年末年始における警戒活動の強化について(通達)

保存期間 1年(平成29年3月31日まで)
有効期間満了日 平成28年12月31日
27年B010210
熊生企第1061号
平成27年11月5日
年末年始における警戒活動の強化について(通達)
年末年始の時期は、金融機関や深夜営業店舗等を狙った強盗等の重要凶悪事件の
ほか、高齢者を狙った特殊詐欺や子ども・女性に対するわいせつ・声かけ事案の更
なる発生が懸念されるところである。
このような中、県民の安全・安心を確保し、安心感を与える諸対策を推進するた
め、年末年始における警戒活動を別添のとおり実施することとしたので、各警察署
にあっては、地域の犯罪情勢に即した効果的な活動を推進されたい。
なお、本部各所属にあっては、執務の参考とされたい。
県民の「安全・安心」な暮らしを確保するため、総合的な体制を確立し、挙署一体となっ
目
的
て警察官による「見せる街頭活動」等の警戒活動を強化するとともに、防犯ボランティア団
体、自治体、企業等と連携・協働して、年末年始における各種犯罪防止を図るものである。
1 年末年始の警戒活動
平成27年12月1日(火)から平成28年1月3日(日)までの34日間
2 特別警戒活動
平成27年12月21日(月)から同年12月31日(木)までの11日間
※ 特別警戒活動設定の趣旨
期
間
年末年始における各種犯罪の防止を図るため、挙署一体となった警戒活動を強
化する期間を設定し、
○ 金融機関・コンビニ店等における更なる警戒活動の強化
○ 夜間における強盗事件防止のための警戒活動の強化
○ わいせつ・声かけ事案防止のための警戒活動の強化
等、各署の実情に応じた諸対策を効果的かつ集中的に実施するものである。
1 金融機関、コンビニ店等深夜営業店舗対象強盗事件の防止
活動重点 2 特殊詐欺の被害防止
3 子ども・女性に対するわいせつ・声かけ事案の被害防止
(1) 県下一斉防犯パトロール
自治体等関係機関及び防犯ボランティア団体との連携を密にし、年末に向け防犯活動
に対する意思統一を図るとともに、県民の防犯意識の高揚を目的として、特別警戒活動
県下統一
行事
期間の初日(12月21日(月))に、各署の実情に応じて防犯パトロールを実施すること。
(2) 金融機関等集中警戒活動
特殊詐欺被害「ゼロの日」
(12月15日(火)
)の取組と併せて、関係者の防犯意識
を更に高めるため、自治体及び防犯ボランティア団体並びに金融機関職員等関係機関、
団体と連携・協働した集中警戒活動を実施すること。
活 動 重 点
推
進
事
項
1 金融機関、深夜 (1) 警察官による立ち寄り活動、防犯指導等の強化
営業店舗等強盗事
件の防止
金融機関、深夜営業店舗に対する立寄り、声かけ、防犯指導、
赤色灯点灯による駐留警戒等「見せる警戒活動」を積極的に実施
すること。
(2) 防犯診断及び防犯カメラを始めとする防犯機器の設置促進
実施要領
金融機関、コンビニ店等の防犯診断を行うとともに、駐車場等
の店舗外への防犯カメラの設置促進を図ること。
(3) CTJP協定を活用したコンビニ店対象の強盗等対策の強化
コンビニ店駐車場の一部をタクシー、JAF車両が待機所とし
て運用していることから、タクシー、JAF業者と情報共有を図
る等、連携を密にし、強盗等の未然防止を図ること。
2 特殊詐欺の被害 (1) 特殊詐欺被害防止のための店舗内声かけ等防犯対策の強化
防止
金融機関やコンビニ店等に対し、店舗内における「自主的な警
戒や声かけの励行」による被害者の発見と被害防止、早期通報の
重要性を浸透させること。
(2) 金融機関以外のATMにおける警戒活動の強化
高齢者を狙った還付金等詐欺では、大型商業施設等の金融機関
店舗外に設置されているATM機で被害に遭っているケースも多
いことから同所に対する警戒と高齢者等に対する声かけを強化す
ること。
(3) 情報の共有とタイムリーな情報発信
予兆電話については、組織的に情報を共有するとともに、地域
住民に対しては、タイムリーでわかりやすい情報発信を行うこと。
3 子ども・女性に (1) 学校、防犯ボランティア団体等と連携した見守り活動等の強化
対するわいせつ声
関係機関等との意見交換・連携強化を図るとともに、通学路周
かけ事案の被害防止
辺の住民、事業者等を取り込むなど、地域における見守り体制を
強化すること。
(2) 時間帯や場所を考慮した警戒活動の強化
子ども・女性が被害に遭いやすい時間帯、場所等にあわせた警
戒など、地域の実情に応じて活動を強化すること。
(3) 不審者情報等の共有とタイムリーな情報発信
被害の未然防止を期すため、学校等と情報を共有するとともに、
前兆事案については、タイムリーな情報発信を行うこと。
1 推進体制の確立
警戒活動の実施に当たっては、真に実効あるものとするため、挙署一体となった推進体
制を確立すること。また、年末年始における警戒活動の強化について全職員に教養を徹底
し、署内における意思統一を図ること。
2 活動計画の策定
管内の犯罪情勢について、発生場所、時間帯、犯行手口等の綿密かつ的確な分析を行い、
効果的な時間帯・方法を選定し、抑止・検挙活動を推進すること。
留意事項
3 広報啓発活動の強化
地域安全ニュース、自治体広報誌、新聞チラシ等各種広報媒体を活用し、地域住民に対
する防犯意識の啓発を図ること。
4 他機関等との連携
防犯ボランティア団体や関係機関等と連携協働した活動に努めること。
5 受傷事故の防止
(1) 各種活動に当たっては、十分な注意力を保持するとともに、各種装備資器材を有効活
用し、受傷事故防止の徹底を期すること。
(2) 警戒活動に参加中の防犯ボランティア等が、受傷事故や交通事故等の当事者にならな
いよう、反射材の活用、単独行動の自粛等の事前指導を徹底すること。
1 年末警戒活動実施計画
別記様式1により11月18日(水)まで
2 県下統一行事実施結果
報
告
別記様式2により12月24日(木)まで
3 年末警戒活動実施結果
別記様式3により1月8日(金)まで
4 報告先
生活安全企画課犯罪抑止対策室犯罪抑止対策係宛てにメールで報告すること。