公務始めの市長あいさつ(PDF:213KB)

平成29年 公務始め市長あいさつ
(平成29年1月4日)
職員の皆さん、明けましておめでとうございます。
皆さんとともに、輝かしい新年を迎えることができ、大変嬉しく思っています。
皆さんは、休暇中に英気を養われ、本日の公務始めに臨まれていることと思います。
本年も引き続き「みんなで築く 活力と交流による元気都市」の実現に向けて皆さんととも
に知恵を出し合い、奮闘していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
市制施行95周年を迎えた昨年は、「ときわ動物園」のグランドオープンをはじめ、水産物
直売施設「うべ新鮮市場 元気一番」、子育てや起業・創業支援機能を備えた「多世代交流ス
ペース」など、魅力の詰まった新しい施設のオープンが相次ぎました。また、15分以上の運
動を行った住民の参加率を競う「チャレンジデー」で初勝利を収め、市制施行95周年記念式
典にも多くの市民の方に参加していただくなど、市民力が発揮され、そして本市の元気を実感
した1年でした。
本年は、「第四次宇部市総合計画中期実行計画」は最終年度、「宇部市まち・ひと・しごと
創生総合戦略」も3年目を迎え、これまでの成果を検証しながら、来る市制施行100周年に
向けて、取組を加速化していきます。
油断することなくスピード感を持って事業に取組み、何事も前倒しで結果を出すことを心が
けましょう。先手必勝です。そして、数値目標の達成に満足することなく、その真の目的であ
る、市民の暮らしを良くすること、より良いまちづくりを実現することを常に意識し、職員一
丸となって取組を進めていきましょう。そのためには、総合戦略に掲げた5つの基本目標、
「安定した雇用を創出する」、「新しいひとの流れをつくる」、「若い世代の結婚・出産・子
育ての希望をかなえる」、「地域資源を活用した多用な地域社会の形成を目指す」、「「にぎ
わいエコまち計画」に基づく都市基盤の整備」を軸に、関連する施策を横断的・一体的に展開
し、部局間、また多様な主体との連携・協力・協働により、事業効果を相乗的に高めていくこ
とが必要です。
1
宇部市はいま、「暮らしやすさ」において全国でも上位の評価を得ています。これからも、
「暮らして良し、働いて良しの市民が誇りを持てるまちづくり」を実現し、選ばれる「まち」
であり続けられるよう、宇部市の特長を生かした地方創生に積極的に挑戦していきましょう。
一方で、本市の財政状況は依然として厳しい状況が続くことが予想されます。
このような状況の中でも、次の100周年に向けて、より一層魅力と活気にあふれた「元気
都市うべ」を実現していくために、職員一人ひとりの能力の向上を図り、その能力を最大限に
発揮できるような組織づくりに取り組み、そして、これまで同様に、まちづくりの主役である
市民との対話を重ねていきたいと考えています。
昨年、世界かんがい施設遺産に登録された常盤湖を中心としたときわ公園は、歴史的な施設
を維持しながら、いまも進化しており、今年は緑と花と彫刻の博物館(ときわミュージアム)
の温室が「世界を旅し、感動する植物館」をコンセプトとして新しく生まれ変わります。
市民の誇りであるときわ公園に負けないように、先人から受け継いだ「共存同栄・協同一
致」の「宇部の精神」を原動力に、職員一同、一層の努力をし、成長していきましょう。
職員のみなさんは、一人ひとりが使命と責任を自覚するとともに、鋭い時代感覚を持って職
務に当たってください。公私を問わず、積極的に地域に出向いて新たな課題を発見し、その解
決に向けて「市民と語り、考え、動き」市民と共に創造・改革していくという強い意思と行動
力を持ってください。
また、一年の始まりの節目として個々の仕事の行い方を振り返り、働き方改革を意識し、ワ
ークライフバランスを図り、自身の健康管理にも充分留意していただきたいと思います。
みなさん、今年も来る市制施行100周年、「元気都市うべ」の実現に向けて、さらなる飛
躍のために一緒に前進していきましょう。
それでは、この一年が本市と職員の皆さんにとりまして、輝かしい一年となることを心から
お祈り申し上げまして、年頭の挨拶といたします。
2