葛飾区学務システム構築委託提案依頼書

飾区学務システム構築委託
提案依頼書
平成29年1月6日
 飾 区
0
目
第1
1
2
3
4
第2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
第3
1
2
3
次
提案依頼概要 ..................................................................................... 2
事業名称 ...................................................................................................................... 2
事業概要 ...................................................................................................................... 2
システムの形態 ............................................................................................................ 2
期待効果 ...................................................................................................................... 2
本調達の要件 ..................................................................................... 3
範囲 ............................................................................................................................. 3
委託内容 ...................................................................................................................... 3
システム開発に係るスケジュール ................................................................................ 3
本区の体制 ................................................................................................................... 3
業務要件 ...................................................................................................................... 4
他システム間データ連携要件 ....................................................................................... 4
文字の取扱について ..................................................................................................... 4
システム実行環境要件 .................................................................................................. 5
セキュリティ要件 ......................................................................................................... 6
システム運用要件 ........................................................................................................ 6
データ移行要件 ............................................................................................................ 7
システム保守要件 ........................................................................................................ 7
成果物 ......................................................................................................................... 9
システム構築における留意事項.................................................................................. 10
サポート体制 ............................................................................................................. 13
提案にあたっての留意事項 .................................................................. 14
提案書の作成要領 ....................................................................................................... 14
提案書目次 ................................................................................................................. 14
提案書作成指針 .......................................................................................................... 16
1
第1
1
提案依頼概要
事業名称
飾区学務システム構築
2
事業概要
現在の学務システム(以下「現行システム」という。)は平成 20 年度に稼働し、平成 30 年度に
はシステム導入から 10 年が経過する。平成 25 年度の機器更改時に現行システムをインフラ統合基
盤上に構築したが、OS、ミドルウェアはサポートが切れている。
また、業務運用上の課題として 、現行システムのミドルウェアは JIS2004 に対応していないた
め、第三水準・第四水準で表示できない文字がある。そのため、当該文字を使用している区民に対
しては、住民基本情報システムを参照して手書き対応するなど業務が煩雑になっている。また、戸
籍住民課・区民事務所で使用する端末では、現行システムの外字は表示されないため、帳票出力後
に改めて文字が正しく出力されているかを確認しなければならない状況にある。
以上の課題を解決させ、安定して稼働させるために現行システムをリプレイスする。さらに、現
状の就学業務・就学援助業務に加え、多子世帯の給食費補助制度拡大に対応した飾区学務シ
ステム(以下「本システム」という。)を構築する。
3
システムの形態
本システムは、オープン系のパッケージシステムを使用すること。また、原則として Web 方式と
すること。
4
期待効果
本システムの構築により、以下の効果を期待する。
(1)提案書作成指針(16 頁∼19 頁)及び「飾区学務システム構築委託に係る提案募集要項」の
10(2)提出書類のエ「飾区学務システム機能適合表(以下「機能適合表」という。)」
に基づき依頼する内容を十分に満たすことにより、システムの操作性及び機能性が向上し、
学務業務をより効率的、円滑に行うことができる。
(2)機能適合表に適合したパッケージを選定することにより、開発経費の抑制を図ることがで
きる。
(3)文字を住民基本情報システムと同様のものを使用することにより、戸籍住民課・区民事務
所の転校手続きの処理時間を短縮することができる。
(4)多子世帯の給食費補助制度の拡大に対応することができる。
2
第2
1
本調達の要件
範囲
人口:456,880人(平成28年12月1日現在)
学齢児童生徒、就学予定者:約 32,500 件
就学援助申請者:約 9,200 件
多子世帯の給食費補助制度対象者数:約 3,400 件
利用者:学務課職員
その他職員
2
16人
88人(2課及び6区民事務所)
委託内容
飾区学務システム構築に関する委託内容は以下に挙げるものとする。
(1)本システムのプロジェクト管理
(2)本システムのパッケージ機能の改修・追加部分の設計、実装
(3)本システムのテスト、テスト運用環境の整備、テスト運用
(4)本システムの本番運用環境の整備、本番運用の支援
(5)本システムのデータ整備
(6)現行システムから本システムへのデータ移行
(7)本システムの操作指導
(8)本システムに関するドキュメントの作成
(9)本システムのサーバへの設定及び既存ネットワークとの接続
(10)本システムで使用するクライアント、プリンタ及びスキャナ等機器の設定及び接続
(11)システム構築に沿った業務フローの設計
3
システム開発に係るスケジュール
本件に関する開発工期は、以下のとおり予定している。ただし、詳細な日程については別途協議
の上、定めることとする。
表 1.開発スケジュール
キックオフ
システム構築作業(要件定義、設計、構築)
データ移行検討(現行仕様確認、設計、検証)
平成30年 9月
データ移行(本移行)
平成30年 9月18日
システム稼働
平成29年 4月
平成29年 8月∼
4
本区の体制
本システム構築における本区の体制は以下のとおり。なお、本区では、プロジェクト・マネジメ
ント・オフィス(PMO)を設置しており、本システム構築を含む本区情報システム構築プロジェク
トは、PMO がプロジェクトの全体調整を行っている。
実施責任者
プロジェクトリーダー
プロジェクトメンバー
プロジェクト全体調整
表 2. 区の体制
教育委員会事務局学務課長
学務課学事係長
学務課学事係
情報政策課システム調整係
本区 PMO
3
5
業務要件
本システムに求められる業務要件は、以下のとおりである。詳細は機能適合表を参照すること。
(1)就学業務
学齢児童・生徒管理、就学に係る処理(転入・退学、進級、卒業)、就学予定者管理(就学
手続きに係る管理等含む)など
(2)就学援助業務
申請登録処理、認定処理、支給(振込)処理など
(3)多子世帯の給食費補助業務
申請登録処理、交付決定処理、支給(振込)処理など
(4)その他
統計処理、各システムデータメンテナンス、地域情報プラットフォームに準拠したデータ連
携機能など
(5)EUC活用環境整備
定型で用意する帳票以外の統計帳票や業務補助に使用する帳票等の出力を柔軟に行えるよ
う、ユーザが対話形式でデータ抽出可能なEUC環境を整備すること。抽出したデータは、
市販のOAソフト(Excel を推奨)にて、データの加工、編集が行えるデータ形式とするこ
と。また、抽出条件作成や、抽出後のデータ利活用についてのヘルプ体制も含めて整備する
こと。
6
他システム間データ連携要件
(1)本構築におけるデータ連携
本区では、データ連携については住民情報共通データベースを介して行い、地域情報プラ
ットフォームに準拠した連携を基本とする。データ連携の提案にあたっては、住民情報共通
データベースとの連携も含め、その手法を提案書に記載すること。
※住民データの留意点
①データの保持について
本システムで構築するDBには、原則区民全件の情報は取り込まず、業務本来で使用す
る必要最低限なもののみとし、業務上不必要なデータを保持することは認めない。
②宛名番号について
過去(5年間)に当区に住民登録のあった個人に対しては、同一個人の転出入であれば、
従前の宛名番号を引き継ぐ。したがって再転入などのものについては、原則として同一宛
名番号が使用される。
宛名番号・世帯番号については8桁であり、7桁+チェックデジットとなっている。
住民基本情報システム及び共通データベース上の入力限度は15桁となっている。
③フリガナについて
住民情報共通データベースに格納される氏名フリガナは、全角カタカナ(拗音・促音含む)
となる。
④続柄
4世代まで対応
7
文字の取扱について
文字の取り扱いに関して、本システムでは下記の機能を満たすこと。
本区で必要とする文字を扱うことが出来ること。外字フォントは EUDC.tte で提供を行う。
住民基本情報システム及び飾区住民情報共通データベースの仕様は以下のとおりであるため、
原則、住民基本情報システムの仕様に合わせること。
・住民基本情報システム
文字字形 JISx0213:2004(原則、MS明朝を使用)、文字コード UTF-8
・飾区住民情報共通データベース
文字字形 JISx0213:2004(原則、MS明朝を使用)、文字コード UTF-16BE
4
(1)当区で必要とする外字を扱うことが出来ること(3,000 字以上)。
(2)外字の入力を「読み」、
「外字コード」の両属性で行えること
(3)現行システムから本システムへのデータ移行時には、飾区住民基本情報システム若しく
は飾区文字管理サービスで管理している外字を必要に応じて取り込むこと。移行後の動
作検証の結果、区が実用に耐えられないと判断した場合は、本システム側で、新規作成及
び修正を行うこと。
(4)データ連携において、外字を含む文字コードを飾区住民基本情報システムで管理する文
字コードへ変換するためのテーブルを作成すること。ただし、飾区文字管理サービスか
ら提供されるコード変換テーブルを利用できる場合は、これを優先すること。
(5)新規外字については、飾区文字管理サービスからフォントファイル及び属性(読みなど)
ファイルを提供する。このファイルを使用する作業については、本システム側で行なうこ
と。
8
システム実行環境要件
(1)本システム機器は、飾区インフラ統合基盤を利用して構築すること。
なお、飾区インフラ統合基盤の概要については別紙1のとおり。
(2)本システムに使用するインフラ要件は以下のとおり。
①本システムは、本区インフラ統合基盤上に仮想サーバで構築することとなるため、必要と
する仮想サーバの性能について、次の項目を提案書に記載すること。
ア サーバOSと台数と用途
イ CPU
ウ メモリ
エ ディスク容量
オ バックアップ用ディスク容量
カ IEバージョン
キ クラスターサービスの利用
ク ネットワーク帯域
ケ ロードバランシングサービス
コ 必要ライセンス類
サ その他、機器構成
※なお、仮想サーバの設定は、別途本区担当者及びインフラ統合基盤の保守業者と協議の上、
決定することとする。
②インフラ統合基盤では下記の監視サービスを利用するため、下記の項目について、監視
可能となるよう対応すること。
ア 死活監視
イ 容量監視
ウ サービス監視
エ イベントログ監視
オ ポート監視
カ URL監視
※なお、エスカレーションルール(メール又は電話等)については、構築時に定めることと
する。
※特段の事由によりインフラ統合基盤に構築された機器以外の機器を利用する場合は、ハー
ドウェア監視も行うこととする。
③不測の事態に備えたデータのバックアップは、別紙1を参照し構築すること。
④インフラ統合基盤上の仮想サーバには、ウィルス対策ソフトを統一して導入する。なお、製
品名については、契約後別途提示する。本ソフトウェアのライセンス及びインストール媒体
は本区にて準備する。
⑤本区に構築されている Active Directory 環境にて稼働すること。
5
⑥クライアントで使用するOSは Windows 7 とし、Webブラウザは Internet Explorer8.0
とする。クライアントは他の住民情報系システムとの共用であるため、滞りなく動作できる
ものとすること。今後のクライアントOSやIEのバージョンアップについては、可能な限
りパッケージ対応すること。
⑦クライアント・プリンタの使用台数、利用規模は次のとおりである。
○クライアント台数 71台(学務課:5台、その他:66台)
○プリンタ台数
卓上ページプリンタ 57台(学務課:1台、その他:約56台)
高速ページプリンタ 1台
○システム利用部署数 3課及び区民事務所6か所
○利用ユーザ数
約100人
※クライアント PC 及び卓上ページプリンタは既設のものを使用するため見積り不要。
⑧クライアントで必要となるライセンス類がある場合は提案書へ記載すること。また、稼働後
にクライアントを追加する可能性があるため、その場合に発生する作業及び費用を記載する
こと。
⑨クライアントを追加する場合の作業及び費用を効率化する提案を行うこと。なお、繁忙期の
みシステムを利用する場合もあるため、多少の増減については柔軟に対応できるようなライ
センス体系や設定であること。
⑩職員の検証及びアプリケーション改修後の動作確認のために、検証環境を準備すること。そ
の場合は、本区インフラ統合基盤上の仮想サーバで実施するため、項番①と同様に必要スペ
ック等を記載すること。
⑪将来的な拡張性を十分考慮した設計とすること。
⑫その他システム稼働に必要なものがある場合は、提案書に記述すること。なお、本区インフ
ラ統合基盤上の仮想サーバで稼働するため、DBやCAL等の必要ライセンスについて、詳
細に検討すること。
9
セキュリティ要件
本システムは、個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策については特に留意すること。構築
するシステムは、次の各項目に挙げる機能を有していること。
(1)システム起動に際し、職員(ユーザ)ごとの ID とパスワードによる不正利用防止機能が
あること。
なお、本区では、平成29年3月から住民情報系システムの二要素認証、シングルサイン
オン及びユーザID管理システムが運用開始するため、これらセキュリティ認証基盤と適
切に対応すること。
(2)操作者ごとにシステム権限の設定が可能であること。
(3)データの通信時に情報漏洩防止策として、暗号化したデータ通信を行えること。
(4)オンライン処理の証跡(システム利用者、端末 ID、業務名(処理名)
、処理データ等)を
残すことができること。
(5)物理的な盗難と破壊による脅威を防止するため、クライアントでの資産管理は行わないこ
と。
(6)OS、ソフトウェアの更新パッチ及び各種セキュリティパッチについて、本提案者は適用
の可否を判断の上、特別の理由がない限り、適用しシステムのセキュリティ運用を的確に
行うこと。なお、セキュリティ監査等の指摘事項については、特段の理由がない限り、対
応するよう努めること。
10
システム運用要件
本システムの運用管理については、以下の運用管理機能以上を総合的に実現する仕組みを構築す
ること。ただし、提案内容によっては変更するものとする。
なお、提案書には、区側との役割分担を明確に記述すること。
(1)バッチ処理の実行、状況確認、スケジュールの設定・変更を行う機能及びスケジューリン
グによる自動実行機能を有すること。また、バッチ処理については、業務主管課からの実
6
行も考えられるため、エンドユーザが操作可能な UI を実装し、クライアントからも処理
可能とすること。
(2)本区の運用にあわせた、バッチジョブの作りこみを行うこと。
(3)バックアップは日次取得とし、業務データをインフラ統合基盤上のストレージ領域にバッ
クアップする処理の実行、状況確認及びスケジューリングによる自動実行機能を有するこ
と。
(4)アプリケーションプログラムに変更があった場合、また、外字等のファイルが変更になっ
た場合は、必要な各機器にネットワークを利用して配信を行う機能を有すること。
なお、配信機能については、スケジュールによる登録、配信状況確認及び配信状況確認及
び配信モジュールのバージョン管理が行えること。
(5)システム運用中に運用内容が変更された場合の対策として、選択肢等を職員が追加できる
ようにすること。
(6)業務でオンラインシステムのハードコピー(プリンタより印刷されたもの)を使用するた
めハードコピーの印刷が可能であること。
(7)原則、運用業務は提案者から区運用業者に引き継ぐこと。その際は引継ぎ資料を用意した
上で説明及び OJT 等を実施すること。
(8)バッチジョブ実行時の実行結果が確認できること。また、過去の実行結果の閲覧が可能で
あること。閲覧可能な期間については提案すること。
(9)オンライン処理、バッチ処理の実行に支障がでないように、システムリソースの確認がで
きること。
(10)バッチ処理中に発生した障害については、職員が容易に判断可能なように障害の詳細な情
報を、バッチ処理の実行結果(ログ等)とは別に出力すること。
11
データ移行要件
既存データの移行に関しては現行業者と協議の上、対象のファイルを決定すること。移行データ
のレイアウトに関しては現行業者の指定レイアウトとする。
本システムへのデータセットアップに係るプログラム作成及びコンバート作業については、構築
範囲に含めるものとする。移行データは現行システムが保持しているデータを移行すること。
【移行対象件数(概数)】
テーブル数 :69テーブル
移行データ数:2,344,900件
12
システム保守要件
本システムの保守要件は、以下のものとする。
なお、提案書には、区側との役割分担を明確にすること。
(1)システムの運用時間は以下のとおりである。
・オンライン稼働時間
7:00∼21:00(平日)
・開庁時間
8:30∼17:00(平日)
※年度末には臨時開庁日があるため、調整可能なこと。
(2)原則として月1回、定例報告会議を実施すること。定例報告会議へは担当 SE の他、プロ
ジェクトリーダー、営業担当が出席すること。定例会では、課題とリスクの管理及び報告、
実施状況、問題点の協議及び解決その他、本システムを円滑に運用するために必要な事項
を協議する。
(3)障害発生時は原則として2時間以内に区総合庁舎へ到着し、復旧対応ができることを目標
とすること。障害対応の経過は必ず記録し、区の求めに応じて提出すること。OSに起因
する障害、ネットワーク障害等については、区に報告し、提示に従うこと。
(4)収集した障害情報をもとに影響範囲、原因を調査・分析し、同様の障害が発生しないよう
に是正処置・予防措置を行うこと。避けられない障害の場合であっても、業務への影響を
最小限度とすべく対策を講じること。また、原因、影響範囲、対処方法、再発防止策をま
とめ、区に報告すること。
7
(5)復旧後に、アプリケーションをはじめとする各種ソフトウェアやデータの復旧作業を行う
こと。庁外からのリモート保守は認めない。
(6)本区が別途調達するサーバ及びクライアントのOS、ブラウザ、ミドルウェア、アプリケ
ーション等、ソフトウェアのバージョンアップに際しては、その適用の判断に必要な調査・
評価を行うこと。
なお、本システムは、本区インフラ統合基盤上の仮想サーバに構築することとなるが、O
Sのパッチ適用及び各種セキュリティパッチについては、提案者が実施すること。ソフト
ウェアはバージョンアップすることを原則とするが、対応が困難な場合には、対応範囲を
区と協議すること。
(7)軽微な改修については、プログラム変更ではなく、パラメータ等の変更で対応できるよう、
保守性を確保すること。
(8)本システムと連携するシステムが改修または導入された場合は、円滑に連携が行えるよう
にすること。
(9)外字フォントに変更があった場合は、検証を実施の上、サーバに適用すること。
(10)本構築案件は本区インフラ統合基盤上の仮想サーバ(Hyper−V)
上で稼働するため、
本提案者側も仮想サーバの運用に対する経験者を配置し、開発時及び開発終了後の稼働保
守を円滑に執り行うこと。また、障害発生時には、本区インフラ統合基盤の保守業者と円
滑に連携し、障害原因の究明及び復旧作業に取り組むこと。
(11)本システムは、庁舎外データセンター(東京近郊)に設置する本区インフラ統合基盤上で
稼働する。
そのため、構築時、保守作業時及び障害発生時に止むを得ずデータセンターで作業を実施
する場合もあるため、それに対応可能な保守体制を整備すること(原則は区庁舎からのリ
モート保守とする)。なお、データセンターの具体的な位置等については、契約後開示する
こととする。
8
13
成果物
成果物は、以下に挙げるものを予定している。提案内容により変更することは可能であるが、
プロジェクト計画書作成時に必ず区の承認を得ること。
表3.成果物一覧
成果物
プロジェクト管理
要件定義書
基本設計書
詳細設計書
ソフトウェア・ハードウ
ェア調達
ユーザ教育
単体テスト
結合テスト
総合テスト
プログラム
成果物記載内容
プロジェクト計画書、会議議事録、進捗報告書
・システム化の目的、現状の課題、方針、前提条件等
・システム概要図
・機能説明書
・機能要件(Fit&Gap 結果一覧)
・新システム利用業務フロー
・セキュリティ要件
・運用保守要件
・品質・性能要件
標準機能
・システム全体構成図
・パッケージパラメータ定義書
・データマッピング定義書
・セキュリティ実装方式
・システム運用・保守方式
改修・追加機能 ・機能一覧、処理概要
・画面一覧、画面概要、レイアウト、画面遷移図
・帳票一覧、帳票概要、レイアウト
・テーブル一覧、ER 図
・入出力ファイル一覧
標準機能
・システム詳細構成図
(OS、ミドルウェア、ネットワーク詳細設定含
む)
・データ移行設計書
・セキュリティ処理詳細
・運用マニュアル
改修・追加機能 ・機能処理詳細
(業務ロジック処理詳細・処理フロー、入出力
処理詳細・処理フロー、排他制御仕様 等)
・画面処理詳細、画面入出力項目詳細
・テーブル定義書
・入出力ファイル定義書
・バッチ処理詳細
ソフトウェア・ハードウェア調達仕様書
・研修会資料
・操作マニュアル ※いずれもカスタマイズ部分を反映すること
・単体テスト計画書、単体テスト仕様書、単体テスト実施報告書
・結合テスト計画書、結合テスト仕様書、結合テスト実施報告書
・総合テスト計画書、総合テスト仕様書、総合テスト実施報告書、
データ移行結果報告書
・業務リハーサルシナリオ
・改修追加部分ソースプログラム一式
9
14
システム構築における留意事項
システム構築にあたっては、下記の事項に留意すること。
(1)プロジェクト管理
飾区学務システム構築委託におけるプロジェクト管理では、以下の要件を満たすこと。
ア 全体管理
(ア)構築手順作成
受託者は契約締結後にキックオフミーティングを実施し、体制図、プロジェクト計画書を提
出すること。また、課題・案件等については課題管理一覧表を作成すること。受託者は構築手
順書を契約締結後、早急に提出し、区に説明を実施すること。
なお、プロジェクト計画書の以下の管理項目を記載すること。
・全体管理
・進捗管理
・品質管理
・コミュニケーション管理
・課題管理
・リスク管理
・セキュリティ管理
(イ)事業者間の調整
構築作業が円滑に進められるよう、データセンター(インフラ統合基盤を含む)、データ連
携先システム事業者等、本件と密接に関わる事業者との調整や構築スケジュールの説明等を中
心となって行うこと。
イ 進捗管理
作業計画に基づき、各タスクの状況把握及びスケジュール管理を行うことを目的とする。以
下に示す業務内容を実施すること。
(ア)受託者は、作業状況について精緻かつ明確に管理を行うための管理表を作成し、定期的
に、作業名、個別管理組織・受託者作業区分、責任者、作業の開始日・完了日、完了基
準、投入した工数実績を進捗管理表に記入すること。
(イ)進捗状況を定量的に分析し、担当職員に作業状況の報告を行うこと。
(ウ)計画から遅れが生じた場合は、原因を調査し、要員の追加、及び担当者の変更等の体制
の見直しを含む改善策を提示し、担当職員の承認を得た上で、これを実施すること。
ウ 品質管理
本提案依頼書で定義された要件を満たすこと、または、上回ることを保証することを目的と
する。以下に示す業務内容を実施すること。
(ア)品質評価基準(評価指標、判断基準等)を設定し、評価結果を担当職員に報告すること。
(イ)品質評価計画の立案、検証及び品質改善策の検討、実施を管理する体制を構築すること。
(ウ)受託者内に品質管理を専門とした部門、または、担当者が存在すること。また、その組
織名、または、担当者氏名を提示し、かつそれらの役割・本プロジェクトとの役割分担
を提示すること。
(エ)上記「
(ウ)
」の品質管理部門、または、担当者による品質レビューを定期的に実施する
こと。
(オ)成果物については、区への説明会を計画・実施し、実施後、区の指摘事項を反映した上
で、区の承認を受けること。
(カ)
各工程完了時には工程完了報告書を作成し、当該工程のタスクの全て完了していること、
及び当該工程の品質が確保されていることを報告すること。
(キ)レビュー指摘の修正内容についてはレビュー管理表をもとに確認を行い、修正内容、影
響箇所に認識の相違がないかを確認すること。
10
(ク)要件定義書に関する内容について記載の漏れが無いことを確認すること。
エ コミュニケーション管理
(ア)各工程の実施前に、当該工程における受託者側の体制を区に報告すること。また、体制
においては、指揮命令系統、連絡系統を明確にすること。
(イ)本業務契約期間中は、進捗報告、問題・課題報告のための定例ミーティングを定期的に
実施すること。定例ミーティングを実施した際には、開催日から5営業日以内に議事録
を作成し、提出した日から5営業日以内に区の承認を受けること。
(ウ)プロジェクトとしての意思決定手順を明確にすること。
(エ)問題発生時のエスカレーションルートを明確にすること。
(オ)仕様、成果物の説明会等、区との打合せについては、別途区と協議し、日程を調整する
こと。打合せを実施した際には、開催日から5営業日以内に議事録等を作成し、提出し
た日から5営業日以内に区の承認を受けること。
オ 課題管理
プロジェクト遂行上様々な局面で発生する各種課題について、課題の認識、対応案の検討、
解決、及び報告のプロセスを明確にすることを目的とする。以下に示す業務内容を実施する
こと。
(ア)積極的に課題の早期発見に努め、迅速にその解決に取り組むこと。
(イ)担当職員と状況を共有するために、起票、検討、対応、及び承認といった一連のワーク
フローを意識した管理プロセスを確立すること。
カ リスク管理
各作業工程における目標の達成に対するリスクを最小限にすることを目的とする。以下に
示す業務内容を実施すること。
(ア)技術的観点、財務的観点、進捗的観点、及び人員的観点等、または、本業務と類似する
案件で発生した問題等から、プロジェクトの遂行に影響を与えるリスクを識別し、その
発生要因、発生確率、及び影響度等を整理すること。また、発生確率及び影響度に基づ
き、リスクの優先度を決定し、それに応じた対策を行うこと。
キ セキュリティ管理
各作業工程において、セキュリティに関する事故及び障害等の発生を未然に防ぐこと、並
びに発生した場合に被害を最小限に抑えることを目的とする。
(ア)「飾区情報セキュリティポリシー」の内容を理解し、遵守すること。
(イ)
本業務において、区が保有するデータ等を庁外に持ち出す際のデータ管理ルールを示し、
承認の上実施すること。
(ウ)作業場所は、原則として受託者の事業所とする。区の施設を使用する場合には、区と協
議の上調整すること。
(エ)セキュリティに関する事故及び障害等が発生した場合には、速やかに、担当職員に報告
し、対応策について、協議すること。
(2)テスト
ア 単体テストの実施
提案者はパッケージ機能の改修・追加部分に対して、単体テスト計画書を作成し単体テス
トを実施すること。
なお、検収を行う際には責任者を定め、出荷する製品に対して責任を負うこと。
イ 結合テストの実施
提案者はパッケージ機能の改修・追加部分に対して、結合テスト計画書を作成し結合テス
トを実施すること。
なお、検収を行う際には責任者を定め、出荷する製品に対して責任を負うこと。
ウ 総合テストの実施
11
提案者は、庁舎内にて総合テストに係る以下の作業を行うこと。
(ア)総合テストのための環境整備(環境構築、データ整備等)を行うこと。
(イ)総合テストは、提案者が主体となって実施し、区の担当者がサポートする形式で実施す
ること。
(ウ)総合テスト項目として以下の項目について、テスト計画書を作成しテストを行うこと。
なお、テスト計画書に関しては事前に区の承認を得ること。
・機能テスト
・データ移行テスト
・性能テスト
・障害回復テスト
・負荷テスト
・例外テスト
(エ)データ移行の結果について、データ移行結果報告書を作成し、区に報告すること。
エ 運用テスト(試行運用)の実施
提案者は、区の担当者が行う運用テストのサポートを行うこと。
(ア)本格運用開始前に運用テスト(試行運用)を実施すること。
(イ)提案者は運用テストのための環境整備(環境構築、データ整備等)を行うこと。
(ウ)区の担当者が主体となって行うが、提案者は適切なサポートを行うこと。
(エ)運用テスト項目として以下の項目について、テスト計画書を作成すること。
なお、テスト計画書に関しては事前に区の承認を得ること。
・機能テスト
・性能テスト
・障害回復テスト
オ 受入テストの実施
受入テストについては、総合テストのテスト結果及び運用テストのテスト結果をもとに検
収を行うものとする。
(3)導入準備
ア 本システムを利用する端末への設定を行うこと。
イ 本システムを円滑に使用できるよう、本区職員に運用・操作研修及び業務リハーサルを行
うこと。また、運用・操作研修で使用するドキュメント類及び業務リハーサルのシナリオの
準備を行うこと。業務リハーサルのシナリオに関しては事前に区の承認を得ること。
ウ 現行システムからデータ移行を行うこと。
エ 本システムの操作マニュアル及び運用マニュアルを作成すること。
オ インフラ統合基盤の運用サービスと調整の上、障害発生時のエスカレーションルールを定
めること。
(4)瑕疵担保期間
瑕疵担保期間は、本システム構築委託契約終了後一年間とし、受託者は、業務を完了した後
において、業務の目的物に隠れたる瑕疵が発見された場合は、これを補修し、正常に稼働する
まで責任を負うものとする。ただし、瑕疵担保期間中に初動操作が行えないものについては、
当該初動操作が正常に稼働するまで責任を負うものとする。
12
15
サポート体制
提案者側の構築時及びシステム稼働後の保守・運用サポート体制を明確にし、体制図を提案書に記載
すること。
なお、具体的な個人名は記載しないこと。[(例)責任者:A部長、プロジェクトマネージャ:B課長]
また、各々の所属するオフィスの所在地(区市町村名のみで可)も記載すること。
図1.サポート体制図(サンプル)
13
第3
1
提案にあたっての留意事項
提案書の作成要領
(1)提案者は、
「飾区学務システム構築委託に係る提案募集要項」及び「飾区学務システム
構築委託提案依頼書」に基づき、かつ、項番3の「提案書作成指針」の「評価の視点」を
踏まえ、「作成項目」の順番に記載すること。
(2)各項目の内容は、具体的に記載し、専門用語の使用はできるだけ避けて標準的な用語を用
い、わかりやすく説明すること。
(3)本提案依頼書で、具体的に提案を指示している項目は、提案内容を詳しく記載すること。
(4)本提案依頼書で、区が提案や依頼をしている項目について、対応できないものは具体的に
該当の項番を記載し、対応不可の旨明記すること。また、プレゼンテーションの際にも必
ずその旨説明すること。特に記載が無い場合は、必要十分な対応が可能と判断する。
2 提案書目次
Ⅰ 基本的事項
1 基本事項
1.1 基本的な考え方
1.2 作業への取り組み
2 安全性
2.1 セキュリティの考え方
3 信頼性・可用性
3.1 信頼性・可用性の考え方
4 汎用性・拡張性
4.1 汎用性・拡張性の考え方
4.2 製品動向
Ⅱ システム要件
1 システム要件
1.1 システムの全体構成
1.2 仮想サーバ構成
1.3 ソフトウェア構成
1.4 他の業務システム連携
2 非機能要件
2.1 マスタ管理機能
2.2 ユーザ管理機能
2.3 運用管理機能
2.4 ユーザインターフェース
2.5 EUC操作機能
Ⅲ システム導入
1 システム導入
1.1 パッケージ機能の改修・追加の実現方法
1.2 システムテスト
1.3 システム適用
1.4 データ移行
1.5 研修
14
Ⅳ 運用保守、監視等要件
1 運用・監視要件
1.1 システム運用
1.2 システム監視
2 保守要件
2.1 システム保守
Ⅴ プロジェクトの体制、管理及びスケジュール
1 プロジェクト管理
1.1 プロジェクト体制
1.2 プロジェクト管理
1.3 スケジュール
Ⅵ その他
1 その他
1.1 開発実績
1.2 ライフサイクルコストについての考え方
1.3 追加提案
15
3
提案書作成指針
表4.提案書作成指針
作成項目
提案書作成要領
評価の視点
1.1.基本的な考
本業務の作業範囲、前提条件、特徴及
本業務にあたっての基本的な考え方や、開
え方
び長所を要約して記載すること。
発時・運用時に想定される課題とその対応策
Ⅰ 基本的事項
1.基本事項
が、具体的に示されており、本システム構築
の期待効果に合致していること。
1.2.作業への取
本業務へ取り組む方針を明確かつ的確
本業務の取組方針や本システム構築に沿っ
り組み
に記載すること。
た業務フローの設計の提案が明確かつ的確
に示されおり、区側の作業負荷軽減が考慮さ
れていること。
2.安全性
2.1.セキュリティ
開発時や運用時に担当する要員のセキ
開発時や運用時に担当する要員のセキュリ
の考え方
ュリティ教育について記載すること。
ティ教育が、カリキュラムに沿って定期的に
実施され、組織的な取り組みをしていること。
開発時や運用時の情報漏洩を防ぐため
開発時や運用時の情報漏洩を防ぐための技
の技術的な対策を記載すること。
術的な対策が、情報セキュリティを高めつ
つ、運用効率を下げない提案であること。
開発時や運用時において区のデータを
開発時や運用時において区のデータを取り
取り扱う場合の安全対策を記 載するこ
扱う場合の安全対策が、情報セキュリティを
と。
高めつつ、運用効率を下げない提案であるこ
と。
3.信頼性・可用性
3.1. 信 頼 性 ・ 可
本システムの信頼性と可用性についての
本システムの信頼性と可用性に対する考え
用性の考え方
具体的な記載や資料を掲載すること。
方が合理的であること。
提案する製品の稼働率などが示されており、
信頼性と可用性の証明がされていること。
4.汎用性・拡張性
4.1. 汎 用 性 ・ 拡
法・制度改正などシステムへの改修、機
法・制度改正などにより、システム改修、機能
張性の考え方
能追加に対する考え方について記載す
追加が発生した場合の対応が、区側の作業
ること。また、大量帳票の印刷の考え方
負荷軽減や費用抑制の提案であること。
について記載すること。
また、大量帳票の印刷を外部委託にした場
合の対応が、区側の作業負荷軽減や費用抑
制の提案であること。
利用者の増加や利用部署の拡大に対す
利用者の増加や利用部署の拡大に対する展
る展開方法、ライセンスの考え方につい
開方法、ライセンス費用が、区側の作業負荷
て具体的に記載すること。
軽減や費用抑制の提案であること。
外字の取り扱いを記載すること。
外字を住民情報共通データベースや他シス
テムと連携する場合や追加作成する場合の
対応が、費用抑制の提案であること。
4.2.製品動向
提案する製品の今後の展開、バージョン
本システムのバージョンアップ版に対する方
アップに対する考え方を記載すること。
法が、費用抑制の提案であること。
1.1. シ ス テ ム の
本システムの要件を満足する全体構成を
本システムの論理構成や物理構成につい
全体構成
記載すること。
て、図表等を用いて明確に示されているこ
Ⅱ システム要件
1.システム要件
と。
システム構成が特定のハードウェアやミドル
ウェアに拠らない構成であること。
16
1.2.仮想サーバ
仮想サーバの詳細な全体概要、構成、要
ハードウェアの全体概要、構成、要件が、図
構成
件を記載すること。
表等を用いて明確に示されていること。
提案するハードウェアが良好なレスポンスを
保つ工夫がされていること。
1.3.ソフトウェア
ソフトウェアの詳細な構成を記載するこ
ソフトウェア構成が、図表等を用いて明確に
構成
と。
示されていること。
提案するソフトウェアが良好なレスポンスを保
つための工夫がされていること。
1.4.他の業務シ
他システムとの連携について、考え方や
他の業務システムとの連携の考え方や手法
ステム連携
手法を記載すること。
が合理的であり、本システムの改修作業につ
他の業務システム構築業者に必要な協
いて、費用抑制の提案であること。
力、接続テストについて記載すること。
他の業務システム構築業者との役割分担が
論理的に、かつ、明確に示されていること。
2.非機能要件
2.1. マ ス タ 管 理
本システムで管理するマスタ情報を記載
本システムで管理するマスタ情報が、図表等
機能
すること。
を用いて明確に示されていること。
マスタ情報のメンテナンス方法が、具体的に
示されていること。
2.2.ユーザ管理
本システムのユーザ管理機能を詳細に
本システムのユーザ管理機能が、将来の拡
機能
記載すること。
張性を考慮した設計になっていること。
メンテナンス方法が、具体的に示されている
こと。
2.3.運用管理機
証跡管理、ログ管理、パッチ管理、バック
証跡管理、ログ管理、パッチ管理、バックアッ
能
アップ等の運用管理機能を詳細に記載
プ等の運用管理機能が、拡張性を考慮した
すること。
設計になっていること。
迅速な障害回復の手助けになる情報の出力
(ログ等)の出力方針が具体的に示されてい
る。
2.4. ユ ー ザ イ ン
ユーザインターフェースの考え方や取り
職員の利便性向上のため、継続的な改善の
ターフェース
組みを記載すること。
仕組みや対策等の提案が有益であること。
システムに不慣れな職員が操作できるよう
に、ヘルプ機能等のアシスト機能について有
益な提案があること。
2.5.EUC操作機
EUCの機能・操作性及び職員へのヘル
パッケージ機能にない帳票や調査に対して
能
プ体制を記載すること。
の数値把握等にEUCを使用するための機能
が明確に示されていること。また、操作性が
区側の作業負荷軽減に繋がり、図表等を用
いて明確に示されていること。
Ⅲ システム導入
1.システム導入
1.1.パッケージ
パッケージ機能の改修・追加に対する考
パッケージ機能の改修・追加をした箇所を決
機能の改修・追
え方について記載すること。法改正や区
定するプロセスが示されていること。
加の実現方法
独自の施策の追加・変更等への対応に
パッケージ機能の改修・追加を行った場合の
ついて具体的に記載すること。
変更管理に対する考え方が、区側の作業負
荷軽減や費用抑制の提案であること。
法改正や区独自の施策の追加・変更等への
対応について区の負担にならないような提案
であること。
17
1.2.システムテ
システムテストの手法や提案者と本区の
システムテストの手法や提案者と本区の役割
スト
役割について記載すること。
について、区側の作業負荷軽減を考慮した
1.3.システム適
本システムを本区の環境に適用する手
本システムを本区の環境に適用する手法や
用
法や展開方法等を具体的に記載するこ
展開方法等が合理的であり、区側の作業負
と。
荷軽減や費用抑制の提案であること。
1.4.データ移行
現行システムから本システムへデータを
データ移行の手法が合理的、かつ、データの
移行する手法を具体的に記載すること。
確保がされる内容であり、区側の負担軽減や
提案であること。
費用抑制の提案であること。
本システムで使用するデータを具体的に
本システムで使用するデータが図表等を用い
記載すること。また、いくつかのデータ項
て示されていること。
目の内容を例示して記載すること。
データ項目の内容の例示が、わかりやすく、
詳細に示されていること。
1.5.研修
研修方法(対象、内容、環境等)を具体
研修についての基本的な考え方や研修方法
的に記載すること。
が合理的であり、区側の作業負荷軽減の提
案であること。
Ⅳ 運用保守、監視等要件
1.運用・監視要件
1.1. シ ス テ ム 運
本システムの運用管理(バックアップの方
本システムの運用管理が合理的であり、区
用
法や過去データの保管方法等)につい
側の作業負荷軽減や費用抑制の提案である
て、具体的に記載すること。
こと。
1.2. シ ス テ ム 監
本システムの監視の方法を具体的に記
本システムの監視の方法が、合理的であり、
視
載すること。
区側の作業負荷軽減や費用抑制の提案であ
ること。
2.保守要件
2.1. シ ス テ ム 保
システム保守の体制や考え方、障害等
システム保守の体制や考え方、障害等への
守
への対応、インシデントの管理方法、制
対応、インシデントの管理方法、制度改正等
度改正等に対応した改修への対応等を
に対応した改修への対応などが、合理的で
記載すること。
あり、区側の作業負荷軽減や費用抑制の提
案であること。
本システムに他団体で発生した不具合、
他団体で発生した不具合や機能改善の情報
機能改善の情報共有の考え方を記載す
を共有するコミュニケーション方法が明確に
ること。
記載されていること。
本システムへの適用作業が、費用抑制の提
案であること。
Ⅴ プロジェクトの体制、管理及びスケジュール
1.プ ロ ジ ェ クト 管
1.1.プロジェクト
提案者側の体制、主担当者の氏名及び
提案者側の体制(役割分担と主な担当)、ス
理
体制
スキルについて具体的に記載すること。
キル(経験、取得資格等)が詳細に記載さ
れ、区側の作業負荷軽減の提案であること。
(担当者名は、匿名とすること)
1.2.プロジェクト
本業務のスケジュール、コスト、品質等の
本業務のスケジュール、コスト、品質等のプ
管理
プロジェクト管理の手法を具体的に記載
ロジェクト管理の手法が合理的であり、区側
すること。なお、プロジェクト管理にツール
の作業負荷軽減や費用抑制の提案であるこ
を使用する際は、ツールの使用方法を具
と。
体的に記載すること。
1.3. ス ケ ジ ュ ー
本業務のスケジュール及びスケジュール
本業務のスケジュールが図表等を用いて示
ル
に沿った作業について、提案者と本区の
され、区側の作業負荷軽減及び連携する他
役割分担を記載すること。
システム保守業者のスケジュールが考慮さ
れていること。
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Ⅵ その他
1.その他
1.1.開発実績
提案者の過去の学務システムに関する
提案者の過去の学務システムに関する開発
開発実績について記載すること。
実績に、東京都内の区市町村の自治体や本
区と同等の人口規模の自治体があること。
1.2.ライフサイク
ライフサイクルコスト低減についての提案
ライフサイクルコスト低減についての提案が
ルコスト につい
を具体的に記載すること。
有益であること。
本区にとって有益な提案があれば記載す
提案の内容が、区側の作業負荷軽減や費用
る。
抑制につながること。
ての考え方
1.3.追加提案
本区にとって有益な提案を採用する際に、追
加費用が発生しないこと。
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