特勘☆Market Report -weekly- №2016-154 特別勘定運用部 2017年1月4日 先週のポイント ・薄商いが続く中、年末に向けた利益確定売りが優勢となり日経平均は下落したものの、年間では5年連続で上昇。米金利の低下に伴い、為 替が円高・ドル安に振れる場面も見られたものの、ISM製造業景況指数等堅調なマクロ指標を背景に米ドルは反発し、週間では横ばい。 2016年3月末 日経平均株価(円) TOPIX(ポイント) NYダウ(ドル) S&P 500(ポイント) ナスダック総合指数(ポイント) ユーロストックス(ポイント) 上海総合指数(ポイント) 円/ドル(円) 円/ユーロ(円) ドル/ユーロ(ドル) WTI 原油先物(ドル/バレル) 11月30日 12月23日 1月3日 (年度始~) 2016年3月末比 (前週末~) 12月23日比 11月30日比 16,758.67 1,347.20 17,685.09 2,059.74 4,869.85 321.54 3,003.92 18,308.48 1,469.43 19,123.58 2,198.81 5,323.68 327.41 3,250.04 19,427.67 1,543.82 19,933.81 2,263.79 5,462.69 349.52 3,110.15 19,114.37 1,518.61 19,881.76 2,257.83 5,429.08 353.89 3,135.92 14.1% 12.7% 12.4% 9.6% 11.5% 10.1% 4.4% 4.4% 3.3% 4.0% 2.7% 2.0% 8.1% -3.5% -1.6% -1.6% -0.3% -0.3% -0.6% 1.3% 0.8% 112.57 128.11 1.1380 38.34 114.46 121.19 1.0588 49.44 117.33 122.66 1.0454 53.02 117.75 122.53 1.0406 52.33 4.6% -4.4% -8.6% 36.5% 2.9% 1.1% -1.7% 5.8% 0.4% -0.1% -0.5% -1.3% -0.03 1.77 0.15 1.22 1.44 0.03 2.38 0.28 1.99 1.55 0.06 2.54 0.22 1.82 1.38 0.05 2.44 0.26 1.87 1.42 0.02 0.06 -0.01 -0.12 -0.13 -0.01 -0.09 0.04 0.04 0.04 *金利は変化幅 日本10年国債(%) 米国10年国債(%) ドイツ10年国債(%) イタリア10年国債(%) スペイン10年国債(%) 先週の市場動向(内外株式) 国内株式 反落 ・年末で薄商いとなる中、為替 市場で1ドル116円台に反落す る動きに伴い、株式市場は利益 確定売りに押される展開となっ た。 ・週間では8週間ぶりの下落と なったものの、大納会の30日は 昨年末を上回る水準を維持し、 日経平均は年間では5年連続 の株価上昇となった。 0.08 0.68 0.11 0.64 -0.02 *市場が休日の場合は前営業日の数値を記載しています。 (出所)Bloomberg 外国株式 まちまち (米国)良好な経済指標を好感 するも、年末にかけ市場参加 者も少なく、持高調整や利食い 売りに押され、株価は週間で横 ばい。 (中国)年末の薄商いの中、軟 調に推移するも、市場予想を 上回った12月PMIの結果を好 感したことや新年への期待感 もあり、株価は週間で上昇。 東証33業種別騰落率 (上位) 1 精密機器 1.8% 2 その他製品 1.3% 3 医薬品 1.3% 0.9% 4 水産・農林業 5 サービス業 0.6% (下位) 1 ゴム製品 -3.9% 2 鉱業 -3.7% 3 証券業等 -3.5% 4 パルプ・紙 -3.2% 5 電気・ガス業 -3.2% S&P500業種別騰落率 (上位) 1 不動産 2 電気通信サービス 3 ヘルスケア 4 エネルギー 5 生活必需品 (下位) 1 一般消費財・サービス 2 資本財・サービス 3 素材 4 情報技術 5 公益事業 (出所)Bloomberg (出所)Bloomberg 日経平均株価 NYダウ (円) (ドル) 22,000 東証1部売買高(右軸-億株) 20,000 80 30 NY証券取引所売買高(右軸-億株) 日経平均 NYダウ 60 20,000 18,000 40 16,000 20 14,000 2015/10 1.6% 1.4% 0.5% -0.1% -0.4% -0.7% -0.6% -0.6% -0.6% -0.5% 2016/4 2016/7 20 16,000 10 14,000 2015/10 0 2016/1 18,000 2016/10 (出所)Bloomberg 2016/1 2016/4 2016/7 2016/10 0 2017/1 (出所)Bloomberg ユーロストックス 上海総合 (ポイント) (ポイント) 450 80 売買高(右軸-億株) ユーロストックス 400 4,000 上海証券取引所売買高(右軸-億株) 70 600 上海総合 60 3,500 450 3,000 300 2,500 150 50 350 40 30 300 20 10 250 2015/10 2016/1 2016/4 2016/7 2016/10 2,000 2015/10 0 2017/1 (出所)Bloomberg (出所)Bloomberg 1 2016/1 2016/4 2016/7 2016/10 0 2017/1 g g 先週の市場動向(内外金利、為替、経済指標) 国内金利 金利低下 年末にかけて薄商いの中、週前半は0.06%を挟んで小動き。2年債 入札の結果が順調となったことや、米国金利の低下、株安などを受 け週末にかけて国内金利も低下した。 米国金利 金利低下 週前半はクリスマス休暇で薄商いの中、10年金利は2.5%台後半に て推移していたが、米5年債入札や米7年債入札が堅調な結果で あったことや、株式相場の軟調推移、原油先物の下落などを受け て、2.5%を割れる水準まで金利低下した。 為替 円安ドル高 週前半は117円台半ばを中心とした推移が継続したが、米債入札の 堅調な結果を受けて金利は低下し、ドル円は116円台前半まで円高 となった。但し、3日発表の米12月製造業ISMが市場予想を上回っ たことなどを受けて118円台半ばまでドル高が進行した。 経済指標 貿易収支 全国CPI(前年比) 鉱工業生産(前月比/速報値) 期間 11月 11月 11月 予測 2,274億円 +0.5% +1.7% 実績 1,525億円 +0.5% +1.5% 判定 × × 米国 12/22 12/22 12/22 12/23 12/27 12/29 1/3 経済指標 PCEコア(前年比) 耐久財受注(前月比/速報値) 新規失業保険申請件数 新築住宅販売件数 消費者信頼感指数 新規失業保険申請件数 ISM製造業景況指数 期間 11月 11月 12月17日 11月 12月 12月24日 12月 予測 +1.7% -4.8% 25.7万件 57.5万件 109.0 26.5万件 53.8 実績 +1.6% -4.6% 27.5万件 59.2万件 113.7 26.5万件 54.7 判定 × ○ × ○ ○ ○ 欧州 12/19 経済指標 独IFO企業景況感指数 期間 12月 予測 110.6 実績 111.0 判定 ○ 中国 1/3 経済指標 Caixin中国製造業PMI 期間 12月 予測 50.9 実績 51.9 判定 ○ ※ 判定は、事前予想よりポジティブであれば ○ 。 日米10年国債金利 0.6 日本 12/19 12/27 12/28 為替 (%) (%) 130 3.0 (円) (円) 円/ドル 125 0.3 2.5 0.0 2.0 -0.3 米国10年国債(右軸) 2016/1 2016/4 2016/7 2016/10 (出所)Bloomberg 130 110 125 105 120 100 115 1月 2月 3月 4月 5月 6月 55 50 45 ISM製造業景況指数 2012 予想 53.8 2013 2017年の注目ポイント 2014 2015 2016 時期 地域 1月 米国 米次期大統領・副大統領就任式 ◎ 2月 米国 施政方針演説、予算教書 ◎ 米国 連邦債務上限引き上げ期限 〇 中国 5月 フランス - 110 2017/1 2.16 0.85 0.89 1.52 0.14 1.03 7月 8月 9月 10月 11月 12月 0.30 0.29 -0.58 -0.35 0.96 1.65 今年も政治が相場の波乱要因 ■2017年の政治・経済関連イベント オランダ 2016/10 1月のアノマリー(経験則)が生じる理由 ・機関投資家による年末の換金売りの反動で年始に買い戻しが入る ・海外投資家のクリスマス休暇による買い減少の反動 ・偶発的なアノマリーが定説化し、それを信じてポジション取りをする人が増加 等 実績 54.7 (出所)Bloomberg 3月 2016/7 1950年 ~ 2016年までのTOPIXの平均月次騰落 (%) 月 騰落率 率 月 騰落率 60 2011 2016/4 先週の経済指標2 1月のアノマリー ~ 年初の株価は上昇しやすい ISM製造業景況指数 イベント 注目度 オランダ総選挙 ◎ 中国共産党全国代表大会 △ 仏大統領選挙決選投票 ◎ OPEC総会 ○ 8月 ドイツ ドイツ連邦議会選挙(~10月まで) ◎ 12月 韓国 韓国大統領選(※任期満了の場合) △ ■2017年も「政治の年」 ・2016年は英国のEU離脱やトランプ米大統領の誕生等予想外の結末が相次ぎ、政治的には 転換点を迎えたと評される。 ・2017年も年前半に重要な政治イベントが多数控えているが、昨年同様体制転換を促すよう な結果となれば、市場が大きく動揺する可能性に留意したい。 ■各国政治の注目ポイント 米国:大統領就任式、施政方針演説、米連邦予算編成 ・トランプ新大統領の大胆な政策は、議会を握る共和党の政策方針と相容れない点も多く、 既得権益層の相応の反発も想定される。安定的な国政の舵取りのために周囲との歩み寄り も求められる中、就任後の施政方針発表で改革姿勢をどこまで維持するのか、また議会の 予算編成にどれほどトランプ新大統領の意向が反映されるのかに注目が集まる。 欧州:仏大統領選挙、独・蘭総選挙 ・欧州では難民による断続的なテロ行為を背景に大衆の排外主義・EU批判が高まっている。 重要な国政選挙を控え、独仏蘭ではポピュリズム的な右派政党が攻勢を強めており、各国 政権与党が体制を維持できるかが焦点となろう。 今後の見通し ■財政拡張期待による先高観を下支えに底堅い展開が持続 ・2017年は欧米政治動向の他、米国の利上げが市場心理の圧迫要因として懸念されるも のの、新興国景気の持ち直し、日米英先進国の財政拡張等を背景に株式の先高観は根 強く、特に年前半は底堅い展開が継続する公算が高いと考えている。 ・期待先行のトランプラリーはやや沈静化し、年末の日本株は利益確定で調整したもの の、テクニカル的には過熱感が和らぎ買いが入りやすい地合い。また、海外投資家の買い 越しが継続していることに加え、下押しする局面では日銀によるETF買いも控えており、需 給環境は良好。利食いの動きは短期的と見ている。 ・為替はこれまで日米の金利差拡大、投機筋による急速な円の売り持ち転換で円安・ドル 高が加速。1月末にかけての決算シーズンでは、輸出関連企業中心に円安効果による好 決算が期待されよう。 ※ ※ ※ ※ 2016/1 (出所)Bloomberg 先週の経済指標 12月 米国ISM製造業景況指数 4ヶ月連続で上昇、景況感の改善が継続 65 40 2010 135 115 95 2015/10 1.0 2017/1 145 140 円/ユーロ(右軸) 120 1.5 日本10年国債 -0.6 2015/10 (出所)Bloomberg 今週・来週の注目イベントなど 日付 国 イベント 1/4 1/5 1/6 欧 12月 消費者物価指数(前年比) 米 FOMC議事録 米 12月 ADP雇用統計(千人、前月比) 12月 ISM非製造業景況指数 米 12月 非農業部門雇用者数変化(千人) (出所)Bloomberg等 現時点での市場見通しを示したものであり、当社の投資方針と必ずしも整合するとは限りません。 本資料は当社が情報提供を目的に作成したものであり、保険募集を目的とするものではありません。 データの一部は当社が信用できると判断した情報源より作成しておりますが、正確性・完全性について当社が保証するものではありません。 最終ページのご連絡事項についてよくお読み下さい。 2 予測値 1.0% 175 56.7 180 お問い合わせ先:特別勘定運用部 TEL 050-3780-1007 特別勘定特約に関する重要なお知らせ ※本お知らせは保険業法第300条の2に準用される金融商品取引法第37条に基づき、特別勘定特約に関して表示すべき広告等規制に関し て記載するものです。 【手数料について】 ・特別勘定特約に関する手数料(付加保険料)は、当社が引受けるご契約者の年金資産(責任準備金)のうち特別勘定部分 の経過責任準備金を各口ランクごとの金額に分け(円貨建株式口は1型・2型を通算)、それぞれに所定の手数料の率を 乗じて得た金額の合計額を毎年ご負担いただきます。 ・以下の手数料率表については、経過責任準備金ランクの上限および下限のみ記載しております。 ■手数料率表 ●確定給付企業年金保険 ●厚生年金基金保険(Ⅱ) 外貨建 外貨建 外貨建 円貨建 外貨建 円貨建 円貨建 公社債 外貨建 株式口 株式口 短期 第2 債券 株式口 公社債 総合口 公社債 株式口 口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口 総合口 総合口 ハ ゚ ッシフ ゙ 口 口 1・2型 型 ヘッジ型 型 型 手数料上限 (1,000万円以下の部分) 0.600% 0.600% 0.590% 0.450% 0.700% 0.400% 0.750% 0.750% 0.800% 0.500% 0.800% 0.050% 手数料下限 0.220% 0.210% 0.155% 0.230% 0.110% 0.230% 0.230% 0.240% 0.210% 0.240% 0.050% (500億円超 の部分) ●厚生年金基金保険 0.220% 外貨建 外貨建 外貨建 円貨建 外貨建 円貨建 円貨建 公社債 外貨建 株式口 株式口 短期 株式口 第2 債券 公社債 公社債 株式口 総合口 口為替 株式口 ハ ゚ ッシフ ゙ 新興国 資金口 ハ ゚ ッシフ ゙ 総合口 総合口 口 口 1・2型 型 型 ヘッジ型 型 手数料上限 (10億円以下の部分) 0.440% 0.440% 0.430% 0.330% 0.520% 0.400% 0.550% 0.550% 0.600% 0.500% 0.600% 0.050% 手数料下限 (500億円超 の部分) 0.220% 0.220% 0.210% 0.155% 0.230% 0.110% 0.230% 0.230% 0.240% 0.210% 0.240% 0.050% ※手数料=各口の(経過責任準備金の各ランクに当たる金額×所定手数料率)の合計 ※消費税は別途申し受けます。 ※上記のほか、資産運用の過程で売買の際に発生する売買委託手数料や、売買委託手数料に関する消費税に相当する金額、先物取 引・オプション取引等に要する諸費用を運用費用の一部として間接的にご負担いただきます。なお、売買委託先、売買金額等によって 手数料率が変動する等の理由から、これらの計算方法は表示しておりません。 ※運用効率の観点等から投資信託による運用を行う場合、投資信託に係る信託報酬を運用費用の一部として間接的にご負担いただき ます。なお、信託報酬については投資信託の運用会社や投資対象資産によって手数料率が異なる等の理由から、計算方法を表示し ておりません。ただし、第2総合口および債券総合口における私募投資信託の手数料については、「ご契約のしおり」をご覧願います。 ※上記の手数料には、一般勘定(主契約)の付加保険料、制度管理等に係る各種業務委託費、年金数理人費は含まれておりません。 【特別勘定特約 第2総合口の投資対象について】 第2総合口では、リスク分散を高度に行うために新興国国債、新興国株式、REIT(不動産投資信託証券)を投資対象とする ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内 申しあげます。 【特別勘定特約 債券総合口の投資対象について】 債券総合口では、リスク分散を高度に行うために先進国国債(日本含む)、新興国国債、グローバル社債を投資対象とする ため私募投資信託を用いて運用を行います。投資対象の詳細については、「ご契約のしおり」および別途資料にてご案内 申しあげます。 【損失発生リスクとその発生理由】 ・特別勘定特約は、一般勘定(主契約)の責任準備金(保険料積立金)の一部を特別勘定で運用し、この運用実績を直接、 責任準備金(保険料積立金)に反映させる仕組みの商品です。 ・特別勘定は、国内外の公社債、株式等を運用対象とするため、「株価の下落」「金利の上昇による債券価格の下落」「円高 による外貨建資産価値の下落」等といった投資対象資産の価格下落リスクは責任準備金(保険料積立金)の下落要因と なります。資産運用の結果は、その損失も含めてご契約者に帰属します。 ・経済情勢や運用成果のいかんにより高い収益を期待できる反面、元本(特別勘定に投入された保険料の合計額)の保証 はなく、運用実績が元本を下回ることがあり、損失を生じる可能性があります。 【ご留意事項】 ・特別勘定における資産運用の成果がご契約者の期待どおりでなかった場合でも、当社または第三者がご契約者に何らか の補償、補填をすることはありません。 ・特別勘定での運用にあたっては、ご契約者が特別勘定の特徴を十分理解した上で、ご契約者の判断と責任において行わ なければなりません。 第一生命保険株式会社 東京都千代田区有楽町1-13-1 電話 03(3216)1211(大代表) 3
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