。
J60238(H20)、J60335-2-84(H14)、
上記規格は、2017 年 1 月 1 日から適用さ
J60598-2-6(H14)、J60598-2-7(H14)、
れます。なお、置換される下記 J 規格に
J60598-2-9(H14)、J60598-2-17(H14)、
ついては、2019 年 12 月 31 日までの 3
J60598-2-20(H14)、J60838-1(H20)、
年間の移行期間が設けられています。
J60838-2-1(H20)、J61347-1(H20)、
J61347-2-3(H20)、J61347-2-8(H20)、
J60335-2-38(H20)、J60335-2-39(H20)、
J61347-2-9(H20)
J60335-2-41(H20)、J60335-2-42(H20)、
J60335-2-45(H20)、J60335-2-47(H20)、
今回の改正に関わる詳細については、経
J60335-2-48(H20)、J60335-2-50(H20)、
済産業省 電気用品安全法のホームペー
J60335-2-51(H20)、J60335-2-58(H20)、
ジで提供されています。「電気用品の技
J60335-2-60(H20)、J60335-2-64(H20)、
術上の基準を定める省令の解釈について
J60335-2-74(H20)、J60335-2-96(H20)、
の一部改正について」(平成 28 年 11 月
J60335-2-101(H25)
30 日)を参照下さい。
◆お問い合わせは、カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected] )までお願いします。◆
2016年
年 第12号 6
電
電子ミラ
ラーの
の基礎講座
テュフ ラインランド
ラ
ジャパン株式
式会社
運輸・交通部
運
車
車両技術・型式認
認証課
最終
終回 電子ミラー
電
ーの未来 について
て
シニアプロジェクトエ
エンジニア 齊藤 智明
前回、
、電子ミラ ーとテュフ ラインラン
ンド ジャパ
パンが提供し
している電子
子ミラーに関
関する
サービスについて
て紹介しました。まだ、
、みなさんの
の身近に存在
在していない
い製品なので
で、よ
からないとい
いうのが多数
数のご意見で
ではないでし
しょうか。今
今回は、まず
ず電子ミラー
ーを採
くわか
用する
るメリットを
を説明し、電
電子ミラーの
の未来につい
いて紹介した
たいと思いま
ます。
電子ミラーなのか?
なぜ電
第 1 回目には電子ミラーの可
可能性とミラ
ラー
違い(課題)
)について簡
簡単に紹介し
しま
との違
した。
。ここであら
らためて追加
加説明をしま
ます。
ミラー
ーを電子ミラ
ラーに置き換
換えるメリッ
ット
は大き
きく3つあり
ります。
その 1
死角を低
低減できる
、小型のカメ
メラで広範囲
囲を
電子ミラーでは、
図2 電子ミラーのカメラ
ラ(イメージ)
「国土交通省
省 2016 年 6 月 1 7 日発表資料より」
することでき
きるので、こ
これまで死角
角と
撮像す
の3
その
なって
ていた場所も
も見ることが
が出来るよう
うに
ンサ
サーとして使
使える
なりま
ます。図 1 の左側の赤色
色の部分が死
死角
現在
在、後方や側
側面から近づ
づいてくる車
車両を
です。
。この部分が
が見えるよう
うになります
す。
検知
知してドライバーに知
知らせるシス
ステム
予防安全や自動
動運転に必要
要なセ
(図
図3)や駐車
車時に周囲の
の映像をモニ
ニター
に表
表示してくれ
れるシステム
ムがあります
すが、
これ
れらを複数の
のカメラとモ
モニターで代
代替す
るこ
ことで、より
り安く、かつ
つ画像処理に
によっ
て高
高精度化でき
きるようにな
なります。
図1
その 2
通常ミラー
ーと電子ミラーの視野範囲の比
比較
空気抵抗
抗を低減できる
ミラー
ーを図 2 のような小型の
のカメラに置
置き
換える
ることが可能
能になり、空
空気抵抗を減
減ら
すことができます
す。同時にデ
デザイン性の
の向
期待されてい
います。
上も期
図3
センサ
サーで後方の車
車両を検知
関連
連技術の進化
化は?
電子
子ミラーがま
まだ一般的に
になっていな
ないの
に、そのような
なことは遠い
い未来の話だ
だと思
016年 第1
12号 7
われる
る方もいらっ
っしゃると思
思いますが、
、そ
の3
その
うでしょうか?電
電子ミラーは
は、カメラ ・電
CPU
U の高速化と
と低価格化に
によって、歩
歩行者
ー、モニター
ーと大きく3
3つ
子コントローラー
や車
車両の検出の
の精度は大き
きく向上して
ていま
品に分かれま
ます。(図4)
の部品
す。2016 年 1 月に AUTO
OMOTIVE WORLD
この 3 つの部品をさらに細か
かくみるとレ
レン
16 での講演「AI(人工知
知能)は自動
動運転
201
画像処理、表
表示の3つの
の性能があり
りま
ズ、画
を革
革新させられ
れるか」があ
ありました。この
す。これらの性能
能向上と、低
低コスト化が
が電
中で
で、2015 年 2 月の時点で
で、人の顔の
の認識
ラーの進化の
の鍵になりま
ます。
子ミラ
精度
度はディープ
プラーニング
グのおかげで
で人間
カメラ
電子コン
ントローラー
モニ
ニター
画像認
認識に関する
る進化
を超
超えたと説明
明がありまし
した。
この
の技術が実用
用化されれば
ば、人間が見
見落と
表示
画像処理
伝送
伝送
イメージセンサー
レンズ
図4
電子ミラーの技
技術要素
して
ていたような
な危険を検知
知できるよう
うにな
りま
ます。
後に
最後
どう
うでしょう。これから産
産声をあげよ
ようと
カメラに関する進化
1.カ
して
ている電子ミ
ミラーですが
が、関連する
る技術
2016
6 年 11 月に日立製作所が
がレンズなし
しで
はこ
この他にも急
急速に進化を
を続けており
り、単
動画撮
撮影ができる
るカメラ技術
術を発表しま
まし
にミ
ミラーが無く
くなるという
うだけではな
ないと
た。レ
レンズを使わ
わない「レンズ
ズレスカメラ
ラ」
考え
えています。
の技術
術です。
私個
個人の意見と
としては、SFF やアニメで
で描か
レンズ
ズレスにする
ることによっ
って、コス トダ
れて
ている近未来
来の世界に
に向かってい
いると
ウンとコンパクト化が可能に
になり、複数
数の
思っ
っています。
システムの商
商品化が容易
易に
カメラ
ラを使ったシ
そう
う、全天周囲
囲モニターで
です。
なりま
ます。
これ
れによって、周りの車や
やバイク、歩
歩行者
など
どをいち早く
く発見して警
警告、または
は自動
2. モニターに関する進化
的に
に回避するよ
ようになれば
ば、より安全
全な未
ソニックが、
、2016 年 11 月にコン トラ
パナソ
来を
を実現するこ
ことができる
ると思ってい
います。
スト比
比 100 万対 1 以上の液晶
晶ディスプレ
レイ
(従来
来の液晶ディスプレイ比 1800:1
1 の
600 倍)を発表しました。こ
これが車載用
用に
されると夜間
間でもコントラストと輝
輝度
採用さ
を両立
立した表示が
が実現でき、
、よりミラー
ーに
近づい
いた電子ミラ
ラーが実現で
できるように
にな
ります
す。(図5)
図 6 未来のイメー
ージ
◆ お 問 い 合 わ せ は 、 カ ス タ マ ー サ ー ビ ス ( TEL:
045-470-1850 E-mail: [email protected]
uv.com )まで
でお願い
しま
ます。
図5
コ ントラストの違
違い
2016年 第12号 8
電気自動車の中国市場情報や電子ミラー
の最新法規制動向など最新情報を発信
EV Japan 2017(第 8 回 EV・HEV
駆動システム技術展)に出展
出展概要
【日 時】 2017 年 1 月 18 日(水)∼20 日(金)
【会 場】東京ビッグサイト 東ホール
ブース番号: E50-32
無料出展社セミナー
「電気自動車の中国市場の動向と法規制
について」
テュフ ラインランドは、EV 関連製品・部
1 月 19 日(木) 13:40 ∼14:40
品などの試験、評価、認証を行っています。
@東-6(東 6 ホール)
貴社製品に必要な試験・認証や各国市場に
EV 市場は急速に拡大しています。法規制は
必要な認証など、スムーズな市場参入をご
市場販売で重要な要素です。中国市場動向
提案します。ブースにご来場の上、ぜひご
と法規制について解説します。
相談ください。
「電子ミラー(カメラモニターシステム)
2016 年 7 月より、テュフ ラインランド
の最新法規動向について」
ジャパンは、UN-R46 の 04 シリーズの改
1 月 20 日(金) 12:20 ∼ 13:20
正に対応し、
「車載用カメラモニターシステ
@東-6(東 6 ホール)
ム試験・認可取得サービス」を開始しまし
今話題の電子ミラー(カメラモニターシス
た。ブースで同サービスについて紹介する
テム)について、法規制や市場動向を解説
と共に、1 月 20 日には、「電子ミラー(カ
します。
メラモニターシステム)の最新法規動向に
ついて」と題した出展社セミナーを開催し
無料面談
ます。是非ご参加ください。
ブースでは、無料の面談を承っています。
ご希望の方はメールでお知らせください
問い合わせ先:
テュフ ラインランド ジャパン 株式会社
マーケティング部 広報課
TEL: 045-470-1860 FAX: 045-470-8055
e-mail: [email protected]
2016年 第12号 9
〔日米欧医療機器セミナー〕
日米欧の医療機器市販許可申請の解説
セミナー
テュフ ラインランド ジャパンは、2017 年

ジャー
も積極的に医療機器セミナーを開催します。
1 月に開催する第一弾のセミナーは「日米
欧の医療機器市販許可申請の解説セミ
ナー」です。
市販許可申請書は設計開発プロセスのアウ
トプットに基づいて作成する必要がありま
す。本セミナーでは日米欧が要求している
設計開発に対する規制要求事項(規格やガ
イダンスなど)を取り込んだ設計開発プロ
セスの構築と市販許可申請書(日本:認証
申請、米国:510(k)申請、欧州:クラス 2a/2b
認証申請)の作成について説明します。ぜ
ひご参加ください。
セミナー対象者
日米欧向けに「ソフトウェアを利用した医
療機器」の設計開発および市販許可申請を
行う企業の以下の業務を担当される方々が
品質保証業務の担当者およびマネー

日米欧の市販許可申請業務の担当者
およびマネージャー
日時
大阪 2017 年 1 月 20 日(金)9:30∼17:00
東京 2017 年 1 月 27 日(金)9:30∼17:00
受講料
8,000 円(消費税別)請求書発行後、銀行振
り込みでお支払いください。
お申込み方法
ウェブサイトのセミナーページよりお申し
込みください。
会場
東京会場: 富士ソフト秋葉原
大阪会場: テュフ ラインランド ジャパン
西日本地域担当オフィス
対象です。

QMS の設計開発プロセス(設計管理)
の構築とその維持業務の担当者およ
びマネージャー

ソフトウェア、ハードウェア、シス
テムの設計業務の担当者およびマ
ネージャー
お問合せ先
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
医療機器課 医療機器監査・薬事 担当:
辻 真明
E メール: [email protected]
Tel: 045-914-3888 Fax:045-914-3377
2016年 第12号 10
横浜ラポール書道展
横浜市リハビリテーション事業団 利用者作品展
テュフ ラインランド フォーラム
「書の会」、「書道サークルきらら」の作品
テュフ ラインランド フォーラムでは、昨
しています。また、横浜市総合リハビリテー
年に引き続き、社会福祉法人横浜市リハビ
ションセンター利用者の作品も展示してい
リテーション事業団 障害者スポーツ文化
ます。
センター 横浜ラポールにご協力をいただ
き、横浜ラポールで文化活動を行う、ふた
横浜ラポールの「ラポール」は、フランス
つの書道グループの作品展を開催してい
語で「心の通い合い」という意味です。パ
ます。
ワー溢れる作品の数々をぜひご覧ください。
今回の作品展では、横浜ラポールで活動を
会
期: 2016 年 12 月 2 日(金)∼
行う「書の会」の作品を 7 点、
「書道サーク
2017 年 2 月 28 日(火)
ルきらら」の作品を 15 点展示しています。
9:00∼18:00
「書の会」は失語症になった方々が集まっ
会
場: 横浜市港北区新横浜 3-19-5
て「楽しく」
「面白く」書くことをモットー
新横浜第二センタービル 1F
に、横浜ラポールで書を楽しんでいるグ
アクセスマップ
ループです。
電話番号: 045-470-1860
休 館 日: 土・日・祝日
入館無料
「書道サークルきらら」は、栄区で活動し
ている障害児・者の書道サークルで、横浜
ラポールで開催している美術展に毎年出品
◆お問い合わせは、広報課(TEL: 045-470-1850 E-mail:
[email protected] )までお願いします。◆
2016年 第12号 11
編集担当者より「年末のご挨拶」
時が過ぎるのは、こんなにも早いものか
世界では、宗教対立の深刻化による連続テ
という感慨にひたる間もなく、気がつけ
ロの発生、英国の EU 離脱、そしてアメリカ
ば暦はすでに師走。本号が 2016 年最終
新大統領の誕生が挙げられます。世界経済
号 と な り ました。ここであらためて、
は自由貿易のもとグローバル化を推進して
tuv.communication の愛読者の皆様に感
きましたが、政治では個々の国によるナ
謝のご挨拶を申し上げます。本年にお届け
ショナリズムが台頭してきました。産業構
した情報、法規制、規格などの動向が、日
造が変化し、ビジネスモデルの変容と多様
頃のご活動の一助になれば幸いです。
化が進展し、IoT がもたらすパラダイムシフ
トは企業活動に大きなインパクトをもたら
今年もいろいろな事象が発生しました。日
す時代。そこに反グロ−バリズムの経済が
本は、リオ五輪でのメダル獲得数は最多の
存在可能なのか。ポピュリズムと既成政治
51 個。またノーベル医学・生理学賞受賞の
批判の広がりのなか、大きな選挙を控える
大隅良典氏、113 番目の新元素「ニホニウ
欧州の動向も注視する必要があります。
ム」正式決定と、明るい話題も数多くあり
ました。熊本の地震や台風 10 号による岩手
テュフ ラインランドは、技術革新だけでな
県、北海道の自然災害も発生しました。日
く社会経済の変化にも柔軟に対応するため
本の四季の移り変わりを当然として享受し
の努力を続けています。社会の要請、市場
てきたのですが、近年は狂いが出てきたよ
の要求に応えるために、お客さまとともに
うです。猛暑が続いたり豪雨になったりと
考え、歩み、行動する第三者検査機関であ
異常気象が多くなりました。地球温暖化対
りたいと思考します。
策の新たな法的枠組み「パリ協定」が発効
され、その実効性が期待されます。小池東
最後になりましたが、来年もかわらずのご
京都知事が誕生し、豊洲問題や東京オリン
愛顧をお願い申し上げます。どうぞ良い新
ピックの費用問題など師走の話題に事欠き
年をお迎えください。
ません。
2016年 第12号 12
セミナー・展示会情報
セミナー
ISO 9001:2015 改訂対応のための NEW 解説セミナー
ISO 14001:2015 改訂対応のための New 解説セミナー
旧版からの相違や、2015 年版の要求事項について内容を理解し、情
報収集をされている企業が多いかと思います。2017 年はより具体的
な対応や準備を迫られているのではないでしょうか。
また 2015 年版への移行をきっかけに、形骸化してきた従来のマネジ
メントシステムからの脱却し、今度こそ経営に直結するマネジメン
トシステム構築に舵をきられようとする企業も増えているようで
す。第二部では、改訂への取り組みの中でもたれている疑問や不安
にベテラン審査員がお答えします。
セミナー
日
時:ISO 9001:2015
2017 年 1 月 18 日(水)
ISO 14001:2015
2017 年 1 月 19 日(木)
他、複数回開催
参加費:第一部のみ:3,000 円
第二部のみ:5,000 円
両方:8,000 円
いずれも(消費税込み)
場 所:横浜、浜松、仙台、名古屋
大阪
<医療機器セミナー>
日米欧の医療機器市販許可申請の解説セミナー
市販許可申請書は、設計開発プロセスのアウトプットに基づいて作
時:大阪 2017 年 1 月 20 日(金)
東京 2017 年 1 月 27 日(金)
開発に対する規制要求事項(規格やガイダンスなど)を取り込んだ
9:30∼17:00
設計開発プロセスの構築と市販許可申請書(日本:認証申請、米国: 参加費:8,000 円(消費税別)
510(k)申請、欧州:クラス 2a/2b 認証申請)の作成について説明し 場 所:東京:富士ソフト秋葉原
大阪:テュフ ラインランド
ます。
ジャパン西日本地域
担当オフィス会議室
成する必要があります。本セミナーでは日米欧が要求している設計
セミナー
日
【産業機器】テュフ認定アドバイザー(TAA)コース
テュフ認定アドバイザー(TAA)は、テュフ ラインランド ジャパ
ンが、EU 機械指令、ISO 12100、IEC/EN 60204 などの規格に基づき、 日
装置に対し的確かつ客観的な判断と評価ができると認めた技術者の
方を認定し、資格を与える制度です。3 日間のトレーニングコース
の後、4 日目に筆記試験を行います。試験合格者は、テュフ認定ア
ドバイザー(TAA)の資格が与えられます。
時:2017 年 2 月 14 日(火)∼
2017 年 2 月 17 日(金)
参加費:300,000 円(消費税別)
場 所:テュフ ラインランド
ジャパン テクノロジー
センター
2016年 第12号 13
セミナー
安全評価・認証の実務者が語る『機械安全と第三者評価・認証』
【日本機械学会主催】
講習会では、機械安全と第三者評価・認証の必要性とその意義、ま
た第三者評価・認証を行う際に問題となる点を、第三者評価・認証
実務者により事例を交えて解説が行われます。
安全規格動向のパートでは、テュフ ラインランド ジャパン 製品部
日
場
時:2017 年 1 月 27 日(金)
10:00∼17:00
所:京都リサーチパーク
ビジネスプロモーション シニアマネジャーの杉田吉広が、機械安
全・制御安全・機能安全の最近の動向について、分かりやすく解説
します。
また、電気安全のパートでは、同製品部 産業機器課 西日本担当室
長のフエンテス・アドリヤンが、国内で使用実績のある電気・電子
機器が初めての CE マーク対応をする際の、また国外出荷対応時の典
型的な指摘事例と対策事例を紹介します。
詳細およびお申込み:
http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=5034
セミナー
福岡 EMC スクール 2016【ふくおか電子技術ネットワーク主催】
■EMC 対策実習■ (実習:約 3 時間/1 グループ)
ノイズの要因の特定方法、ノイズ対策の考え方、具体的な対策方法
(回路設計、プリント基板、対策部品、シールド、配線)などを実
際の機材(受講者自身の機器)を題材に、個別のグループで説明し
ます。実習は、テュフ ラインランド ジャパン製品部 EMC プロジェ
クトエンジニア出崎光一が担当します。
日
時:2016 年 8 月 1 日(月)∼
2017 年 2 月 28 日(火)
参加費:無料
場 所:福岡県工業技術センター機械
電子研究所または直鞍産業振
興センター(ADOX 福岡)
※福岡県内企業および近隣県の企業を対象としています。
詳細およびお申込み:
http://www.adox-fukuoka.jp/topics/webdir/38.html
展示会
EV Japan 2017(第 8 回 EV・HEV 駆動システム技術展)
テュフ ラインランドは、EV 関連製品・部品等の試験、評価、認証
を行っています。貴社製品に必要な試験・認証や各国市場に必要な
日
認証など、スムーズな市場参入をご提案します。ブースにご来場の
上、ぜひご相談ください。
<無料出展者セミナー>
①
1 月 19 日(木) 13:40 ∼ 14:40 @東-6(東 6 ホール)
「電気自動車の中国市場の動向と法規制について」
EV 市場は急速に拡大しています。法規制は市場販売で重要な要
素です。中国市場動向と法規制について解説します。
場
時:2017 年 1 月 18 日(水)∼
20 日(金)
10:00∼18:00
所:東京ビッグサイト
ブース番号: E50-32
2016年 第12号 14
②
1 月 20 日(金) 12:20 ∼ 13:20 @東-6(東 6 ホール)
「電子ミラー(カメラモニターシステム)の最新法規動向につ
いて」
今話題の電子ミラー(カメラモニターシステム)について、法
規や市場動向を解説します。
詳細の情報はこちら
http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/
newscontentjp_302153.html
■機能安全エンジニア資格(FSE)コース 年間開催スケジュール
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/fse/schedule/fscourseschedule.html
■平成28年度 放射性物質測定の実務者研修 (3検査機関 共催)
年間開催スケジュール
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info/eventdetails_jp_272512.html
詳しくはセミナー・イベントページ http://www.tuv.com/jp/seminar をご覧ください。
セミナー全般に関するお問い合わせは、マーケティング部 広報課まで
TEL: 045-470-1874 FAX: 045-470-8055 e-mail: [email protected]