消 費 者 だ よ り

消 費 者 だ よ り
2016年 11月号
衣類などの洗濯表示が変わります
平成 28 年 12 月から、衣類の取扱い方を絵で表す「洗濯表示」が変わります。
利便性の向上が期待されています。新しい記号の意味を理解
し、日頃の洗濯に役立てましょう。
※11 月 30 日までに店頭に並んだ衣類は現行の表示のまま
基本記号
現在よりも細かな情報が提供されることになり、消費者の
家庭洗濯(洗濯機、手洗
い)のしかた
漂白のしかた
です。
■変わる理由
乾燥のしかた
国際規格に合わせた表示に対応するためです。
現在の洗濯表示は日本独自の表示記号です。しかし、近年
アイロンのかけ方
では衣類などの生産や流通は、海外との取引が増えており、
「 海 外 の表 示 と 日 本 の 表 示 を 付け か え る 手 間 と コ ス トが か
かる」
「多様な洗濯機が普及し、今の表示では対応が難しい」
■表示のポイント
①新しいデザイン
付加記号
ことなどから、変更することになりました。
クリーニングの種類
基本の記号に、線や点などの付加記号や数字を組み合わせ
て表します(=右表)。記号の中に日本語の表現はありません。
付加記号と数字は強さや温度、禁止を表します。
②記号の種類が増える
ェットクリーニングなどが加わり、現在の 22 種類から 41
種類に増えます。
③取扱い方の上限が記載
表示は、衣類を傷めない取扱い方法の上限を示しています。
表示例
酸素系漂白剤やタンブル乾燥、クリーニング業者によるウ
強さ(下線)
線なし 通常
「-」線なしより弱く
「=」更に弱く
温度(ドット)
数が増えるほど温度は高く
なる
禁止記号
基 本 記 号 に 重 ね 書 き さ
れ、記号が表す処理・操
作ができないことを表す
液温は 40 度を限度とし、洗
濯機で弱い洗濯ができる
塩素系及び酸素系漂白剤の
使用禁止
そのため、例えば表示よりも高い温度でアイロンがけをする
と、衣類にダメージが生じる恐れがあります。
日陰のつり干しがよい
④参考情報は簡単な用語で付記
記号だけで伝えられない参考情報は、「あて布使用」など
簡単な言葉で記号の近くに記載される場合があります。
取扱い表示の問合せ
消費者庁表示対策課
電話
03-3507-9205
底 面 温 度 200℃ を 限 界 と し
てアイロン仕上げができる
石油系溶剤によるドライク
リーニングができる