糖尿病診療に係る かかりつけ医研修会 - 富山県医師会

糖尿病診療に係る かかりつけ医研修会
〜糖尿病重症化予防を目指して〜
【開催日時】
高岡会場
H29 年 1 月 14 日(土)午後 4 時~午後 7 時
高岡市ふれあい福祉センター
富山会場
高岡市博労本町 4-41
TEL 0766-21-7888
H29 年 1 月 15 日(日)午前 10 時~午後 1 時
富山県医師会館
富山市蜷川 336
TEL 076-429-4466
糖尿病患者さんの管理はかかりつけ医にとって悩ましい問題です。健診での未受診、血糖コント
ロール不良、治療中断など、糖尿病は適切な管理をしなければ重症化し、合併症が増加します。今
年度から糖尿病重症化予防と医療費抑制の観点より、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議、厚生
労働省が連携して糖尿病性腎症重症化予防対策が始まります。我々かかりつけ医にも対応が求めら
れると思われ、富山と高岡の2会場で研修会を企画いたしました。医師のみでなく、保健指導に係
る保健師や看護師、行政の方にも参考になると思いますので是非ご参加ください。みなさまのご参
加をお待ちしております。
<内容・プログラムは裏面に記載>
1.富山県糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて
現在策定中の富山県での糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて、県厚生部から説明していた
だきます。
2.教育講演
かかりつけ医の糖尿病管理の向上を目指して、糖尿病専門医から糖尿病診療のポイントをアドバイ
スしていただきます。新しい管理指針、外来診療での食事運動指導の工夫、専門医の勧める糖尿病薬
の使い方など説明していただく予定です。
3.特別講演 「埼玉県における糖尿病腎症重症化予防の取り組み」
国の糖尿病性腎症重症化予防プログラムのモデルになった埼玉県の取り組みを中心になって活動
され、また学術的にも糖尿病腎症のオピニオンリーダーである埼玉医科大学かわごえクリニック 片
山茂裕先生をお招きして講演していただきます。
<申込方法>
本研修会へ参加ご希望の方は下記にご記入のうえ、事前に FAX(076-429-6788)または
E-mail([email protected])にてお申込み下さい。参加費は無料です。
富山県医師会 行き
(FAX 076-429-6788)
糖尿病診療に係る かかりつけ医研修会 ~糖尿病重症化予防を目指して~
 高岡会場:1/14(土)
 富山会場:1/15(日)
(いずれかに✓をつけてください。両日の参加も可能です。
)
所 属
職・氏名
職・氏名
職・氏名
1.富山県糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて(15 分)
富山県厚生部
2.教育講演(30 分×2 名)
「重症化予防を目指した糖尿病診療のポイント-食事運動療法・薬物療法、働く世代の糖尿病管理-」
司会 富山県医師会常任理事(富山県糖尿病対策推進会議担当) 井川 晃彦
〔高岡会場〕
南砺市民病院内科部長
手丸
理恵
先生
時間に追われて働く世代の糖尿病患者さん達にとって、食事療法は無理矢理指導される、運動療法も時間の無い
中で無理矢理やらされている感があり、どちらも楽しくないようです。今回、お節介的な指導から「受け入れられ
る食事療法、続けられる運動療法」を成功体験をゴールとして提示します。
大沢内科クリニック院長
大澤
謙三
先生
「旧世代の 2 型糖尿病治療からの脱皮」
エビデンスの蓄積、新薬の登場などにより、2 型糖尿病の薬物療法にはパラダイムシフトが生じた。しかし依然
として病診連携の場で、患者側の問題よりは、医療側が患者個々の病態や生活の多様性への配慮に乏しい旧来の治
療法に安住しているが故のコントロール不良例に出会う。メトホルミンおよび SU 剤の使い方、薬物併用療法、イ
ンスリンや GLP-1 アナログなど注射薬の導入など、開業医が更新し獲得すべき治療技術について解説する。
〔富山会場〕
黒部市民病院糖尿病・内分泌内科部長
吉澤
都
先生
戦後の生活習慣の変化(食生活の欧米化、便利な家電や自家用車の普及に伴う運動量の低下等)により 2 型糖尿
病が増加しました。では過酷な現代社会を生きる日本人にとってはどのような生活習慣が好ましいのでしょうか?
食事運動療法は糖・脂質代謝の改善、運動・呼吸循環機能の向上に有用であることは衆目の一致するところです。
食事運動療法の指導のコツについて、糖尿病診療ガイドライン 2016(日本糖尿病学会編)
、富山県糖尿病診療指針
に準じてお話しいたします。
浦田クリニック副院長
朝日
寿実
先生
日本における糖尿病患者は増加の一途をたどっている。そして患者の高齢化が著しく進んでおり、腎機能、肝機
能などをも包括した「フレイル(frailty)」という視点からのアプローチが重要となる。一方、若年患者においては
未治療や治療中断の割合が高く、治療を受けている場合でも血糖コントロールが不良な症例が少なくない。数多く
の血糖降下薬の登場により糖尿病治療の選択肢が拡がったものの、使用する際には患者の意向を汲み、個々の病態
を評価することが重要である。薬物療法を通して「患者を中心としたケア」
「個別化治療」をいかに行えるかを概
説したい。
3.特別講演(60 分)
座長 〔高岡会場〕富山大学医学部第一内科診療教授
〔富山会場〕富山県立中央病院内科(内分泌・代謝)部長
薄井
勲 先生
臼田 里香 先生
『埼玉県における糖尿病腎症重症化予防の取り組み』
埼玉医科大学かわごえクリニック院長/埼玉医科大学名誉教授
主催:富 山 県 医 師 会
片山 茂裕
先生