若者の自殺を防ぐために~学校における自殺予防教育~ 滋賀県では平成 27 年の自殺者数は 242 人で減少傾向に向にあるものの、未だに多くの方が自殺で亡 くなっています。また、滋賀県の 15 歳から 39 歳までの自殺者は全死因の第 1 位を占めており、学生・ 生徒の自殺者は、毎年 10 人前後と減少傾向にはなっていません。 若者の自殺の原因は、警察の統計によると、健康問題、経済生活問題、家庭問題、勤務問題、男女問 題、学校問題と多岐にわたっているのが特徴となっています。 今回、学校における自殺予防教育に取り組まれている先生を講師にお迎えし、若者の自殺予防で自分 達に何ができるのかを考える機会となることを目的に研修会を開催します。研修会後半では、参加者同 士で県内各学校の状況について情報交換をする時間を設けています。今後の各所属での取り組みや自分 自身の知識と技術の向上のため、是非ご参加ください。 日 時 : 平成 29 年1月 13 日(金)13:30~16:30 (受付:13:00~) 場 所 : 滋賀県立精神保健福祉センター 研修室 (草津市笠山八丁目 4 番 25 号) 内 容 :1)講演「学校における自殺予防教育」 ~教育機関での自殺予防の取り組み~ 講師 四天王寺学園小学校中学校 カウンセラー 阪中 順子 氏 2)情報交換(グループに分かれて情報交換を行います)。 講師プロフィール 四天王寺学園小中学校 カウンセラー(臨床心理士 学校心理士スーパーバイザー) 元奈良県公立小・中学校教諭(~2011 年3月) 文部科学省において、平成 18 年8月から「児童生徒の自殺予防に向けた取組に関する検討会」が開催され、当時は奈 良県公立小学校に勤務しながら委員を務める。それ以後も、文部科学省の自殺予防に関する会議等に関わり、現在に至 る。現在は、学校に勤務しながら、全国各地で教員や児童生徒、保護者に向けて講演を行い、教育現場のゲートキーパ ー育成に深く関わっている。自身も「いのちの授業」に取り組み、その実践を様々な研修会でも紹介されている。 【文部科学省関係 他】 2006 年8月~2007 年3月「児童生徒の自殺予防に向けた取組に関する検討会」委員 2008 年3月~現在に至る「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」委員 2008 年4月~ 日本自殺予防学会 理事 【著書】 「子どもの自殺予防ガイドブック~いのちの危機と向き合って~」 (2015 金剛出版) 「新訂増補 青少年のための自殺予防マニュアル」 (共著、2008 金剛出版) 対 象: 1)滋賀県内の中学・高校・大学・短大と専門学校の職員 2)滋賀県内自治体で自殺対策に関わる職員 定 員: 60 名 申込み: 裏面FAX用紙にて1月6日(金)までに申し込む。
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