広島市では、平成28年12月末まで、小学校就学前のお子さん又は小学 1・2 年生の発達障害のあるお子 さんを対象に、保険診療にかかる医療費の一部を補助してきました。平成 29 年 1 月 1 日から、市の補助金 を増やし、対象年齢を大幅に拡大するとともに、受益者負担の考え方により安定的かつ持続可能な制度運営を 行うため、一部負担金の見直しを行いました。 この制度改正に伴い、小学 1~3 年生(約 2.8 万人)、小学 4 年生~中学 3 年生(約 5.9 万人)が新たに医 療費補助の対象となります。また、これまで補助対象であった未就学児(約 6.8 万人)のうち、一部の比較的 高い所得区分(基準額は所得 295 万 2 千円(被扶養者 1 人につき 38 万円などを加算した額))の世帯(約 1.7 万人)では、 通院の一部負担金の上限額が上がりますが、中学 3 年生までの全体でみると、保護者の負担はこれまでより減 少します(残りの世帯(約 5.1 万人)では、一部負担金は変わりません)。 【対象年齢の拡大、一部負担金の見直しにかかる変更点】 1.対象年齢の拡大 改正前(平成 28 年 12 月末まで) 改正後(平成 29 年 1 月以降) 広島市に住民票がある 広島市に住民票がある ・入院・通院とも、小学校就学前の子ども 又は ・入院については「中学3年生」までの子ども 小学 1・2 年生の発達障害のある子ども ・通院については「小学3年生」までの子ども ※ 所得制限額未満の場合に対象 ※ 所得制限額未満の場合に対象(改正前と同額) 2.一部負担金の見直し 改正前(平成 28 年 12 月末まで) 初診料算定時1日 500 円を限度 (月 4 日まで) 通 院 改正後(平成 29 年 1 月以降) 1 保護者の所得額が基準額未満の場合 初診料算定時1日 500 円を限度(月 4 日まで) 2 保護者の所得額が基準額以上の場合 (1) 就学前の子ども 1 日 1,000 円を限度(月 2 日まで) ※初診料算定時に限らない。(初診時・再診時ともかかります) (2) 小学1~3年生 1 日 1,500 円を限度(月 2 日まで) ※初診料算定時に限らない。(初診時・再診時ともかかります) (3) 第三子以降の子ども 初診料算定時1日 500 円を限度 (月 4 日まで) 入 一部負担金なし 院 一部負担金なし(変更なし) ※ 所得制限額及び一部負担金の基準額などについては、裏面をご確認ください。 ・一部負担金は、1医療機関等ごとに支払います。 ・歯科診療及び歯科診療以外の診療を併せて行う医療機関等については、歯科診療及び歯科診療以外の診療 ごとに、それぞれ別個の医療機関等とみなします。 ・保険薬局で処方箋に基づき薬剤の支給を受けた場合、または指定訪問看護、あん摩マッサージ指圧・はり・ きゅう・柔道整復の施術を受けた場合は、一部負担金を支払う必要はありません。院内処方の医療機関と院 外処方の医療機関で、一部負担金が異なる場合があります。 ・平成 28 年 12 月 31 日までに乳幼児等医療費補助制度の対象となっている未就学児の方は、受給者証の 更新により、一部負担金が変更となる場合があります(受給者証の更新までは、所得にかかわらず、改正前の一 部負担金のまま)。 ・平成 28 年 12 月 31 日までに乳幼児等医療費補助制度の対象となっている発達障害児の方が引き続き対 象者となる場合、小学3年生から一部負担金が変更となる場合があります(小学 2 年生の終わり(3 月 31 日) までは、所得にかかわらず、改正前の一部負担金のまま)。 ・ 「第三子以降の子ども」とは、中学3年生までのお子さんを数えた場合の3番目以降の子どもとなります。 (中学3年生までのお子さんが3人以上いて、そのお子さんの中に、別居扶養により住民票が異なるお子 さんがいる場合は、別途申立書が必要になります。 ) ※裏面もご確認ください※ 【所得制限額及び一部負担金の基準額】 ・所得制限額(制度の対象となる所得額)及び一部負担金の基準額(一部負担金の上限額が変わる所得額) は、次表に掲げる額となります。 ・保護者(生計中心者)の前年の所得(お子さんの誕生日が1月1日~6月1日の場合は前々年の所得) が所得制限額未満の方がこども医療費補助制度の対象になります。 扶養親族等の数 所得制限額 0人 532万円 295万2千円 1人 570万円 333万2千円 2人 608万円 371万2千円 3人以上 老人控除対象配偶者 又は老人扶養親族の場合 一部負担金の基準額 1 人につき 38 万円を加算 1 人につき 38 万円を加算 1 人につき 6 万円を加算 1 人につき 6 万円を加算 【控除額】 ・次表のような各種控除がある場合は、所得金額からそれらを控除した額を所得額とします。 区 分 控除額 障害者控除 27万円 特別障害者控除 40万円 寡婦・寡夫・勤労学生控除 27万円 寡婦(特例)控除 35万円 雑損・医療費・小規模共済等掛金 ※その他、社会保険料相当額として 一律 8 万円が控除されます。 該当控除額 【申請について】 広島市に住民票があるお子さんで、入院は「中学3年生」まで、通院は「小学3年生」までのお子さんにつ いて、医療費補助を受けようとする場合は申請が必要です。 (ただし、生活保護、重度心身障害者医療費補 助やひとり親家庭等医療費補助の対象の方は、申請は不要です。 ) 各区保健福祉課または各出張所に以下の書類等をお持ちのうえ、申請してください。 ① 健康保険証(お子さんの名前が記入済みのもの) ② 印鑑(朱肉を使用するもの) ③ 市町村長が発行した所得証明書(※) ※ 保護者または配偶者が広島市に転入してこられた場合は、所得証明書が必要です。(配偶者が税法上の扶養に入っていない場合は、 配偶者の所得証明書もあわせて必要です。)詳しくはお問い合わせください。 【 お 問 い 合 わ せ 先 】 広島市 中区 保健福祉課児童福祉係 ℡504-2569 安佐南区 保健福祉課児童福祉係 ℡831-4945 東区 保健福祉課児童福祉係 ℡568-7733 安佐北区 保健福祉課児童福祉係 ℡819-0605 南区 保健福祉課児童福祉係 ℡250-4131 安 芸 区 保健福祉課児童福祉係 ℡821-2813 西区 保健福祉課児童福祉係 ℡294-6342 佐 伯 区 保健福祉課児童福祉係 ℡943-9732 健康福祉局 保険年金課福祉医療係 ℡504-2158 、メール [email protected]
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